ラベル シンガポール の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル シンガポール の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年7月2日木曜日

香港が習近平によって息の根を止められた、代わりはシンガポールか?【華僑の貯金箱】

安全を理由に香港の主権が実質的に中国に取って代わられましたが、施行初日から逮捕者が三桁も出ているくらいですから、昨年から続いている香港でのデモは、完全にこれを予想していたということです。本当に習近平の野心は怖いなと思うと同時に、コロナ渦で世の中が大変なことになっているにも関わらず、すごいなと思います。

一方で、香港での金融機能やアジアの統括機能は、シンガポールに移管されると見て良いでしょう。実際に、非居住者のお金は既にシンガポールに半分くらいは移されたみたいです。華僑の貯金箱とも揶揄されるシンガポール、これから勢いづくでしょう。

一方で中国、今のままの拡大路線では躓くのは明白で、国内で押さえつけられてきた人民の不平や不満も凄いことでしょうし、旅行で海外へ行った人たちが外から見る中国というのはあまりにもおかしいので、凋落するのも早いと思っています。

それにしても、ソ連が崩壊し、ベルリンの壁が無くなってから30年間、アメリカが超大国として君臨をしてきましたが、その間に安いモノを供給する拠点として中国に投資をしてしまったものですから、それが失敗だったと思います。凄まじい勢いで高度経済成長を遂げて、今では怖いものなんて、トランプくらいでしょう。

2016年10月10日月曜日

プライベートバンカー カネ守りと新富裕層【シンガポールの日本人社会は狭いから顔がすぐ浮かぶ】

シンガポールのプライベートバンクの内情を清武英利が書いたものですが、シンガポールはディズニーのイッツ・ア・スモールワールドの世界ですので、顔がすぐに浮かびます。カッページプラザとオーチャードプラザ、それからリバーバリー辺り(紀伊国屋、明治屋)が日本人が出没するところで、リバーバリーは石を投げれば日本人に当たると言われていますから、本当に狭すぎる世界です。

「プライベートバンカー、カネ守りと新富裕層」は、中垣忠彦氏、木島洋嗣氏、佐藤俊介氏は実名を出しており、知っている人もいるだけに、非常にリアリティもありました。

●NHKのページ NHKスペシャル “新富裕層”vs.国家~富をめぐる攻防~
http://cgi2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050139_00000

●You tube
https://www.youtube.com/watch?v=37VyDR-Clng


また、2013年に放映されたNHKスペシャルで投資家として有名な加藤順彦ポール氏( http://katou.jp/ )、それから外資系金融機関にいて、今はシンガポールで個人投資家として奮闘して、フェラーリクラブシンガポールの唯一の日本人としても有名な阿部氏など、日本人の間では有名な人がたくさん出ています。本当に狭い世界なので、おそらく皆さんすれ違っていると思いますよw

OCBCの子会社のBOS(Bank Of Singapore : シンガポール銀行)などの話も露骨で、そこに出てくる女性というのも、カッページ界隈では有名な女性ですw シンガポールには、現地採用の超優秀な日本人女性がたくさんいて、日本ではなかなか昇進できないような男尊女卑のシステムがありますが、シンガポールは女性にも活躍の場がたくさんあり、日本との違いに驚かされます。しかし一方で、実務能力が殆ど無いにも関わらず、日本人女性というだけでモテモテになるのも事実で、知り合いで「乞食」のように毎日のように奢ってもらっていた女性がいました。カッページ辺りですと「あっこいつか?」と思う人もおそらく居ると思います。それぐらい狭い世界なんですよね。日本では燻っていて、うだつが上がらなくてもシンガポールじゃモテモテなので、そりゃ勘違いしますよw ただその女性は普通の飲み会なのに、ドレスコードを勘違いして、結婚式の披露宴に来るような本気モードのカッコで登場したりもするので、そりゃ引きますよ。日本じゃ賞味期限が切れて、お先真っ暗なので、一種の賭けで、サクセスストーリーや一発逆転を狙って、渡星する人もいますから気持ちはわからんでもないですが、必死感出しすぎです。NHKスペシャルの沸騰都市なんかの影響もあると聞きますしね。下記がうまく分析をして書いていますので、見てくだされ。今は、口コミよりも、FACEBOOKのようなSNSとかでそういうのがすぐに分かるので、えっ、あんな地味な子が?というのがリア充をしているのを目の当たりにしたりするので、女王様気分を味わうために、渡星してしまうのです。男もそうですけど、女だって、モテたいじゃないですか。それが男と女の需給関係が思いっきり偏っていて、しかも男がエリートばかりで、チヤホヤしてくれるんだったら、それに目がくらんでしまうのもわかります。

●シンガポール大逆転:東京市場で価値が落ちた30代女子の最後の砦とは...?
https://tokyo-calendar.jp/article/6494
この登場人物が「のし上がろう」としているのは、他のシンガポールに来ている人達と同じような感じでしょう。ただ、能力はあっても、日本の男尊女卑の世界では息苦しくてだめで、海外へ来たという人は多いと思います。しかし、シンガポールでの日本人女性のモテっぷりは半端ではありません。それぐらいモテます。そりゃ、日本には帰りたくなくなりますわw おまけに、シンガポールに来ている日本人は、駐在員であればほぼエリートで出世コースの人が多かったり、あとは会社の経費を使いまくれる人やお金を有り余るほど持っている人がかなり居ますから。

この本はイニシャルや仮名で書いてあるモノもたくさんありますが、非財閥系の商社の関連会社とは言え、親会社の名前がモロにでていたり、出身地などが書かれていたりで分かる人はすぐに特定できてしまいます。それにしても、テロや永住権が取りにくいから、アメリカやヨーロッパが駄目だからという消去法でシンガポールを選ぶ人が多いですけど、納得ですよ。

村上ファンドの村上世彰氏のことや国税の調査官がシンガポールに駐在していることなどもかかれており、生々しいです。最近は、大戸屋、大塚家具など、お家騒動のことで色々お腹いっぱいになりすぎちゃいましたけど、この本もお腹いっぱいです。ごちそうさま。

[清武英利]のプライベートバンカー カネ守りと新富裕層

●Amazonのページ キンドルでも買えますんで
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC-%E3%82%AB%E3%83%8D%E5%AE%88%E3%82%8A%E3%81%A8%E6%96%B0%E5%AF%8C%E8%A3%95%E5%B1%A4-%E6%B8%85%E6%AD%A6-%E8%8B%B1%E5%88%A9/dp/4062201992


パナマ文書で有名になったタックスヘイブンですが渡邉哲也氏の「パナマ文書」も読んでみたいな。シンガポールも、富裕層を取り込んで、ここ10年ちょっとで急激に伸びた国ですので、日本で相続税を払うのがバカ過ぎて、移住した老舗メーカーの創業者とかいろいろ話は聞きます。

永住権だけに収まらず、日本国籍を捨ててシンガポール国籍を選択した人すら居ます。これは、永住権を取るとある一定の人には、インビテーションレターみたいなのが来て、それで」シンガポール国籍を取りませんか?」的なレターが来るんですよ。これで選択をしちゃう人もいたりします。だって、相続税がありませんからw それに、日本の所得税の半分以下ですし、株で稼いでいる人は、キャピタルゲインには一切課税されませんからね。こりゃ、お金を効率よく運用させたい人には最高の場所ですよ。

少し前にキャピタルフライトという言葉が流行り、香港やシンガポールのHSBC(香港上海銀行)やシティバンクにはたくさんの日本人が訪れたのは、記憶に新しいところです。そして、シティバンクが個人業務で日本から撤退前に、確か横浜支店だったと思うのですが、支店長が悪いことをやって、逮捕されて、そして、金融庁が怒り狂って、日本でのプライベートバンクの免許を取り上げたことがありましたが、まさにそれと同じようなことをシンガポールでやっているんですよ。

「投機と投資」の違い、「節税と脱税」の違いって私はうまく説明できませんけど、法律には必ず欠缺があります、グレーゾーン、その法の網目を潜って、投資並びに節税をしているわけですがこれが頭を使った上で、合法であれば問題ありません。それより、そういう富裕層を海外へ逃避させてしまっている日本政府の政策に私は問題があると思います。

為替ディーラーの世界では、チャーリー中山氏(元バンカーズトラスト出身)など有名な人がいますが、プライベートバンキング部門でも、過去にはマネーロンダリングで名を馳せた人も居たりして、犯罪者とスレスレの人も居たりします。もともとプライベートバンキング自体、秘匿性が極めて高く、武富士の香港の問題でも色々指摘されましたが、グレーゾーンのところもあるんですよね。ただ、超富裕層に資産防衛、資産運用の為に極めて質の高いサービスを提供しているところがあるのも事実なんです。ですから、「お金が増えて増えて」ということになっている人すら居ます。だって、お金がお金を生むんですからw

それよりも、どんな国でも、どんな場所でも、どんな人でも、二人以上の人が絡めば、人間特有の政治と言うか駆け引きがあり、どんなに有名な会社でも、どんなに優れた会社でも、どんなに給与が高くても、欲の渦巻く醜い争いがあることを改めて感じました。本当にくだらないですけど、これが実社会です。イッツ・ア・スモールワールドで繰り広げられる狭い日本人社会でのこと、有名人が多いだけに、将来、露見することが結構あるだろうなw FXの取引で脱税で逮捕された人もいたし。

