2014年8月25日月曜日

急激に縮む日本市場【少子化の影響で代ゼミも20校閉鎖】

私たちが想像する以上に急激に市場が縮小しているのだなと感じています。一定数の顧客がいないと維持できないものってたくさんあると思います。進研ゼミのベネッセですら300万人の会員がいないと維持できないそうですから代ゼミもある程度のスケールメリットがないと商売ができないのでしょう。これからは、そういうものってたくさん出てきますよ。

インフラも維持できないインフラがたくさん出てくるでしょう。特に地方では、限界集落が想像以上に増えて、しかも思ったよりも早く、維持できないインフラがでてきて、しかも破綻する自治体が多くでてくるでしょう。そうなると、連鎖的に商売が成り立たないところが出てきます。地方のシャッター商店街なんか既に20年前からはじまっていた訳ですが、そんなのが非じゃないくらい大きな変化が起こります。そして、都心部でも地方ほどではないにしろ、同じようなことが起きます。

年金の問題、医療費の問題がこれから、凄まじい勢いで増えます。これは、高度経済成長を彷彿とさせるぐらい、凄まじい伸びで、経済成長をして、恩恵を享受してきたのと同じぐらいの勢いで支出が増えます。これが、プラスの方で増えれば良いのですが、経済成長とは違い、誰かが払わなければならないお金なので、とんでもないことになります。

日本という国が維持できるのか、本当に心配しています。

2014年8月24日日曜日

タイの代理出産問題【日本人男性が子供1000人を計画:医療技術の矛盾と孕む諸問題】

タイの代理出産問題は、騒音の問題から近隣の住民から通報されてわかった訳ですが、それがなければ着々と実行されたでしょう。今回の件で思ったのは、人間が超えてはいけない一線を越えてしまって自然の摂理に逆らうことで、とんでもない問題が将来おきそうだなと感じました。本来、人間は、人生50年で設計されており、多産多死が前提とされていました。それが栄養状態や医療技術が発達したため、人生80年になりました。このことについては、今まで何度も書いてきたので、詳しくは過去記事を読んでください。

こんなことを言うと多くの人に怒られそうですが、少子高齢化や年金問題、日本の衰退も、問題はすべてこの問題に行き着くと言っても過言ではありません。特に医療技術の発達は、自然界が本来設計した人間が本来あるべき姿を大きく逸脱させてしまった点も多くあります。私自身が、現代の医学によって多くの恩恵を受けているにも関わらず、このようなことを言うのは変ですが、自然から与えられたものを大きく曲げて、自分たちが便利な暮らしを享受するためにやりたい放題をやってきた人間に大きなしっぺ返しが来るんじゃないかと思っています。身近な事例ですと、原発の事故がその一つだと思っています。核分裂は、本来自然界では起こらないもので、その結果、自然界にないプルトニウムなどの物質を生み出していることなどもそうですが、宅地開発などの都市開発も自然の本来の姿を大きく変えていると言う意味では、不自然なものなのかもしれません。自然は、本来あるべき姿から変わると元に戻ろうとする自浄作用が働き、近年に起こっている異常気象などが引き起こされていると言われたりしていますね。

遺伝子組み換え、そして代理母、この辺りも、本来ならありえない形な訳です。これがどれだけ深刻な問題を起こすか解りませんが、モラルの問題などから糾弾されているのはご存知のとおりです。子宝に恵まれない方々のための技術だった訳ですが、私は、そのような方々にですら問題があると思っています。人類が手にしてしまった禁断の技術、私たちの生活を豊かにしてきましたが、それをあざ笑うように、同じくらい問題が発生してしまっています。今後の大きな課題になると思いますが、IPS細胞などのクローン技術も含めて、倫理面から再考する必要があると思います。

2014年8月17日日曜日

役所でのIT関連のシステムが統一されたら【金太郎飴方式の美味しさは止められない?】

何回か金太郎飴方式について書いていますが、正直、役所のITシステムって独自に構築するものでもないと思うんですよね。各市町村単位、そして県単位でこれらが行われている訳ですから、その需要ってとんでもなく大きく、そしてそのお陰で多くの雇用が成り立っているのも事実ですが、果たして戸籍や住民票のシステム、水道料金のシステムや図書館の蔵書管理システムなんかは、正直独自に作る必要なんて全くないものですからね。それでムダがどれだけ省けるのか、試算をしてみるととんでもない金額がでてくると思いますよ。これを中央がシステムを作って、供給したら一体どうなるんでしょうか?あとは、水道だとかごみ処理なんかも、地方が独自に運営するのはもう限界だと思います。道州制などを導入して、あとは市町村の権限から道州の権限にし、一部の業務だけを委託するという方式にしないと無駄は減りません。

