2016年8月9日火曜日

鴻海に兵糧攻めにされて瀕死状態のシャープ【液晶部門だけ取られて、解体されるのは明白】

郭台銘(テリーゴー)が口約束なんて守る訳ないじゃないですか。単なる努力目標としてリップサービスをしたぐらいで、シャープをかすめ取るためにどうしたら良いかしか考えていないわけで。だって、過去にも騙されているんですよ。堺の工場の件で、2008年ぐらいですかね。それで、今回は雇用を維持するとか言われても信じられるはずがないと。

だって、交渉は、彼たちが二枚も三枚も上手で、世界トップのEMS企業ですし、サラリーマン経営者じゃない完全なオーナー経営者ですから役者が違いすぎて勝てるわけ無いって思いますもん、素人目にも。だって、シャープは技術はあっても、お人好しじゃないですか。行き馬の目を抜くような世界で勝てるわけ無いと思いました。特に中国、中国系の会社って、さんざん中国の進出事例で、ケツの毛までムシられて撤退という事例を痛いほど見ているわけじゃないですか。下請けでも、同業他社でも、他業種でも中国進出ブームが21世紀の初頭にあったわけですが、そこから事例を学んでいたわけじゃないですか。

10月までに出資と言われていますが、未だにお金は出資されておらず、中国での独占禁止法のことでと言われてのびのびになって、結局は、液晶部門だけ買い取るという条項が発動されて、会社は解体となると思いますよ。だって、はじめからそれが目的なんだからこういう条項を入れたわけで、紳士的にやろうとしたらこんな条項は入れないって。そもそも向こうにしては出来レースなんだから。

JDIも瀕死で、弱者連合を組んでもこれは共倒れだったわけなんですけどね。それにしてもなんとかできなかったもんですかねと思うのと同時に、経営者は情けないなと。やはり、日本人には経営って向いてないなって思いますよ。私は、これが日本電産の永守重信氏ぐらいの人間だったら、間違いなく舵取りは間違わなかったと思いますけど、通常のサラリーマン経営者じゃ、死ねとは言われないので、自己保身に走りますよ。

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