2012年5月24日木曜日

ムスタファが先かドンキホーテが先か?【圧縮陳列と商品のジャングル・迷路】

ドンキホーテがムスタファをお手本にしたっていう話を過去に聞いたことがありますが、どちらが先なんでしょうね?「卵が先か、鶏が先か」的な議論ですが、おそらく、こっちは、どちらかがビジネスモデルを模倣したと見ていいでしょうw で早速、時系列で見てみると、1978年に創業者である安田隆夫氏がドン・キホーテの原点となる小規模店舗「泥棒市場」を杉並区上荻四丁目(西荻窪)に開業させたのに対し、ムスタファの創業者であるインド人ビジネスマンであるムタック アハマッド(Mustaq Ahmad)が1971年に事業をはじめたことから、ムスタファの方が早いですね。ちなみに、ムスタファの創業者は、毎回シンガポールの長者番付にも良く出てくるくらいの著名な事業家です。さて、24時間営業はどっちが先に始めたんでしょうね。余談ですが、よく思うことは、「セブン・イレブン」という名前は、7時から11時までオープンしているということが語源なんですが、これは、今の時代、24時間営業の店舗が殆どな訳ですから、「ゼロ・ゼロ」とか「トゥエンティフォー」とかに変えたほうがいいんじゃね?詐欺ジャンとすら思うことがありますw

この頃って、「電子立国日本の自叙伝」なんかが一番分かりやすいんですけど、日本の黄金時代だったなーと。家電を含む電機業界、いわゆる弱電も重電(日立、東芝)も一緒くたにした総合電機も含めると、1億3千万人の人口の国によく、こんな11社もあったもんだなーと思うくらいで、あの頃の日本は最強だったなーと。海外からパクッって自分のところの味付けをしていても、市場は腐るほどあったんですよね、この時代は。松下電器がマネシタ電器と言われても、その品質の良さは折り紙つきでしたからね。

1)日立製作所
2)ソニー
3)パナソニック
4)東芝
5)NEC
6)富士通
7)三菱電機
8)三洋電機(現パナソニック)
9)シャープ
10)日本ビクター (実質パナソニックの子会社)
11)パイオニア

確か、私の記憶によると、くろねこヤマトの宅急便のヤマト運輸の創業者である小倉昌男氏は、その宅急便というビジネスモデルをアメリカでDHLだったか、FEDEXだかを見て気づき、同じくアメリカの アライド・ヴァンラインズ社と提携してノウハウを吸収したという記憶があります。ホント、基本的に海外では、日本人の発想では考えられないことが行われていたり、更には普段当たり前だと思っていることが当たり前ではないことに気づかされますが、数十年前までは、欧米の企業が結構手本になり、そこからさまざまなノウハウを吸収し、独自の地位を獲得した企業も多いと思います。

いま、まさに東南アジアでは、日本で20年前、30年前に起こったことが再現されており、マレーシアのルックイースト政策が代表的ですが、雁行型のキャッチアップ型経済が日本を手本にして行われており、すさまじい勢いで日本で成功したビジネスモデルの展開が行われています。これは、日本市場が少子高齢化によって縮小しており、更には人件費等の高止まり、市場として成熟しつくしてしまって競合相手が極めて多いことなどの要因から、糞詰まりとも言えます。

まだ、世界を探せば、このようにヒラメキは隠されており、様々なビジネスがあると思うのですが、小売業界は大手資本の寡占状態であり、貿易も商権はほぼほぼ有力会社に抑えられてしまった現状を踏まえると、10年、20年前とは時代は大きく変わっちゃいましたね。活路があるとすれば、IT系やネット系でしょうが、余りにも陳腐化の早い分野で変化の早い分野なので、5年以内にごっそり稼ぐくらいの気持ちがなければ難しいかなとドンキとムスタファを分析して思いました。

まぁ、初めてドンキホーテに行ったときは、あの圧迫感のある圧縮陳列は本当に圧倒されましたね。そして、迷路のなかを進んでいくと、お目当ての商品があるという、達成感、本当にマーケティングがうまいですわw

●ムスタファのHP
http://www.mustafa.com.sg/index.asp

●ドンキホーテのHP
http://www.donki.com/index.php

●統計が語る人口ボーナスと雁行型経済
http://www.akudaikan.com/2012/03/blog-post_17.html





2012年5月21日月曜日

シンガポールで活躍する三菱地所のアジア戦略【丸の内からの脱却】

私は三菱地所の株主であったこともあり、株主総会にはちょくちょく参加していました。当時は、古い丸ビルの地下が総会の会場だったなーと、たまに思い出します。そして、私が今でもはっきり覚えているのは、長身で白髪の福澤武社長です。株主総会の議長で「お諮りいたします」と淡々と議事を進めていた姿が印象的でした。暇だった私は、議事よりも、総会の後に貰える、三菱地所の傘下にあるロイヤルパークホテルのお土産しか興味がありませんでしたが・・・・、その意味で、この会社は結構私には貢献してくれましたよw

私が三菱地所を保有していたのは、三井不動産、三菱地所、住友不動産と財閥系の大手デベロッパーの中では、含み益が極めて多いということもありましたが、「丸の内」経済学―この街が21世紀の東京を牽引するという福澤武氏の著書を読んでからです。電鉄会社も含め、不動産会社の開発は、、「便利な場所なら、暖簾が無くとも乗客は集まるはず」という言葉で有名な阪急の小林一三などが有名ですが、東急や小田急、西武、東武などの鉄道会社の沿線開発も忘れてはいけません。基本は、インフラを牛耳っている鉄道会社に主導権があり、これがまさに日本的な開発の原点にあったわけですからね。そうは言っても、個人的には、ハワードの田園都市構想が近現代都市計画には息づいているんじゃないかなーと思います。私は、鉄道会社が旗振り役となった開発にも興味がありましたが、やはり既存の街の再開発ということで、丸の内の大家としての三菱地所と六本木の再開発で成功を収めた森ビルに興味がありました。

どうして三菱地所なのかと聞かれると、動機として大きかったのは、三菱村と揶揄される、丸の内で働いていたことも理由としてありました。その当時は旧態依然としたビルが多く、皇居を見下ろしてはいけないという紳士協定なのか、高さは31mで階数もそれに相当する8階に制限されていたビル郡が周りを取り囲み、ビルの内部は異様に太い柱が邪魔で本当に執務スペースも本当にとても窮屈なものでした。その後は、同一エリア内での容積率の移転など様々なスキームが認められ、建ぺい率や容積率の緩和によって開発が緒についた訳ですが、やはり、福沢氏の構想で一気に丸の内の再開発計画・ビルの立替計画が進んだと言っても過言ではないと思います。本当に建て替えには膨大な資金が必要だったわけですからね。

デベロッパーで一番アグレッシブだと思っていたのは、個人的には三井不動産ですね。理由は、京成電鉄と組んで浦安を埋め立てて、住宅地やディズニーランドを作り、その後もららぽーとなどのランドマーク的な商業施設を作っていた三井不動産の積極さには他社の追随を許さないところもありました。しかし、私は、横浜のみなとみらいにある旧三菱重工の造船所の跡地の開発計画より後は、横浜ランドマークタワーと言うくらいですから、ホント目印としての機能を果たし、財閥系デベロッパーの双璧でもあり、三菱の御三家にははいりませんが、グループの底力を見たような気がします。その前には、アメリカのニューヨークにあるロックフェラーセンターで巨額損失をぶっこいていますが、その後の復活は目を見張るものがあるなーと思いましたよ。ホント、それぐらいの損失で屋台骨が揺らぐような会社じゃないですからね。ランドマークタワーの建設費は3000億円近くで、大株主の大成建設が旗振り役となった訳ですが、今見ても色あせないなーと。あとは、超高層のはしがけではありませんが、池袋のサンシャイン60も忘れてはいけないなと。

それよりも日本経済新聞の一番裏にある「私の履歴書」に福澤武の回顧録というか自叙伝が書かれていたんですが、それを見て驚きましたね。何といっても、結核で6年送れて入社と言う、財閥系ではあり得ない採用をしていたからです。福沢諭吉のひ孫と言うこともあり、慶応の幼稚舎は出ていたものの、中学と高校は行っておらず、大検をとって慶應義塾大学法学部に入学をしたという・・・・。当時は体が弱く、運動もできなかったので、勉強ばかりしていて成績は良かったと書いてありましたが・・・・・・驚きですよ。

ホント、私は古河総合ビルの一階にあった丸の内カフェ(その後は東商のお隣に)が結構お気に入りだったんですが、三菱商事の傘下に入ったコンビニのローソンが店を出したり、ワインショップのエノテカができたり、著名シェフのミクニさんがレストランを出したりして、街の雰囲気は一気に変わりましたね。古臭いオフィス街がここまで変わるのかと思ったくらいです。あと、街づくりでは、イオンに吸収されましたがショッピングモールの開発で有名なダイヤモンドシティですね。この会社は、確か、三菱地所の子会社だったと記憶しています。製造業のリストラブームで、工場の跡地などに巨大なショッピングモールを誕生させた先駆けのような気がしたと・・・・・。それにしても、丸の内は土日は全く活気のない街だったものが、ブランド店などの誘致で一気に華のある街に変わったなーと。