年金のシステムや国民健康保険のシステム、そして原付などのナンバープレートなどは、おそらく共通化されたものがあるのでしょうが、それ以外は、独自のシステムを構築していることになると思います。そして、中身を検証すると殆ど同じだったと言うことになると思いますw だって、前にも書きましたが、大体要求事項って同じもので、大きく内容が変わることなんかありえませんから。なんでこういうところで、全国が一体となった運用をしていないのか驚きますよ。まぁ、そこに利権があるからと言ってしまえば、そのとおりなんでしょうけどね。そうは言っても年金のシステムも、運用がはじまってから一兆円以上つぎ込んでいるっていう話です。酷いもんですよね。大したシステムじゃないのに。今の技術なら、あんなの全国レベルでも年間数百億かかるなんてありえないですから。昔は、年間1000億もつぎ込んでいた時期もあるんですよ。いかにムダかがわかります。

あと、正直、窓口業務とかの典型的な公務員なんかアルバイトでもできる業務なので、よほどの基幹業務とか難易度の高い業務以外は、給与を思いっきり安くしてもかまわないと思うんですよね。身分が保証されているわけですし。もともと公務員ってそういう性格のものな訳ですからね。それが特権階級になったのは最近のことじゃないでしょうか。あんな窓口業務の住民票とか発行するだけの仕事なんかは、専門知識も全く必要ないので時給800円で十分ですから。住民票の受け付けとかだけで、年収600万以上とかありえないでしょう。欧米の公務員ならその半分ぐらいでしょう。

これが税とかになると話は違ってきて、ある程度の専門知識が必要になりますが、殆どの仕事は、専門知識なんか要らないFAQで9割がた片付くものだと思うんですよ。もう手遅れですが、こういう無駄な費用の膨張は破綻に直結しますからね。それに、先日役所に行ったときにも思ったんですけど、男で50歳くらいだったら、政令指定都市だったら、1000万位はもらっているんじゃないでしょうか。すごく高圧的な態度をされて驚きましたよ。民間だったら200%やっていけない人たちだなと思いましたね。

最近、議員関係でトラブルを起こす人が多いですけど、議員も人数はそこまで必要ないので、半分以下にしてもいいとおもいますよ。正直、今の目の前にある財布でやっていくためにはどうしたらよいのかってことを考えたら、今のままやることはできないでしょう。となると無理、ムダ、ムラをなくさないといけません。結構、アグレッシブなことをやっている自治体もありますが、行政サービスなどは、全国一律に近いくらいのものにしないとお金がかかって仕方ないと思います。住民票とか印鑑証明なんかは、コンビニでも今はできるようですが、それぐらいのことはやっていいと思います。それから、電子申請のような電子手続きももっと進めたら、平日に役所に行くこともなくなるだろうにと思いましたよ。

2014年8月16日土曜日

永守重信、日本電産社長詣【買収王・M&A王、京都にそびえるNIDEC永守タワー】

永守重信、すべてのM&Aを成功させ、全ての再建を成功させてきた男です。今まで一度もM&Aには失敗したことがありません。これだけの目利きのできる経営者ですからこういう男に日本の経営もしてもらいたいものだと思ったことが何度もあります。タイで洪水があった際も、リスクマネージメントがきちんとできていたので保険でしっかりカバーできたそうですし、拠点も分散していたので、業績には全くと言っていいほど影響は出なかったようです。元旦の午前中にしか休まない男で、仕事に賭ける情熱は半端じゃありませんけど、この男以外に日本電産、そして日本電産グループの舵取りができる男はいないと思っています。正直、日本の経営者で自分がリスクを取ってすべての会社の筆頭株主になるって他にいないでしょう。思いつくところであれば、そういう真剣勝負をするのは他には海外にしかおらず、インド人の鉄鋼王ミッタルとかリライアンスグループのアンバニ兄弟ぐらいでしょうか。引退して悠々自適の生活ができる資産があるにも関わらず、経営に全身全霊を傾け、仕事を趣味としてしまうところは、私が尊敬するところでもありますし、前から会ってみたい経営者の一人です。エールを交換して、げんかつぎの緑のネクタイを交換してもらうのが私の目標ですw

後継者が育っていないだけに、永守氏が亡くなったら、日本電産はどうなるのだろうと心配をしています。その意味では、経営の手綱裁きは、市況品を扱っているにもかかわらず、高収益をたたき出す金川千尋氏もその意味では、経営から退いてしまったら信越化学なども大変なことになると思います。私が永守重信のファンであるのは、ビジョンがしっかりしているからです。「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」と言う言葉が代表的ですが、本当に経営理念がわかりやすいの一言につきます。M&Aも当たり前のことをやってきただけだと言っていますが、実際にそうなんでしょう。技術と言うのは、蓄積に何十年も時間がかかるものが結構あります。しかし、経営や社風が駄目でそれらの技術が生かされていないことが相当数あるのも事実で、そこに目を付けたのが永守重信なんです。これが銀行や証券会社主導のM&Aであれば、おそらく半分くらいが失敗していたでしょう。贅肉をそぎ落とすだけのリストラなら簡単にできるからです。しかし、生産の改善や技術を生かした相乗効果と言ったら、永守重信でなければできなかったことも多いと思います。本当に、有価証券報告書には、永守氏がいなくなることがリスクと書かれていて驚きましたよ。

