2012年3月31日土曜日

決算を乗り切ったシャープの今後


多くの企業が、円安、そして株高で3月30日(31日が土曜のため)の決算の基準日を見て、ほっと胸をなでおろしているんじゃなかろうかと。まぁ、決算と言えば、とりあえず、3月31日の決算を例の自殺が多くて有名な台湾の鴻海精密工業の資本注入によって生き永らえたシャープですが、韓国のサムスンに買収されるんじゃないかという私の思惑とは違いますた。ホントギリギリでのタイミングでの資本注入でしたからね。場合によっては、自己資本比率が40%と割と高かったですけど、減損会計できちんと評価したら、債務超過とかになってた可能性も十分にありましたからね・・・・。ホント、経営陣は、崖っぷちに立たされた選択だったんじゃなかろうかと。

ホント、生き永らえたと言っても、茨の道を突き進むことには変わりなく、主導権を奪われてしまって、液晶と太陽電池の二事業に社運をかけた会社ですから、それが外れた時はホント大変だ罠と。おまけに「Cash is King」ですから、足元をみられて、やり手の鴻海にバンバン買い叩かれて、軒を貸して、母屋を乗っ取られるとなるんじゃないかと思っています。ホント、風前のともし火のように、伝統ある日本企業が凋落していく光景は、辛いものですが、あきらかにこの場合は、世界の変化のスピードについていくことができなかった、経営のミスとでも言ったところだと思います。

基本的に、付加価値とは上流が多くつけることができ、任天堂やキーエンス、それから日揮などのプラント会社やゼネコンがこのビジネスモデルに該当します。逆に下流である製造工程は、薄利多売のビジネスモデルであり、製造設備を莫大に抱えてしまっては、変化に対応できない恐竜のようなものであり、ここに社運をかけてしまったシャープは、まさに恐竜のようなものかと。ただし、上流だからと言って、生き残れるとは限らず、必ずしも付加価値をつけることができるとは限りません。

個人的には、法貨換算で9兆円もの売上を上げている鴻海が、その規模から下請けに甘んじているとは思えず、中国人の野心を持った血を引き継いでいる台湾人ですから、サムスンやLG、パナソニックのようなところへの対抗馬になって、将来的には下請けではなく、自社ブランドで攻めてくる可能性も十分にありますね。そのための、踏み台に過ぎないと。

まぁ、アップルのIphoneやIpadの大躍進を陰で支えていたのが、この鴻海であり、アップルと組んで場合によっては、えげつないことをやってきそうな気もして、目が離せないですな。

それにしても、世界の巨人どもは本当に大きくなりすぎて、小粒の日本企業は太刀打ちできないですな。そして、R&Dなど、日本企業のコアとも言える技術開発が目先のお金を節約するためにおざりにされてきたわけで、このツケは、5年、10年後にボディブローのようにきいてくると思います。

2012年3月30日金曜日

シンガポールに続いてバンコクでも「ラーメン戦争」勃発か


ホント、日本の地方の郊外の町並みみたい東南アジアもなるんじゃないかという危惧すらあります。まぁ、東南アジアは、華僑が実体経済を牛耳っていて、どの国に行っても、結構同じチェーン店があり、いろんなSPCみたいなダミー企業をかましていても、根をたどっていくと同じところに辿りつくというのも結構ある話です。

それよりも、先日バンコクへ行った時もそうだったんですが、アホみたいに日本飯屋が増えたなと。まぁ、バンコクはもともと日本人人口が多いところなので、わかるんですが、それでも最近の増加率は異常だなと。まぁ、日本がジリ貧なので仕方ないんですけどね。

バンコクも、そろそろ日本飯でも、クソなところは淘汰される時代に入ると思います。いままでは、日本飯というだけで、崇拝の対象になっていた酷いところもありますから。

あと、シンガポールは潰れるラーメン屋も出始めたと言うのに、明治屋で、遅れてきた少年みたいな感じで、ラーメンフェアをやっています。個人的には、既にラーメンバブルの頂点は過ぎて、今は下落している最中だと思っていますが・・・・。ホント、空売りしたいですよ。


●【波のまにまに6】シンガポールに続いてバンコクでも「ラーメン戦争」勃発か ラーメン横丁登場、滑り出しは好調
http://www.nangoku.com.my/20110123-1506/

●明治屋スーパーマーケットで「らーめんフェア」-日本全国55種を販売
http://singapore.keizai.biz/headline/5252/
シンガポール明治屋スーパーマーケット(177 River Valley Road)で3月3日、日本全国の家庭用ラーメン55種類を集めた「らーめんフェア」が始まった。

同フェアで取り扱うラーメンは一風堂の「赤丸」(12.5シンガポールドル)・「白丸」(12ドル)、クラタ食品の「福山冷めん」や「尾道らーめん」(8.8ドル)など広島がテーマのラーメン8種、全国のラーメン店の味を家庭用に箱詰めするアイランド食品のラーメン45種。「ホープ軒本店」(東京)、「名店大黒」(熊本)、「桑名」(札幌)、「青葉」(旭川)、「ぜんや」(埼玉)のラーメンが人気だという。「青葉」は2009年からシンガポールで実店舗を運営している。いずれも1箱22.5ドル。

フェア開催は5回目。毎年シンガポールへ進出しているラーメン店の協力を得てチャーシュー、煮卵、ギョーザなどのサイドディッシュも販売。これまでの協力店は「美春」「山頭火」「一番亭」の3店。今回初めて出店する「一風堂」は業務用に現地製造してきたチャーシューを初めて家庭用に販売開始。100グラムあたり4ドルで、最大500グラムのものまでそろえている。ファクトリーマネジャーの山内敦史さんは「今回の販売が好評ならば店頭でも販売していきたい」と話す。一風堂は現在シンガポール国内に2店舗を展開している。

2012年3月29日木曜日

日本人の72%は10年後に食いっぱぐれる!?

おそらく、もっともっと早く、食いっぱぐれる人で日本は溢れるんじゃなかろうかと思っています。お金を持っていても、ひょっとしたら、それが殆ど価値を持たなくなる可能性もありますし。

国境が無くなって、無尽蔵に廉価な労働力が流れ込んできたら、ホントおしまいだなと。あとは、インターネットの強烈な破壊力、これもボディブローのように効いてくると思います。

ホント、情報化社会の破壊力凄いなと。あとは、英語の支配力も凄いなと。今は、世界の書物が日本語に翻訳されていますが、ひょっとすると日本語に翻訳されない時代もすぐそこまでくるかもです。英語でなければ情報が獲得できない時代になったら、日本人の9割方は、死刑宣告同様じゃないでしょうかと思っちゃうことがあります。

まぁ、私の英語も、小学生以下なので、死刑宣告ですが・・・・


●「10年後に食える仕事 食えない仕事」渡邉正裕著
http://netallica.yahoo.co.jp/news/265152


<日本人の72%は10年後に食いっぱぐれる!?>

“これからの経済はグローバル化だ!”。そんな言葉に踊らされて、英会話や資格取得に躍起になっている日本人は少なくない。

しかし、どんなにスキルを身につけても、グローバル化で確実に日本人の手を離れていく仕事がある。そして一方では、日本人であること自体がスキルとなる仕事も数多く存在する。渡邉正裕著「10年後に食える仕事 食えない仕事」(東洋経済新報社 1500円)では、仕事における“日本人メリット”を考えながら、10年後の可能性について分析していく。

まず本書では、あらゆる職業を4つのタイプに分類している。弁護士や税理士など、日本人メリットが高く、日本市場向けの高度専門職である「グローカル」。日本人ならではのサービスマインドが武器となる、保険・証券セールスなどの「ジャパンプレミアム」。日本人メリットは低いが、勝ち残れば青天井の「無国籍ジャングル」には、建築家や会計士が含まれる。そして、著者が一刻も早く抜け出せと警鐘を鳴らす「重力の世界」には、プログラマーや検査・組立工、タクシードライバーなどの職業が挙げられている。

「重力の世界」の職業は提供者の人種が無関係であり、グローバル化とIT化の影響をモロに受ける。たとえ日本人がこの職に就いても、将来は最低水準賃金となることを覚悟する必要がある。しかし現在の日本では、実に72%の人が重力の世界の就業者であることも分かっているという。

あなたの10年後は?




(日刊ゲンダイ2012年2月27日掲載)

2012/3/1 10:00 更新

2012年3月28日水曜日

シンガポール・チャンギ国際空港にラーメン集積施設がオープン




この前、空港に行った時には全く気付かなかったんですけど、今日、ラーメンニュースをチェックしていたら気付きますた。つーか、完全バブルだな。というか、やりすぎだな。

ホント、崩壊後が怖いですな。。。。間違いなく、こんなに過剰なラーメン店が共存できるわけ無くいでしょ。あと、シンガポールのラーメンのSNSもできていて焦りました。もうね、アホかと馬鹿かと。


●シンガポール・チャンギ国際空港にラーメン集積施設がオープン
http://singapore.keizai.biz/headline/5231/

シンガポールで和食レストランを展開するコマース・ホールディングスは昨年12月22日、チャンギ空港第3ターミナル(65 Airport Boulevard #B2-58 Terminal 3)公共エリアにラーメン集積施設「らーめんチャンピオン」をオープンした。同施設は7月にブギス地区のSC「iluma」(201 Victoria Street)にオープンした同名施設の成功を受けた第2弾。

席数は約60席。調理ブースに出店するのは「がんてつ」(北海道)、「博多一幸舎」(福岡)、「元助」(福岡)、「力」(東京)の4店。「元助」と「力」は海外初出店。

街なかの初施設と同時にスタートした約1年半にわたるコンペティション「ULTIMATE RAMEN CHAMPION 2011 SINGAPORE(究極のラーメン・チャンピオン)」は引き続き開催中。同コンペは売り上げやフェイスブック、会場での投票の結果で総合的に優勝者を決めるもの。終了時期は今年12月だが、名称内の年号は引き続き2011を使用する。空港施設のオープンで「元助」「力」が、新たにコンペに加わる形となった。

コマース?ホールディングスのマーケティングマネジャー、松平さんは「待たずにすぐ食べられるラーメンは、フライトの前など時間が無い場合にもぴったり。ぜひ立ち寄ってほしい」と話す。同社シニア・マーケティング・エグゼクティブのChinさんは「シンガポール人は、細麺でクリーミーな味が好き。街なかの初の施設での一番人気は現在のところ博多一幸舎だが、空港という場でどの店が勝者となるかが楽しみ」という。

●チャンギ空港のラーメンチャンピオン
http://www.changiairport.com/shopping-and-dining/dining/ramen-champion

