2012年1月31日火曜日

世界の非鉄金属の指標LME【London Metal Exchange】





世界の金属の取引の指標といえば、ロンドンにあるLMEです。ここでは、銅、アルミ、ニッケル、亜鉛、すず、鉛のいわゆる非鉄金属の取引が行われており、少し前にはプラスチックやH鋼などの取引も始まったようです。上海の取引が最近は増えていますが、まだまだ歴史的にLMEの存在は極めて大きく、ここで決まった値段が世界の指標となっています。

今は、世界の資源大手がやりたい放題やってますんで、ここらで、市場サイドがこのようなことをしないと、どんどんと資源大手はツケあがりますからね。特に商品市場は、株式市場の100分の1とか、1000分の1とかの市場規模ですので、ちょっとした買占めですぐに値段が上がってしましますから。ホント、ビックリマンチョコレートなんかの買占めみたいな大人買いとは訳が違うんですから、ここんところは、寡占・独占を許させないようにしないといかんですね。まぁ、私がセブンシスターズのような立場だったら、考え方も全く違ったものだったんでしょうけど、立場的には飼い犬に近いぐらいの弱い立場ですから(笑 

このLMEは以前、入ろうとしたら、アポイントメントを取っていないから駄目だと入館を拒否された事があります。HPを見ると確かに、アポイントメントの案内があります。「あちゃぁ」。それにしてもこのHPとってもお洒落です。それから場所も、シティのロイズやスイスReの本店の近くにあって石造りの建物がとっても重厚で迫力があるんです。 このあたりも、だいぶ風情のないビルができて、SwissReとかロイズのような再保険会社の奇抜なビルが嫌でも目に付きます。


●LMEのHP 
 http://www.lme.com/

2012年1月29日日曜日

「水は高きより低きに流れ、金は低きより高きへ流れる」【華僑の格言】

世界三大商人(ユダヤ、インド、華僑)と言われる華僑ですが、東南アジアでの華僑の存在感は本当にスゴイですね。本家の中国でも、鼻ホジ型(鼻くそほじり型)のビジネスモデルの棚ボタ型と言ったら良いんでしょうか、「やったもん勝ち」のスタイルのものが結構多いですね。基本は雁行型のいわゆるキャッチアップ型と呼ばれるもので、欧米や日本などの先進国のビジネスモデルをそのままパクって人件費の安さとスケールメリット(規模の利益)で一気に追いつくパターンです。基本は、品質が悪くても、安ければ、供給を上回る需要があったため、結構売れちゃったんです。そもそも国外からの供給がありませんでしたし、できたとしても関税とか色んな障壁がありますから。今の目先はよくとも、今のツケが5年、10年後に必ず歪としてでてくると思っています。 人口ボーナスから人口オーナスの時代に東南アジア地区も突入しますし。これから高度成長と思った瞬間に人口オーナスに入り、今の日本が苦しんでいる少子高齢化の問題に直面します。中国なんか、人口構成が歪みまくりで一人っ子政策などもあったお陰で、ある時期を越えると、日本なんか比べ物にならないスピードで高齢化が進みます。はい、私が何度も言っている、「全ての組織と言う組織は、ピラミッド構造じゃないと成り立たない」という法則です。見た目に安定感が悪いって言うのは、そういうことなんですよ。世の中の実際の不安定感にも繋がると。

発展途上国の品質の悪さは、赴任したことがあるヒトでしたらわかりますが、シャープの芯ですら、バキバキ折れて使い物にならず、キングファイルも、破れまくり、金具が外れまくりで目も当てられないんですよ。これが車とかの高度な工業製品だったら、もっと顕著にわかります。その点、日本人はクソ真面目に、過剰品質のものを作ってきたので、本当に壊れないんです。私も10年選手が結構いますが、1年選手以下を探すのが難しいぐらいです。衣服でも、パンツなんかでもユニクロなんですけど5年ぐらい履いているものがありますからね。鬼のパンツと言ってもいいぐらいのパンツです。それくらい品質が高いです。中学の頃は、変に、ユニクロは安い、そしてアメリカブランドはカッコいいとかいうかぶれたところがあったんですが、それも二年になったら、すぐに変わりました。だって、ヘインズのTシャツやパンツは、すぐに襟がだらーんとなって、パンツもゴムが馬鹿になるんですが、ユニクロは劣化が殆どありません。しかし、ある日突然、擦り切れた部分に亀裂が入って破れるというような本当に経年劣化の現象しか起こらないのは本当に驚きましたから。これは、フランス製でもそうです。イギリスの背広の語源になったというセビルローで買ったシャツでも、ホント駄目駄目で、やっぱり、日本製がいいなーとつくづく思います。

話がいつもの如くまた、それましたが、どんな優れた技術でも、二匹目のどじょうを狙って、それを真似する人が必ず出てきて新製品が高い利益利を誇っていても、それが収斂するというのが、「水は高きより低きに流れ」と言う言葉であり、あとは、一つのものには一つの値段しか付かないという「一物一価」に流れ着くと私は思っています。いま、グローバル化でそれが起こっているのが労働力の平準化ですね。リカードか誰かが言った理論だったと思うんですが、安い労働力が、高い労働力の国に流れて、それが均衡すると。商品についてもそれがいえ、今は、為替がその不均衡をある程度是正してくれています。ところが、この流れとは逆に、金持ちのハムスターはどんどん太っています。そうなんです、お金の流れは逆なんですね。「お金がお金を産む」、「お金がお金を稼ぐ」とでも言ったら良いんでしょうか、「金利」とは寝て、鼻くそをほじっているだけで、お金が増えるんです。スゴイですね。100億で、金利が1%だとしたら、年間1億も増えるんです。これがあ、高金利の国だったらどうでしょうか?5%だったら、5億です。 「水は高きより低きに流れ」、「金は低きより高きへ流れる」とは言いますが、本当に原則は、高いところから低いところへ、水も温度も移る訳ですが、何故かお金だけは、低いところから高いところへ流れます。お金がお金を生むというのは、ある程度の金額にならないとわからないことですが、あるところを境目に爆発的にお金が増えている人をみるとやっぱり、これなんだなーと思いますよ。宝くじなんかは、貧乏人に対する税金と言われますが、貧乏人が搾取されて、どんどん金持ちに流れているんですよね。あと金利も、低いところから高いところへ流れるんですけど、やっぱりインパクトとしては、搾取の方がとてつもなく大きいなと思います。特に発展途上国は露骨ですもん。世界三大文明の発祥の地である中東辺りは、偉大な文明を作った場所なのに結構???な人が多いですけど、上層部は本当に頭が切れる人が多いですけど、そういうことかと思いました。

それに、相続税もなかったらどうでしょうか?発展途上国は、一度金持ちになったら、なかなか没落しないと言われていますが、まさにこれがあるのといつも私が言う、愚民政策と貧民政策によって多くの人から搾取できるピラミッド構造があるからです。日本の経済は、人口の構成がまさにピラミッド構造だったので鼻ホジ型のモデルが90年代の前半まで維持されてきましたが、サル内閣になってから、それが一気に駄目になってしまいましたね。