永守詣をして驚いたことがあります。日本電産の本社は、新幹線の線路のすぐ横にありますが、最寄り駅がJRの向日町です。この向日町は、永守重信の出身地でもあります。そして、向日町の駅を下りて、日本電産本社へ向かうには、田んぼの脇を通って、結構狭い道を歩いていかねばならぬのです。そして一番驚いたのが、隣の佐川印刷は、向日市なのにも関わらず、日本電産の本社はギリギリ京都市なんです。おまけに、このビルの高さは、ちょっと前まで京都で一番高いビルであった伏見区の京セラ本社ビルの95Mを抜き、100.6Mです。京都府京都市南区久世殿城町338に位置する本社・中央開発技術研究所ビルは2003年3月竣工した地上22階・地下2階です。永守重信が執務をする社長室は、もちろん最上階にあり、京都の町を見下ろす場所にあります。条例で、これより高いビルを作ることができないため、未来永劫日本電産のビルが京都で一番高いビルとなります。一番でなければ意味がないとして、飛行機の座席も1Aにいつも座るぐらいゲンを担ぐぐらいですから、ビルの高さもそのこだわりがあったと思います。本社ビル1階ロビーに、創業当初のプレハブ小屋を記念に残してあると言うのは有名な話ですが、それを自分の目で確認することができなかったのはとても残念なことでありますが、このブログを見て、永守重信が私を招待した時のために取っておきたいと思います。悪評高きNIDECですが、彼の真似をできる経営者は日本には皆無に等しいでしょう。四季報にも強烈なリーダーシップと書かれており、彼がいなくなった後が怖いですね。


  
京都府京都市南区久世殿城町338


永守詣でを終えた後は、京都府京都市南区吉祥院井ノ口町65にあるぶたじるで有名なかどやへ行ってきました。西大路の駅から歩いて10分くらいの場所です。ここの豚汁は、とんじるとは読まず、ぶたじるなんです。結構、あぶらがきついので、一般的な豚汁と比べてしまってはいけませんが、独特の味がして、癖になりそうです。

2014年8月10日日曜日

青汁、エビオス錠、強力わかもと、ザ・ガード コーワ【整腸剤の効果】

ザ・ガード コーワは今日買ったばかりなのでなんとも言えないのですが、青汁とエビオス錠、強力わかもとは、かなり効果がありました。私は、結構便秘気味だったのですが、それがほぼなくなりました。下痢もちょくちょくしていたのですが、それも無くなりました。あとは副次的な効果として、痔もほぼ治りましたし、体臭が減り、顔の脂の分泌も大幅に減りました。費用対効果で言うと、かなり高いなと思っていますよ。結構排毒効果があるのかなと思っています。

やっぱり、主な原因は、食物繊維のお陰なのかなと思っています。青汁は、職場とかでは、水で溶いて飲むのが難しいので、口に水を含んで、青汁のパックを流し込んで飲み込んでいます。これだけでも、かなり効果があります。だって、便通の頻度が全く違いますから。この腸内環境の改善効果は極めて大きいなと思いましたよ。あとは、エビオス錠、若干食欲が沸いてしまうのがマイナスポイントで、私は体重が増えましたが、これも結構効果があります。副次的な効果は、ネットで調べてみてくださいね。

あと、今日、購入して下記のネット情報を見て楽しみにしているのがザ・ガード コーワです。人柱として、しばらく経過を観察したいと思っています。

それにしても腸内環境って本当に大切だなと改めて思いますよ。ヨーグルトを食べるだけでも全然ちがいますからね。


●http://sakuranbou.info/blog-entry-2587.htmlから抜粋
592 名前:ビタミン774mg[sage] 投稿日:2008/04/23(水) 22:16:17 ID:???
このスレじゃあんまり話題になってないようだが
ザ・ガードはマジでヤバイな。
ビオフェルミンで効果を実感できなかったから
似たような宣伝をやってるザ・ガードも効果薄いんだろうなと
勝手に思い込んで手を出してこなかったんだが、
つい先日親が買ってきたので

試しにと数錠もらったんだ。そして一日3錠飲んで次の日。
朝目覚めると便意が。普通なら朝飯を腹いっぱい食べて
濃いコーヒーをガブ飲みしないとでないウンコが起きてすぐ出た!
しかも色が黄色!ずっとドス黒かったウンコちゃんが黄色くなっちゃった!
あまりにも劇的に効果を体感してしまった俺は、その日学校を休んで

ザ・ガードを買いにいったよ。今じゃ550錠入りのビッグサイズを
常時買い置きしてる。もうヨーグルトだとかヤクルトだとか、そういった
ものは一切とっていない。ザ・ガードをとるだけで全て解決しているからだ。