●シンガポールラーメンクラブSNS
http://sns.prtls.jp/singapore_ramen/privacy.html

2012年3月27日火曜日

ネトゲ詐欺【タケノコ剥ぎ方式】

友達とスカイプで話していて、話題になったんですけど、某SNS、ホントやり方がえげつないな。つーか、「未成年は、民法の行為能力の問題で、月30万とかの課金とかは無効になるんじゃね?」と言う疑問を持っていたんですけど、友人によると、某SNSは無料で登録できて、アイテムを買ったりする毎に課金をされるなどして、雪ダルマ式にそれが通話料金に累積をされる方式らしいと聞いて、ホント、ネトゲ詐欺だなと思いました。

そりゃ、30歳代で3000億円とかの長者番付にのるわなと。それにしても、国は、もっとも優先順位が低く、むしろやらなくてもよい外国人参政権や夫婦別姓などの議論なんかしないで、こういう消費者保護をしっかりやれよと思いますた。

いたいけな少年を騙して、判断力が未熟な子からお金を巻き上げてホント、よく生きてられるなと思いました。私の子供の頃は、カセットを買ったら買い切りで、その後課金なんてされることはなかったんですけど、ホント、ネトゲは悪質だなと。キャバクラやピンサロ並みの竹の子剥ぎ方式ですからね。


●タケノコ剥ぎ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%B1%E3%83%8E%E3%82%B3

性風俗店で用いられる用語で、ボッタクリ商法のひとつ。タケノコの皮をはがす行為に由来し、初期料金を安く見せかけ、女の子の脱衣や接触行為などのオプション料金を積み上げていった結果、法外な高額の料金になってしまうこと。


●制限行為能力者、未成年
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%B6%E9%99%90%E8%A1%8C%E7%82%BA%E8%83%BD%E5%8A%9B%E8%80%85

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%88%90%E5%B9%B4%E8%80%85

2012年3月26日月曜日

シンガ名物のヒルマンのペーパーチキン【来星した日本人のお客さんの口とビールに合う】

日本からお客さんが来ると連れていくヒルマンですが、ここはチキンを紙で包んで揚げた鶏肉の名前のとおりのペーパーチキンが有名なんです。かなりビールにあって美味しいです。姉妹店でマンヒル(名前をひっくり返しただけ)ってあるんですが、やっぱりペーパーチキンは日本人の口にもあって、ビールが進んで進んでコリャいかんですわ・・・ってかんじですよ。

お決まりのチリカンコンとフカヒレが入っているのかわからないようなスクランブルエッグ(フカヒレの卵炒め)が定番なんですが、フカヒレのスクランブルエッグ、意外と高いんですね。。。いつも会社のentertaiment、welfareで落としていたので全く気がつきませんでしたが、結構値が張るんですよw

場所は、リトルインディアのすぐ近所にあって大通りに面しているのですぐにわかると思います。あともう一軒は、パシルパンジャンの近く、カリビアンコンドミニアムのところからウエストコースとに抜けるところですね。内容的には全く同じですけど、パシルパンジャンの方が空いています。

あと、クレメンティからブキティマに抜けるところにもあるのですが、こちらは、余りお勧めできません。ユニオンファームイーティングハウスといって、ペーパーチキン発祥の地らしいですが、マンヒルのオイスター、醤油、チャイニーズワインなどで作ったタレで作った香ばしいペーパーチキンには勝てませんw

私の好物は、このペーパーチキンとあとはホッケンミー(福建麺)です。ホッケンミーは、あたりはずれが結構あり、色の濃くない、太麺を使ったものが私は好きです。それに柚子みたいな柑橘系のものをかけると何とも言えない美味しい味になるんですよね。






●ヒルマンのHP
 http://hillmanrestaurant.com/
 http://www.hillmanrestaurant.com/hillman-menu.pdf ヒルマンのメニューです。


 ■HILLMAN RESTAURANT

 住所: 135Kitchener Road.
 TEL: 6221-5073


●姉妹店のマンヒル

 MANHILL RESTAURANT
 住所: 99 Pasir Panjang Road
 TEL: 6474-6835

●Union Farm Eating House
 住所: 435A Clementi Road
 TEL: 6466-2776

2012年3月25日日曜日

ラスベガスのカジノのようなジャスコ

マレーシアにあるジャスコなんですが、はじめカジノかと思いますた。ホント、岡田は基地外かなと一瞬おもいますた。




2012年3月24日土曜日

日本の鉄道を含むインフラノウハウ・実績の海外展開


私はかなり前から、日本のインフラ企業の海外への投資、更にはコンサルなどを提案してきましたが、ホント、2011年になってようやくコンサル会社が下記によって設立されていたんですね。つーか、場合によっては、大阪府、大阪市なんかがこれをやっても良い訳で、地下鉄や道路の計画から、下水道などのインフラも含めた運営ノウハウは極めて大きい訳なので、いままでやってきたことがそのまま生かせると。慎太郎は、水ビジネスで日揮か三菱商事かは忘れましたが、提携してそれをパッケージで売るということをやると言っていましたが、遅すぎなんですよね。

計画から建設だけでなく、維持運営などのノウハウも何十年も持っており、需要予測から、実績まですべてのデータも持っていると。ホント、なぜこれを売り込まないんだと私はずっと思っていました。

まぁ、水道事業とかゴミ処理とかは、ヴェオリア、テムズウオーター、スエズみたいな水メジャーと言うところが世界的に圧倒的に強いわけで、こういうところには太刀打ちできませんがパッケージで色々やれば、ジリ貧の日本から成長が見出せると思うんですけどね。


●鉄道海外展開 コンサル会社設立へ JR東や西など7社
http://www.asahi.com/business/update/1004/TKY201110040540.html

JR東日本など鉄道7社は4日、鉄道ビジネスの海外展開の可能性を探るコンサルタント会社を11月1日に設立すると発表した。東南アジアなどの新興国での鉄道事業の受注につなげるねらいがある。

社名は日本コンサルタンツ。JR東日本のほかにJR西日本、東京メトロ、JR九州、JR貨物、東京急行電鉄、京阪電鉄の7社が出資し、資本金は4億8千万円。JR東が株式の54%を持つ筆頭株主になる。JR西、東京メトロは21%ずつ、ほか4社は1%ずつ出資する。

来春、営業を始める。海外政府の鉄道計画に助言するほか、鉄道事業者の技術教育も支援する。鉄道網の構想から事業の運営・維持までを一貫して手伝う役割を担う。JR東の清野智社長は「東南アジアなど需要が見込める国から相談を受ける会社にしていきたい」と話した。

●海外の「鉄道オペレーター」との連携を通じた 国内鉄道会社の海外事業展開シナリオ
http://www.nri.co.jp/opinion/chitekishisan/2010/pdf/cs20100704.pdf

●鉄道運行サービスの海外展開
http://www.nri.co.jp/publicity/n_letter/2010/pdf/nl20101001.pdf

●交通インフラ企業の海外市場への参入
http://www.nri.co.jp/opinion/k_insight/2009/pdf/ki20100102.pdf

2012年3月23日金曜日

東南アジアでの鉄道の現状と日本との比較【鉄道会社の海外展開を考える】


改めて、日本の交通網のスゴサって海外へ行くと感じるんですよね。中国の北京や上海は行ったことがないので何ともいえないのですが、客観的に見る限りは、ここ最近、ムチャクチャ整備が進んでいますね。

とは言っても、日本の道路網や鉄道網は、極めてきめ細かく、殆どどんなところにでも鉄道で行くことができるのはすごいなーと思います。特に東京や横浜のような大都市に住んでいる限りは、車なんてそれほど必要ないと思わせるほどですからね。大阪なんかは、私鉄王国(大手私鉄は、阪急、阪神、南海、京阪、近鉄)で、神戸と大阪間は、3つも路線(JR、阪神、阪急)があるんです。他にも京都のJRと京阪、阪急など、競合する路線がたくさんあって、すげーなと思いましたよ。まぁ、東京も大手私鉄(東急、京急、西武、東武、小田急、京王、相鉄)などあって、すげーなと思います。

で、思うのは東南アジアの諸都市です。シンガポールは、MRTができて、特に最近は新設のラインがどんどん追加されて、ほぼ鉄道で主要地域は網羅されるようになりましたが、これも10年位前まではダメダメだったんですよね。空港ですら地下鉄が繋がっていなかったくらいですから。

それよりも思うのは、インドネシアのジャカルタやマレーシアのクアラルンプール、そしてベトナムのハノイ、フィリピンのマニアらのダメダメさ、改めて感じます。まぁ、バンコクは、空港からのエアポートリンクそしてスカイトレインと地下鉄で主要地域(この場合は、抜きに行く場所)がほぼ網羅されているのでいいんですけど、それをちょっと外れるともうクソですからね。

ほぼ、車社会で車がないとホント生活が不便なんです。最近は、郊外型の店がバンバンできて、駅もないような巨大なショッピングモールですから、ホント不便なんですよね。つーか、日本の鉄道会社、こういうところに投資をすれば良いじゃんと思うんですがいかがでしょうか。中長期的には、輸送人員というのは頭打ちで、人口減の時代で、輸送客はどんどん減っていくわけですから。もう、駅近くのデパートも終わったところが多く、統合に次ぐ統合ですからね。輸送力減ももう少ししたら、加速度的に進んで、予想よりも早く、苦しい時代が来ると思うので、東急や東武、西武なんかは、マジで海外展開を考えた方がいいんじゃないかと思うほどですもん。

実際に、古い鉄道車両や青函連絡船とかも、東南アジアへ輸出されているという話ですし。ホント、インフラって都市計画が大切なので、もう、発展してしまった都市にいまさらって気もしますけどねw

2012年3月22日木曜日

大阪市の職員は遠山の金さんか?【刺青問題】




公務員が刺青をわざと見せて、市民を脅すと言うのもスゴイ話ですね。それも、子供を。個人的には、刺青に対してそれほど嫌悪感はなく、周りでも入れている人が外国人を含めて少なからずいるため、差別的な感情は持っていませんが、一般的な社会通念からすると、刺青の背景は「ヤクザの証」として一般社会との絶縁を誓い、その彫り物を見るたびにその時の強い気持ちを思い出すものと捉えられており、堅気には二度と戻れないという証と捉えている方が多いと思います。

私の過去に居た会社でも社内規則に「刺青の禁止」が書かれており、これは歴史の古い会社であったり、上場企業であれば同様の規則を設けている会社も多いと思います。特に、年配の方は、刺青イコールヤクザというステレオタイプがあり、銭湯やサウナなど公共の場所で禁止されているところが多く、やはり、刺青は相手に対して威圧感を与えることからも、避けられています。

まぁ、ポイントは、刺青があるかないかではなく、「相手に威圧感を与える目的で刺青を入れているか?」ということですね。実際に、そういう目的で入れている人はヤクザが多いわけで、一般の人が人を威圧する目的で彫り物を彫るという人は殆どいないと思います。ファッションであったり、魔除けであったりするわけです。実際に、タイ人は女性でも結構、刺青が入っている人が多いです。

この職員は、明らかに一般の堅気の人間とは思えず、明らかにそっちの筋の人な訳で、橋下のやっている闇の勢力の排除と言うのはよーくわかります。まぁ、ウンコ外国人をとっとと排除してもらいたいですけど・・・・