あと、マーフィーの法則を読んでいて知ったのですが、聖書の福音書ルカ伝19章26節に「あなたがたに言うが、おおよそ持っている人には、なお与えられ、持っていない人からは、持っているものまでも取り上げられるであろう。」と言う言葉があり、「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」と言う項目があり、驚きました。自己啓発本って、表現は微妙に違いますが、基本的に言っていることって皆同じなんですよね。マーフィーの法則も、引き寄せの法則も、ナポレオンヒルも、そしてまるかんというサプリメントで有名で高額納税者でよく長者番付にでてきた斉藤ひとりにしても。みな、共通するのは潜在能力を使うっていうこと。引き寄せの法則の「ザ・シークレット」じゃないですけど、成功者はこれを知っていてか、本能的にか効果的に利用してきたってことなんですよね。世の中に腐るほど自己啓発本は出ていますが、それを活用できていない人が多いことをみるとやっぱり、多くの人は途中で投げ出しちゃうんだなと思いました。ダイエットや英会話みたいなもんですねw

【過去の関連日記】
2012年5月02日
愚民政策にしても、徐々に馬鹿にしていくというのがポイントですが、いろんな宗教を見てみると、何百年、千年、二千年という歴史をかけて、矛盾をなくしていく完成された理論というのがまたスゴイと思います。とは言っても、科学では証明 ...

2012年1月28日土曜日

日本の新幹線の技術 【TGVと比べてもその差は大きい】

フランスに行ったときにTGVにのりましたが、一言で言うとうんこということです。新幹線みたいに思いっきりかっとばすかと思いきや、本気で走れる区間は限られており、乗り心地も突き上げが相当あり、かなり不安定です。一番、頭に来るのが、座席ですね。車体の横幅が相当狭いと言う事もありますが、高い金を払っているのに、知らない人間と向かい合って座るシートなど、本当にホスピタリティの面でも日本の新幹線にはとてもかなわないなと。

日本の新幹線の何がすごいかと言うと、確かに全車に駆動装置がついており、TGVのような牽引車的なものではないことからスムーズな加速・減速ができることなどそうなんですけど、日本の土建屋の技術が素晴らしいと言う事ですね。フランスなんかは、農村の畑の中を疾走するような光景が殆どですが、日本ですとトンネルや橋などが多く、その建設の誤差と言えば、スゴイレベルで、しかも品質も世界一級品だと思っています。トンネルなんかも日本の長大トンネルは素晴らしいですよ。私は、「トンネルと地下」と言う雑誌、いわゆる「トンチカ」が愛読誌だったのですが、日本の土木技術者が積み重ねてきた技術と言うのはすごいなと。新幹線の熱海の区間にある丹那トンネル、八甲田トンネル、大清水トンネル、飛騨トンネルの話をみるとぐっと来るものがあります。

個人的にはTBMをつかった地下鉄なんかでよく使われるシールドマシーンを使ったトンネルより、山岳トンネルと呼ばれる、山に掘るトンネルが好きなんですよね。と言っても、飛騨トンネルなんかは、TBMで掘ったもので、つちかぶりがあまりにも大きかったため、シールドマシーンが押しつぶされてしまったりと・・・・。土木とは、名前の通り、土と木などの自然との戦いであり、いわゆる「経験工学」という自分の手足で稼いだ経験が直結する分野です。新幹線の車両技術や制御、信号の技術もすごいのですが、トータルとして、土木技術も含めたものをみると感動すらしてしまいます。その悪い例が台湾新幹線ですね。信号などの技術や土木技術などがセットとして生かせなければ、新幹線の技術はその価値がないと思っていましたが、案の定、韓国の現代建設などが手抜き工事をしたり、欧州の信号業者のシステムがクソだったり・・・・・。そんなことで、パッケージでやらんといかん訳ですよね、こういうのは。ある意味、車と似ているんじゃないかと思います。

中国は、日本の技術とドイツの技術をぱくって強引に新幹線を開業させたようですが、新幹線は何十年にも渡る運用の実績、また、改良によって成り立っているもので、ノウハウも技術の蓄積もない段階でいきなりこんなことをやっても成功するはずがありません。隠蔽工作とかバンバンでるでしょうが、本当にこういうインフラにモロ国力はでますね。


●トンネルと地下
http://www.tunnel.ne.jp/doboku%20new/new.html

2012年1月27日金曜日

アンコ型とソップ型 【メタボの類型】

この言葉は、相撲レスラーである力士の体型を表現する言葉ですが、若い方はご存知でしょうか?さて、実はわたし、二年前までメタボだったんです。半年ぐらいの間だったんですが一言で言うと、デブだったんです。昔は太らない体質だったんですが、環境の変化、加齢とともに。。。。それにしても15KGぐらい徐々に増えて、12KGM近く体重が落ちて驚いています。 

で、饅頭のアンコのように詰め込んだ体型をアンコ型と一方、筋肉質なデブをソップ型と言いますが、私はどちらかと言うとソップ型のメタボだったんです。昔ラグビーをやっていたので、と言えば、皆が、「あー、メタボじゃなくて筋肉なのね」って思ってくれます。非常に良い言葉です、「メタボ」とは。それにしてもメタボって言葉は、デブって言う悪い響きを消してくれたのでありがたいんですが、やっぱり肥満者というのを帳消しにするまではなってないので、言葉の改良を待っていますが、いわゆる、横文字コンプレックスとでも言うんでしょうか、外注をアウトソーシングとか言ってみたりするのもその一つだと思いますが、言葉を変えるだけでマイナスのイメージがコロッとなくなりますね。否定語を肯定語に変えるだけで劇的な効果があると言われますが、「優柔不断なんです」って言うよりも「慎重なんです」って言った方が当然、受け取り側のイメージはいいですしね。

2012年1月26日木曜日

電子ペーパー・電子書籍の可能性 【AmazonのKindle】



引越しをするたびに思うのは、本の重さです。段ボール箱や衣装ケースに詰め込むと、当然ですが、比重が重いため、発泡スチロールや服なんかに比べると同じ容積でも重さが結構いってしまうんですね。FEDEXなんかを良く使う顧客は、半導体のような高付加価値のものが多いため、空気を運んでいると揶揄されますが、引越しが多い私にとっては、低付加価値でも引越し貧乏の原因ともなっている、重さがあって運ぶのに困ってしまうのと、収納スペースが無いというスペースの双方の問題から、電子ペーパーや電子書籍が早く実用化され、普及しないかなと思っていました。

海外にいても日本人が多い国は、紀伊国屋があるので本当に便利なんですが、それでも価格は日本の倍、専門書籍になると三倍くらいするので、ちょっと躊躇してしまうんです。それで、絶版になった本や資料など、重要な箇所はスキャンして持ち歩いているものの、スキャンしていないところなどが見たいときは困ってしまうので、将来の選択肢として電子書籍を考えています。商売にするにもこのような参入障壁の低いものはあっという間に広まってしまうため、サービスの拡大は意外に早いと思っています。ただ、どれだけニースがあるかですね(笑