そんな、過去の三菱地所の戦略を見てみると、東南アジアへの展開は、大手不動産会社の中では、三井不動産や東急不動産に遅れていたと言うイメージがありましたが、ここ最近はとてもアグレッシブですので、何かやってくれるんじゃないかと思うほどです。ちなみに、二人三脚のパートナーとして、シンガポールの不動産会社の双璧であるケッペルとキャピタランドのうち、後者のキャピタランドをビジネスパートナーとして選択していますが、東南アジア諸国にアホみたいに投資をしているので、今後の活躍が楽しみです。

ビジネスとしては、キャピタランドの傘下にある上場REIT であるキャピタコマーシャル・トラストとの共同事業で、ビジネスの中心地であるラッフルズプレイスに「Market Street Office Tower」というビルを建設していますし、郊外のMRTのインターチェンジであるビシャンの駅のまん前にも、ビシャンセントラルといってコンドミニアムの建設を行っています。ちなみに、ベトナムでもキャピタランドと二人三脚で事業を行っているとの事ですから、まだまだ伸びしろのある東南アジア地区での開発への勢いは当分は止まらないだろうなと。もともとグループの総合力ではナンバーワンであるだけに、アジアの時代のこれからの台風の目として、三菱地所の活躍に注目したいですね。


●キャピタランドのHP
http://www.capitaland.co.jp/en/news/news.html

●三菱地所のHP
http://www.mec.co.jp/

●【企業特集】三菱地所丸の内頼りから脱却できるか成長託す“丸の外”戦略の成否
http://diamond.jp/articles/-/9008
10年3月期の賃貸用不動産の含み益が2兆0559億円というのは、簿価が数円程度で、時価との差額がほぼほぼ利益になると受け止めています。おそらく、含み益も会計の原則に則り、保守的に計上されているでしょうから、おそらく、3兆円はいくのではないかなと個人的には思っています。

●「丸の内」経済学―この街が21世紀の東京を牽引する 福澤 武著
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E4%B8%B8%E3%81%AE%E5%86%85%E3%80%8D%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%E2%80%95%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A1%97%E3%81%8C21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%92%E7%89%BD%E5%BC%95%E3%81%99%E3%82%8B-%E7%A6%8F%E6%B2%A2-%E6%AD%A6/dp/4569613640

2012年5月20日日曜日

シンガで続発する中国本土人の事故【シンガポール人から非難轟々】

ブギスでフェラーリが日本人女性を殺した事件だけでなく、直近は本土から来ている中国人が信じられない事故を立て続けに起こしているようですね。ブギスでのフェラーリの事故は、160KM超のスピードで赤信号に進入し、衝突したタクシードライバーだけでなく、乗客の日本人女性をも巻き添えにさせたと言う言語道断のものですし、他にもチャンギ空港に向かっているタクシーで、ドライバーにもっと急げと罵り、喧嘩になり、タクシージャックをして空港まで向かい、空港のアプローチで清掃中の方をひき殺してしまう事故を起こしています。また、中国人のSBSのバスの運転手がセンカンで年配の女性をひき殺し、そのまま30秒間も引きずっており、救護措置も全くしなかったという信じられない事件があり、シンガポール人が、マナーや常識の無い、中国本土人を非難していると聞きます。特に、このフェラーリのドライバーの家族は、被害者に謝罪することは全く無く、ネット上での非難を逆に批判していたとのことであり、シンガポールの国民感情を逆撫でしているような印象すら受けます。3人の尊い命を奪っておいて、逆に食ってかかるって、すごい神経だなと思いますよ。間違いなく、私だったらそんなことは出来ませんねw オマケに、親は金持ちだが、彼は自分で稼いだなーんて、全く関係ないことを抜かして失笑を買っているらしいですし。ちなみに、このフェラーリ599GTOは親に1年前の誕生日に買ってもらったと言うことです、気になる価格は、日本では5千万くらい(4,272万円)ですから、シンガポールでは、軽く一億円を超えてますな。ホント、話を聞けば聞くほど、滑稽だなと。そりゃ失笑も買いますわw

なお、あるニュースによると「この人は間違いなく汚職官僚の子供です。多くの汚職官僚がシンガポールに来て、マネーロンダリングをやっています。シンガポールには多くの中国官二代がいます。やりたい放題です、眼中人なしです。報いを受けるのも悪くないです。目が覚めるかどうか」とか、「中国ではお金で全てが解決できると思っています。彼らのやり方はこの社会とは相容れません。皆から嫌われています。まず自分を見るべきです」と言われているようであり、金で全てを解決できると思っている人たちに一石を投じる流れになると思います。それにしても、拝金主義で高級車に乗っていることを見せびらかす人の多いこと多いこと。ホント、面白いほどステレオタイプですわ。まぁ、ベンツやBMWだったら、起業家とか会社のオーナーなんだで済まされますけど、フェラーリはね~・・・・・。素人は乗らないでしょ、普通。よほど虚栄心の強い人じゃないとね。

加害者のフェラーリのドライバーは個人投資家となっていますが、実はマネーロンダリングマンで、月収1ミリオン(6000万円以上)あったとの噂もあり、助手席に乗っていた武漢の中国人女性は、学生ビザで入国しているKTVの女性と言う噂もあります。ホント、日本人はマナーが良く、約束も守り、色々なところで尊敬をされていますが、本土の中国人は行く場所行く場所で嫌われています。シンガポール人は彼たちを「Main Land Chinese」と言って、白い目で見られているケースも多いです。実際、全てが悪い訳ではありませんし、中には極めて真面目にルールを守り、きちんと生きている人もいますが、正直、割合的に言えば極めてマナーの悪い人が多いです。フェラーリやランボルギーニ、ベントレーのような高級車を乗り回している若者は、たいてい中国の本土から来ていると聞きます。歩行者に対しても傍若無人な態度をとり、交通ルールをまともに守る人の方が少ない印象を受けます。日本人にも会社の看板や親の地位などから、小さい頃から勘違いしている人もいますが、割合的にはそれほど多くないですからね。

最近、シンガポーリアンの外国人に対する不平不満が高まっていると聞きますが、国内での雇用が外国人に奪われ、更には、治安が悪化している原因があるとすれば、やはり、原因はここにあるんじゃないでしょうか。私も、嫌な思いをしたのは、一度や二度ではありません。お金を持てばある程度、精神的にもまともになるんじゃないかと思いましたが、逆にあの人たちは、更にエスカレートして、酷くなっているような気がします。おそらく、このように立て続けに起こっている事件を踏まえると、素行の悪い外国人の排斥の動きが出てきてもおかしくないと思います。普通に考えたら20代や30代の若者がフェラーリ、ランボルギーニやマセラティを乗り回すのは常識的にはおかしく、悪事に手を染めていると考えるのが普通ですからねw 普通のシンガポーリアンは結構つつましい生活を送っており、何千万円相当もする高級スポーツカーを乗り回す人たちが白い目で見られているのも事実かと。ホント交通ルールを無視するDQNドライバーは免許剥奪してもらいたいですよ。

コンフォートタクシーは、今回の事故を受けて、全てのタクシー車両に車載カメラ(ドライブレコーダー)を搭載すると言うことになったと言いますが、DQNなドライバーが増え、平気で嘘をついている現状を踏まえると、当然の流れかと思います。実際、フェラーリの件も、SBSのバスの件もしっかりと車載カメラが、その一部始終を捉えていますし。これから、DQNなドライバーを排斥するためにも、車載カメラが標準化される流れを辿ってもらいたいと私は強く願っています。ちなみに、今フォーとタクシーをヒュンダイのソナタから、トヨタのカムリあたりに代えてもらえるともっと嬉しいですね。

ちなみに、私も中国人にありえないぶつけられ方をしたんですが、相手が不誠実(中国本土のドライバーで英語が全く出来ず)で、超困ったことがあり、嘘をつかれ、無視をし続けられたことが過去にあり、上司にドライブレコーダーの導入のお願いをしたのですが、たったの300ドル相当のカメラに費用対効果と訳の分からない錦の御旗をふりかざされ、即却下されました。もうね、アホかと馬鹿かと。起きてからじゃ遅いし、嘘つき中国本土人から自己防衛、企業防衛のために保険と思わなきゃと言ったんですけど、この人は頭の弱い人で、全く理解してくれませんでした。使い古した表現ですが、豆腐の角に頭をぶつけて氏んでもらいたいとおもいますた。ちなみに、この人は保険のポリシーを全く理解しておらず、口癖は「日本とシンガポールは違う」で、馬鹿の一つ覚えみたいに同じことを言うんですが、保険会社の人から「殆ど一緒です」と言われて、急に無口になっていました。更には、無事故による割引のことも知らずに、保険は使いたい放題だとも思っていたようで、あいた口がふさがりませんでしたw こんな人もいるんですね。言い訳は、「日系の保険会社だから内容は一緒なんだ」と言っていましたが、相変わらず矛盾だらけで、突っ込みどころ満載でした。ホント復活担保とかの詳細は違いますが、世界中基本的な枠組みは同じだと説明しても、全く聞く耳を持たず、本当に呆れましたよw ホント、ハムスターがこの人を動かしているんじゃないかと思うことが結構あります。


●Cleaner hit by taxi at Budget Terminal, dies Published on Mar 17, 2012
http://www.straitstimes.com/BreakingNews/Singapore/Story/STIStory_778637.html

●Woman, 66, dies after SBS Transit bus hits her Published on Apr 4, 2012
http://www.straitstimes.com/BreakingNews/Singapore/Story/STIStory_785096.html

●2 dead, 3 injured in three-way crash near Bugis Junction Published on May 13, 2012
http://www.straitstimes.com/BreakingNews/Singapore/Story/STIStory_798429.html

2012年5月18日金曜日

UOBビルの最上階は丹下ジムなのか?【四川豆花飯荘よりも、丹下段平が似合う?】

東京都庁や目白の東京カテドラルのデザインで有名な丹下健三氏の丹下設計事務所のデザインで有名なUOBですが、結構日本人が多く住んでいるUEスクウェア(UE Square)も実は、丹下事務所のデザインだったりします。昔はは、先輩から、UOBの最上階には、丹下ジムが入っていて、スパークリングをしているボクサーがたくさん居るという話を聞いていましたが、唐辛子で誤魔化していて、曲芸みたいなお茶の注ぎ方をする四川料理の店で驚きましたよ!!