●刺青
▲法的・社会的規制を参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E3%82%8C%E5%A2%A8
入れ墨は江戸時代以降は刑罰の一種であり、現在でも暴力団関係者の象徴として用いられることがあるため、良い印象は持たれておらず周囲の人々から悪い噂を立てられることが多かった[要出典]が、近年に入り、日本国外での「入れ墨のファッション化」についての情報が日本国内にも流入していることから、差別感情や偏見も徐々に解消されつつある。[要出典]


人目につく部位への入れ墨により、様々な分野での就職が困難となることがある。
入れ墨をしていれば就職採用に当たり身体検査のある大企業への就職や、客室乗務員、公務員への就任は困難であり、女性の場合には結婚に際して、年配者からは過去の生活態度について疑念を持たれるる傾向があった。しかし一方で、「入れ墨のファッション化」や[要出典]一時的に入れ墨を隠す特殊塗料の技術が向上している。
入れ墨が原因で勤務先からマイナス評価を与えられたり、懲戒解雇の対象とされたり、コンプライアンスの観点から雇用契約を破棄されたりと、社会生活上様々なリスクを負ったケースも報告されていたが、若年層の間に急激に拡大しつつある「入れ墨のファッション化」の流れによって、中小の企業では見過ごされることも多くなってきている。

●施設職員が虐待児を恫喝 入れ墨見せ暴言繰り返す 大阪市処分せず 賞与査定は大甘
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120228/waf12022807360000-n1.htm

大阪市立の児童福祉施設に勤務する30代の男性職員が、子供たちに自分の入れ墨をみせたり、暴言を吐いたりしたことが市側の調査で判明したにも関わらず、市が処分せず、公表も見送っていたことが27日、分かった。この職員は同僚女性へのセクハラで昨年9月に停職処分を受けたが、現在は元の職場に復帰。12月に支給されたボーナスの査定では「良好」以上と判定されており、市側の“大甘裁定”が問題となりそうだ。

職員が勤務しているのは、虐待などが原因で感情を適切に表現したり抑制したりすることが難しい子供たちに心理治療や生活指導を行う施設で、定員は入所者・通所者計50人。職員は給食調理を担当している。

昨年4月以降、この職員が「自分の腕の入れ墨を子供たちにみせている」「あほ、ぼけ、殺すぞといった暴言と恫喝(どうかつ)を児童に繰り返している」との告発が市側に複数寄せられた。「児童らが(虐待に続く)2次的被害を受けている」との指摘もあった。

市が調査を進めていた6月、職員が職場の歓送迎会で同僚女性の髪を触ったり、「自分と付き合え。切れると何をするか分からないぞ」と脅迫したりしていたことが発覚。市は9月、停職2カ月の懲戒処分にした。

2012年3月21日水曜日

信号の電球切れ


最近は、LEDが多くなってきたため、電球は少ないと思うんですけど、あれって、すべてデータベースで管理されていて、交換されているんですかね?一度も切れていることを見たことがないんですが・・・・。

昔、エクセルの関数で「STDEVP」を使ってバラツキを出して、製品の標本を抽出して、全体を予測するってことを見たことがあるんですけど、日本では、一度も見たことはなくとも、海外じゃ、結構見たりするんですよね。まぁ、シンガポールはないですけど。



●信号機の電球
http://okwave.jp/qa/q698359.html

2012年3月20日火曜日

ハイテク寿司屋のIpad活用法


IphoneやIpadや既存のバーコードリーダーや商品管理の代替にも使えると思っていたんですけど、こんな使い方があったなんて驚きますた。日本の居酒屋とかでもやってそうですけど、盗まれそうだなと・・・・w




2012年3月19日月曜日

片言の日本語を話すイミグレの職員


後ろが詰まっていなかったので、イミグレの職員と雑談をしちゃった訳なんですが、片言の日本語を話したので「日本語話せるの?」と言う会話から、ちょっと話が弾んで、片言の日本語を話す理由を教えてくれました。

理由は「インチキ中国人を見抜くためだと」。海外だと日本人のパスポートが盗まれるのは良く聞く話で、それと高く売れるのも有名な話です。で、まだ、中国人が国籍を偽装して、日本人のパスポートを使うケースが少なからずあるため、片言の日本語で聞くそうな。

日本のパスポートを持っていても、日本語がまともに話せず、挨拶すらできない人もいるそうな。つーか、クソ民主党、外国人に国籍バンバンやるなよなーと。市ねよ、民主党と思います。

2012年3月18日日曜日

米在住のインド人の9人に一人が年収一億以上


今日、インド人とミィーティングをしてきたんですが、むちゃくちゃ優秀な人間で、焦りますた。今までも、相当頭の切れるインド人は何人も会ってきたんですが、理数系の才能はやっぱり世界でもトップクラスだなと。で、インドで働いているときに聞いた話で、アメリカ在住インド人の10人に一人が年収一億以上と言う話を聞いて、絶対嘘だと思っていたんですが、Wikipediaでみたら本当でした。

あと、イギリスの医者の3割がインド人、マイクロソフトやIBMの従業員の3割がインド人というのも本当で驚きますた。つーか、日本人とは比べ物にならないくらい粘り強いところがある人が多く、どーでもいいような議論を何日もするぐらいの人種ですから、納得だわなと。結構、シンガでもベントレーやベンツ、レンジローバーに乗っているインド人を見るんですけど、納得ですわ。

とレーダーでも多いんじゃないかと。金融街いくと、インド人も結構おおいですからね。


●インド Wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89
▲アメリカ合衆国との関係
ちなみにアメリカの科学者の12%、医師の38%、NASAの科学者の36%、マイクロソフトの従業員の34%、IBMの従業員の28%、インテルの17%、ゼロックスの13%がインド系アメリカ人であり、インド系アメリカ人は100万~200万人台いると言われている。印僑の9人に1人が年収1億円以上、人口は0.5%ながら、全米の億万長者の10%を占める。彼らはアメリカのITの中枢を担っているためシリコンバレーに多く住んでおり、シリコンバレーにはインド料理店が多い。
▲医療ビジネス
イギリスでは外科医の40%がインド人医師で占められ、アメリカに於いても10%超える外科医はインド人医師である。

2012年3月17日土曜日

統計が語る人口ボーナスと雁行型経済


インドで嫌になるほど聞いた言葉は「経済の伸びしろ」と「若い世代が圧倒的に多い」と言うことですね。ベトナムに出張へ行った時にも良く聞いたことなのですが、ベトナムもベトナム戦争の影響で圧倒的に若い人たちが多いんです。私はホーチミンしか行った事がないんですが、おそらく平均は28歳ぐらいだと思います。ですから、日本のような少子高齢化で、少数の若者で多くの高齢者を支える社会が駄目駄目なのとは反対に成長を謳歌できるんですね。ちなみに、それを人口のボーナスといい、その逆を人口のオーナスと言います。

●じんこう‐ボーナス 【人口ボーナス】
一国の人口構成で、子供と老人が少なく、生産年齢人口が多い状態。豊富な労働力で高度の経済成長が可能。多産多死社会から少産少子社会へ変わる過程で現れる。

●じんこう‐オーナス 【人口オーナス】
《「オーナス(onus)」は重荷・負担の意》一国の人口構成で、高齢人口が急増する一方、生産年齢人口が減少し、少子化で生産年齢人口の補充はできず、財政、経済成長の重荷となった状態。→人口ボーナス


統計のグラフは株式のチャートではありませんが、本当に事実をイメージ的にわからせてくれるために、本当に頭にしっかりと残ります。その意味では、ピラミッドと逆ピラミッドの過去の分析を日本のケースで分析をすると韓国や中国がすぐさま、駄目駄目国家の仲間入りをすることがわかります。視覚的は、あまりにも不安定で、気持ち悪いのがわかります。中国のように、あれだけ広い国家ですから、農村から搾取するモデルが上手くいけばいいのですが、上手くいくはずがありません。当然、たまりたまった不満がいつかは爆発すると思っています。それが、今までの時代と違い「ネット、携帯電話」の「情報革命が」大きく世の中を変えた時代だからです。

発展途上国そして、中心国は先進国をシステムをパクっていれば、成長がそこそこできました。特にアジア型の成長モデルとして、日本が試行錯誤して獲得した経済成長とインフラと技術力は、他のアジア諸国にとって様々な条件・前提が似通っていることもあり、本当によいお手本でした。しかし、その大前提も若くて廉価な労働力の大量供給と安い中東産の石油があったから成し遂げられたものでした。これも、今後は頭打ちになると思っています。今までは、一部の国がそれをやっていたものが、全部がそれをやったらどういうことになるでしょうか?「合成の誤謬」ではありませんが、一人でやったらいい事でも、全員でやったら駄目駄目というケースは良くあります。これから、世界経済は大波乱を迎えると思いますが、この大波をどう乗り越えるか、自分も含めて、その舵取りが楽しみです。時代が変わる時と言うのは、やはり不安なものですが、ドキドキするものですね。



2012年3月16日金曜日

世界地図のオセロゲームと真珠の首飾り


世界地図での壮大なオセロゲームを考えると、中国ってホントにしたたかだなって思いますよ。徐々にじわじわと気付かないうちに、シロアリのようにいろんな国に侵入していますからね。

中国が最近、動意づいてるのを見て、地政学っていうか、中国の各国への包囲網を見てみると、本当にオセロゲームだなと。まぁ、仮に中国が他の国を乗っ取ったとしても、国として、うまく機能できるのはせいぜい3億です。もっともっというと、一億ちょっとの日本くらいが限界じゃないでしょうか。漢民族が多くを占める中国ですが、方言も相当あり、文化も背景もぜーんぜんちがいますからね。何度も言っていますが、ひとつになれる訳ナイト。

瞬間最大風速で、世界一になることはあっても、未来永劫続くことはありえなく、世界一になった瞬間、転落が始まるか、もしくは、世界一になる前に、転落が始まる可能性が高いと私は思っています。

まぁ、わたしは、曲がり屋なので、見事に外す可能性大ですが・・・・



2012年3月15日木曜日

シャープペンシルはSHARPが由来?


