2017年3月5日日曜日

物流をいじめるための駐車禁止違反は即刻止めるべき【コストは受益者に反映される】

佐川急便の駐禁の身代わりについては、本当に同情をしてしまいます。だって、佐川やヤマト運輸など、物流の最前線で働いている人たちは、駐車禁止に怯えながら、そして過酷な勤務をこなしているにも関わらず、政府のアホな法律と警察の横暴によって無茶苦茶なことが現場で行われている訳で、もっと先に取り締まるものがあるだろ?と思わざるを得ません。特に、「歩行困難者」の不正使用がとても目につくので、我が物顔で路駐を平気で行っている高級車を取り締まるべきだと思います。

弱い者いじめ、取り締まりやすいところから取り締まるなんて、ホント糞だなとおもいますよ。10年前に比べて、物量は3割増えたと報道されていますが、時間指定などもあり、感覚的にはもっと忙しくなっているでしょう。このままでは、物流は立ち行かなくなり、コストが思いっきり上がらざるを得なくなります。

ただでさえ、低賃金で長時間労働が状態化しているなか、ここは政府が規制緩和に舵を切ったものを是正する必要があります。だって、過当競争の業界ですからそれをどうにかしないとそのツケは立場の弱い末端の労働者に行くに決まっています。

規制をしているのは、現場のことを知らない役人たちです。本当に、駐車禁止を取り締まっている人たちも、警察以外に民間に委託されたクソな人間が、働いている人のことを全く考えず取締を行っています。こんなことにお金を費やすのであれば、他に必要な分野に人を割くことができるでしょうに。

スピード違反にしても駐車禁止にしても本当に駄目だなと思いますもん。ヤマト運輸が残業代の不払いで是正勧告を受けたと報道されていましたが、これは料金の値上げに直結するものです。正直、いままでの配送料自体が安すぎると思っていましたからね。

このあたりで、業者が反撃に転じてもいいかなと思います。正直、いろんなものの料金が適正水準にはなかったんですよ。政府がそこを上手くコントロールすべきものを馬鹿な規制緩和で市場を滅茶苦茶にしてしまってお互いつぶしあいになったことは、本当に残念です。