そんなに高くないし、薬局にいけばすぐ買えるので
騙されたと思って買ってみてほしい。
コイツはマジで凄いよ。

618 名前:ビタミン774mg[sage] 投稿日:2008/04/26(土) 11:25:33 ID:???
俺は超がつくほど貧乏な学生だ。

そんな俺にも便秘はやってくる。俺は重度の便秘で一週間に一度出るか
出ないかといったあんばいだった。

しかもだ、出た糞はネットリして臭くて黒いタールみたいな糞なんだ。
このタールグソはなかなか紙じゃふきとれなくて厄介なんだ。

一度の排便でトイレットペーパーを一つ消費してしまう。
貧乏な俺には痛い出費だ。自然にも悪い。俺は罪悪感に苛まれていた。

そんな俺がこのスレで絶賛されているザ・ガードを知ったのは一週間前だった。
その頃の俺は臨時収入があって少しだけ懐が暖かかったから
物は試しと最寄りの薬局でザ・ガードを購入したんだ。

家に帰って早速服用。さすがに翌日から効果が現れるなんてことはなかったが
その次の日には確かに効果が現れた。まず朝起きていきなり便意を感じた。
驚いたね。起きてすぐの便意なんてもう五年以上味わった事がなかったから。

嬉しかった俺はスキップしながら便所に向かったよ。口笛を口ずさむのも忘れない。
便所に入りパンツを下ろし、便座に鎮座した俺は、体内から便が排泄されていく
感触をじっくり味わった。大変心地よい一時だったのは、言わずもがな。

それから少しだけ立ち上がり、便器を見る。今日の糞はヤケにすんなり出たなと
思ったので、どんな糞なのか興味があったからだ。便器を覗くとあら不思議!
今までにみたこともない、ほぼ黄色のウンコ、ゴールデンシットがそこにあった。

臭いはフローラル、形はシンプルで機能的、色は黄色でゴージャス、まさに完璧な糞だった。
いや、糞と呼ぶのもはばかられる。これはアートだ。体内で創作した美の結晶だ。
気付くと涙が頬をつたっていた。俺は感動していたんだ。
鼻水と涙がとめどなくあふれてくる。トイレットペーパーをからからと巻き取り、
涙と鼻水をふいた。

そのとき気付いたんだ。そういや俺、ケツふいてねーやって。いけねぇいけねぇ、
あまりにも感動していたからついうっかりしていたぜ。俺は落ち着いて便座に座りなおし、
ケツを拭いた。するとそこでまたもや感動の波がおしよせてきた!
ケツを拭いた紙をみると、糞がついていないのだ!!

あまりにもバランスのとれた糞だったので、尻の穴から勢いよくスポンと飛び出たんだろう。
ケツの穴にこびりつく暇すら与えないスピードだったのか。奇跡に等しい。
それからというもの、俺は糞をする際に紙を必要としなくなった。

おかげで家計は大助かり。浮いたお金を貯金できるようになった。
環境にも優しくなった。そして人にも優しくなった。快便が健康を促し、健康が
性格を明るくしてくれたのだと考えている。
誰とでも気兼ねなく話せるようになった俺は、異性からも羨望の眼差しで
見られるようになった。

そしてこの前彼女ができたんだ。つきあってからちょっとして、彼女に聞いてみたんだ。
俺のどこが好きなのかって。そしたら彼女、こういったよ。

「すっきりした性格がいい。内に何も溜め込まずつねにオープンだよね」

そうさ、俺はすっきりしている。毎日快便で体内に糞を溜め込まない。やっぱりもてる男は快便なんだ。
俺の人生をこうまで変えてくれたのはザ・ガード。
もし彼女との間に子供ができたら、俺が子供の名前を我亜度にしたいと思う。
きっと俺みたいにサッパリした男になるんだろう。

みんなも俺みたいに幸せな人生をおくってほしい。

2014年7月27日日曜日

個人情報が筒抜けになり、行動がリアルタイムで把握される時代【GPS携帯、SUICA、クレジットカード、ベネッセなどの名簿、果てはグーグル先生】

福武書店(ベネッセ)から頻繁に来るダイレクトメールは、正直うざかったなw どこで情報を仕入れてるんだろうとずっと思ってましたもん。まだ、個人情報保護法が無い時代に、学校の先生が小遣い稼ぎに売った例は相当多いと思いますよ。これは、おそらく副業とかそういう問題以前に、ニーズがあるから、買う人がいるからって言うのが諸悪の根源なんだと思うんですよね。不動産や商品先物とか、結構詐欺的な行為が多い業界は、強引な営業で有名ですが、当然、消費者センターなどにも相当の苦情は上がっていると思います。こういうところをどうにかしないといけないと思いますよ。詐欺で利益を上げるなんて健全じゃないですから。