私が以前、経理の部署にいたときは、膨大な帳票をPDFファイルにして保存しておいたお陰で、本当に検索作業等が楽でした。会計に関わる法律次第ですが、原本の保存がなくなれば、保存場所などの制約から解放され、FAXや電子メールの普及がテレックスを駆逐してしまったように、膨大な収納スペースをなくしてしまう可能性も十分にありますね。そうなれば、オフィーススペースも必然と小さくなるような気もしますが、やっぱり紙で見るの方がいいんですよね。テレックスがなくなったあとも、海外とのコレスポンデントでは、「PLS」とか「ASAP」とかはよく使うものの、貿易独特の通信文はメールになっても、ついつい使ってしまうものですし、SMSでも根強く使われているので、結構しぶとく残るかもですね。ただし、テレックスは文字数で課金されていたものが、インターネット全盛の今日、コストや文字数の制限などが殆ど無くなったことにより駆逐された訳ですが、「打つ手間が少ないから」「カッコいいから」と言う理由で結構使われていたりします。そんなわけで、背景がまったく違うので比較してはいけないことなんですが・・・・。
●ウィキペディアでのKINDLEの紹介
http://ja.wikipedia.org/wiki/Kindle

これを見てみると、結構いい感じと思うんですね。液晶ディスプレイをずっと見ていると本に比べてむちゃくちゃ疲れますが、そこは技術革新でどうにかなると思っています。アイビーリーグで有名なプリンストン大学が教科書をKindleで提供しているように、この流れはこれから進むような気もします。私が大学にいっていたときに、休講の掲示が携帯で見れたときは、驚きましたが、今後、もっと驚くことがたくさんでてくると思います。

2012年1月25日水曜日

「ピー、ガガーリン、地球はアホだった」 【地球は青かったじゃなくて、やっぱりアホでした】



月へ初めて有人飛行したガガーリンが言った有名な言葉ですね。「地球は青かった」とは。でも、今、宇宙から地球を見ると「地球はアホだった」となるんじゃないかと思っています。同じ緯度で見てみると、日本と韓国そして中国の色が全然違いますね。中国はそれだけ環境破壊の速度が速いのだと思います。「いつか来た道」ではありませんが、40年前の日本のそのままのような気がします。日本はまだまだ自然の回復能力が高いのですが、中国はそこまで高くないので、近い将来の中国からの内部崩壊や深刻な問題の露呈を恐れています。

歴史は、ピークを極めて、そこから崩れ落ちる国が多く、多くのものも、ピークを打ってからすごい勢いで下落をしていますからねっ。株なんかいい例です。「驕る平家は久しからず」とでも言ったところでしょうか。

「盛者必衰」と言う言葉があるように、必ず栄えた文明は滅びています。そして、有名な平家物語の冒頭の部分からのことわざ「祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらは(わ)す。 おごれる人も久しからず、 唯春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 偏に風の前の塵に同じ。 」ともあります。エジプト、そしてフランスがその最たるものとして落ちぶれていった事を以前の日記でも書きましたが、中国も瞬間、世界の頂点にタッチして、それからスゴイ勢いで瓦解すると思っています。国が大きいだけに、シンガみたいに機敏にコントロールできるわけ無く、影響は凄まじいかと。。。あと思うのは、ネットと携帯の爆発的な普及ですね。これが時代を決定的に変えましたね。「情報革命」とは、ホント恐ろしいくらいの革命だと思っています。

それよりも、グーグルアースでみる、地球。中国の砂漠度合いがすごいですね。日本は丸々に近いくらい緑ですけど。やっぱり、地球はアホだったということになるんでしょうか。


Wikipediaより引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3
ユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリン(1934年3月9日 - 1968年3月27日)は、ソビエト連邦空軍のパイロット。最終階級は大佐。1961年に宇宙飛行士として人類初の宇宙飛行を成功させている。帰還後に語った「地球は青かった」の言葉は有名。

2012年1月24日火曜日

船の墓場 【日本、韓国でつくられた船が解体されるインド】


インドのグジャラート州・アラン(Alang)や、バングラデシュのチッタゴンで多くの船が解体されているとCNNのニュースで見たのですが、驚きました。インドのアランはムンバイから程近く、グーぐるアースでみると確かにおおきな船が海岸に横付けされているのがよく見えました。

ホント、グローバル化の負の面、こういうところで見えますね。

●船舶解体
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%B9%E8%88%B6%E8%A7%A3%E4%BD%93




2012年1月23日月曜日

姓名判断 【事業家を見ると面白い】


姓名判断って馬鹿にしていましたけど、色々見てみるとコレが結構面白いんですよね。金持ちとか犯罪者とか医者とか、色々分析していて、結構楽しめました。


●姓名判断を極める(旧字体による診断)
http://www.urban.ne.jp/home/ho5135/seimei4.html

●姓名占い
http://www2.nipponsoft.co.jp/uranai/index.asp

●金持ちの姓名の特徴など
http://www.isop.co.jp/main/column.htm

2012年1月22日日曜日

下半身(エロ)の経済学とパケット通信

下半身の経済学と言いますが、これが経済に貢献しているウェイトはかなり大きいです。おまけに、ビデオデッキなどもそうですが、携帯電話の普及もエロが根底にあるという本を先日、本屋で見ました。世界の下半身経済が儲かる理由―セックス産業から見える世界経済のカラクリ 門倉 貴史 (著) 本当にその通りだと思います。

あと、「インターネット」と「パケット通信」、そして「デジタル化」と言うのが世の中を大きく変えたなって最近つくづく思います。初めてインターネットを見たときは、世界中と繋がっているんだ・・・・ぐらいにしか思っていなかったんですが、その後、ここまで爆発的に普及するとは思っていませんでした。理由は、そこにコストの問題があったからです。初めの頃は、今のようなADSLや光ファイバーのような常時接続ではなく、常時接続ができるのはお金を持っている企業や学校ぐらいしかありませんでした。まだ、当時はFAXの陰でTELEXが最後のあがきで頑張ってて、私が新卒で働いた会社からは、入社後、それほど経たないうちに撤去され、KDDIもサービスをやめちゃいました。文字数で課金されていたため、DQN(コレは使わないですけど)、PLSとかASAPとか使っていると、海外とやり取りしているんだって感覚によく陥りました。 

個人は、ダイアルアップで電話回線経由でインターネットに接続し、それも56KBPSと言う今では考えられないくらい遅いスピード・・・・。ISDNですらこんなスピードでしたので、アナログはもっともっと遅かったのを覚えています。それも時間ごとに課金をされていたので、自宅ではゆっくりと見ることができず、テレホーダイなるサービスをNTTが導入するも、当初は夜間主体のサービスだったため、夜の遅い時間しかできず毎日学校で寝不足だった記憶があります。それが、こんなに安価で快適なインターネット環境がこんなに早く手に入れられるなんて、正直驚いています。これも、技術革新がその根底にはあるんでしょうね。 

