2012年3月13日火曜日

航空業界と航空産業


「ヒト・モノ」の移動が増え、航空需要は年率で6%以上の伸びがあるとIATA(国際航空運送協会)は言っているようですが、その中でもアジアパフィフィックのシェアが増えていると。

下記の三つがあるんですが、軍用機は単価も高く、国防に直結するので、やはり、世界のパワーバランスを考えると、なかなか減らすのは難しいんじゃないかと。

1)軍用機需要
2)貨物需要
3)乗客需要

航空貨物も、エレクトロニクス関連、SCM関係が在庫管理のJITの概念の浸透、国際分業による国際調達の流れが一般化するなかで、船足が速い船もがんばっているものの、やはり、半導体を中心とするエレクトロニクス関係は、航空貨物を使っており、こちらは、スマートフォンなどの需要に支えられてバンバン伸びていたと思われます。

日本の航空会社は、ジリ貧で、ANAとエアアジア系のLCCができましたが、新規の市場を獲得するという社長のアピールとは裏腹に、既存のパイの奪い合いになると思うので市場自体が大きくなることは殆どないと思います。また、競合になるのは、新幹線等の高速鉄道ですけど、路線をみると競合となるのは、航空便だと思いました。また、関空と博多間の新幹線が唯一の競合ですけど、私だったら新幹線を選ぶなと思いました。

三菱重工のMRJのことも、まだまだニュースは聞かないですし、世界的には伸びが予測される航空業界ですが、複合材くらいしか日本の会社は名前を聞かないですね。商機は腐るほどあるって言うのに。

日本の産業の最後の砦と言われる自動車産業の応用が結構利く分野ですけど、戦後のアメリカ様の産業統制のお陰で航空産業は育っておらず、実力はあるのに、できないってのが悔しいですよね。


●航空需要
http://www.aviatn.com/2011/02/post-628.html

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