ベネッセは、当初被害者ズラしていましたが、後から消費者への影響度を考え、急に態度を変えて「私たちも加害者だ」とかほざきはじめましたけど、正直、あんたのところは、昔、名簿業者から買っていたのに、何を今更と思いましたよ。原田泳幸さん、マクドナルドで経営を立て直して、消費税の二重徴収でその金額が一万円程度何のも関わらず、数千万円を使って謝罪広告をし、マイナスイメージを払拭する過剰とも言える「私はいい人なんです的な過剰アピール」のイメージ政策をとっていただけに、この対応はちょっとまずかったなと思いましたよ。それに、マスコミから非難があったから、結局はカネで解決するって言うのが何か後味の悪さを感じさせるんですよね。たまたまジャストシステムがベネッセより30年遅れて、通信教育のビジネスに参入しただけで、そもそも30年前は同じことをやっていた訳ですし。正直、ほとんどの業界でも言えるんですけど、規制緩和なんかよりも、規制強化の方が圧倒的に多いため、「やったもん勝ち」のビジネスで先駆者となったものが、業界のリーダーになった事例が多いんですよね。本当に黎明期って、規制が無い、もしくは緩いので、社会的倫理感や法律追いついてないんですよ。脱法ハーブもそうなんですが、遡及することのできない、罪刑法定主義なので、本当に今の世代の人からすると羨ましすぎます。詐欺などに該当しない限り、アイディアがそのまま実行できるんですから。

お金の問題じゃないのに、金銭で解決をするというのも安直だなと思いますよ。食材偽装事件なんかの返金とは訳が違うんですから。それにしても、金銭補償をするとか言って、たった500円ぽっち。貰ってもね、吉野家で牛丼食べたら即効終わるレベル。もうね、アホかと馬鹿かと。以前、国が行った定額給付金も13,000円を国民に配っていましたが、目先の人気取りと言う意味では同じようなレベルですよ。定額給付金は、財源が、税金な訳ですから、結局は同じ財布で出し入れをしている訳で結局は全く意味がなかった訳ですけど。ちょっとニュアンスが違いますが、似たような問題だと思っています。結局、何が言いたいかって言うと、「効果」の問題なんですよね。定額給付金は、国民全員にやるよりも、消費性向の高い、所得の低い人、しかも若年層に集中して手厚くやったほうが効果は高いんですよ。ですので、ベネッセの補償の問題も、牛丼レベルのお金を全員に配るよりかも、名簿業者を駆逐するとか、今後被害が発生しないようなセーフティネットの整備に使うとかすべきだと思うんですよ。今回は、たまたま、営業機密の漏洩ってことで、不正競争防止法で流出をさせた社内のシステム管理を担っていた外注の人間が逮捕されましたが、中小企業とかなんか、倫理観なんか無いところが結構ある訳で、管理も杜撰なところがむちゃくちゃある訳ですよ。そういう問題をどうにかしてもらいたいですね。これが、名のある東証一部上場企業であるベネッセだから問題になったのであり、その辺に転がっている中小企業だったら、遡上にも上がらないレベルなんですよ。ですので、モデルケースとして、ベネッセのような上場企業がリーダーになって、しっかりと法整備や環境整備を促してもらいたいもんです、それが唯一できる罪滅ぼしなんじゃないかなと思いますよ。自分のところが昔は積極的に名簿を買う立場に居た訳ですから、蛇の道は蛇で、良く道理もわかっているでしょうし。特に、今後、国民総背番号が導入される訳ですから、いいチャンスだと思います。名簿業者を法律で縛ることと買う側にも悪事を働かないようにする仕組みが必要だと思いますが、DMを登録制にして、登録されていないものは郵便局ですべてはじかれるようにしても面白いですね。郵便受けへのチラシやDMへの投函も「NOと意思表示」したところに再度投函したら処罰とかやってもらいたいですよw あと、相当苦情があるにもかかわらずいまだに存続している秋葉原や渋谷なんかでラッセンの絵を売っている香具師もどうにかしてもらいたいわ。

はぁ、一人歩きを始めた個人情報は、データベースとなって、一生、何かのイベント時期になるとダイレクトメールが送られてくるでしょうね。下手すると、役所や弁護士、司法書士、行政書士がこれに絡んでたらやだなと思っていますが、富裕層とかの名簿は、既に公務員とかでも、職務を装って、そういうデータを集め、そのデータを名簿屋に売っている人なんか多いと思いますよ。普通、ピーンと来るじゃないですか、目の前にお金のなる木があったら、お金の臭いがするっていうか。たとえば、長者番付が廃止されましたけど、国税とかって、高額納税者のデータを持っているんですよね。あとは、地方自治体なんかも、個々の所得をしっかりと補足できていると。世田谷区とか港区なんか、金持ちがゴロゴロいますから、ちょっと業務でそういう情報に関わったら、ある程度頭に入れて、それをプリントアウトしたりメモして、家に帰って、電子データにするってことをやっている人もいると思いますよ。役所の書類管理はそれほど厳しくはなく、共有の書棚とかからコピーしている人もいると思いますよ。あとは、調査予定などとして、それをプリントアウトしたら、正直、戸籍や住民票のデータがそのままイコールになる訳ですから、原則として偽名などは使いようがないと。外国人が通名を使ったり、戸籍ロンダリングをするケースまではわかりませんが、少なくない人がやっているでしょうw あとは、ダウンロードやプリントアウトができない場合は、非常にアナログ的ですが、画面の写真を撮ったりしている人もいると思います。それが高額情報だったら、足跡を残さないためにも、そういうことをやるでしょw ある程度、フィルターをかけられて精度が上げられた名簿なんて、ほんの数点でもむちゃくちゃ高価だと思いますよ。おそらく、名簿屋のピラミッドの頂点にいる立場の人間は、精度が相当上げられた、しかも生きた名簿を持っているでしょうね。DMやメールアドレスなんかも、死んだアドレスに送っても意味はないですからね。