さて、パケット通信とは、データを細切れにして、回線を占有せずに、空いている回線を使って、データの送受信を行うと言うものです。この考え方がもたらしたメリットはとてつもなく大きく、今までの回線を占有して通信を行うと言う概念を覆してしまいました。発想の転換とは恐ろしいものですね。それにデジタル化というのも、音声やデータをすべて二進法に置き換える方法ですから、今までの概念をガラっと変えてしまいました。ですから、消費電力も少なくなり、携帯なんか電池の持続時間が何十倍まで変わったと言います。当初、携帯電話は、大きな肩掛けかばんを持ち歩いて、電池の持続時間も10時間とか話しにならないようなものでした。それに、電波も入らないところがあまりにも多かったですし・・・・。今では、発展途上国でも携帯電話は凄まじい勢いで普及していますし、技術革新と量産化によってコストはどんどん安くなっていますから、この先、どうなるんでしょうか。 

よく二乗の曲線と言われますが、10%を超えるとあとはバイバイゲームで普及が加速していくんですね。それは、大量生産による価格の低下と周りが持っているからっていうことが多いようです。ホントインターネットが普及したのは、定額になったところが極めて大きいと思います。だって、一通メールを送るのも一万通メールを送るのも通信料は基本的に変わりませんからね。 

以前、私は光ファイバーに関わる仕事をしていたんですが、その当時は、衛星なんか駄目だということで、バンバン光ファイバーが売れていたんですね。で、WDMという波長多重通信の技術が生まれ、波長が違う光を一本の光ファイバーに通すことができる技術が生まれたため、何百倍も効率が上がりました。当時は、東京と大阪の主要幹線の光ファイバーは400本と言われていましたが、使われていたのはWDMのおかげでたった一本だったと言います。光より早いものはないと言われていますが、今後、どーでしょう。You tubeなどにより回線使用率がうなぎのぼりと言われていますが、新技術がまた出てくるのではないでしょうか。 

それにしてもImodeが出た時は、出会い系とか色々お世話になりましたよ。あと、サーバー運営のロリポップの社長も告白していましたが「ご近所さんを探せ」というサイトは、半ば出会い系のような感じだったんですよね。私も、昔よくナンパしていました。ホント、情報革命を強く感じますよ。

●パケット通信 Wikipediaより 
 http://ja.wikipedia.org/wiki/パケット通信

2012年1月21日土曜日

発展途上国でのアグリビジネスを考える

発展途上国のアグリビジネスって、本当に伸びしろが腐るほどあるんですよね。つーか、あまりにも現在の作業がローテク過ぎて、話にならないので、機械化したり、ちょっと知恵を絞って、効率化したら、劇的に生産性があがるんじゃなかろうかと。

特に、赤道の界隈の東南アジア諸国なんかは、二毛作どころじゃなくて、三毛作もできるくらいの気候ですからね。日本は、ホント基本的に一毛作で、高価な農業機械も、年のうちに稼動するのは、たったの二週間ぐらいかと思います。この二週間を年で割ると、稼働率はたったの4%。すげー低いなと。

製造業の工作機械とかなんか、24時間稼動で、たまーにメンテナンスがある時にとめるぐらいですから、稼働率は90%を超えるといいますし、半導体に至っては、走り続けて、作り続けないといけないので、ホントほぼ100%に近いくらいの勢いといいますからね。

工作機械なんかも、マシニングセンターのような高価なものは、馬車馬のように働かされて、しかも、サイクルタイムをさらに短くするために、動きがアホみたいに早いんです。つーか、一工程でたった数パーセントの短縮でも、これが年単位となるとすごい短縮になるんですよね。

農業も、アメリカ様のようなあそこまで大規模なものとしてやると自然への負荷とか大きいのでダメダメですが、零細なところを組合みたいにするとかして、農業機械の稼働率を徹底的にあげるようにして、あとは流通網をバッチリ抑えるようなことをしたら、もっと利益はあがるでしょうと素人ながら思っちゃいました。

農家からの仕入れ価格と末端価格は、10倍とかザラにありますからね。ホント、結構驚きます。あと、牛や人力をつかった田植えとか、ホントありえないと思ったんですが、人件費が安いので、これも成り立っちゃうんですよね。ホント、農業革命、発展途上国での伸びしろを考えると、やりたいなーと。

でも、中古の農業機械とかも結構、輸出入の規制が厳しくて、ビジネスを思いついたんですが、やっぱり、政治力かなーと思いましたよ。一時は、中古の建設機械も規制でダメダメでしたからね。

日本の建設機械の中古は、発展途上国でむちゃくちゃ評判が良かったんですよ。そして「○○土建」とか書いてあるほうが、値段が高くつくと。

2012年1月20日金曜日

電子マネーの躍進と硬貨の流通減 【EDYやSUICA】

日銀の統計によると硬貨の流通量が減っているそうです。理由は、電子マネーの普及ということですが、なるほどなーと。先日、日本へ一時帰国した際、大阪をぶらぶらしていたんですがかなり多くの店が「EDY使えます」と書いてあるんですよね。空港はANAの息がかかったところが多いので当然としても、普通の飲食店や電器屋で使えるのは驚きましたわ。

私は、基本的にマイレージを航空券に交換することが多いんですが、今回は、率が悪くなってもいいのでという感じでEDYにかえたんですが、これが意外や意外、いろんなところで使えて、結構重宝したんですよね。マイレージの交換率も悪くなったので、こりゃ結構いいなと。

前は、会社の経費やゴルフコンペの幹事をやって立て替えることが多かったので、カードのポイントがバンバン溜まって、それをマイレージに換えることが多かったんですが、時代も随分と変わったなーと。

このEDYやSUICAの技術は、ソニーのフェリカ(FeliCa)の技術を使っていて、一番早く導入されたのが、香港のオクトパスカードで1994年に既に導入されていたと言うことですから驚きです。ちなみにシンガポールは2002年に導入されて、公共の交通機関の運行の効率が随分と上がったそうです。

それに比べると、組合がバンバンストをやるヨーロッパは糞だなと。フランスやイギリスですらウンコ以下ですからね。それを考えると、日本経済は駄目駄目ですけど、すげーな日本と。

ところで、ヤマダ電機のポイントや、マイレージも会計上は、負債として貸借対照表に計上しないといけませんが、これは、現金として認識されるんでしょうかということがとても気になりました。ちなみに、私が知る限りは、商品券と同じように、使った時点で会計上は現金と同等の処理がなされると・・・・・。ちなみに、余談ですが、商品券や切手は、非課税扱いになるので、消費税はかかりません。昔、経理をやっていた時に「非課税と対象外」の違いがわからなくて、悩んでいたことをふと思い出しました。

話がそれましたが、マネーサプライを増やせとか、政府紙幣を刷れとかいろんな議論を聞きますが、ホント、政府も個々人に電子マネーのカードを与えて、一人100万円くらい与えればいいのにと思うことがあります。シニョレッジとかも完全無視できますし、通貨ではないので、信用も与えなくてもいいですからねw ただ、強制通用力もないわけですから、民間会社がEDYのように運営がなされていたら、ホント回収もできなくなるわけですね・・・・

2012年1月19日木曜日

「雇用・設備・債務の過剰」と減ることのない競合

日本のバブル崩壊は、「雇用・設備・債務」と言う三つの過剰と不動産バブルで説明をされることが多いのですが、世界に目を向けると同じことが起こっているなと。また、マクロ面での影響を極めて大きくしているのが、国境という障壁が極めて低くなったと言うことです。以前にもまして「ヒト・モノ・カネ」が簡単に国境を越えるようになり、「カネ」に至っては、膨大な金額がまばたきよりも早く、瞬時に国境を超えてしまうと。