早川電機っていうのは知っていましたが、液晶や太陽電池、それから二次電池くらいしかイメージが無かったんですが、シャープペンシルの特許を持っていて、シャープペンシルってシャープから来ていたんですね。ジープやジェットスキーみたいなもんですね。ということは、NHKでは、シャープペンシルと呼ばないで、機械式鉛筆って呼ぶのかな?まぁ、ももたんの「真っ赤な車」を「真っ赤なポルシェ」と認めるようになったくらいですから、最近はおkかもですね。

さてさて、もう何回も書いていますが、今は死に体状態で、場合によっては、中国のハイアールとか、韓国のサムスン、LGに買い叩かれる可能性も大ですね。ホント、優良企業だと思っていたら、あっという間ですな。ホント、社運を賭けて、液晶とともに粉々に割れそうだなと。

ところでトヨタも、本体だけを見ると自己資本比率が68%あって、超健全ですけど、連結で見ると自己資本比率が35%まで落ちて、有利子負債も12兆円と結構でかいですな。ちなみに総資産は30兆円です。この有利子負債の相手方が何なのかは見てないので、見る気が起きたらみよっと。

まったく分析はしてないんですけど、おそらく、車のリースとか金融子会社が有利子負債を大きくしている理由だと思うんですけど、そいういうのを込み込みにして、シャープの単独・連結と同じレベルの自己資本比率(35-37%)ですからね。

おそらく、トヨタは、利益を圧縮するために、暖簾代もあっという間に償却し、超保守的にやっていると思うので、実際の資産はもっとでかいと思います。ただ、土地や設備は換価性が極めて低いものばかりで、集積していることに意味があるものが多いので、いざとなったら、価値はアホみたいに落ちると思います。

それにまさに今直面しているのがシャープで、ホントどうしようもない状態で、首がまわらないとはこのことじゃなかろうかと。おそらく、首脳陣はまだ大丈夫と思っているでしょうが、早めに手を打たないと、どんどん会社の価値が落ちていくことは目に見えており、タダで引き取ってもらうということも十分ありうるなと。あとは、金融市場でおもちゃにされる可能性も大かなと。

くどいようにいいますが、日本の電機メーカーは大杉。しかも分野が重複しすぎ。二つで十分ジャンと思いますよ。私は、昔はずっとソニーのファンでしたが、2000年以降は、ウンコ以下になったなと。何が執行役員だ、何が意思決定・経営と執行の分離だ。ホント、中小企業まで真似して、クソな役職ばかりになって、ホントクソの手本みたいなところですからね。

ホント、言葉遊びすればいいってもんじゃないよ。ホント、昔のソニーに戻ってくれって感じですよ。盛田あきちゃんが生きていたら、こんなことにはならなかっただろーに。ホント、あきちゃんは、自ら市場を切り拓き、今までにない層を開拓した。ホント、すごいですわ。日本は、基礎研究、そして中長期を視野にいれた研究が競争力の源泉だったのに、R&Dに真っ先に手をつけて、ホントクソだわ。

まぁその対極にはGEみたいな会社があって、中性子爆弾と言われたジャックウェルチの時に、一番か二番の事業以外は、バンバン切り離していましたよね。それにしても、あのGEは、時代を読んで、ダウ平均で唯一当初から残っている会社ですからね。新陳代謝凄すぎますわ。次は高収益系って何に的を絞るんですかね?タイムマシーンとかつくってくれたら面白いんですけど。


●シャープ
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%97

●シャープペンシル
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AB

1915年、早川金属工業(現在のシャープ)の創業者である早川徳次は、本業の傍ら金属製繰出鉛筆を発明、「早川式繰出鉛筆」として特許を取得した。これ以前の繰出鉛筆はセルロイド製であり、非常に壊れやすく実用的ではなかったが、この発明により実用に耐えるものになった。初期のものは芯が太かったが、翌年1916年に芯をさらに細いものに改良し、「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」と改名した。この当時はノック式のものはまだ発明されておらず、本体の末端にあるパーツを回転させることで芯を送り出すものだった。なお、この製品は天理市のシャープ総合開発センター歴史ホールに保管されていて、プラチナ萬年筆によって限定復刻された。シャープの社名は金属製繰出鉛筆の発明が由来であり、その製品名から社名が付けられた。なお、シャープは1923年の関東大震災で工場を焼失し、家電メーカーとして再生したため現在は筆記用具を製造販売していない[6]。特許も震災による借金返済のために売却された[7]。 なお、シャープペンシルという呼称は、福井商店の福井庄次郎氏が輸入時に名付けたもので、早川徳次とは知り合いであった事から自分の会社の商品にも付けた事に由来する。

2012年3月14日水曜日

じょんいるはMACユーザーだった

じょんいるってインターネット大好きだったんですね。で、MACユーザーだったとは・・・・。おそらくIphoneとかもつかってたと思いますよ。私の日記とか監視してて、じょんいるの項目みてたら笑いますよねw





●金正日
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%AD%A3%E6%97%A5

趣味
インターネットに熱心である。一日数時間、情報収集などに利用している。パソコンに関してはMacユーザーであるとも言われている。


●今はなき、金正日 秘宝館
http://www.members.tripod.com/ikkokudo/legend/

2012年3月13日火曜日

航空業界と航空産業


「ヒト・モノ」の移動が増え、航空需要は年率で6%以上の伸びがあるとIATA(国際航空運送協会)は言っているようですが、その中でもアジアパフィフィックのシェアが増えていると。

下記の三つがあるんですが、軍用機は単価も高く、国防に直結するので、やはり、世界のパワーバランスを考えると、なかなか減らすのは難しいんじゃないかと。

1)軍用機需要
2)貨物需要
3)乗客需要

航空貨物も、エレクトロニクス関連、SCM関係が在庫管理のJITの概念の浸透、国際分業による国際調達の流れが一般化するなかで、船足が速い船もがんばっているものの、やはり、半導体を中心とするエレクトロニクス関係は、航空貨物を使っており、こちらは、スマートフォンなどの需要に支えられてバンバン伸びていたと思われます。

日本の航空会社は、ジリ貧で、ANAとエアアジア系のLCCができましたが、新規の市場を獲得するという社長のアピールとは裏腹に、既存のパイの奪い合いになると思うので市場自体が大きくなることは殆どないと思います。また、競合になるのは、新幹線等の高速鉄道ですけど、路線をみると競合となるのは、航空便だと思いました。また、関空と博多間の新幹線が唯一の競合ですけど、私だったら新幹線を選ぶなと思いました。

三菱重工のMRJのことも、まだまだニュースは聞かないですし、世界的には伸びが予測される航空業界ですが、複合材くらいしか日本の会社は名前を聞かないですね。商機は腐るほどあるって言うのに。

日本の産業の最後の砦と言われる自動車産業の応用が結構利く分野ですけど、戦後のアメリカ様の産業統制のお陰で航空産業は育っておらず、実力はあるのに、できないってのが悔しいですよね。


●航空需要
http://www.aviatn.com/2011/02/post-628.html

2012年3月12日月曜日

最悪の事態を想定して【カントリーリスクと天変地異】


東日本大震災から1年経ち、改めてリスクマネージメントについて考えなきゃと思っているんですが、本当に世の中の動きはあまりにも激しく且つ想定外のことが起こっていますので、下記についてのリスクについても考えなければなりません。ホント、想定外という言葉を使う時点で、私は失格だと思うんですが、日本の経営者の多くも円高とか震災をエクスキューズに使う人が多いんですよね。なかには、しっかりとリスクをヘッジできている人も居るわけですから、エクスキューズで使う時点で、経営者失格な訳だと私は思うわけです。

経営者は舵取りをするのが仕事な訳で、航路を決め、場合によっては、嵐を避けるために、港に退避することもあるわけです。当然、市場の需給を読み、意図的に目的地に到着することを遅らせることが得策なこともあるかもしれません。本当に、平時は、サルでも経営ができますが、真価が発揮されるのは、有事ですからね。


1)預金封鎖
2)財産没収
3)地震と火山の噴火などの天変地異
4)日本のデフォルト
5)核兵器の飛来
6)戦争の勃発

不可抗力として最も起きる可能性が高いのが3)の天変地異ですね。これは、太陽の活動に起因する磁気嵐などもそうですが、寒冷化、温暖化、異常気象など、現状起こっていることで極めて広範な影響を及ぼすものかと思います。

あとは、他国が絡む要素ですが、現状では極めて確率としては低いものの、全く無いとはいえません。そして、人為的なもので、もっとも確率が高いといえば、預金封鎖や財産没だと思います。日本の財政運営を考えると、世界でも最悪に近いくらいのGDPの債務比率があるくらいですから、1)と2)はいつ起こってもおかしくないですね。

備えあれば憂えなしとは言いますが、突然、街を歩いていて、刺されることもあるわけで、突発的な事件・事故に対処できないこともあります。ただ、今の日本のDQNな現状や世界情勢を考えると多少は対処できることは対処したほうがいいのかなと思う今日この頃です。

下記を見ると、当時のことは、私は知りませんが、歴史を紐解けば、同じことが起こる可能性はきわめて高く、リスクヘッジをしなければならないことは明白だと個人的には思っています。


●億の近道のブログより抜粋
http://okuchika.net/?eid=3515

65年前の預金封鎖の時にそれを回避し、莫大な財産を形成した人が何をしたか。その方は悪化する経済状況等を見越し、預金封鎖が行われても良いように資産を分散。一部は現物資産、そして一部は密かに海外に避難させ、誰よりも早く、焼け野原の東京の土地を購入し、財を築いたのである。その当時このような事を日本でできた人間も少ないと思うが、実際そのように行動された方がいた事は事実である。

リーマンショック以来、百年ぶりの~という言葉は数えきれないほど聞いてきたが、今まさに日本にとっては100年ぶりの大ピンチがきているのは誰の目から見ても間違いないだろう。もしかしたらもっと凄い事が起こる事も十分にありえる。我々が今、必死に資産運用で資産を増やした所で、その根底の価値から覆される事が、現にこの日本においても約60年ぐらい前に起こっている。あらゆるリスクを想定して、自分の資産を保全する力も養っておかないと痛い目にあうという事を、忘れない方が良いと私は思う。

以前にも書かせて頂いたが、1998年の外為法の改正により、合法的に海外に銀行口座を保有する事が現在の我々には許されている。その門戸だっていつ規制されるか分からない。残念な事に、911以降、非居住者の方の銀行口座開設が多くの国々で制限がかかってきている。合法的に資産保全が行われる間、そして海外で門戸が閉ざされる前に行動してみても悪くないのではないだろうか。

2012年3月11日日曜日

3・11から一年【東日本大震災から早一年】

幸せな家庭も、そして何十年、場合によっては何百年かけて築き上げてきた生活が一瞬にして消え去ってしまう。もっと怖いなと思ったのが、その災害の映像が個人の携帯電話付きのカメラなどによって、即座にインターネット上などに掲載され、世界を駆けめるぐるという光景です。中には、災害を眼前で撮影していてなくなった方もいらっしゃるでしょう。それにしても、自分が住んでいた東北地方で、ちょくちょく足を運んでいた地域があのような形で被災をするというのは、全く信じられないことであり、今でも現実として受け入れられていないというのが本音です。

3・11というのは教科書には確実に載るような大事件ですし、また、福島第一原発の事故も何十年、何百年、何千年も風化することは無く、その影響を後世に残すことになると思います。半減期が何万年というくらいですから、私たちの想像を絶するものであることは、容易です。

日本人といえば、世界中で「Made in Japan」の工業製品の国として、尊敬される存在でしたが、これが5年後、10年後には一体どうなるのかと考えてしまうことがあります。既に、実体経済では、新興国の追い上げが凄まじく、分野によっては完全に凌駕されている分野もあります。