あとは、法務局で土地の登記簿なんかを見れる立場の人なんかも、確実にこういう個人情報の売買に加担していると思います。カバチタレの世界じゃないですけど司法書士や行政書士は、弁護士が仕事がなくて困っている訳ですから、サラ金回収バブル、残業代回収バブルが終わってしまった今は、食い扶持がないと思うんですよね。となると、次のカネのなる木を探していてもおかしくないなと思うんですよ。それ専門にやっている人がいてもおかしくないぐらいですからね。

あと、もっと怖いのは、GPS付き携帯。おそらく、ドコモやKDDIなんかは、しっかりとその情報を管理していると思うんですが、ドコモも、個人が特定できる部分を除いて、そのデータを活用していると過去に記事がありましたからね、SUICAと同じことをやっている訳ですよ。正直、年齢、属性、居住地、学歴、勤務地、遊びに行く場所などがわかれば、大体、収入が想像できる訳で、それをクレジットカードの情報なんかと結びつけることができたら、むちゃくちゃピンポイントな爆撃ができちゃう訳ですよ。アマゾンなんかで買い物をしていると「この本を買っている人は、こんな本も買っています」なーんて言う、サジェスチョンの提案機能は、ビックデータの分析から、属性を作って、提案をしているんですけど、それと同じことがいろんな面でできてしまう訳です。何度も今までくどく言っていますが、図書館や役所のシステムから、あとはユニクロ、ニトリ、吉野家、マクドナルド、果ては、パチンコ屋のマルハンのようなところまで浸透している金太郎飴方式のシステムなんですよね。一度作った、システムが使い回しができるとw 個人情報の宝庫という面では、スケジュールや電子メール、そして検索履歴、あとは地図のGPS機能を持っているGoogle様の方がもっとスゴイという見方もありますね。グーグル先生で検索することは、ニーズがそのまま反映されていますから、そりゃ喉から手が出るほど欲しい人が腐るほどいますよ。それが、検索結果に連動される広告の料金に繋がるわけですからw LINEなんかも通話のチャット履歴を間違いなく解析して、それをマーケティングに活用していますよ。LINEについては、その用途から、殆どが、くだらない、意味の無い会話ばかりだと思うんですけどね。

今度、国民総背番号制が始まりますが、これが始まると、所得税や住民税とかしっかりと補足されて、年金や健康保険などのシステムもしっかり管理される反面、この情報が他と結び付けられたら、プライバシーなんてあったもんじゃありません。シンガポールなんか、何かをするたびに、その背番号を入力させられましたが、単なる店で買い物をしてもですよ!!おそらく、属性データと紐付けられてマーケティングに活用されていたんだと思います。

クレジットカード会社がなぜ、あんなにキャンペーンをやっているかって言うと、お金を使う情報って、むちゃくちゃ役に立つからなんですよ。だって、その傾向、嗜好とかわかったら、くどいですけど、ピンポイントで爆撃できる訳でしょ?手当たりしだい、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる式のダイレクトメールをボンボン送るのより、遥かに効率的な訳で。おそらく、マーケティング系の学科がある大学なんかでは、マーケティングの理論、POS(販売時点管理システム)なんかと併せて教えてるんだろうなと思いますよ。三井住友VISAカードなんかは、仮にVISAの全データが集まるようでしたら、三井住友銀行と連動して、給与データ、勤務データから消費データが紐付けられる訳で、凄まじいい精度で、属性に基づいた消費行動がわかる訳ですよ。ETCで、旅行や出張に行ったことも手に取るように解るわけですし。これに、GPSのデータや通話、メールデータがくっついたら、そりゃ、もっと精度が高くなりますよw

SUICAもクレジットカードと連動していたり、記名式でやっている人、定期で使っている人なんかは、場合によっては、使う駅や何を買っているかがばっちりと把握されている訳で、GPS付きの携帯にくらべたら、精度は低いものの、行動がある程度推測できますよね。ほんと、世の中便利になったけど、失うものも大きいなと思いましたよ。ホント、うまくできているって言うか、オフセットの関係にあって、便利になればなるほど、それに比例してパンドラの箱のようにどんどん次から次へと問題が噴出してくると。おそらく、今後も、世の中は便利になっても、それに対応するかのように問題が出て、その便利さの影を浮き彫りにすると思います。皮肉なもんですよ。