先進国がわが世の春を謳歌できてきたのも、基本的には「東西冷戦」が極めて大きかったと思っています。また、教育が十分に行き届いていない、植民地支配をされてきたような国から搾取することによることも先進国には、極めてメリットが多かったのですが、それも限界に近づきつつあるなと。

新興国では、先進国の成功モデルに基づき、資本主義経済を導入し、付加価値を生む工業製品を作るという政策を掲げ、工業国を目指してきたわけですが、半導体のような特殊な業界を除いては、基本的に競争相手は大きく減ることはありません。新興国だけでなく、それに追いつけ追い越せと様々な国々がキャッチアップ戦略を行ってきたわけですが、気付いたら、生産能力が過剰になっていたと。

日本ですら、生産能力で20年前に過剰だったわけですから、中国の生産能力の過剰さは、世界経済に与える影響は極めて大きく、その低廉な労働力によって生み出された製品の競争力も極めて大きいと。

その需給ギャップは、そう簡単には解消できないだろうと思います。解消できるのは、戦争が起きるか、地震や津波などの天変地異が起きる二つしかないんじゃないかと歴史的な背景を見て思うわけです。既に、世界経済は臨界点に達していると。そうは言っても、多くの主要国が核を持ってしまい、容易に戦争ができなくなってしまったことを考えると天変地異を人為的に起こして、製造能力を削減するしかないんじゃないかと思うヒトがいてもおかしくはないと思います。あくまで天変地異は不可抗力「Act of God」ですからね。

2012年1月18日水曜日

インターネットにみる軍事技術の民生移管

農業革命、産業革命に続く第三の波としての情報革命は、極めて短い時間に世の中を劇的に変えました。私は、インターネットと併せて、携帯電話の技術も含めて、情報革命と捉えていますが、この10年、20年と言うのは、目まぐるしい変化を遂げた期間であり、今までのどの時代の10年間・20年間をとってもこれほどまでに変化があった時代と言うのはないだろうと。

さらに、技術の蓄積が行われると同時に、加速度的に世の中が高度化したことは「学問」をはじめとするアカデミックな分野での体系的な研究と資料化・DB化、さらには制度の面からは「特許」がそれを支えた側面が極めて大きいと思っています。

仕事をしていて思うことは、調べ物はインターネットでほぼ完結してしまうと言うことです。今は、多くの個人・組織が情報を世界に向けて発信していて、ケーススタディ(事例研究)を独自にすることをしなくてもよく、事例がネットを通して収集・分析することができ、膨大な時間をそれに割かなくても済むということです。今までは、ノウハウと言うのは、企業の目に見えない資産として大きな意味を持ち、属人的な側面が極めて多かったのですが、その意味が極めて小さくなったことが、インターネットの功績だと思っています。ただ、薬と同じで副作用は当然あり、工場のFA機器(ファクトリーオートメーション)による省力化と共に、今まで人が何人も関わってやっていた仕事がなくなってしまったと。いわゆる合成の誤謬に近い感じですが、個別の行動でみると非常に合理的ですが、国家や世界と言う単位で見ると人が要らなくなってしまうと・・・・。

私がいつも思うことは、軍事技術でもあり、虎の子の技術のインターネットをなぜアメリカが公開したかと言うことです。もともと、インターネットの発想は、情報拠点が爆撃などでやられてしまっても、他のバックアップの拠点を生かすことによるという集中から分散の技術にあったわけですが、それを他国に公開するデメリットのほうが多かったんじゃなかろうかと思ったのですが、公開したのは、デメリットをメリットが上回ったと思っていいのかと思います。

と言うのも、理由は大きく二つあり「既存の技術が成熟し、糞詰まりになっていた」、「放置しておけば、他の誰かが公開したので、先行者利得を得るために自分たちが公開した」と言うことがあると思います。前者は、資本主義の病理である「拡大再生産」が既存の産業では行き詰っていたため、新規市場を切り拓く必要性があったのだと思います。また、情報分野は金融と極めて親和性が高く、ハードの高度化と共に、インターネットというインフラの整備がその効果を大きくしたと思っています。

インフラを握ると言うことは極めて大きなことで、GPSの技術も過去は、意図的に精度を落とすことによって、敵を錯乱させたとも言われており、インターネットも上流をアメリカが握っていることによって、有事の際には、自分が有利にできるというだけでなく、平時にも情報を常に獲得できると言う面では、極めてメリットが多かったのだと思います。

一見、自分の首を絞めているように見えるインターネット技術ですが、やはり、放っておいても、間違いなく誰かがやったので、それじゃ、先を越されないうちに、自分たちがやっちゃおうと思うのも不思議ではありません。核の技術なんかもそうですよね。完全にあれは、先行者利得かと。

2012年1月17日火曜日

市場を拓くこととパイを奪い合うこと【レッドオーシャン、ブルーオーシャン】

マーケティングをしていると思うことは、新規市場を切り拓くことと、既存の市場のパイを奪い合うことの二つで迷うことです。前者は、通常ブルーオーシャン市場といい、試行錯誤が極めて多く、手探りで仕事を始めるため、苦労が多く「土地を耕す・肥やす・種をまく・水をやる」と言う開拓行為から、刈り取りまで、時間がかかることが結構多いんです。ただし、競争が激しくないため、先行者利得を得ることができ、利幅も大きいんです。ただし、あまりに価格を高く設定しすぎてしまうと、競合他社が参入して、その後に熾烈な価格戦争になってしまうことが多くみられます。価格設定やその後の販売戦略など、マーケティングが大きくその後に影響します。

それに対して、後者は、レッドオーシャンといい、既にマーケットがあって、リバースエンジニアリングや模倣、さらには製造設備さえ入れてしまえば特にノウハウがなくてもできてしまうことが多いため、参入障壁が低いことが挙げられます。しかし、競合が多いため、当然、利幅は小さくなります。また、大手の参入によって、その大資本を投入して、スケールメリットを追及する戦略をとられると、中小は生き残っていくことができません。この市場は、半導体や液晶などが顕著です。

私がいつも引き合いにだす、アマゾンとアップルを見てみると、アマゾンは両者を融合した戦略、アップルは、完全に新規市場を切り拓いた戦略と言えるのではないでしょうか。

ただ、今後のネットのビジネスモデルの先駆者として、アマゾンの「金太郎飴方式」のビジネスモデルは極めて、汎用性が高く、本当に色々な分野を駆逐すると思っています。その意味では、アップルなんか比べ物にならないくらいの薄気味悪い怖さすら感じています。

2012年1月16日月曜日

シンガのバブルの最終章?【高杉、ショボ杉】

シンガポールは一般の人間が不動産のライセンスの5%とも10%を持っているとも言われています。と言うのも、サイドビジネスで普通の会社に勤めている人やタクシーの運転手が副業をしているんですが、ホント、タクシードライバーや、会社の同僚が「今買わなければもっと高くなる」なーんて、異口同音に言っているので、今年がシンガポール不動産バブルの崩壊の年になると思っています。

つーか、普通のコンドーム、じゃなくてコンドミニアムがたった3年くらいで倍になってるんですよ!!ホントあり得ないと。

プールとかジムはついていますが、ホントしょぼくて、こんなので1ミリオン出すのは・・・・と思っちゃいます。今は、超円高のお陰で円換算では多少は割安感はありますが、それでも十分高いです。日本円換算で平気で億単位の物件がゴロゴロしていますから。

「水は高きから低きへ流れる」との言葉があるように、裁定取引で、割高なものはコンペティターなどが表れ、価格調整が当然なされると思っています。国土が本当にゴミみたいに小さくて、食料や水など止められたら、即死ですからね、こんな国。

よく、ケネディが「靴磨きの少年が株の話し」をするのを聞いて暴落の近いことを感じたので相場を手仕舞いしたと聞きますが、本当にそんな感じです。

ホント、今のような時代は「Cash is King」ですよね。リーマンショック後、大手企業が増資に次ぐ増資を重ねたことやなりふりかまわず現金を確保したことを思い出します。

2012年1月15日日曜日

今年の大型M&Aと大型倒産は?