丹下段平に会えることを期待していたので、ちょっと期待はずれでしたが、ある意味面白かったですw まぁ、三菱地所が丸の内の再開発で、2丁目あたりを思いっきり変えてしまいましたが、ホント、ビジネス一辺倒の通りから、オシャレな通りになりましたね。私が日本に居た時は、古河ビルの地下にミクニとか三菱商事ビルのところにローソンができたことがトピックでしたが・・・・。ローソンは、三菱商事の新浪 剛史の経営手腕が光るところですが、ホント風景ががらっとかわりましたからね。エノテカ(今は、元GSのパートナーの江原 伸好が代表を務めるユニゾンキャピタルが買収)もありましたし。 

UOBビルディングは、リパブリックプラザ(Republic plaza)やワンラッフルズプレイス(One Raffles Place:旧OUB)と並んで高さ制限ギリギリの280メートルの高さです。日本で一番高い横浜のランドマークタワーが296メートルで70階建てですけど、それよりちょっと低い66階と63階なんですよね、シンガポールの超高層ビルは。ランドマークは名前が目印って言うくらいで、どこから見ても目印ですけど、シンガポールの超高層ビルは、細いこともあって、背は高くとも違和感はないんですよね。

くどいですけど、お金があったら、最上階にホント、丹下ジム(あしたのジョー)をつくりたいですw


●シー・チュアン・ドウ・フア(四川豆花飯荘)Si Chuan Dou Hua Restaurant
80 Raffles Place #60-01 UOB Plaza Singapore 048624
6535-6006


●四川豆花飯荘
東京駅のまん前にある系列店。丸ビルへ行った時に
見慣れた店があったので、驚きましたよ!!

●シンガポール高層ビルランキング










2012年5月17日木曜日

アホなデザインの高級住宅 【シンガのコンドミニアムはハリボテか?】

今話題のセントーサエリアのまん前のハーバーフロントエリアにあるリフレクションと言うコングロマリットのケッペルが作ったコンドミニアムが余りにも日本の美的感覚とかけ離れており、アホなデザインなので驚きました。ピサの斜塔じゃないんですが、デザインが傾いているんです。確かに奇抜なんですけど、こんなところに住んだら、気が狂いそうです。

シンガでホントに感じることは、胡散臭いデザインが余りにも多いんですね。ホントにコロニアル調のデザインでも優雅さと言うよりは、胡散臭さを感じてしまうんです。ホントハリボテ系が多くて、確かに高級な素材を使っているんですが、コンクリートから、タバコの吸殻が出てきそうな・・・・。また、高級住宅なのに、レンガを積み上げて作っていますし。ホント三匹の子豚が作った建物じゃないんですから・・・・。実際、ブタが作っていたらそれはそれで困るんですけどね・・・・。それと胡散臭い取ってつけたような熱帯の観葉植物もホント怪しくて、突っ込みどころ満載です。私の住んでいたコンドミニアムもアプローチのところにこれ見よがしにカラフルな植物が植えてあって、初めはスゴイなと思ったんですが、今では見掛け倒しとしか見えなくなってしまいました。ホント、一事が万事で全てがハリボテにみえちゃんですね、最近は。


●リフレクションのHP
http://www.reflectionsatkeppelbay.com.sg




2012年5月13日日曜日

シンガポールの医療水準とメディカルツーリズム

国際メディカルツーリズムが最近、色々なところで聞かれる訳ですが、シンガポールとタイがその中でも日本人にとって馴染みのあるところではないでしょうか。タイは、性転換手術などでレディボーイがやたらと多いことからも分かるように、外科の技術は超一流と言ってもいいのではないかと思います。理由は、手術の数が多いので、それに比例して腕が上がると言うことなんです。日本は腕は良くとも、手術の症例少ないために、技術としてはイマイチなことが多いと聞きます。まぁ、韓国も週末にプチ整形をしに行く人もいると聞きますが、実際はどーなんでしょうね。

あと、イギリスやアメリカでインド系の医者が無茶苦茶多いように、インド人の医者は結構、世界を席巻しており、本国のインドへも結構、医療ツアーに行って、手術を受ける人が多いらしいんですが、こちらは、タイやシンガポールと違い、MRSAなどの院内感染なども極めて多く、抗生物質の多用から耐性菌を持ったものが極めて多く、お金に余裕があるのであればお勧めできないと言うことでした。

まぁ、私は病院は、会社の保険で行っていたので、パラゴンにあるジャパングリーンクリニックですね。後は、歯医者さんは、コストパフォーマンスが良くて腕の良い桜井先生のいるラッキープラザのKo Djengですね。ホント、一般的に言ってシンガポールは医療費はクソみたいに高いです。


●メディカルツーリズム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E7%99%82%E8%A6%B3%E5%85%89


1.病院
●シンガポール日本人会診療所
http://www.japanese-clinic.com.sg/
●ジャパングリーンクリニック・検診センター(JAPAN GREEN HOSPITAL PTE LTD.)
http://www.japan-green.com.sg
●日本メディカル・ケア(グレニーグルス病院内、マウントエリザベス病院内)
http://www.nipponmedicalcare.com.sg/
●杉野クリニック
●マウントエリザベス病院(MOUNT ELIZABETH HOSPITAL)
http://mountelizabeth.com.sg/
●グレニーグルス病院(GLENEAGLES HOSPITAL)
http://www.parkwayhealth.com/hospitals/gleneagles_hospital/
●シンガポール ジェネラル ホスピタル(Singapore General Hospital)
http://www.sgh.com.sg
●国立大学病院(NATIONAL UNIVERSITY HOSPITAL(NUH))
http://www.nuh.com.sg/
●ケーケー ウーメンズ & チルドレンズ ホスピタル(KK Woman's and Chilrdren's Hosbital)
http://www.kkh.com.sg
●チャンギ ジェネラル ホスピタル(Changi General Hospital)
http://www.cgh.com.sg/
●Tan Tok Seng Hospital
  http://www.ttsh.com.sg/
●ラッフルズジャパニーズクリニック
http://www.rafflesj-clinic.com/RH.htm


2.歯医者
●JGH デンタルクリニック
http://www.japan-green.com.sg
●Ko Djeng
http://www.kodjeng.com/

2012年5月12日土曜日

「ウォータービジネス」の直訳は「水商売」か?【マリーナバラージ】

ずいぶんと前になりますが、シンガポールの新貯水池としてできたマリーナバラージへ行って来ました。正確に言うと、貯水池に付随する淡水化設備ですが・・・・。この建物はポンプ設備と逆浸透膜による淡水化設備が主なんですが、随分とお洒落な建物で、日本じゃ考えられないなって感じのデザインでした。機能性とデザインを兼ね備えたところは、ヨーロッパ人がしたと思うんですが、ポンプの設備を見るとABBと書いてあったので、いわゆる水のメジャーと言われるSuez(フランス)、Veolia(フランス)、Thames Water(イギリス)とかがコンサルをしているのなかって思いました。ポンプと言えばドイツのマイ社だったと思うんですが、「マイポンプ」と言われていて、はじめは所有格を表すかと思ったんですが、会社の名前だったんですね。チト驚きました。

さて、水のメジャーの話ですが、シンガポールはその経済的な成功から、東南アジアの嫌われ者として扱われており、隣国のマレーシアやインドネシアなどからはと生コンの材料として使う砂などの値上げを通告されて、ビルの建設等の影響がモロ出ていると言うことです。セントーサIRのカジノもそれで遅れているって話でごわす。まだ、砂だったら生活にはすぐに影響はでませんが、水ですと即影響がでます。ちなみに、マレーシアから買っている水も、既に値上げの通告を受けているようで、自国で水を賄えるように下水を飲み水にできるようにするニューウオーターや海水を淡水化して飲み水にするマリーナバラージが脚光を浴びているようです。日本のように雨がたくさん降って、湯水の如く使うことができる国であれば、高いコストを払って、逆浸透膜で水をつくるなんて!!!と思われますが、ライフラインという意味からみると、とっても大切なことなんだなと改めて思います。我々の体も90%以上水ですし、食べ物が無くても21日間持つようですが、水が無ければ3日で死んでしまうとすら言われています。それにしても「トイレの使用後の水を飲む」って、検査や科学的にお墨付きがあっても、普通は難しいですよね。