構造問題として、日本の人口ボーナスが1990年に終わったということもありますが、日本の組織が欧米の悪いとこ取りをしたというのが大きいのかもしれません。ですから、今の日本の大企業が軒並み、巨額の赤字を垂れ流していることは、ただ、時期が早まっただけで、将来起こることであったことだといえます。

2012年3月10日土曜日

じょんいる【将軍様、映画オタク】


「きむじょんいる」を変換すると一発で「金正日」となります。この件については「マイクロソフトもやるね」、「MSも粋だね」という驚きの声を友人からいただいていることを皆さんにご報告申し上げます。

さてさて、前置きが長くなりましたが、過去、誕生日にマスゲームをやったり(私の友人は、一人用のマスゲームをしていると連絡がありました)、てぽどんを飛ばしたり色々派手にやっていましたが、亡きいま、正恩に変わってからは、きたはすっかりなりを潜めていますね。しかし、世界情勢が不安定ななか、起死回生で、最後の賭けにいつでてもおかしくないですね。

じょんいると言えば、息子の正男さんが、ディズニーランドを見たくて、日本へ不法入国をし、当時の外務大臣、田中真紀子さんの指示で秘密裏に強制退去したことがあります。あのとき身に着けていた、金のネックレスに茶色のベストなどの時代の最先端を行くファッションは今でも記憶に残っています。今頃は、マカオでバカラにどっぷり使っているかは不明ですが、グラン・リスボアで、手を振ったら、ニコッとして、好意的な対応が返ってきたと言う話も聞いています。

彼は、マルチリンガルで有名であり、スイスの学校で学んでいたこともあり、韓国語だけでなく、英語、フランス語、中国語、日本語が話せるといいます。なぜ、日本語が話せるのがわかったかというと「日本語話せますか?」というマスコミの突撃インタビューで「日本語わかりません」と答えたことから、日本語が流暢だということが判明したという、笑えない話もあります。そんなことから、私の「会って話してみたいリスト」に入っています。

その他にも万景号(ボンバンジョン号??)という、いまだに私自身、発音することができない名前の船が、日本海にちょくちょく入国していたことなど、ここ10年ぐらいは、じょんいる関係で話題独占でしたね。映画オタクとも言われ、自分自身で「2012」を起こすんじゃないかという噂もありましたが、正恩がその意思を引き継ぐんでしょうか?

ところで、噂に聞いた話ですが、「トロイの木馬」ウィルスじゃないですが、元旦とか、イースター、バレンタイン、クリスマスに動き出すウィルスがありますが、それのじょんいるバージョンがあるとのことです。それは、マスゲームから始まり、きむじょんいるのりりしい肖像がが浮かび、目からてぽどんが発射され、データが破壊されるというものです。花火があがったり、パックマンがでてきて、画面をたべちゃって、データが破壊されるものは何度か見たことがありますが、じょんいるバージョンはまだお目にかかったことがありません。「ツキノワグマ」バージョンも壮絶らしく、ツキノワグマがいきなり「F-word」を使って、手招きし、中指をたてて胸の「月の輪」を掴んだと思ったら、それがブーメランになって、画面を破壊し、データがとんでしまうというものです。

作った人のセンスに敬服ですが、2ちゃんねる見ていても、ホント、こういうのを作るのが好きな人って世の中にたくさんいるんですね。それにしても、じょんいるがてぽどんのボタンを押さないことを願っています。中東にいたときは、同じスカッドミサイルでも、サッダームにちなんだアルフセインというのが活躍していましたが、いまはどーなんでしょう?トマホークとかパトリオットとか、米軍のすごい技術を湾岸戦争のときに見せ付けられましたが、どーなんでしょう?



2012年3月9日金曜日

ジェントルマン・アグリーメント【紳士協定:エールの交換とパンツの交換】

サラリーマンなら、会社に入った時にこれは先輩から叩き込まれることかと思います。何かというと、酔っ払って、お客さんや上司が乱痴気騒ぎして、女性とチューチューしてたり、もっとエスカレートした時なんかも、次の日、決して口には出していけません。


その暗黙の了解を破って、夜の出来事の一部始終を、奥さん方の居る飲み会で、口を滑らせてしまったアホな先輩がいたんです・・・・・。あと、翌朝仕事が始まってから、「昨日の飲み会ではすごかったですね・・・・・」なーんて言う馬鹿な先輩もいました。この時点で将来の出世の芽は摘まれたようなもんですw そのあと、ある上席の人がトイレに呼び出して説教をしたそうです。「見ざる、言わざる、聞かざる」という言葉を知っているかと。そして、「今すぐ、昨日の記憶を消せ、さもなければお前が消される」と言われたそうです。
冗談抜きですが、仕事の評価なんて人間がするものですからその人の人柄が評価されることの方が多いと思うんですよね。特に、本音が出るのも多い飲み会のことです、社会人になったら、このジェントルマンアグリーメント、特に上司と顧客の乱痴気騒ぎ、見てしまっても、必ず記憶から消してください。そうしないと、自分が消えてしまうことになります。社会的に立場のある方が、女性の股間をまさぐっている姿、お持ち帰りをしている姿を見ても、決してその事を口に出さないで墓の中にまで持っていってください。他言をすると口の軽い男と見られ、秘密を守れない男というレッテルが貼られてしまいます。仕事ができる云々より、人間関係が全てに優先するんですよ。

店の敷居をまたいだで外に出た瞬間、「見たこと、聞いたこと、経験をしたこと」全てを忘れると言う紳士協定。これは、時代が変わっても不変です。どんなにきれいごとを言っている大企業や組織でもそうです。隠さないといけないことはあるんです。

ホント、スーツのポケットから、訳のわかんない名刺が出てきたり、香水がついていたり、いろんなことから修羅場を経験した人は結構多いかと思います。私は独身なので、まだわかりませんが、ジェントルマンアグリーメント(Gentleman Agreement:正式にはジェントルマンズアグリーメントのようです)は、やっぱり、仕事ができる云々もあっという間に意味を無くしてしまうほど大きな意味をもったものだなーと昨日、改めて感じました。

「歴史は夜作られる」と言いますが、昼間だけの打ち合わせじゃ、人間関係も信頼関係もしっかりとしたものはつくれません。やはり、飲みに言って、お互い、エールを交換して、パンツを交換するくらいじゃないといかんとすら思うことがたまにあります。ちなみに、送別会を過去にしてもらって、パンツに寄せ書きをしてもらったものが、実家にいまだにおいてありますが、あれは、恥ずかしくて親には見せられませんw

できた先輩(もちろん男)は、男の客と舌を絡ませる激しいキスをしていたり、しまいには、お客さんが裸族になったあと、尺八までしていて驚きましたよw できる男は違うなとw

女性の方もこのブログを目にすることがあると思います。心情的に許せないこともあるでしょう、しかしサラリーマンとして会社の生存競争の中で生き残っていくには、上司や顧客に嫌われてはならないという原則があるんです。どんなに頭が良くても、どんなに仕事ができても、上司の破廉恥な行動を口にしてしまったら、一気にマイナス評価になります。そこのところ、理解してあげてください。

2012年3月8日木曜日

2012年版世界長者番付【フォーブス】

ブラジルの携帯電話屋のオッサンがトップになって、ビルゲイツは、凋落が目立ちますね。とはいっても、私のようなミジンコと比べると遥か彼方の存在ですが・・・・

それよりも25周年記念のフォーブスの特集をみていたら、堤義明の写真とかも掲載されていて、時代を感じましたよ。25年前といったら、すごかったもんなーと。フォーブスのフォーチュンの企業ランキングのトップテンに都銀・長期信用銀行が確か、日系だけで5行も入ってたと記憶していますが、今はすべての名前が消滅しています。時代を感じるなーと。あの頃は、住友銀行、三和銀行、第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行とか懐かしい名前がたくさん掲載されていましたからね。下記の1990年の銀行ランキングを見るとホントHSBCやシティバンクより遥かに上だったんですね。