やっぱり、クソ株ランキングでも上位に食い込んでいた東電とオリンパスは台風の目とでも言ったらいいんでしょうけど、第二の東電、第二のオリンパスがしっかりと株式市場を賑わせてくれると思っています。

実際、オリンパスが損失の先送りを20年近くやってこれたわけですから、他の会社でやっていないという保障は無いわけで、日本企業の体質を考えると、やっている可能性がかなり高いと。

暖簾代って、ホント、価値の算定が難しくて、オリンパスの誤魔化しスキームで大活躍してくれたわけですが、暖簾代だけでなく、負の暖簾代を計上しているところも怪しいところがたくさんだろーなと。

ソフトバンクのなんか会計書類を見ているとホントのれん代が以上で、ここに何か隠していると思っちゃいますもん。怪しい会社は、買掛金、未収入金、のれん代がたいてい膨らんでいるので、よーくわかります。

ソフトバンクの件は「ソフトバンク のれん代 債務超過」などで調べると詳しく解説しているサイトがたくさんあります。

それよりも、今度は、買う側で、金が余っている会社が「はーい」と手を上げる可能性が今年は注目されますね。純資産とかPBRなんかで余裕がありまくっている会社は、次の一手で時間を買うという選択をとって、金の有効活用をしてきますからね。富士フィルムなんかは、えげつない会社なので、驚くことをやってくると思います。



●“のれん代”急増企業に市場注目!ソフトバンク、日本板硝子
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20111210/zsp111210114...

2012年1月14日土曜日

世界戦略車カムリとトヨタ車の凋落

東南アジア地区でアッパーミドルクラスの定番として腐るほど見かけるのがカムリ。日本ですと、カローラのちょっと上くらいのイメージしかないんですが、東南アジア地区だけでなく、北米でもトヨタの世界戦略車としてかなり人気があるんです。それよりも驚いたのは、日本仕様とは全くデザインが違うこと。ホント全くの別の車に見えますよ。昔の、マークⅡ、クレスタそしてチェーサーのようなプラットフォームは共通で、外見が違うっていうような感じです。まぁ、カムリはFFで、日本のマーケティング的に、マークXやクラウンクラスとかち合う訳で、立派なデザインにして、売れてもらっては困るので、日本仕様とは大きく違うのかもですね。それにしても東南アジア地区のカムリはカッコよくて、乗り心地がいいです。

実際、中は相当広く、ちょっと前のセルシオよりも広いと感じたくらいです。気持ち的にはレクサスのLSにはかなわないけど、GSには十分かなうレベルじゃないかなと思いました。最終型のセルシオよりも室内は広く、しかもインテリアも豪華な感じがしました。まぁ、メーターはセルシオの方が全然いい訳ですが・・・。
東南アジア仕様のカムリ(Camry)は、タイで作られていて、たしかフォーチュナー(Fortuner)やヴィオス(Vios)、カローラ・アルティス(Corolla Altis)やアクシオ(Axio)も私の知る限り、タイで作られています。この5車種は、東南アジアじゃ結構見て、マレーシアやベトナム、フィリピン、インドネシアでもバンバン走っています。さーて、カムリなんですけど前席も相当快適ですけど、後席もかなり快適なんです。FFということもあって、足元がむちゃくちゃ広いんですよね。ホント、日本仕様とは全く外見が異なって、日本仕様もこんな感じにしたら売れるんじゃないかと思いましたけど、やっぱり日本じゃ高級車はFRという意識があって、マーケティング的に駄目らしいです。

それよりも、私が7年前にシンガポールにいた時は、韓国車なんて殆どいなかったんですが、今は、タクシーは韓国車だらけなんです。最大手のタクシー会社が入札で、ヒュンダイを選んだようで、どんどん増殖しているんです。

ちなみに三つ目の写真の左がクラウンコンフォート、右がヒュンダイのソナタです。韓国車は駄目駄目なイメージがあったんですが、これが意外や意外、結構いけるんですよね。でも、やっぱり、自分では乗りたくないですけどw

ホント、超円高で大変ですけど、日本の基幹産業な訳ですから、がんばってもらいたいもんです。ちなみにトヨタは、タイ、マレーシア、インドネシアに工場がそれぞれあってマレーシアのシャアラム工場では、セダンのビオスSUVのフォーチュナー、ピックアップトラックのハイラックス、ミニバンのイノーバ、ワンボックス車のハイエースを生産しており、日野とダイハツのトラックも作っていると言うことです。OEMで外見は全く同じなんですがエンブレムが違うダイハツ工業が出資するプロドゥアの工場でミニバンのアバンザを作っています。ちなみに、セダンのアルティスはタイ、SUVのラッシュはインドネシアから輸入しているよーです。




●現代自動車、星タクシー最大手に3000台納入
(2010年3月11日)
 http://auto-affairs.com/news/1003/100311-3.html


2012年1月12日木曜日

反省汁!!

語源が、某国の国会議員が、日本の国会議事堂前で座り込みハンガーストライキをやって「日本は反省しる!」と書いてプラカードを掲げていたことを、つい先ほど知りました。

2012年1月11日水曜日

水商売の可能性【先生、やっぱりウォータービジネスの直訳ですか?】

穀物を基準にすると、豚肉で8倍、牛肉だと12倍の穀物が必要になると言われます。それが水の必要量にするととんでもない量が必要になるんですね。

21世紀は水の世紀と言われていますが、水商売、関わってみたいもんです。以前にも日記で書いたんですけど、水商売って調べれば調べるほど面白いですね。

それにしても、チーズバーガーごときに水が約1トン、牛丼に至っては2トン近くも水が必要とは驚きましたわ。

新聞とかでもウォータービジネスなんて、横文字を使わずに、水商売って使ってもらいたいもんです。横文字にすれば、なんでも誤魔化せると思うなよと突っ込みたいですけど。


●バーチャルウォーター
 http://www.waterworks.co.jp/vol13/page3.html
 オレンジジュース(200ml)168リットルのVW
 ビール(大瓶1本633ml)170リットルのVW
 バタートースト230リットルのVW
 アイスクリーム384リットルのVW