将来的には、私は山に籠もりたいと思っているんですが、やはり、手始めは農業かなと思っています。ただ、ある人は「畑に500円硬貨を敷き詰めている感じ」と本人が形容していたように、スケールメリットやノウハウがないと全く採算ベースに乗らないので、素人が手を出すと大やけどをすると言った感じです。またまた、話がそれましたが、やっぱり、水ビジネス、将来的に注目されると思うんですよね。既に中東では、大手商社やプラントメーカーが淡水化プラントをいくつも運営していますが、野菜工場とかもここ最近は建設され始めたように「水」「農業」は今後、ホットな分野になりそうです。

この国は日本の逆浸透膜の日東電工、東レ、多段フラッシュのササクラエンジニアリング、三井造船、日立造船のような水関係の会社の淡水化技術をHYFLUXがパッケージにして、他の国へ輸出しているようです。この国は、いろいろな最先端の技術の実験場のようになっており、それを自分のもののようにして輸出するところがまた賢いです。


●PUBの支配下のマリーナバラージコーナー
http://www.pub.gov.sg/marina/Pages/default.aspx
●ウォーターハブ
http://www.pub.gov.sg/waterhub/Pages/default.aspx
●ハイフラックス
http://www.hyflux.com/




2012年5月11日金曜日

シンガポールの高速道路計画【NSE】

LTAの計画を見るとホントシンガポールの地下鉄(MRT)建設計画だけじゃなくて、高速道路もまだしっかりと建設されるんだなーと改めて思います。個人的には、鉄道を先にやってもらいたいところですが、やはり道路もやらないと国土の均衡ある発展はできませんからね。今のCTEのキャパシティが一杯になっているということで、ほぼ平行しての高速道路NSE(North South Express way)の建設が進められていますが、都心部は用地買収が難しいなどあり、KPEと同じように地下の区間が多くなるようです。これは、東京の首都高速と同じように中央環状線の山手通りの区間が殆ど地下の区間であるように、シンガポールもそれを踏襲するような形になるようです。

ちなみに7、8 SGDビリオン(5000億円)を費やして、2020年までに完成をさせると言うことです。個人的には、PIEとAYEの渋滞を何とかしてもらいたいですね。







ホントの水商売 【水メジャーと淡水化プラント】

前に「水商売と水戦争に垣間見る多国籍企業の世界戦略」のところでも書いたんですが、資源争奪戦を見ていると、将来的に水で戦争が起こっても不思議ではないと思っています。日本でも昔は水利権を巡って戦争がおきたぐらいですからね。

日本人にとって、水って水道をひねれば簡単にでてくるものなので、そんなにありがたみはないんですが、ホント、発展途上国では、水はライフラインのもっとも大切なものとして位置づけられています。水がないと生命が維持できないですし、農業もできませんからね。

ヴェオリア、テムズウォーターやスエズといういわゆる水メジャーは、そこんところのノウハウもすごいと思っています。中東では、砂漠気候なので、ほとんど雨が降りません。ですので淡水化プラントがたくさん稼動していますが、高いコストがかかっているんですね。こっちは、産地直送で燃料代がタダに近いので、あまりコストについて意識されることはありません(日本人的発想であれば、排熱の有効利用を考えて、発電所と淡水化施設を一緒につくる)が、とにかく日本のコストにするとべらぼうに高いです。ですから一般的には、発電所と一緒に作ることが効率化の面でメリットがあるため、ここ最近では、エネルギー効率、熱効率の面で併設されています。ダブルで電気を作るコンバインドサイクルでも59%ぐらい、それで超臨界水を使い熱交換の効率がいいものを使ってようやく43%ぐらい、原子力発電に至っては、いろんな安全性を考えて、ウランのペレットを被覆する金属がジルコニウムと言うこともあって、耐熱温度が低いんですね。そんな訳で、普通の火力発電と違ってかなり低く、30%前半という熱効率ということもあって、熱を殆ど捨ててるんです。ですから、安全性の面でも一次冷却水と二次冷却水が分離されているPWRなんかでは、併設したら水がいっぱい出来るのでは???と思っています。実際に、原子力潜水艦や原子力空母では、有り余る原子炉の力を使って、水や空気(電気分解によって)をバンバン作っているという話です。

さてさて、話がそれましたが、水を手っ取り早く作るには、やっぱり地球上の80%以上の表面積を占める海、ここが一番です。それに世界中の9割以上の水がそこにはありますが、問題は塩がいっぱい含まれているんですね。人間の生命の維持には、塩が必要ですが、あまりにも塩が多すぎるといかんのですね。ということで、多段フラッシュと逆浸透膜による二つの方式によって、海水から脱塩する処理が行われます。ここも日本のメーカーが力を持っていて大阪のササクラ、三井造船、三菱重工、日立造船やIHIが有名どころです。逆浸透膜は、東レや帝人なんかが世界シェアの過半数以上を持っているらしいです。水処理で有名なオルガノは、この事業に手を付けているか分かりませんが、技術的な面では日本メーカーが圧倒的に優位性を持っています。でも、なぜか、ノウハウは欧米なんですね。 和製メジャーとして、東京都の水道局が三菱商事と組んだとか、横浜市が日揮と組んだとか色々言われていますが、日本の自治体のレベルでの水道運営のノウハウもすごいですからね。

それよりも、シンガポールの水への力の入れようはすごいです。マレーシアから水を輸入しているぐらいですからね。そして、ハイフラックスのような企業やPUBがWater Hubという研究施設を作って、水関係の研究に注力しているんです。東レ、積水化学工業、東洋紡、日東電工などが逆浸透膜の技術を共用しています。ホント、これから世界中で水不足が本格化してきますから、日本のこういう技術が生かされるといいなーと思っています。


●Water Hub
http://www.pub.gov.sg/waterhub/Pages/default.aspx

●Hyflux
http://www.hyflux.com/




2012年5月10日木曜日

水商売と水戦争に垣間見る多国籍企業の世界戦略【Water business & Water wars 】

古くて新しいテーマである水争奪戦は、世界各地だけでなく、日本でも水利権を巡ってたびたび起こってきました。今では、きちんとルールができ、自力救済、いわゆる力づくでの強奪はできないので、表面的には紛争はありませんが、実際には、過去に決められた取水権などを巡って、表に出ないいざこざはかなりあるそうです。

今後、我々が直面する資源に対する問題と言うのは「食料・水・エネルギー」の三つに集約され、この三つさえクリアできれば、殆どの問題は解決できたと言われるほど大きな問題です。究極的には、「食っていけない」と言う言葉があるように、食料が人類の生存のために必要な物資となるのでしょうが、エネルギーさえ無尽蔵に得られるようになれば、食物工場や造水工場などを容易に運用することができるようになり、すべての問題を解決することができます。現代の様々な仕組みを分析していくと気づくことがあります。それは「最終的に誰が儲かるか?」と言ったことです。我々の日常生活の変化、食生活の変化を見てみると下記のことに気づきます。まるで芋ずる式に繋がっているようで、驚きます。世界規模で行われている多国籍企業のしたたかな世界戦略、見事に「金儲け」の一言に繋がっており、非常に納得です。

まるで、「ゆりかごから墓場まで」しっかりと骨の髄までしゃぶれるようなビジネスになっていることに気づきます。この中で誰が一番得をするのかと言うことを考えるといわゆる欧米の資源メジャーと言われるところがしっかりと絡んでおり、彼らがグローバル化という錦の御旗の下、自給自足をしていた人たち、更には先祖が営々と築き上げてきた生活様式を徐々に変え、自分たちのビジネスにしていったんだなということが良くわかります。

利権は、上流で首根っこからしっかりと押さえられ、世界のルールは自分たちが有利なようにいつでも変えることができるように、さらにパッケージで扱うことによって、個別でいくらすばらしい技術を日本企業が持っていたとしても、それを安く買い叩けると言うシステムを構築してしまいました。それよりもマクドナルドのハンバーガーひとつ作るのに1立米という一辺が1mの立方体の箱の容積とそれに対応する1トンの水が必要だと言うのも驚きですよね。ビックマックを350gとすると重量比換算では約3000分の1くらいのものですからね。三千倍の重量といわれるとこのビジネスがいかにスケールが大きいかと言うことがわかります。ヴァーチャルウオーターの概念を取り入れると、実は我が国は豊富な水資源国とは言え、水をかなり輸入をしていることになるんですよね。

多国籍企業が、徐々に各国の民族の文化をこわし、単一の文化に染めていく世界戦略、本当に怖いなと思いました。多様性が失われるということは、ある特定のリスクに弱くなると言うことであり、トラブルが起こったときの連鎖が気になります。世界規模で自らの基準に合わせさせビジネスを進めていくことで、TPPが仮に採決されるようであれば、日本にも当然甚大な影響があると思って間違いありません。


1)草食から肉食へ
(1)鳥は1KGを作るために4KGが必要
(2)豚は1KGを作るために7KGが必要
(3)牛は1KGを作るために11KGが必要

これは穀物会社や種苗会社の利益に繋がります。また、食生活の変化により、マクドナルドやKFCのような多国籍企業の活躍の余地がでてきます。

しかし、考えてみると牛肉を食べるためには重量換算で11倍の穀物が必要となります。しかも肉食によって、健康が損なわれることになります。

2)穀物生産のための水
1KGの牛肉を得るためには、穀物生産なども踏まえると20トンの水が必要だと言います。

3)移動手段としての車や電車、船
昔は、多くが生活共同体内で生活が完結していましたが、車などの輸送手段が発達することによって、行動範囲が飛躍的に広がり、交易も盛んになり、分業体制が生まれました。ただ、工業製品の製造のためには、鉄などの資源だけでなく水を大量に必要とします。それだけでなく、動かすための燃料として石油等が必要となります。