香港の不動産王のリチャードリーも、ホント、オッサンになったなーと。東京駅前のPCCWのビルも当時は驚きましたけど、ホントあの頃が懐かしいですよ。

100位以内の日本人は、ユニクロの柳井正さんで10ビリオン、今の邦貨換算で7000億くらいですかね。寂しくなったもんだなと。





Rank Name Net Worth Age Source Country of Citizenship
1
Carlos Slim Helu & family
$69 B 72 telecom Mexico
2
Bill Gates
$61 B 56 Microsoft United States
3
Warren Buffett
$44 B 81 Berkshire Hathaway United States
4
Bernard Arnault
$41 B 63 LVMH France
5
Amancio Ortega
$37.5 B 75 Zara Spain
6
Larry Ellison
$36 B 67 Oracle United States
7
Eike Batista
$30 B 55 mining, oil Brazil
8
Stefan Persson
$26 B 64 H&M Sweden
9
Li Ka-shing
$25.5 B 83 diversified Hong Kong
10
Karl Albrecht
$25.4 B 92 Aldi Germany
11
Christy Walton & family
$25.3 B 57 Wal-Mart United States
12
Charles Koch
$25 B 76 diversified United States
12
David Koch
$25 B 71 diversified United States
14
Sheldon Adelson
$24.9 B 78 casinos United States
15
Liliane Bettencourt
$24 B 89 L'Oreal France
16
Jim Walton
$23.7 B 64 Wal-Mart United States
17
Alice Walton
$23.3 B 62 Wal-Mart United States
18
S. Robson Walton
$23.1 B 68 Wal-Mart United States
19
Mukesh Ambani
$22.3 B 54 petrochemicals, oil & gas India
20
Michael Bloomberg
$22 B 70 Bloomberg LP United States
21
Lakshmi Mittal
$20.7 B 61 steel India
22
George Soros
$20 B 81 hedge funds United States
23
Michele Ferrero & family
$19 B 85 chocolates Italy
24
Sergey Brin
$18.7 B 38 Google United States
24
Larry Page
$18.7 B 39 Google United States
26
Jeff Bezos
$18.4 B 48 Amazon.com United States
27
Thomas & Raymond Kwok & family
$18.3 B - real estate Hong Kong
28
Alisher Usmanov
$18.1 B 58 steel, telecom, stocks Russia
29
Prince Alwaleed Bin Talal Alsaud
$18 B 57 investments Saudi Arabia
29
Lee Shau Kee
$18 B 84 diversified Hong Kong
29
Georgina Rinehart
$18 B 58 Mining Australia
32
Berthold & Theo Jr. Albrecht & family
$17.8 B - Aldi, Trader Joes Germany
32
Iris Fontbona & family
$17.8 B - mining Chile
34
Michael Otto & family
$17.6 B 68 retail Germany
35
David Thomson & family
$17.5 B 54 media Canada
35
Mark Zuckerberg
$17.5 B 27 Facebook United States
37
Ricardo Salinas Pliego & family
$17.4 B 56 retail, media, financing Mexico
38
Alberto Bailleres Gonzalez & family
$16.5 B 80 mining Mexico
39
Rinat Akhmetov
$16 B 45 steel, coal mines Ukraine
39
Cheng Yu-tung
$16 B 86 diversified Hong Kong
41
Michael Dell
$15.9 B 47 Dell United States
41
Vladimir Lisin
$15.9 B 55 steel, transport Russia
41
Azim Premji
$15.9 B 66 software India
44
Steve Ballmer
$15.7 B 56 Microsoft United States
45
Alexei Mordashov
$15.3 B 46 steel, stocks Russia
46
Vladimir Potanin
$14.5 B 51 nonferrous metals Russia
47
Phil Knight
$14.4 B 74 Nike United States
48
Paul Allen
$14.2 B 59 Microsoft, investments United States
48
German Larrea Mota Velasco & family
$14.2 B 58 mining Mexico
50
Carl Icahn
$14 B 76 leveraged buyouts United States
50
Birgit Rausing & family
$14 B 88 packaging Sweden
52
Forrest Mars Jr
$13.8 B 80 candy United States
52
Jacqueline Mars
$13.8 B 72 candy United States
52
John Mars
$13.8 B 75 candy, pet food United States
52
Joseph Safra
$13.8 B 73 banking Brazil
56
Vagit Alekperov
$13.5 B 61 Lukoil Russia
57
Mikhail Fridman
$13.4 B 47 oil, banking, telecom Russia
58
Mikhail Prokhorov
$13.2 B 46 investments Russia
59
Susanne Klatten
$13 B 49 BMW, pharmaceuticals Germany
59
Francois Pinault & family
$13 B 75 retail France
61
Mohammed Al Amoudi
$12.5 B 67 oil Saudi Arabia
61
Anne Cox Chambers
$12.5 B 92 media United States
61
John Paulson
$12.5 B 56 hedge funds United States
64
Robert Kuok
$12.4 B 88 diversified Malaysia
64
Luis Carlos Sarmiento
$12.4 B 79 banking Colombia
64
Viktor Vekselberg
$12.4 B 54 oil, metals Russia
67
Antonio Ermirio de Moraes & family
$12.2 B 83 diversified Brazil
68
Roman Abramovich
$12.1 B 45 steel, investments Russia
69
Donald Bren
$12 B 79 real estate United States
69
Jorge Paulo Lemann
$12 B 72 beer Brazil
69
Ronald Perelman
$12 B 69 leveraged buyouts United States
72
Len Blavatnik
$11.9 B 54 diversified United States
72
Leonid Mikhelson
$11.9 B 56 gas, chemicals Russia
74
Leonardo Del Vecchio
$11.5 B 76 eyewear Italy
75
John Fredriksen
$11.3 B 67 shipping Cyprus
76
Aliko Dangote
$11.2 B 54 sugar, flour, cement Nigeria
76
Stefan Quandt
$11.2 B 45 BMW Germany
78
Gerald Cavendish Grosvenor & family
$11 B 60 real estate United Kingdom
78
Harold Hamm
$11 B 66 oil & natural gas United States
80
Savitri Jindal & family
$10.9 B 62 steel India
81
Andrey Melnichenko
$10.8 B 40 coal, fertilizers Russia
82
James Simons
$10.7 B 73 hedge funds United States
83
Ernesto Bertarelli & family
$10.6 B 46 biotech Switzerland
84
Jack Taylor & family
$10.4 B 89 Enterprise Rent-A-Car United States
85
Abigail Johnson
$10.3 B 50 Fidelity United States
86
Robin Li
$10.2 B 43 Baidu China
86
Eliodoro, Bernardo & Patricia Matte
$10.2 B - paper Chile
88
Ray Dalio
$10 B 62 hedge funds United States
88
George Kaiser
$10 B 69 oil & gas, banking United States
88
Johanna Quandt
$10 B 85 BMW Germany
88
Hans Rausing
$10 B 86 packaging Sweden
88
Tadashi Yanai & family
$10 B 63 retail Japan
93
Serge Dassault & family
$9.9 B 86 aviation France
93
Ananda Krishnan
$9.9 B 73 telecoms Malaysia
95
Klaus-Michael Kuhne
$9.8 B 74 shipping Germany
96
Pallonji Mistry
$9.7 B 82 construction Ireland
97
Alejandro Santo Domingo Davila
$9.5 B 35 beer Colombia
98
Horst Paulmann & family
$9.3 B 77 retail Chile
99
Gennady Timchenko
$9.1 B 59 oil trading, gas Russia
100
Laurene Powell Jobs & family
$9 B 48 inheritance United States


http://www.forbes.com/billionaires/

●25周年記念、億万長者タイムライン
http://www.forbes.com/special-report/2012/billionaires-25th-anniversary-timeline.html


1990年度順位(2010年版順位):銀行名[英語表記]:現在の銀行名



(23):住友銀行[Sumitomo Bank]:三井住友フィナンシャルグループ

(26):第一勧業銀行[Dai-Ichi Kangyo Bank]:みずほフィナンシャルグループ

(26):富士銀行[Fuji Bank]:みずほフィナンシャルグループ

(13):クレディ・アグリコル[Credit Agricole]:クレディ・アグリコル グループ

(11):三和銀行[Sanwa Bank]:三菱UFJフィナンシャルグループ

(11):三菱銀行[Mitsubishi Bank]:三菱UFJフィナンシャルグループ

(10):バークレイズ[Barclays Bank]:バークレイズ

(4):ナショナル・ウエストミンスター銀行[National Westminster Bank]:ロイヤルバンク・オブ・スコットランド グループ

(20):ドイツ銀行[Deutsche Bank]:ドイツ銀行

10(26):日本興業銀行[Industrial Bank of Japan]:みずほフィナンシャルグループ

11(35):スイス・ユニオン銀行[Union Bank of Switzerland]:UBS AG

12(3):シティコープ [Citicorp]:Citiグループ

13(8):カンパニーファイナンス・パリバ[Compagnie fin de Paribas]:BNPパリバ

14(11):東海銀行[Tokai Bank]:三菱UFJフィナンシャルグループ

15(5):香港上海銀行[Hongkong Bank]:HSBCホールディングス

16(14):中国銀行[Bank of China]:中国銀行

17(-):日本長期信用銀行[Long-Term Credit Bank of Japan]:新生銀行

18(8):パリ国立銀行[Banque Nationale de Paris]:BNPパリバ

19(35):スイス銀行コーポレイション[Swiss Bank Corporation]:UBS AG

20(11):東京銀行[Bank of Tokyo]:三菱UFJフィナンシャルグループ

2012年3月7日水曜日

タイの運河計画と地政学・政治【クラ海峡】


交通の要衝としての海峡、そして運河、世界中を調べてみると、ホント地政学だなーと思うことが結構あります。運河で有名なのは、スエズ運河、そしてパナマ運河ですね。で、チンガポールに住んでいる私として気になるのが、タイに運河の可能性があるんじゃないのって話で、先日、客と話したんですが下記理由と政治的な理由で現状は絶対に無理ってことでした。

1)シンガポールは華僑の貯金箱
2)タイ華僑とシンガポール華僑は同根が多く結びつきが強い
3)軍事的理由

ホント、クラ海峡に運河ができたら、シンガポールの物流関係は全滅に近いくらいだろーなと思いますた。まぁ、航空貨物は、捌けないので、そこのところはネックですが、ちょっと記憶が曖昧なんですが、物流の99%、そして重量換算で99%が海運なんですよね。金額ベースでいくと、航空貨物は値が張るものが多いので、これが40%ぐらいだったような気がします。調べる気力がおきなかったので、申し訳ないです。

ホント、政治的な力と言うのがホント大きいんですね。チンガポールは、タクシン君ともつながりがあると言いますしね。

このクラ海峡のところ、半島の最狭部をみてみると41KM程度しかないんですよね。場所は、ハジャイというタイの深南部という一番南の位置に程近い、ところで、実はハジャイは、タイで二番目の規模を持つ町でもあるんですよ。近くには、プーケットやサムイ島、マレーシアに目を向けるとペナン島やパンコール島もかなりちかいところにあるんですよね。今の技術をしたら、40キロメートル程度だったら余裕で運河が掘れるじゃんと。経済的効果も距離にして1300メートルの短縮、航海日数にして二~五日(タンカーは船足が遅く、座礁を避けるための喫水の問題から潮待ちなどがマラッカ海峡で生じるため)の短縮になるということです。従って、運行コストが一隻あたり、数万ドルから数十万ドル節約することができ、さらに運河の通行運賃の収入は30億USドルになるとの試算もあり、いいことづくめですが、そりゃ、華僑の築き上げてきた今までの商流・物流ルートが変わることになるため、現状では、ホント絶対に無理ですね。新興勢力がでてきたらわかりませんが。


●華僑資本の反対するクラ運河(タイ王国)の可能性はなし!
http://moon.ap.teacup.com/goldport/870.html

●クラ海峡
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E5%9C%B0%E5%B3%A1




2012年3月6日火曜日

弱小国家の防衛意識【常に危機感と隣り合わせのリスクマネージメント】


東京23区と同じくらいの大きさのシンガポール、人口もたった500万程度あり、水ですら隣国のマレーシアから輸入している、非常に脆弱な基盤のうえに成り立っているのですが、その危機感に裏打ちされたバランス感覚といったら、ルパンにでてくる峰富士子のようで、驚くものがあります。

軍も国の規模にしては、かなり充実しており、潜水艦も実はもっていたりします。また、兵役制度もあり、防衛意識はしっかりと植え付けられているようです。

さてさて、シンガポールは地下鉄に乗っていても、家にいても、常に有事の際のことが感じられることが多く、平和ボケした日本とは大違いだなと。それは、銃を持った軍隊の人間が常に巡回をしていおり、銃口を下に向けてはいるものの、すぐに狙撃ができるようにトリガーに指をかけています。はじめ見た時は結構焦りましたけど、今は、空港とかでみても、別にどーってことは無いです。日本は、警察が正当に銃を使っても訴えられるクソな国にまで成り下がってしまいましたからね。暴走するDQNや凶悪な泥棒など、有無を言わさず射殺すれば、犯罪率もぐっと下がると思います。

さて、シェルターの普及率を見て驚いたんですが、スイスすげーなと。永世中立国と言っていますが、軍隊とか、何気にすげーですし、高速道路とかも、即、戦闘機の着陸などに使えるらしいですからね。まぁ、イスラエルは、周りを敵に囲まれている中東の嫌われ者なので、敢えて言及はしませんが・・・・。

シンガポールは、今は法律でシェルターの設置が義務付けられていて、公営の住宅はシェルターが必ずあります。結構ドアが分厚くて、シェルターと書いてあるので、はじめ見た時は焦りましたけどね。あとは、地下鉄も中心部はシェルター構造になっているところが多く、開口部が結構小さいんですよね。

