2011年12月23日金曜日

著作権料払わず生演奏ダメ…楽器の使用差し止め

ホント、司法もクソだな。もっと他にやることがあるだろうと。それよりも、もっと注目しなきゃいけないことが、JASRACの尻に火がついたことだと思います。音楽市場のジリ貧ぶりは、歌手がカスになって、You tubeなどのインターネットの普及とデジタル技術の普及によって一般人がほぼタダのコストで音楽を手に入れることができるようになったことがあるんじゃないかと思っています。いままでは、口を空けているだけで、お金がドボドボ流れてきましたが、予想以上にすさまじい市場縮小で、なりふり構わぬ手段に出てきたって感じがしますね。

さらに、見逃してはいけないことは、10年ほど前には、受益者がタダで入手できて「CD買うの馬鹿くせーよな」と言う風潮ができてしまい、それがどんどん拡大してきました。そして、それがスパイラルで、曲を作る側にお金が入らなくなり、コストを削減するようになって、クソみたいな曲ばっかになってしまいました。

お金はまわりまわるもので、音楽市場の激減だけでなく、様々な分野も同時に、市場が縮小・・・・・。枝葉末節の議論だと思っていたものが、実は複雑に繋がりあっていて、すべてが同じロジックで、密接に繋がっていたとは、最近気づきました。みんな繋がっているんだなーと。

若者が貧乏になるだけでなく、日本国民が貧乏になったのも、原因は探していくと、たった一つなんですね。デジタルは、「ゼロと1」ですべてを表現します。そう、アナログ的な中間がないんですよね。「オンかオフ」しかないと。メリハリがあっていいじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、究極的には、超大金持ちと超貧乏の二極化がものすごい勢いで進んでいるわけですね。世界はみんな繋がっていますし、今は、ホントお金が簡単に国境を越えちゃいますし、お金の奴隷になった人は、道徳心をなくしちゃう人が結構多いですからね。

新興国で中間層がこれからどんどん伸びると言われていますが、貨幣経済、極度に進行した資本主義は、あっという間に中間層をなくしてしまうと思っています。


●著作権料払わず生演奏ダメ…楽器の使用差し止め
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20111223-OYT1T00153.htm

日本音楽著作権協会(JASRAC)は22日、著作権使用料を支払わずに、同協会が管理するエルビス・プレスリーなどの曲をバンドで生演奏して営業しているとして、京都・祇園のライブハウスに対し、演奏禁止や同店が所有する楽器の使用差し止めの仮処分を京都地裁に申し立て、認められたと発表した。

 同地裁は同日、使用差し止めの仮処分を執行、ギターやドラムなどの楽器約20点を使用禁止にした。

 同協会によると、記録が残る1996年度以降、音楽作品の著作権侵害を巡り、機材などの使用を差し止める仮処分の執行は、生演奏形態の店は実態が把握しにくいこともあり、全国で21件(うち近畿地方は6件)にとどまっている。一方、スナックなどのカラオケ使用店は540件に上る。

(2011年12月23日14時41分 読売新聞)

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