2013年3月11日月曜日

Google appliance(MINI、GSA)、探三郎とEVERYTHING【Googleが社内で使える:パソコン内とイントラネットの全文検索ソフト】

いやー、ウィンドウズの検索機能のショボさに辟易していたんですが、探三郎を教えてもらって、驚きました。まぁ、ファイル名検索だけだったら、everythingが死ぬほど早いんですけどね。まぁ、ウィンドウズ7になって、多少はましになったと思ったんですが、それまでがショボすぎで時間がかかりすぎて・・・・。あとは、社内の共有サーバーなんか探そうもんなら、死ぬほど時間がかかって。社内でグーグルを使いたいと思っている人はたくさんいるんじゃないでしょうか。でも、それができるんですよ。Google applianceというサービスを使って。このグーグルの便利さを知ったら、社内文書の検索で使えたらなと思っている人は多いんじゃないでしょうか?私は、使ったことがないんですが、おそらく使い勝手は、グーグル先生と同等以上じゃないかと。

自分のパソコン内では、昔は、Google desktopも使ったことあったんですが、今はサービスが終わっているので、他の二つを使っています。

それよりも、会社で使っているLotus Notesがあまりにもクソ過ぎてたまりません。Gmailの使い勝手のすばらしさを知ってしまうと、特に過去のメールの検索が全く駄目駄目チャンのノーツは、はやく変えてもらいたいぐらいです。

Google appsを個人的に使ったことがありますが、あれは、ワークフロー機能や掲示板機能、DB機能がデフォではないので、会社で使うには厳しいな。あと、移行するにもなかなかできないので、ずっとレガシーなクソなシステムを使うことになるんだろうな。

最近は、ANAやJAL、商船三井が採用しているドリームアートが気になったりしています。まぁ、最終的には、グーグルがGoogle apps を改良して、サイボウズもドリームアートも、席巻しちゃうんでしょうけど。

それにしても、この業界は、Fast eat slow, Winner takes allの業界ですから、双璧っていう概念がないんですよね。とくに、グーグルというのは、無料ではじめたGメールでノウハウの蓄積やデータの解析をして、何をユーザー側が求めているのか徹底的に蓄積をしてきました。サイボウズごときが勝てる訳無いんですよ。そして、ロータスノーツのようなレガシーなシステムでいまさら戦うことなんてできないんですよ。

たしかに、ロータスノーツの残した功績は極めて大きかったです。でも、いまはWEBベースとなり、検索機能の実装がビジネスのスピードを大きく左右していますから、あとは、死ぬのを待つだけじゃないでしょうか。実際、多くの企業が自社内で技術的な問題やメンテナンスなどで扱いかねて、どんどん他社へ流れていっている訳ですし。

個人的には、グーグルは、applianceのビジネスで今後覇権を握ると思っています。というか、誰が考えてもGoogle様に勝てる人は世界中にいないと思います。なぜかと言うと、アルゴリズムもそうですが、そのノウハウの蓄積が全く違うからです。会社のニーズで社内の書類の検索ニーズって驚くほど多いと思いますし、多くの人たちが、既に経験したことを探すのに時間を費やしているのです。そういうのを減らすためにグループウェアが果たした役割って大きいと思うんですけど、Lotus notesとかプラットフォームが古すぎますし、検索システムも駄目、そしてサイボウズも使い勝手はそこそこいいですけど、ネットワークに負荷がかかるとすぐに使えなくなったり、検索機能も駄目だとなると消去法でなくともグーグルしか残らないわけです。

社内の書類をOCRをかけて電子化して全文検索できるようにするのと、あとはタグをつけることですかね。マイクロソフトもそれぞれのファイルにタグが付けられるように改良を加えていますけど、まだまだですからね。おそらくは、アドビなんかが日付の管理認証システムと一緒にこの辺りは実用化をするような気がします。結構アドビって、色々考えていてPDFなんかを広めた戦略って、最終的にはここに行き着くのかなと思っていましたもん。外部認証と時間認証なんかの機能がついていたら、改ざん防止とか非常に有効でしょうからね。あとは、稟議システムなんかもここにつけちゃって、J-SOXなんかの対応となると非常に汎用性が高いですから。

JISとかの規格とかもそうなんですけど、あーいうのって、体系だってマトリックスのようになっているものが多いので、電子化ってなじむと思うんですよね。ですので、社内検索用の電子版とかもあるんじゃないでしょうか。グーグルの技術で、インターネットの検索だけでなく、イントラネットの検索はすでに実用化されているので、ここを階層化して、あとはうまく権限を付与して閲覧者をコントロールするところでしょうけど、この辺りも既に実用化をされているため、問題はないでしょう。

社内文書がスキャンなどでOCRをかけられて電子データとして認識されると同時に、タグで管理されるようになったら、検索なんてあっという間ですからね。あとは、放っておいてもグーグル様が改良をして使いやすいものをどんどんリリースしてくれますよ。こういう技術がでてくると、いままで多くの人が必要だったものが本当に必要なくなります。OA化(オフィスオートメーション)の最終的に行き着く形はこういうところなんじゃなかろうかと思っています。

だって、仕事で新規でやる仕事って実は、1割もないと思っているんですよ。よく、前提条件が全部違うから、過去のものはあてにならないなーんて偉そうなことをいう人がいますが、だいたい過去のものが使えるんですよ。仕事で本当に全く特殊なケースなんて1%もないんじゃなかろうかと思っています。ですので、事務系なんかデータベースを構築しさえすれば、経験値を積んだ人なんて殆どいらなくなる訳です。これが技術系の職人さんであれば、5年、10年と熟練をした人でないとできないこともありますが、管理レベルなんていうのは、学問のお陰とITツールのお陰で、時間は要しないんですよね。

Google革命、恐ろしいなと思いましたよ。検索のニーズは、既にインターネットで皆さん認識済みですし、グループウェアもそのうち、ダントツのトップになりますよ。なにせ、グーグルの技術があれば、簡単にノーツやサイボウズを凌駕できますから。あとは、文書管理システム系のニーズもグーグルが満たしてくれると思います。版の管理とかもそうですね。おそらく、ありとあらゆるニーズをGmailやスケジュール、検索からグーグルは把握しているので、個々のニーズをピンポイントで察して、欲しいと思ったものが搭載されているものが提供されるでしょうね。

無償で今まで提供してきたサービスにはそういうデータ分析があったんですよ。グーグル帝国、本当に最強だなと思いましたもん。完全に囲い込みが終わりつつあり、それに勝てる企業って言うのは、いませんから。ビジネス分野でグーグルが覇権を握るのはそう遠くはないと思います。その一方でマイクロソフトは凋落していくと思います。


●探三郎
 http://www.geocities.jp/koutarou_y1926/sin3rou.html

●Everything
 http://freesoft.tvbok.com/freesoft/pc_system/everything.html

●サービスが終わったGoogle desktop
 http://google-desktop.softonic.jp/

●グーグルエンタープライズサーチ(グーグルMINI、GSA:Google Serch Appliance)
 http://www.google.co.jp/enterprise/search/campaigns/gsa7.html

●ドリームアート INSUITE®Enterprise
 http://www.dreamarts.co.jp/solution/case/ana.html

●サイボウズ
 http://cybozu.co.jp/