弱小国家とはいえ、色々考えられてんなーと。経済力、軍事力は、国力の主要な要素ですが、日本も有事のリスクマネージメントをしっかりせんといかんなーと思いますよ。

前居た会社は、安否確認システムを4年位前から導入していて、携帯に通知がくるようなものを導入していたんですが、リスク管理もしっかりしていて、有事の際の対応を常にシュミレーションしていましたね。急病人が出た際の搬送経路とか連絡先なども皆に周知徹底されていましたし。ある程度、会社がしっかりしていれば、最悪の事態を想定して色々やっているもんですけど、日本政府はホントクソだなと。自分の身は自分で守るしかないですけど、それにしても、税金だけ巻き上げといてクソだな。


・スイス 100%
・イスラエル 100%
・ノルウェー 98%
・アメリカ 82%
・ロシア 78%
・イギリス 67%
・シンガポール 54%
・日本 0.02%

●公営住宅の間取り ※必ずシェルターがあります
 http://www.findsingapore.net/forum/viewtopic.php?f=2&t=12425

●核シェルター普及率
 http://2r.ldblog.jp/archives/4828749.html




2012年3月5日月曜日

シンガポールエアショー【飛行機マニアのためではなく、商談のため】


シンガポールの戦略のすごさ、改めて感じますよ。昨日、ニュースを聞いていたら、既存のバジェットターミナルを壊して、新しいものを作るだとか。昨年は、17%も利用客が伸びて、ターミナル3が共用を開始してからフルで稼動し始めたのが実感できます。マレーシアのクアラルンプールのKLIAやタイのスワンナプーム空港とか、競合がどんどん追いついてきているので、チャンギ空港もスポークアンドハブ理論のハブとして、ハブ空港の地位を維持するために、いろんなことをやってくるでしょうけど、やっぱりハードの充実が結構キーポイントですね。

ホント、この国は、人の上前をはねるのがうまいよなと。SCM(サプライチェーンマネージメント)で物流のプロを養成するためにも学校にそのクラスを用意すると言うことですし、物流地区も整備を進めるということ、さらには周辺分野としては、ロールスロイスがエンジンの工場を作りましたからね。ちなみにエアバスのA380もロールスロイスのエンジンを選択できます。なお、このエアショーは、日本のように一般大衆を相手にするようなものではなく、商談の場のようなところであり、改めてシンガポールのしたたかさを感じます。

サウジアラビアにいる時は、CNNを毎日のように見ていて、この馬面のリチャードクエストが大好きだったんですけど、最近、見てないな。

ボーイングの787のドリームライナー、トラブルが出たらしいですけど、一度、日本の複合素材の技術をかなり活用したプラスチック飛行機に乗ってみたいな。エアバスのA380は乗ったことがあるので、別に興味はないんですけどね。


●シンガポールエアショー
http://www.singaporeairshow.com/

●チャンギ空港の拡張
http://www.channelnewsasia.com/stories/singaporebusinessnews/view/333555/1/.html



2012年3月4日日曜日

次の海運不況は長期化するか?

バルチック指数や「受注量、手持ち工事量、建造量」をみると厳しいなーと。造船大国、そして海運大国の日本が凋落し、さらに長期にわたり苦しんだ造船不況ですが、これは日本だけの問題にならず、今度は世界的な問題になります。

船は、今は船会社は自社で保有を減らし、船主から傭船するような契約が増えています。いわゆるエヒメオーナー、ギリシャオーナー、香港オーナーです。

それにしても、船腹があまりまくっているようですな。コンテナ船も余剰感がすごいらしいですけど、バルク船・バラ積み船ですね。穀物の輸送や鉄鉱石の輸送、石炭の輸送に使う船のタイプなんですけど、半端ないらしいですからね。

シリコンサイクル、クリスタルサイクルなんか比じゃないくらいの長さの造船不況のサイクルですから、一体どうなることやら。個人的には、昔は、造船大国として、さらには円安の恩恵があり、日本が圧倒的に優位な立場で船をつくることができましたが、中国と韓国がその市場に入ってきたことが極めて大きいです。特に中国の供給能力は半端なく大きく、生産が過剰になった場合のインパクトはとてつもなく大きく、その破壊力も大きいでしょう。眠っていた期間が長かった獅子ですが、10億以上も人口を抱える国ですから、勢いに乗ればすごいですからね。

船の供給国として造船不況の前までは、日本がダントツでした。その後、韓国、そして中国がそれに加わり、熾烈な競争が始まったのは皆さんご存知の通り。


●受注ゼロ…日本の造船業界に「2014年問題」の危機
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120304-00000077-san-bus_all

■再編&エコ 造船復活カギ

 かつて世界を席巻した日本の造船業界が、2年後に造る船がなくなる「2014年問題」の危機に直面している。韓国や中国のライバルの後塵(こうじん)を拝し受注が激減しているためだ。危機感を募らせたJFEホールディングスとIHIが今年10月に造船子会社の統合に踏み切るほか、世界をリードする環境技術を生かした「エコシップ」の受注にも力を入れている。“造船ニッポン”は復活するのか。

【フォト】日本の環境技術を生かした「エコシップ」たち

 ◆韓国の5分の1

 「韓国勢に大差を付けられてしまった」。日本造船工業会の釜和明会長(IHI社長)は2月21日の定例会見で唇をかんだ。同工業会によると、昨年1~6月の新造船受注量は385万トンと、前年同期から57%も激減。通貨ウォン安を武器に60%増と受注を急伸させた韓国の1805万トンの約5分の1にとどまった。中国も60%減の714万トンに落ち込んだが、日本のほぼ倍を獲得した。

 船舶の建造はほとんどがドル建て契約。歴史的な円高によって、「無理に受注しても赤字を垂れ流すだけ」(業界関係者)という状況では、とても中韓勢に太刀打ちできない。価格競争が激しい中型タンカーに特化する住友重機械工業は11年度に一件も新規受注を獲得できない可能性があり、このままでは受注残が13年6月末でなくなる。JFEホールディングス傘下のユニバーサル造船やIHI傘下のIHIマリンユナイテッド(MU)、川崎重工業も、今後2年で受注残が底を突く。

 ◆技術力は世界一

 「受注残ゼロ」の悪夢が現実味を帯びるなか、JFEとIHIが動いた。両社は08年4月に子会社のユニバーサルとMUの統合交渉に入ったが、その直後のリーマン・ショックでそれどころではなくなり頓挫していた。だが、昨秋にひそかに交渉を再開し、4年間も停滞していた交渉を数カ月でまとめ、今年1月30日に合意を発表した。合併後の売上高は約4千億円となり、国内トップの今治造船に迫る。両社は規模のメリットで造船コストの65%を占める材料費を削減し、年100億円規模の効率化効果を目指す。

 狙いは、コスト削減だけではない。ユニバーサルの三島慎次郎社長は「開発陣を手厚くし、得意の省エネ船の開発を強化すれば韓国メーカーとも戦えるようになる」と意気込む。両社合わせた開発部門の人員は、計約1500人となり、国内で最も技術力が高いといわれる三菱重工業を上回る。

 波や風の抵抗を受けにくい形状で、燃焼効率に優れたエンジンを搭載し、太陽光発電なども活用するエコシップには、釜・造船工業会会長が「世界トップ」と胸を張る技術力のアドバンテージがある。国際海事機関(IMO)が、14年1月以降に建造契約が結ばれる400トン以上の国際運航船舶に対し、二酸化炭素(CO2)排出量の最大30%削減を義務づける環境規制の導入を決めたことも追い風だ。MUは従来船より燃費性能を30%高めたコンテナ船、ユニバーサルは25%改善した鉄鉱石や石炭を運ぶバルク船の設計を完了。受注残ゼロ回避の切り札と位置付け、売り込んでいる。

 ◆ノウハウを売却

 一方で、“門外不出”の技術やノウハウを海外メーカーに売り渡すというタブーをあえて犯す策に打って出たのが、三菱重工業だ。昨年12月にインドの建設機械大手ラーセン・アンド・トウブロと提携し、設計図などの技術を供与することで合意した。ライセンス収入を得るだけにとどまらず、将来的には合弁事業に発展させ、共同受注によって低コストの海外生産への道を開こうという深謀遠慮だ。

 だが、経営統合やエコシップ、技術売却も生き残りの決め手にはならない。中韓勢が大量建造のため、造船所を増やし続けてきた一方、海運会社はリーマン前の世界的な好景気に浮かれて大量発注した結果、船舶が有り余っている。供給過剰が一段と強まるのは確実で、「中国勢の投げ売り受注で船価の下落がさらに加速する」(業界関係者)と懸念されている。

 価格競争力で大きく劣る日本勢は、さらに厳しい戦いを強いられる。国土交通省が昨年7月にまとめた報告書は造船業の国際競争力強化に向け、「連携や統合が必要」と指摘した。

 「われわれの統合に加わろうという会社が増えれば、喜んで受け入れる」。ユニバーサル造船の三島社長は、統合合意会見でこう呼びかけた。さらなる合従連衡によって、「日の丸造船」を誕生させ、総力を結集できるかが、復活のカギとなる。(今井裕治)

2012年3月3日土曜日

未来予想図【ますます進むボーダレス化と自動化】


ホント世の中、便利になればなるほど、それと同じくらい問題が噴出してくる。問題を解決しても、また違ったところで問題がでてくる。本当にいたちごっこのようなもので、人間の英知をあざわらうかのような皮肉ですらありますが、世の中は本当に良くできてるなと。

情報革命という革命は、本当に今までのどの革命にも増して、衝撃度が大きいと思っています。端的に言うと、今まで言ってきたことの繰り返しになりますが、「プロと個人が並列で評価されるようになった」ことです。それは、投資の世界では、プロと一般投資家の間には、あまりにも大きな壁がありました。情報の非対称性であったり、資金力であったり、手数料であったり。それが、今は昔ほど大きくなく、場合によっては、個人がプロを凌駕していると。これは、色んなところで見られるようになったことで、プログラマーでもそうですが、デザイナーとかもネットの登場によって、プロと同じ土俵に立てるようになった人は多いと思います。

あとは、メディアの世界も、今まではプロが一方的に、自分達に都合のよい情報を流すだけでしたが、今は、個人が世界にタダに近いコストで情報を発信できるようになりました。ホント、テレビに出てくる一流のライターと名も全く知られていない匿名のライターが並列で比べられると言うのは、ホント20年前は考えられなかったと。マスコミは圧倒的な力を持っていましたが、これも、汐留 やお台場に立派なビルを建てた頃が、今思うとピークだったんじゃなかろうかと思いました。ホント、よく言う法則ですよね、これは。

あとは、技術ですね。これも、やはり、情報革命の貢献が極めて大きいんじゃなかろうかと。技術と学問というのは、極めて密接な関係を持っていて、産学協同というのも昔からあることで、今までは、マニアックな学術情報というのは、学会などの内部、さらには企業内部でしか共有されなかったものが、インターネットの登場で、学術研究や技術の蓄積が簡単に検索できると。さらには、企業内でも、紙ベースだったものが、イントラネットなどに記録されるようになって、その効率は極めて高くなったと思うんですよね。