 カレーライス1021リットルのVW
 チーズバーガー1094リットルのVW
 ハンバーグ1857リットルのVW
 牛丼1887リットルのVW

2012年1月9日月曜日

アップストリームの時代 【上流へ】

世界的に景気が失速しており、資源価格も下落をしているなか、世界最大規模の企業のエクソンモービルの日本撤退は何を意味しているのか、気になるところです。

旧セブンシスターズは、オイルメジャーとも言われ、探鉱から採掘、精製、物流、販売まで、すべてを手がけ、自分たちの思うままに世界の石油市場を牛耳ってきました。ナショナリズムの高まりによって、国営石油にその権益を奪われ、その地位が若干低下はしましたが、依然としてスーパーメジャーの支配力の強さは変わりません。

BHPビリトン、リオテイント、ヴァーレなどの鉄鉱石、石炭のメジャーも有名ですが、穀物のカーギル、ADMなども寡占体制をどんどん進めており、また数年後には、とんでもないえちごや系の値上げも十分ありうるなと。

景気が低迷したときに、ライバルを買占め、そして景気回復期にそれを刈り取ると。ホント嫌なやつらですわ。今は、新興国の伸びが凄くて、ホント彼らは笑いが止まらないと思いますけど、今後どーなるんでしょうね。

精製部門を含む下流部門は、ダウンストリームと呼ばれ、対になるものとして、上流と言われるアップストリームがあるんですが、ここ最近は、アホみたいに儲かっているんですよね。そりゃー、川下のちまちました仕事がアホに思えてきますよ、あんなに儲かったら。


●米エクソンが事実上の日本撤退へ、東ゼネに株式・事業売却で調整
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE80301V20120104

2012年1月8日日曜日

流通と小売を根底から変えるアマゾン【一人勝ちはとめられない】

以前から何度もアマゾンのことは書いていますが、周りの話を聞いたり、大型書店が廃業しているを目の当たりにすると、アマゾンの独走はとめられないなと。ハードとソフトを囲い込んでしまって、市場を席巻した企業を挙げると、ここ5年では「アマゾンとアップル」の二社と言っても誰も異論はないと思います。

私は、どちらに賭けるかと言ったら、アマゾンですね。確かにアップルの街中での遭遇率の高さと言ったらそりゃ、単一機種として、さらには価格からしても、驚異的なものかと。また、利益率からみても粗利が半分近くというのも驚愕の数字でもあります。吉野家的な商法で、極めて高い利益率を誇り、さらにはItuneで囲い込みをして、多くのユーザーを囲い込んだわけですが、それは、ジョブス氏のカリスマによるところも多かったわけです。私は、数年後は、強力なコンペティターが表れて、今の独占的な立場がいつ奪われてもおかしくないと思っています。

その点、アマゾンは、多くの人が「ネットで本を買ってるよ」と私の周りでも聞くようになったくらい、市民権を得て、反対に書店の大手がどんどんつぶれている光景を見て、アマゾンの一人がちだわと思いました。これは、ブランドの凄さだけでなく、流通網をがっちり押さえてしまい、さらにはテールの法則という今までは無視されていた市場までがっつりと抱え込んでしまったことがあります。おまけに、マーケティング凄さも見せ付けてくれますが、過去の属性の分析をPOSなどで行うと同時に、デーマイニングなども取り入れることによって、関連書籍のセールスを行い、販売機会を拡大していることです。おそらく、この機能で20%は売り上げが上がっているのではなかろうかと。

マックでお勧めをするのと似ていますが、潜在的な顧客を取り込むマーケティングはすげーなと。

じわじわと、しかも確実に前進し、既存の小売のシェアを奪い、潜在顧客の需要を掘り起こして商売につなげるという姿、1年、2年後の姿が楽しみでもあります。こういったところは、やっぱり、アメ公はすげーなと思いますよ。

2012年1月7日土曜日

アルセロール・ミッタルと新日鉄住金【世界の粗鋼王は?】

アルセロール・ミッタルがダントツだなーと。力技でM&Aをやってきたわけですが、景気が上り調子の時はいいですけど、下り坂に差し掛かると、過剰設備が重くのしかかってくるんですよね。通常三つの過剰と言われる「雇用、設備、債務」がトリプルパンチで効いてきて、経済成長が金利などを上回っている時はいいものの、逆転などしたら、もう目も当てられない状況かと。

素材産業は基礎研究が品質を大きく左右するわけですが、シームレスパイプや自動車などに使う高級鋼板などは、図体がでかくても新日鉄とかにはあと数十年かからないと勝てないと思います。ただ、札束でほっぺを叩けば話は別ですが・・・・。

新幹線のレールとか、車軸とかホント、中に入っている炭素とかの含有量がちょっと違うだけで、品質がモロかわってきますからね。

新日鉄の特許と言ったらそれは凄まじいもので、これに他の同業他社が勝てるかと言ったら、正直勝てません。しかし、規模でやられたら、いくら新日鉄といっても勝てるかなーと・・・・。ちなみに、新日鉄は、おととしのデータで36百万トン(世界ランク5位)、たったの13百万トン(世界ランク25位)で、足しても、たったの50百万トンで、ようやく中国の宝鋼を上回るレベルで、ミッタルには、倍以上の差があります。

経団連とかの大ボス、財界総理をやっていても、所詮サラリーマンはサラリーマン、ミッタルのように私財で、自分と会社が一蓮托生のなかでやっているような連中には勝てないと。ホント、建設用とか一般用の鉄は品質がそこまで求められないのでアルセロール・ミッタルのようなものでもぜんぜん問題ないんですけど、いわゆる高級鋼板とかは、まだまだ日本の技術がないときついところが結構多いですからね。

金の力で、世界の鉄鋼大手の軍門に下るか、それとも技術力で生き永らえるか、みものですね。


●新日鉄VSアルセロール・ミッタルVSポスコ
 http://www.morningstar.co.jp/event/1009/ms8/index.html

●粗鋼生産ランキング
 順位
(2010)企業名 本社所在地 2010
1 アルセロール・ミッタル (ArcelorMittal)ルクセンブルク
90.5
2 河北鋼鉄集団 (Hebei Steel Group)中国
52.9
3 上海宝鋼集団 (Baosteel) 中国
44.5
4 武漢鋼鉄 (Wuhan) 中国
36.6
5 新日本製鐵 (Nippon Steel) 日本
36.1
6 ポスコ (POSCO) 韓国
33.7
7 JFEスチール (JFE) 日本
32.7
8 江蘇沙鋼 (Jiangsu Shagang) 中国
30.1
9 首鋼集団 (Shougang) 中国
25.8
10 タタ・スチール (Tata Steel) インド
23.5

2012年1月6日金曜日

マレーシア政府も露骨だな【エアアジアの奮闘】

KL国際空港、通称KLIAは、通常のターミナルとLCC(バジェット航空)のターミナルが露骨に離れているんです。その間20KMくらいはあると思うんですけど、時間にして30分くらい離れているんです。直線距離だと500Mも無いくらいで、目と鼻の先なんですけど・・・・・。添付の地図を見てもらうとわかるんですけど、最長距離を大回りして行くんですw ホント露骨だなと。先週LCCのターミナルを利用したんですけど、建物も倉庫みたいで、超チープ感たっぷり。LCCがローコストキャリアの略も良くわかりますわ。シンガポールのバジェットターミナルも、ここはチャンギ空港か?と思うぐらい、露骨にチープな建物ですからねw