4)大量生産・大量消費
モノを直し続けて使うより、新しいモノを買ったほうが安い時代になり、使い捨ての時代になりました。石油などから化学繊維や合成樹脂がつくられ、既存の植物由来のものから、廉価で加工が容易な石油製品に置き換えられました。

5)医療ビジネス
予防のためのワクチンや検査・治療のための高度で高価な医療機器が必要になってきました。
最先端医療は、数千万円も治療費としてかかることがあり、天命として受け入れられていた難病などによる早死にが減りました。しかも、年を重ねるごとに治療費は高くなる傾向にあり、
若年層に比べて疾患の比率も極めて高くなります。

いままで、長い時間をかけてその土地にあった最適なものが残ってきたわけですが、ここまで短期間にそれらが破壊されるとなるとその歪みは極めて大きいものになるのではないかと思っています。皮肉なもので、問題を解決したと思っても次々に新たな問題が噴出し、まるで人類の英知をあざ笑っているかのような地球です。今後、どうなるのか、思いを巡らせてみたいと思います。


●World water wars
http://worldwaterwars.com/

2012年5月6日日曜日

シンガポールの地下鉄整備計画【LTAのMRT計画】

シンガポールはここ10年で100万人も人口が増え、国民からの公共の交通機関の不満が極めて大きいと言います。それで、今は急ピッチでMRTの整備計画が進んでいます。このMRTは地下鉄と訳されることが多いものの古い路線では、高架橋を走るものも多く、地下はほんの一部分に過ぎませんが、最近開業した路線は、自動運転で尚且つ全線が地下鉄となっています。

それにしても、今後の整備計画はすごいなーと。おそらく、今後20年間に渡り、建設業者は地下鉄関係の仕事があるんじゃなかろうかと思えるぐらいですからね。路線図と言ったらいいのか、この地図(Rail Map)を見ると見ると碁盤の目のようですごいなと、以前ストレートタイムスで見たのは主要エリアは、徒歩5分いないに地下鉄が配置されるようにするという記事でしたが、これを見て確信しましたよ。2030年には今の倍に総延長がなるらしいです。地下鉄のシールドトンネルの技術は、日本のお家芸みたいなもんですから、日系のゼネコンはずっと仕事が継続していくんじゃないかなと思います。ただセントーサとマリーナベイの二つのIRという大型プロジェクトが終わってしまった現在、目玉になるような大型工事がないので、地下鉄などのインフラ整備が金額的に一番大きくなるんじゃないでしょうかね。

本当にシンガポールの官僚は超優秀で、10年、20年後のことを考えて行動を起こしているんですよね。近隣のアジア諸国がいい加減な開発をやっているのとは大違いで、行動も本当に早い。都市整備計画も青写真がしっかりとしていて、これじゃ、先進国から投資があつまるわと思いましたよ。




●現在のMRT(地下鉄)の路線図
http://www.lta.gov.sg/content/lta/en/projects/rail_system_map_mrtlrt.html
http://www.smrt.com.sg/trains/network_map.asp

2012年4月22日日曜日

シンガポールのラブホテルチェーンの株式上場

Hotel 81やSanta Grandeと並びバジェットホテルと呼ばれるカテゴリーに属するフレグランスホテルですが、まぁラブホテルの用途が多い訳で、先日も17歳のシンガポーリアンを買春したとして44人の男性の名前が実名付きで新聞に掲載されていましたね。それにしても、バジェットホテルと言えば響きはいいものの、使われ方は・・・・・。

さてさて、以前オーストラリアへへ遊びに行った時に聞いた話なんで冗談だと思っていましたが、 なんと売春宿が上場しているですよね。実際に調べたら本当に上場していました。株主優待とかあるのかなと気になりましたw

興味のある方は「デイリー プラネット 売春」などで検索してみてください。世界は広いですね。ホント、自分は改めて小さな世界にいるということを実感しましたよ。


●Fragrance hotels' owner plans to raise $112m in IPO
http://www2.straitstimes.com/Money/Story/STIStory_790755.html

●デイリープラネットのHP
http://www.dailyplanet.com.au/

2012年4月20日金曜日

シンガポールの手相などの占い師

占いは信じる方ではないんですけど、よく当たると聞いて、占いが好きな友達にリサーチをして行ったことがあります。ブギスのFu Lu Shou Complexの地下に何人かいる人たちは怪しいですし、英語が話せない人もいます。その点ではタンジョンパーガーのインターナショナルプラザのMaster Kohさん(マスターコー)は、日本語も話せて結構日本人の間では有名みたいで「すごい当たる」「驚くほど当たる」と結構評判になっているようで、過去についてはむちゃくちゃ当たっていました。未来については、今のところ外れてますけどね。ちなみに、さとう珠緒さんが来星した時にも来たようで、壁に写真が張ってありました。やっぱり風水国家なだけあって、風水師は街に溢れているってかんじですし、あとは易というか、占いと言うのも結構信じられているようです。香港もそうですけど、シンガポールも風水に関わるデザインの逸話が多いですから。

タロットカードとか易なんていうものは、潜在意識を利用して、自分の第六感で選んでいるって言うんですよね。マーフィーの法則、ナポレオンヒル、斉藤ひとり(銀座まるかんの経営者:サプリメントで有名で、個人の高額納税者で長者番付の常連)、そして「ザ・シークレット」の引き寄せの法則なんかも潜在意識を利用したものって言われています。ちなみに、顕在意識は10%で潜在意識は90%って言われており、よく言われるのは、顕在意識は氷山の一角なので、潜在意識を利用せよっていうのが、これらの本の言いたいことらしいです。右脳を使えとか、潜在意識を使えって、本当になるほどと思うのは、火事場のクソ力とかなんですよね。ですので、なるほどーと思っちゃいます。「思考は現実化する」って言うのも、すべてはとは言いませんが、概ね正しいと思います。一番面白いなと思ったのは、常に言葉に出し、思っていれば、潜在意識が書き換えられ、潜在意識が思考を現実化するための最適な方法を導いてくれると言うものなんですよ。

土地に呼ばれるとか、思いつきでって言うのは、実は潜在意識がそうさせているって話です。因果なもので、そこに至るまで原因があるから、結果が発生したと言う。フロイトじゃないですけど、言い間違いは単に言い間違いじゃないことが多いんですよ。類は友を呼ぶっていうのもその類で、やっぱり引き寄せの法則なんです。タロットとか周易などは、その潜在意識を引き出すのが上手い人が本人の意識を引き出しているに過ぎないと思うんです。水脈を見つけるためのダウジングなんかもそうで、占いではペンデュラム(フーチとも言うみたいです)っていうものを使うらしいのですが、それの応用で金属の棒で地雷を発見というのも結構話として聞きます。

潜在意識を引き出すのは、良い上司や良い指導者など、相手の長所を伸ばすのが得意だとかいう能力に似ていますが、最終的には自分の意思が反映されています。私が思うのは「人は必要な時に必要な人と出会う」と思うんですよ。確かに辛いこともあるでしょう、嫌なこともあるでしょう、逃げたくなることもあるでしょう。しかし、信念があってそれを貫き通すような強い意思(意地)があれば、多少時間はかかっても自分のやりたいことって言うのは実現できると思っているんです。回り道はあるかもしれませんが、決してあきらめないで下さいね。目の前の出来事がうまくいかないことの方が多いかもしれませんが、自分の思考だけは自分の思い通りに自由に決められます。ポジティブ思考でいきやしょう!!

あとは、歌なんかもそうですが、洗脳のために使われたりするとも言われます。キリスト教の讃美歌なんてそうですよね??おっと最近ジハーディストを生み出している某イスラム教なんかもそうですよね。メッカに向かって、一日五回のお祈りを。そして、ラマダン。反復継続してやる。いわゆる習慣化して生活の一部にするってことです。これって意識を変えるのには必要な行動なんですよ。スポーツなんかでアホみたいに同じことを繰り返すのも、無意識に刷り込むってこと。ですので、自分の好きなポジティブな歌や曲、好きな言葉を常に口ずさんでもいいかもw なにせ自分で発する言葉のいいところは、完全に自由に言えるし、人に迷惑をかけないのだからw くれぐれもマイナスの言葉は言っちゃ駄目ですよ!!思考がマイナスになりますから。軍隊、宗教、ブラック企業などどうやって人を操るか、根本は同じなんですよね。社訓・社歌を毎朝歌うとw それを利用して気づかないうちに自分を騙して、ネガティブな発想を減らして、ポジティブな発想にすれば、自ずと行動もポジティブになります。異常や非日常、今までやったことがないことでも、それが毎日続けば、正常になり、習慣となります。歳を食うと、新しいことが億劫と言うのは、体の拒否反応ですが、負けちゃいかんなと思います。