日本の電機大手がことごとくダメになっているのも、周りのスピードについていけてないところがホント大きいと思うんですよね。その、最たるものが「老害」だろうと。ホント、役員とかも40歳とかは全くと言っていいほどおらず、50歳、60歳、下手をすると70歳とかいますからね。確かに、団塊の世代、戦前生まれの人は、スゴイ人が多いですけど、それは、現場におけるすごさであって、今の最先端の技術についてこれるかと言ったら、付いてこれている人は、ごく一部だと思うんですよね。

ホント、今の現状を踏まえると、「自動化とボーダレス化」という大きな二つのキーワードがあります。自動化もコストの問題はありますが、基本的には、昨日の日記「ロボットの活躍【戦争と経済】」で書いたように、基本的に後戻りはできないだろうなと。それからボーダレス化ですね。単純労働は、言葉の問題、人種の問題など関係なく、ボーダレス化が進み、高いところから低いところへ流れるという水や熱伝導と同じように、発展途上国の水準に近いレベルで収斂するんじゃなかろうかと。

一昔前だったら、この変化は5年、10年単位で起こっていましたが、今の時代は、1年単位でしょうね。それくらい、情報革命が、劇的に世の中の中身を変えてしまった。ホント、自分で現状認識をしても怖いですもん。

2012年3月2日金曜日

ロボットの活躍【戦争と経済】


FA(ファクトリーオートメーション)とかOA(オフィスオートメーション)とか部分的にロボットが導入されたり、自動化されたり、人間がやることってかなり少なくなってきましたよね。確かに、意匠・設計、営業なんかはまだまだ人間の活躍する余地がかなり大きいんですけど、どこまで人間がやっていたことがロボットやオートメーションに侵食されるのかなーと思うわけですよ。

とどのつまり、結局今の不況とか、景気の悪化って、過度に最適化されすぎちゃったところにあるわけで、車の車間距離が全く無くなったような状況で、しかもキチキチまで減量しちゃったと。オマケに、省力化機器をバンバン導入して、人の仕事を奪っていったと。大切なのでもう一度いいますが、「人の仕事を奪っちゃった」訳ですよ。いつも言っていますが、文句を言う、飯を食う、糞もする、屁もする、セックスもする、休みも取る人間が無駄だってことに気付いてしまったわけですよ。

今は、一人一台のパソコンって当たり前ですけど、昔って、どうやって仕事をやっていたんだろうなーと思うことが結構あります。一人一台のパソコンになったのは、私が新卒になった頃(1999年)には既に当たり前で、おそらく、ウィンドウズ95くらいから大企業から、一人一台のパソコンが導入されたと思います。

それまでは、タイプライターやワープロなんかをつかったり、カーボンコピーの紙なんかをつかって、複写して仕事をしていた時代ですからね。電子メールなんかも無くて、図面とかもメールに添付じゃなくて青焼きとかしてましたし。そう、どんなことにもアホみたいに人を投入していたわけなんですよね。で、何で人の投入が少なくて済むようになって、給与が年々下がってんだ?という疑問もありますが、それは、カネが低いところから高いところへ流れているだけなのかと。

あとは、FAXも1980年代に普及したと思うんですけど、なかった時代は大変だっただろうなと。あとは、海外との通信はテレックスって使ってたんですけど、文字単位で課金されるタイプライターみたいなもんだったんですけど、できるだけ通信を短くするために「できるだけはやく:ASAP(As Soon As Possible)」とかPLS(Please)とかの短縮文字をバンバン使っていて、新卒の時に、コレスポンデントをメールでしていた時に、意味不明でしたからね。主語も殆ど使いませんし。

ホント、最大の雇用の受け皿である建設業は殆ど20年前と変わっては居ませんが、その次にデカイ雇用の受け皿の製造業は、ホントFAのせいで、相当人員も削減されちゃいましたし。労働集約的な産業は、海外にとっとと出て行ってしまいましたからね。

考えてみるとタクシーの運転手とかトラックの運転手も、今は自動化が考えられないですけど、車の自動運行装置もかなりの実用化の可能性が見えてきているわけで、将来的にはロボットに代替されるのかなと思うことが結構あります。

高速道路なんかは、センサーと電波を発信する装置に任せてやれば、人為ミスに起因する事故もかなりの確率で避けられ効率も相当あがるだろうなと。オフィスの仕事も、今は仮想店舗みたいなもので、BtoCでの商売で、その有り難味が実証されたように、BtoBでも、結構実用化が進んでるんですよね。前に居た会社では、取引先がアマゾンみたいなシステムで、ネットで商売をやっていて、良く買うアイテムや良く出るアイテム、それから「この商品を選んだ人は、こんな商品も買っています」と言うのが出てきて、結構助かったんですよね。買い忘れも防ぐことができますし。

それから、人とカネがべらぼうにかかる戦争。これも、アメリカ様が既に先鞭をつけている、無人飛行機などがいい例ですけど、コンピューターゲームのように、遠隔地から操作して、実践を戦うと言うものですけど、戦争でもこっちが主力となるだろーなと。馬鹿みたいに高い、戦闘機も確かに必要ですが、無人飛行機であれば、費用ももっともっと安くできますし、機密保持のために、簡単に自爆とかもできますからね。有人のものだったら、おいそれと自爆と言うわけにもいかんですからね。あとは、ミサイル技術の発達。これもホントすごいわけで、思い出したんですけど。

昔、クソ霞ヶ関のクソ経済産業省の13階だったと思ったんですけど、輸出許可申請(E/L)で相当無駄足を運びました。クソみたいな書類をクソなほど作らされて、ホントいまでも思い出すだけでむかついてきますw さんざん待たされたときに、あと二階下りれば、経済産業大臣に会えるかな・・・・とか思いながら待っていたことも何回もありますよw ホント武器、大量破壊兵器、核兵器とかの製造に転用できる・・・・・そんなクソな仕事をやっていたので、事件が今でも報道されるたびに気になります。

軍事は、結構マニアの領域なのでどーでもいいんですが、江畑謙介さん、大好きだったな。彼の分析力、ホント鋭すぎて、鋭すぎて・・・・。そんなことはおいといて、民生用の産業用のロボットだと安川電機、デンソーなんかが最先端をいっているわけですが、どこまでできるんだろうなと。センサーの技術も居るわけで、その意味では、キーエンスとかもこれから注目しなきゃいかんかもですね。

それよしも、人工知能で、ロボットが意思をもち、人間を虐殺しだしたら怖いなと、映画みたいなことも思っちゃうんですよね。


2012年3月1日木曜日

海外に出ていくのは目に見えている 【NIDEC永守重信の発言】


日本電産、永守イズムの挑戦(日本経済新聞社:永守重信)という本を先日読みましたが、非常に面白かったです。私は、三協精機(日本電産サンキョウ 東証1部:7757)関係に知り合いがいたのですが、ホント口から出るのは永守さんの悪口ばかりで驚いた記憶があります。確かに強烈な経営者ですけど、「彼がいなかったらあんたの会社はつぶれていたんですよ」と思いました。ホント働かないクソに限って文句が多いなと。ブラック企業とか言われてますけど、給与水準も高くて、青息吐息の企業が多い中、世界的な優良企業ですので、「何を馬鹿言ってんだ」と言いたくなりましたよ。おそらく、文句をいう人間が経営者になったら1日で潰れることでしょう。ホント、この永守重信と言う男、一度、飯でも一緒に食ってみたいもんですが、私のように、下界も下界にいる男では無理でしょうね。ホント、この男の目が黒いうちは大丈夫だと思いましたが、この男に見合うだけのカリスマ性を持った人間がいないので、後継問題が大変そうですね。

ホント、うんこ元三協精機の人間は、やるべきことをやらないで、過去の遺産を食い潰し、放漫経営をしていたくせに、何を言ってんだという感じです。いままで、散々楽をしてきたくせに。それに比べて永守さんは、会社の自主性を重んじ、筆頭株主になり、手弁当で諏訪にある三協精機を訪れていたそうな。

彼の経営は極めてシンプルで「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」と言う言葉ですが、簡単なようでいて、結構難しいんですがいろいろな会社を20社くらい再生させてきている以上、経営者としての実績は素晴らしいと思っています。製造業は競争が非常に厳しい業界で、少しの差が大きな差になります。特に電機関係は、自動車もそうですが、世界中に競合他社がおり、少しの負けが大きな負けに繋がります。そんななかで、極めて高い自己資本比率を達成し、優秀な利益率をたたき出している日本電産は賞賛に値すると思います。このような優秀な経営者がいれば、この会社は大丈夫だなと思いました。

ホント、この日本電産の永守さんや、信越化学の金川千尋さんの言う事は非常に重みがあり、市況を読む能力に極めて長けています。その永守さんが「海外に出て行くのは目に見えている」というぐらいですから、なだれを打って、海外流出がはじまりそうですね。シンガポールでは、地域本社の設立の話を色々聞き、日本にあった機能もシンガポールに移しているところが結構多いです。自分の周りでこのような変化を感じているぐらいですから、日本企業の日本脱出志向は極めて大きいと思っています。

永守氏の目が黒いうちは、日本電産は伸び続けるでしょう。


●国内企業、電力不足で日本脱出続々 “思い付き”脱原発にも不信感
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110626/biz11062620580008-n1.htm

2011.6.26 20:56 (1/2ページ)

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海外への拠点や生産移転の主な動き

原子力発電所の停止による全国規模の電力不足を受け、生産拠点などを海外に移転する動きが広がってきた。電力安定供給の確保の道筋が見えないまま、「脱原発」色を強め、自然エネルギーへのシフトを強める菅直人政権への不信感も、日本脱出に拍車を掛けている。東日本大震災を教訓としたリスク回避のための拠点分散化の動きも重なり、「産業の空洞化」が一気に加速しかねない。

「(海外に)出ていくのは目に見えている」。家電や自動車用の精密小型モーターで世界シェアトップの日本電産。永守重信社長は21日の会見で、主力拠点を置く関西電力管内で15%の節電を求められたことに強い懸念を示した。

同社は滋賀県にあるモーターの試験設備を海外に移す検討を始めた。大量の電力を消費するうえ、停電で貴重なデータが失われる可能性も否定できない。日本のモノづくりの根幹である研究開発施設にまで移転の波が押し寄せている。

HOYAは、デジカメなどのレンズに使われる光学ガラスの生産を昭島工場(東京都昭島市)だけで行ってきたが、中国・山東省での工場建設を決めた。今年12月にも稼働させる。ガラス原料を溶かす生産工程で、電力の安定供給が欠かせないためだ。

三井金属は、高機能携帯電話(スマートフォン)向け回路基盤の材料となる電解銅箔の製造ラインをマレーシア工場に新設する。