話がそれましたが、私がマレーシア政府でも、マレーシア航空(ナショナルフラッグ)の立場でも、間違いなく同じような露骨なことをすると思うんですけど、それにしてもエアアジアは、逞しいなと。開業が911事件の直後でしたし、このようなマレーシア政府の嫌がらせをものともせず、順調に業績を拡大し、今では、マレーシア航空の経営を支援するほどになってしまいましたw この会社は、叩き落しても叩き落しても這い上がってくると思いましたよ。

自前で、空港を作るとか、空港へのアクセス電車を自前でやるとかの計画が承認されては、潰されていますが、私は、エアアジアは、それにも負けず、快進撃を遂げると思っています。

航空業界も、今年と来年にさらに再編があるだろーなと。それにしても、このエアアジアのインド人の経営者はすげーわと思いました。世界最大の鉄鋼会社のアルセロール・ミッタルのミッタルの経営判断とかもすげーなと思いましたけど、普通の日本人経営者じゃあそこまでリスクをとった経営はできんなと思いましたよ。



2012年1月3日火曜日

発展途上国で華僑が金持ちな理由

インドネシアにちょっと前まで長期の出張で行っていたんですけど、ホント華僑の金持ちってすげーわと思いました。家の広さも凄いんですけど、作りもホント成金趣味ですごいんですわ。敷地の中はベンツがゴロゴロ転がっていますからね。

結構、勘違いしている人が多いんですが、発展途上国で暮らすと生活費が安いと思っている人が多いんですが、実は違って、現地で日本的な生活をすると、日本以上に金がかかるんですよね。逆に、現地人のような生活をして、便利な生活を放棄すればそこまでお金はかからないんですけど・・・・。

よく、インドネシアの華僑は、桁が違うといいますが、理由はいくつかあるんですよね。

1)プランテーションなど規模がでかい
2)スケールメリットが効く
3)製品の価格は大きく違わないのに、原価が安い
4)資本家と労働者の格差がでかい
5)華僑が経済を牛耳っている
  金融、物流、小売系は8割以上を華僑が牛耳っています。

個人的に思うのは、3)が一番大きいのかなと。確かに、凄いインフレでモノの値段が上がって、それに連動して多少は給与が上がっていますが、全く追いつかないほどですからね。

地域にもよりますが月給、一万円程度のところが極めて多く、製品価格はというと、日本のせいぜい7掛けくらいで、20分の1ということはないんですよね。それで、その差額が、華僑のふところに入ると。パームオイルとか、サトウキビとかのプランテーションって、見渡す限り、同じものが植えてあるんですけど、単一作物って、ホント効率がいいんですよね。中国人の性格をそのままあらわしているよーな。

2012年1月1日日曜日

アジアの奇跡・悲劇と人口ボーナス・オーナス

私が以前から指摘している人口動態の学説は、中国の少子高齢化の経済に対するインパクトという仮説が、ハーバード大学の人口学者デービッド・ブルームらの研究で提唱されたわけですが、彼らが10年ほど前に特定した「人口ボーナス(恩恵)」と「人口オーナス(負担)」の経済に与える影響の大きさが極めて大きいと言うことが実証されつつあります。

あと、私が主張してきているのが、「世の中にある組織と言う組織はピラミッド型でなければ維持できない」と言う説です。それは、身近なところでは家族組織から、学校組織、会社組織、軍隊、そして国家です。また、身近なところでは、相場の世界で勝って生き残っているヒトが全体のたったの5%未満ということもデータが証明しています。

私は国家の盛衰として「教育」「人口」「技術」と言う三つの柱があると考えており、それを実現させるための社会インフラが必要だと思っています。その社会インフラとは、港湾、空港、道路(高速道路網も含む)、鉄道、水道、電気と学校です。

「モノを作る前に教育によってヒトを作り」そして、モノは良好な社会インフラの下で、熟練した労働者の熟練した技術によって作られることが工業国の条件だと思っています。日本の強さとは、中小企業の強さでもあり、底辺の労働者の教育水準の高さでもあった訳です。

それを考えると、先進国の良いとこ取りをして、外資を導入してすごい勢いで成長した中国ですが、先進国になる前に「中所得国の罠」にはまってしまう訳です。また、各国が経済成長の過程で一度だけ享受できる人口ボーナスも2015年に使い果たしてしまう訳で、一人っ子政策の歪など、ものすごいスピードで国家の衰弱に繋がっていくわけです。戦争、大規模な疫病などの要因がなければこれは、既に統計によってほぼ確実に予想されていることであり、日本の事例を見るまでも無く、明らかなことです。本当に、マスコミ等でも既に騒がれていることですが、仮説が検証され、実証されるのがとても楽しみなことではあります。

アジア諸国は、キャッチアップ型の雁行型経済(雁が空を飛んでいるのが先進国を手本にしているのを比喩して)な訳で、コピー型経済と私は呼んでおり、先進国の経済、特にルックイースト政策に代表されるような近隣で最も効率的で最短期間で驚異的な経済成長を遂げ、さらには体系的にも文化的にも辺縁に位置する日本を真似るのが手っ取り早かった訳ですが、それは、10年、20年後の衰退という同じ姿の投影でしかないと思っています。

成長のエンジンは、無尽蔵にある廉価な労働力若しくは、安価に提供されるエネルギー(石油等)だった訳ですが、既に世界は、最後の有望市場であるインドに手をつけており、その先の向こうには、何も残っていないのが現実です。資本主義の未来、地球の未来がどうなるのか、試金石はここ1、2年でその道程は明らかになると思っていますがよほどの革命的なことがおきない限り、現状は打破できないと思っています。本当に、世の中とは、良くできているもので、問題を解決しても次々と問題が出てきます。その最たる例は、世の中が便利になっても、人間関係は便利にならず、逆に人間関係の希薄化等に起因して問題が発生していることは、皮肉でもあります。

私は、世の中には必ず、セーフティネットは必要だと思っていますが、過度なセーフティネットは、モラルハザードを惹起し、そのコストによって本体をも駄目にしてしまうと考えています。それは、現在の過度の医療行為であり、尊厳死の問題でも取り上げられていますが、無意味な生命維持活動や後期高齢者医療の問題だと思っています。

正直、いいとこ取りだけなんてできないんですよね。メリットがあれば、必ずデメリットがある。これは、世代間で需要の先食い、利益の先食いをしてしまったことを後世に残しているというのが一番の問題なんですけどね。そもそも、人生50年だったものが、人生80年になって、今まで何百年、何千年と続いてきた人口動態が、たったの50年のうちに大きく変わったことが影響を大きくしたことのほうが問題なんですけどね。それにみんな気づいていないと、気づいていても見ない振りをしていると。多くは問題を先送りにしているだけですけど、もう、先送りも限界に近づいていますから。


●中国は先進国になれない
 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/01/post-23...





最大の強みだった豊富な労働力は過去のもの。巨大な成長マシンが一気に崩れる意外な理由とは