その他に有名な人と言えば、知り合いの話ですが、チャオチューカン(Choa Chu Kang)でレモンを切って占いをするグルアマというインド占星術をつかう年配の女性も有名みたいで、自分の名前や家族の名前の数字や赤い粉をライムのようなレモンに塗って占いをするというもので、これはAsia Xにも載っていて女性の間では結構有名みたいです。ただし、カルマの解消と言って、その後にお祈りをしなきゃいけないとか言うことで追加の出費を求められるらしいですが・・・・・・・。まぁ、私の友人はそれは、怪しいってことで追加のものには乗らなかったらしいですw 「要りません」と言ったらアシスタントの女性が舌打ちしていたみたいですw おなじ、Kohさんは、Kohさんでも、George Kohさんというパラマウントアストロジーの方もやっぱり、追加のお金・・・って言うことになるらしいです。まぁ、あんまり占い師の商売の邪魔しちゃ駄目ですが、占い師の多くが霊感商法の類で、人の不安を煽って、それを商売につなげている訳で、いい人ぶっていますが、実は、拝金主義の「カネカネカネ」と金のことしか頭に無い人が多いのも事実です。

なかには、そうじゃない人もいますが、極々一部だと思います。ホント、社会的弱者の人や相当追い込まれている人から吸い上げているインチキが殆どだと言っていいでしょう。霊能力だとかあると思われる人もいますが、当初は善意でやっていたとしても、あまりに簡単にお金が入るものだから、金の亡者になってしまう人が多いようです。だいたい、コールドリーディングやホットリーディングを多用しており、殆どの人の悩みは、人間関係、仕事関係、健康関係の三つに集約されるんですよね。どれか言えば、9割以上は当たるとw そんなの私でもできるわと言いたくなります。メリットとデメリットとは単に言葉の言い替えであることが多く、プラスに解釈するかマイナスに解釈するかで全く結果はことなります。それに、失敗だと思っていたもの、逆境だと思っていたものって、その後に振り返ってみると、そこから学ぶことができるものって極めて多いんですよね。このブログを読んでいる方は、こんな、単なる占いなんかに振り回されないで下さいね!!

その他には、今はアップグレードされてしまったカトンモールで超当たる、タロット占いのおばさんがいたそうですが、今は知りませんw あとは、リトルインディアのバークベン・サーグ・パルミストリーというおじいちゃんの占い師でしょうかその手で有名なのは。あとは、日本人では、リバーバリーのなんじゃもんじゃに定期的に来ているバンビさんが有名どころではないでしょうかね。まぁ、他にもあるんですが、占いにはまるっていうのも良くないですし、占いに頼るっていうのもどーかと思うんで、情報的にはこれくらいにしておきます。遊び程度で利用して、良いことだけを信じればいいんじゃないと個人的には思っています。確かに、人の運勢は乗っている時期と乗っていない最悪の時期があり、それを知ることは悪くはないと思うんですけど、占いに振り回されるのはいかがなものかというのが私の思いなんですよね。それに、殆どが当然のことながら、金儲けな訳ですから、本人の不安を煽って、色々追加料金を要求する、いわゆるネトゲやピンサロみたいな竹の子剥ぎ方式ですからね。まぁ、シンガポールは風水の国なんで、タロットや手相、周易などの占いを信じる人は本当に多い訳ですし、建物なんかもパワースポットを意識したり、風水で影響のあるものをモチーフにしたりと街中で腐るほどソレ系のものをみることができます。占い師は、ホント他にも色々いて、タロットや手相、四柱推命、顔相などいろいろあるようですが、まぁ、好きな人は、お役立ちWEBなんかでも載ってますんで、そっちを参考にしてくださいね。

小金持ちでなく、本当の大富豪になるようなビジネスをする人間は、占星術などのツールを活用して、自らの直感の裏付けを取っているということなんですけど、凡人とはここが違いますね。「消去法で可能性の良いものだけを残せば、必然的に成功の可能性は高まる」とある華僑が言っていたことを思い出しました。住む場所なんかも、やっぱり金持ちの集まる場所は、風水が良い場所だと言われていますし、ベンツに乗るのもそういうことらしいです。いろいろな理由があって、気分が良くなって直感が冴えるということもあるでしょうが、類は友を呼ぶということで同類の人と知り合えるチャンスが多くなり、後は持ち物で常に気分が高ぶるようなところもあるかもしれません。ちなみに、占星術は一般的にビジネスに使われていますが、ウォルト・ディズニーとかJ.P.モルガンなどは、ビジネスを仕掛けるタイミングを占星術で出したということは結構有名だったりします。IT大国であるアメリカですら、戦争のタイミングも占星術で決めているって話ですから。確かに、満月の夜は交通事故が多いとか言うぐらいですし、満潮の時って、子供が生まれることが多いって言いますもん。おそらく、統計的なものや科学的な裏づけもあるんでしょう。方位学、気学とか言って、吉方位とかお水取りとか色々ありますが、確かに地球や星の磁力によって、追い風が吹いたり、アゲインストの風が吹いたりするのでしょう、なんとなくわかる気がします。

占星術って胡散臭いなって思うことがあるんですけど、ヒトラー、ルーズベルト大統領やウィンストン・チャーチルは占星術の専門家を雇っていたっていますし、ロナルド・レーガン元大統領なんかも占星術を使っていたって話もありますね。ちなみに、湾岸戦争とかの開始日も満月だったか、新月だったか忘れましたが、占星術に基づいているようです。ちなみに、クリントン元大統領はタロットをつかっていたみたいです。個人的には、占いというのは以前はまったく信じていなかったんですが、インドへ行ったときに、あまりにも暇を持て余しているときに、インド占星術が近所にあって、入ってみたのがきっかけでその理屈が理解できました。タロットや手相が潜在意識の現われに対し、占星術は言わば統計学なんですよ。その時に、干潮や満潮を思い浮かべて見なさいと言われたんですよね。人間より遥かに大きな存在の地球が、月の重力なんかに思いっきり影響を受けて、一日に5メーター以上の干満の差が起きているんです。いろんな星の重力の影響にのって、人間の体が影響を受けないはずがないと。特に生まれたときの正座の配置って、決定的に人に影響を及ぼすんだなーとこの時に思いました。よく、不幸の星の下に生まれたとか言うじゃないですか、それってやっぱり星の影響を受けているんですよね。ちなみに、インドでは結構、インド占星術は一般的なんですが、日本じゃ、女性や経営者ぐらいしか信じる人はいないみたいです。ここで、経営者っていうのが結構驚きなんですが、自分の直感を最終的に、占いで単に確認しているとのことなんですよ。これらの人はもともと直感が強いので、表立って言わないだけで、秘術、呪術のようにこっそりとやっている人は意外と多いかもですけどね。だって、芸能人のオセロじゃないですけど、近所や取引先から白い目で見られちゃいますから。

アジア地域では歴史的なものから、風水と四柱推命がビジネスに用いられているんですが、シンガポールはさすが中華圏ということもあって、結構盛んです。自分の置かれている波を読んで、運命にそった行動を進めると確率的にも勝率はあがるみたいであり、結構、華僑の人たちは、就職や結婚、ビジネスに至るまで、このような占いの類をつかっているみたいです。ちなみに、華僑は、「888」「31」「33(頭領運)」「24(金運)」など、良い番号を車につけていますが、数秘術とか数霊とか言って、そういう番号も結構運命に影響するらしいっていいますよね。世界的な冒険投資家でシンガポール在住のジムロジャース氏もベンツのS600で、ナンバーが8888ですしw よく言うのは、ミリオネア(日本では億万長者、海外では百万長者というのかな??)は、占星術を信じない。しかし大富豪は活用するっていうのもあながち嘘じゃないかも。まぁ、私たちでも大安や友引などの吉日を日常でも利用しているので、迷信とは言いづらいところですが。

あと、ちなみにブギス(Bugis)は結構怪しい風水系のお店だけでなく、仏教寺院の観音堂(Kwan Yin Tang)というお寺が結構有名なんです。すぐ隣に、ヒンドゥー教寺院であるスリ・クリシュナン寺院(Sri Krishman Temple)があって、なんだか違和感を感じますけど・・・・・。このブギスはオカマの街で有名だっただけでなく、昔は、唐ゆきさんで有名だったそうです。で、おみくじがこの観音堂にはあって、100本の竹を振って出して、赤い石みたいなものを投げて、裏表がでればOKということで、おみくじをもらうみたいです。これは、タダでもらえるので、暇があったらやってみてもいいかも。ちなみに私は、ブギスのイルマにあるバリ男のラーメンを食べにしょっちゅうブギスには行っていますw




●幸運への道案内。グル・アマ
http://www.asiax.biz/life/kira/168k.html
http://www.propertyguru.com.sg/home-lifestyle/company/103/guru-s-astrology

●なんじゃもんじゃにくるBambi(バンビ)さん
http://p-bambi.com/blog/?p=3921

●観音堂
http://www.asiax.biz/life/kira/183k.html
http://www.utravelnote.com/singapore/see/kwanyintang

●その他の手相の占い師
 http://www.chuanonline.com/  Master Chuan
 http://masterkhor.multiply.com/profile  Master Koh
 http://www.classicfengshuimastery.com/about_us.htm Master Irene
 http://www.palmistryworld.com/ Ms. Pat

2012年4月19日木曜日

マレーシアのMACS(イミグレでの楽な手続き)