今は、パチンコ屋とか駐車場屋が車のナンバーを撮影して、それを陸運局の出先のようなところに自検協の「自動車検査登録情報提供サービス(AIRIS)」というところで照会して、法令に基づき、国土交通省の承認を受けた事業者に対して、自検協がインターネット経由で車検情報を提供ているようです。本当に、ユーザーの知らないところでこんなことを勝手にやって、データを採っていると聞いて、気持ち悪いなと思いましたよ。名前は出していないから、個人情報の問題は無いって言いますけど、町名や大字レベルまで提供しているっていいますから、十分に個人情報に該当していると思いますよ。車のナンバーの制度って、違反や犯罪があった時に照会に答えるべきものであって、訳のわからないマーケティングで使われたら、堪りませんわ。あとは、タクシーのドライブレコーダーなども犯罪捜査のために使われていると言われていますけど、これも目的外使用をされることが十分にある訳で、そういうところも議論をしなきゃいかんと思いますね。あとは、タバコを買う時に使うタスポの使用履歴から、罰金未納者が特定されたケースもあるらしく、国も頑張っているなと思いましたけど、目的外使用って他にも相当数あると思うんですよ。なんだか、別件逮捕に似たような嫌な感じさえします。
さてさて、ドライブレコーダーって最近、事故の時の自己防衛で付けている人が多くなったんですけど、結構YOU TUBEにアップしている人が多いじゃないですか。確かにDQNな運転を抑止するのはいいんですけど、そうじゃないケースもありますからね。古きよき時代はとっくの昔に終わり、すべての人が監視される、ジョージオーウェルの「1984」の時代が遂に来ましたかっていう感じはしますね。今後、もっと多くの人が付けるようになると思いますから、場合によっては、今のカーナビぐらいの普及は想定できますね。

今のところ何が一番すごいかって言うと、やっぱりグーグル先生でしょうか。その次に来るのは携帯キャリアでしょうかね。国も総背番号制に向けていろいろ水面下でやっているので、グーグル先生に近いくらいの情報は持っているかもしれませんが、やはり、守備範囲の広さやデータの分析能力ではまだまだ勝てないでしょうね。グーグル先生が、国向けにビジネスを始めたら、もうお手上げですけどw だって、犯罪捜査の時って、携帯電話の通話記録もそうですけど、ある特定エリアでの現在の通話状況まで把握できて、どんな人間とコンタクトを取っているかもわかってしまうぐらいですし、逮捕したあとは、パソコンと携帯・スマホを押収して、データを解析することから始めるみたいですからね。ハイテク捜査が捜査線上にある点と点を簡単に結び付けられるようになったのだと思いますが、一個一個地道に証拠を積み上げていた過去の捜査も、ある意味楽になったと思います。海外に輸出してもいいんじゃね?と思えるほどのノウハウですよ。これが、先日のオムロンのJR東日本の監視カメラのデータの不正利用の件などもそうですが、監視カメラの顔識別、行動識別技術がロンドン並に進化し、GPSなどと連動したら、ほぼ行動は把握されることになるでしょうね。民事でも、不倫関係なんかは、優秀な弁護士がこういうのを駆使したら、裁判での勝率はかなり高くなるでしょう。あとはDNA鑑定をセットしたら鬼に金棒ですがな。

まぁ、企業の偉いさんとか、政治家とか、芸能人とかの影響力ある人だったら確かに困る問題ですけど、私なんかは、全く影響力が無いので、正直便利さを取りますけどねw だって、Gmailの内容を分析されても、困ることなんか全く無いですもんw 不倫とかしている訳でもないですしね。それにしても、この10年くらいの技術革新って、日進月歩だったなと思いますよ。これからの10年も加速度的にそれは進むのかなと思いましたよ。それよりも、政府の政策って、アホがアホな政策をやると、壊滅的に近いダメージを一般人に与えるんですよね。あとは、教育がアホだと、将来を担う世代が馬鹿になると。大店法にしても、福祉問題、少子高齢化問題など、その多くが政府がアホな政策を実行したことにあるんですよね。穿った見方をすれば、敢えてそういう政策を実行することにより、潜水艦みたいに、ボディブローを着実に与え、日本を骨抜きにしたと言えば、すごいなーと思いますけどね。

●ベネッセの情報収集のソース
データを名簿屋から買っていたと思っていたんですけど、住民基本台帳を見てたんですね。↓
http://stella.cocolog-nifty.com/starchartlog/2005/09/post_e0c3.html

当社はダイレクトメール等で、「子育て」「学び」に関する商品・サービスや教育に関する情報を、皆様にご案内しております。ご案内をお届けするためのお名前やご住所等の個人情報は、アンケートや資料請求により皆様から直接お預かりさせていただくか、住民基本台帳の閲覧により収集してまいりましたが、昨今の個人情報保護意識の高まりに配慮し、2005年10月をもちまして住民基本台帳の閲覧を行わないことといたしました。現在、当社からのご案内は、皆様のご意思を確認をしてお届けしております。

2014年7月26日土曜日

液体燃料の実用性【石油、LNG、GTLの優位性と石炭の地位】

シェルガス革命があり、北米で続々と新プラント計画が進んでいますね。個人的には、液体燃料と固形燃料、気体燃料の違いがその運用に大きな差をもたらすと考えています。私たちが普段、使う常温域は、摂氏5度くらいから35度くらいじゃないかなと思います。ただ、ある程度マイナスになっても、飛行機みたいに超高高度を飛んで、燃料が凍ると言うようなことは無いので、ケロシンのような高純度のものは通常は必要ないと考えています。

なぜ、世の中が液体燃料にこだわるかと言うと、答えは一つ「扱いやすいから」なんですよね。車のガソリンタンクにしても、石油備蓄基地にしても、LNGの基地にしても、受け入れが簡単にできますし、荷役作業もパイプを繋ぐ作業が人手が要るくらいで、あとはポンプで圧をかけてやれば、勝手に荷役ができます。これが石炭だったらどうでしょうか?大規模な保管場所と荷役設備が必要ですし、クレーンのオペレーターも必要です。また、パイプラインではなくベルトコンベアであるため、広い場所が必要です。また、燃えた後のカスを捨てる場所なども必要ですし、脱硫の設備も必要となってきます。あとは、頻繁とは言えませんが、火災が貯炭場で起きるので、その対策も必要です。それを考えると石油やLNGなどは、危険物ではあるものの、扱いやすさで言ったら、ピカイチな訳です。何と言っても、車の燃料タンクに簡単に給油できますし、流体ですので、簡単にエンジンに運ばれます。保管も容易ですね。長い年月、放置しておくと確かに水などが混じったりしますが、それでもその保管の便利さと言ったら石炭などの固形燃料に比べると遥かに大きいと言えるでしょう。

保管の便利さ以外にやっぱり気になるのは、原油の油田やガス田がある中東地区からの輸送でしょう。原油は、タンカーにそのまま積めますが、ガスはそのまま積むより、液化した方が体積が大幅に減るため、空気を運ぶと形容されるガスを運ぶ輸送よりも効果的なのです。都市ガスを使っていない地域であれば、LPGと呼ばれる液化プロパンガスも液化によって体積が大幅にへるものの一つです。LNGは液化天然ガスのことですが、マイナス162度まで圧縮して冷やすと体積が600分の1になります。冷却のために、莫大なエネルギーを消費しますが、カタールなどの大ガス産地から日本へ運ぶには、ヨーロッパやロシアにあるようなパイプラインと違い、海にも引くにも長すぎますし、多くの国を急峻な山岳地帯を経由して引くにも無理があります。従って、船舶での輸送と言うことになりますが、LNG(Liquid Natural Gas)やGTL(Gas To Liquid)などの技術が注目を浴び、実用化されている訳です。LNGは既に多くの場所で使われているため、あまり説明は必要ないと思いますが、GTLはマレーシアのビンツルでオイルメジャーのシェルが実証プラントを作り、その後は、カタールで巨大プラントが作られています。ガスから人造石油を作ると言うことで、分子構造を組み替える訳ですが、その製造過程で大量にエネルギーを消費することから、熱量換算で60%程度しか残らないということです。BTL(Bio To Liquid)やCTL(Coal To Liquid)など、他にも液化技術はありますが、ガスの液化と概念的には同じです。

一番、期待できるところとしては、石炭の液化技術ではないでしょうか。なにせ、可採年数が石油や天然ガスとは桁違いにあり、世界中に分布しているからです。日本のように、海底炭田のような採掘コストの高いところは、商業ベースにのることはなかなかないと思いますが、インドネシアやオーストラリアのように露天掘りができるところであれば、コストはべらぼうに安くなるため、原油の価格が高止まりしている今日、商業ベースが期待されるところでしょう。日本はメタンハイドレードが太平洋側にも日本海側にも多く存在していますが、燃える氷のメタンハイドレードが原因で、環境に大きな影響を与え、地震などの災害などを誘発してしまう可能性があるため、その計画には注意が必要です。

液体燃料と言う運ぶにも保存するにも効率が良いものが現在では、重宝されているわけですが、電気を保存する蓄電池の技術がより進んだり、後は水素燃料の安全性が担保されて取扱が容易になればとかいろいろ将来のエネルギー革命について考えるわけですが、それよりも熱効率という現実的な問題の方がより効率が高くなるケースが多いということも忘れてはいけません。理由は、原子力発電は、その素材の耐熱温度の関係もあり、熱の7割近くを捨てています。通常の火力発電ですと、約6割の熱を捨てています。これが、コンバインドサイクルになると4割程度に減りますが、それでも半分程度の熱を捨てているのです。車に関しても、ディーゼルエンジンは熱効率が高いものの、それでも半分の熱を捨てているのも同様で、その熱を有効利用できるのであれば、エネルギー効率は圧倒的に上がるのは言うまでもありません。

最終的には、やっぱりゼニ・カネの問題なんですよね。どう、商業ベースに乗せるかって言う。ただ、その商業ベースって言うのも、油の価格が上がれば、一気に採算に乗るようにもなります。代替燃料の開発のインセンティブが働くようにもなりますからね。金の力は、やっぱり強いです。