ホント、マレーシアに仕事やゴルフ、ジャスコなんかにシンガポールから買い物行く人は、入出国の度に大きなスタンプを押されて、どんどんパスポートのページが少なくなっていって、それが増補やパスポートの頻繁な更新につながり、頭に来ていた人も多いと思うんですけど、MACS(Malaysia Automated Clearence System)があると、スタンプを押されず、本当にイミグレーションの入国カードも書かなくても良くて、ホント楽なんですよね。あっという間にイミグレの手続きが終わります。今まではシンガポールのPRを持っていたり、国籍を持っていたり、最近はEP(就労ビザ)を持っている人までOKになったと聞いて、早速申請しちゃいました。HPには、JB(ジョホールバルの)イスカンダルプロジェクトに関係している企業や建設会社、それからマレーシア企業のスポンサーが必要と書いてありましたが、そんなことはぜーんぜんなく、何も窓口で聞かれず、パスポートとEPだけで10分くらいで手続きが終わりました。ホント、専用レーンもあって、今まで気付かなかったんですけど、マレーシア人と共用のレーンで、むちゃくちゃ空いているんですよね。こりゃ、楽だわ。今までは、I-card っていうのがあったらしいんですけど、今は事実上休止されているみたいです。

ポーレシアやスターヒルなどのゴルフ会員権を持っている人やJBに不動産を持っている人も昔は対象だったみたいですが、今はEPでもOKになったのは本当にでかいですわ。一ページ丸まる使われていますが、RFID(無線タグ)が中に埋め込まれていて、イミグレでそれをちょこっと機械のうえに乗っけるだけで手続きが終わりなんですわ。ホント楽だなと。ビザとはこれは、全く別物なんですけど、一回の入国で3ヶ月まで、そして、一年の有効期間です。ちなみに、チュアスとウッドランド側の陸路からしかダメで、KLなどに飛行機を使ってKLIA空港へいく場合はダメだそうです。あくまで、陸路だけですから、KLやペナンに車行く場合はOKということです。

関係ない話ですが、イスカンダルプロジェクトは、名前から、宇宙戦艦ヤマトを彷彿とさせ、放射能汚染から地球を救うために、放射線除去装置コスモクリーナーDが埋まっていそうな気がしますよね。ホント、福島原発の放射能がこれで消えたら、東電も、一気に蘇るだけでなく、日本が元気になりますね。ホント、夢みたいな話ですが、イスカンダルという名前を聞くと、ついついそのストーリーが浮かんでしまいますw

●Malaysia Automated Clearance System
http://www.iskandarmalaysia.com.my/malaysia-automated-clearance-system
http://www.kln.gov.my/web/sgp_singapore/requirement_foreigner
http://www.imi.gov.my/index.php/ms/

●手続き等が載っているブログ
http://singaporejohor.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
http://ameblo.jp/rymangolfer/entry-10996547687.html
http://yaplog.jp/milkmokichatta/archive/35
http://plaza.rakuten.co.jp/ethailand/diary/201201300001/
http://blogs.yahoo.co.jp/toayutaro/3896226.html

●宇宙戦艦ヤマトのコスモクリーナーはストーリーの項目を
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%88%A6%E8%89%A6%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88

2012年4月15日日曜日

シンガポールの永住権(PR)が厳しくなりFIS(投資家スキーム)も廃止

シンガポール政府も対応が早いなと。まぁ、本音は、中国からの汚い金を持ってくる人たちが余りにも多かったことや、日本のような先進国でも、蓋を開けてみたら、犯罪者が制度を濫用してた・・・・・・と言うようなこと。実際、色んな特典を与えても、自国民やシンガポール政府にとっておもったよりもメリットが少なかったと言ったところでしょうか。それとも、ある程度の金持ちがシンガポールに移住してしまったので、ハイ、打ち切りとなったというのも見方としてあります。あとは、今年の入ってGS(ゴールドマンサックス)、バンクオブアメリカなどの著名な投資銀行だけでなく、世界中で金融機関の人が辞めていることを見ると世界の金融機関の大物が236人も辞めていることを見ると、今年になにか金融大波乱が起きそうな気配ですから、蛇口を閉めて、嵐が去るまで静観といったところでしょうかね。不動産投資なども、印紙税のこともそうですが、ノンリコースローンという日本のような担保主義ではない不遡及のローンが主流ですから、フルローンに近いくらいの全力勝負をしている人も多く、しかも何戸も持っていると聞きますから、下振れしたら、追証の追加のような形になり、投げが投げを呼び、不動産市場は小型株のように、すごい勢いで下落をすると思われます。東京のように厚みのあるあれだけ大きな市場ですらすごい下落をするわけですから、シンガポールのような市場規模の小さいところはホント、下落しだしたら強烈だろうなと思いますた。まぁ、過去の事例を見てもそうですが・・・・。

話は元に戻って、FIS(Financial Investor Scheme: 投資家スキーム)が4月末で廃止されるそうです。当初は個人資産がS$20ミリオン(約12億円)以上を保有する投資家でシンガポールに最低5mil(3億)を投資するという条件で永住権を付与していましたが、これが昨年の1月からシンガポールへの最低投資額がいっきに10Mil(6億円)へと引き上げられました。ちなみに、10Milのうち、2Milは不動産の購入に充てることが可能です。

また、類似のスキームとしてGIP(Global Investors Programme:世界投資家プログラム)がありますが、こちらはEDB(Economic Development Board)によって認められ、、毎年30Mil(18億円)の売上があり、2.5Mil(1億5千万円)の投資をビジネスに対してするものがあります。

ただし、下記の新聞の記事にあるように、起業家スキームはまだありますので、永住権(PR)を獲得するためのもっとも近道となるようです。要は、シンガポール人の雇用を確保したいってことですね。

ホント海外に長期滞在をするのであれば、やっぱりお隣のマレーシアがお得かなーといつも思っております。ちなみに、MM2H(マレーシアマイセカンドホームプラン)が結構お勧めかなーと思っています。シンガポールは、ちょっと敷居が高いですし、やはり、物価が高いんですよね。不動産もべらぼうに高いですし。


●ストレートタイムスの記事
Financial Investor Scheme to be axed at end of month
It was seen as fast track for rich foreigners to get PR; entrepreneur scheme remains

Published on Apr 5, 2012
http://www.straitstimes.com/BreakingNews/Singapore/Story/STIStory_785480.html

By Magdalen Ng

A scheme that has let wealthy foreigners invest a slice of their wealth here and was seen as a fast track to permanent residency is being scrapped.

The move is seen as one that aims to attract individuals who are able to contribute in tangible ways to Singapore, including entrepreneurs who can generate employment, instead of those who merely hold assets.

The Financial Investor Scheme (FIS), as it is called, will be axed at the end of the month, the Monetary Authority of Singapore (MAS) said.

Under the scheme, people with net personal assets of $20 million who invest at least $10 million of assets in Singapore for five years can apply for permanent resident (PR) status through banks and financial institutions.

●CPFのHPよりFISが終了します

http://www.cpf.gov.sg/imsavvy/infohub_article.asp?readid=%7B993931342-12245-4672444462%7D

A SCHEME that has let wealthy foreigners invest a slice of their wealth here and was seen as a fast track to permanent residency is being scrapped.

The move is seen as one that aims to attract individuals who are able to contribute in tangible ways to Singapore, including entrepreneurs who can generate employment, instead of those who merely hold assets.

The Financial Investor Scheme (FIS), as it is called, will be axed at the end of the month, the Monetary Authority of Singapore (MAS) said.

Under the scheme, people with net personal assets of $20 million who invest at least $10 million of assets in Singapore for five years can apply for permanent resident (PR) status through banks and financial institutions.

Of the $10 million, only $2 million can be used to buy property. The rest can be used for other investments, such as equities or bonds.

A similar scheme called the Global Investors Programme (GIP) and administered by the Economic Development Board (EDB) - which targets entrepreneurial investors from overseas - is still available.

GIP applicants have to invest $2.5 million in a new company or expand an existing business, which should have annual revenue of at least $30 million.

The MAS declined to reveal how many individuals have benefited from the two schemes, but a spokesman said in a statement yesterday: 'MAS conducts regular reviews of the FIS to ensure (its) continued relevance.' It added that as the FIS and GIP have become more similar, it was decided that it would be more efficient to have a single scheme.

It said that 'the focus was on engaging and entrenching quality individuals who can contribute to Singapore and are keen to be rooted in Singapore'.

Citigroup economist Kit Wei Zheng believes the MAS move reflects a shift in policy direction.

He said that when the FIS was set up in 2004, Singapore was recovering from the dot.com bust, and needed to 'maximise our growth potential'. The FIS was one way to reinvent Singapore and to develop the wealth management industry.

'Now they want to ensure that the foreign investors are really contributing and investing in the real economy, especially in job creation,' he said.

Labour specialist Tan Khee Giap of the Lee Kuan Yew School of Public Policy also noted that this was a 'demand and supply issue'.

'There is great demand, particularly from China, so it is a sign that the bar should be raised higher. Merging the two schemes is also good; it reduces unnecessary bureaucracy,' he said.

One private bank said that the move was not a surprise as it has noticed over the past six months that the MAS has been taking a longer time to reply to their applications. Many in the private banking industry said scrapping the FIS would not affect their business as those who apply tend not to be their main clientele.

Those who have succeeded under the scheme also do not think that this will deter wealthy individuals from seeking PR status. Some of these PRs, who declined to be named, told The Straits Times that the factors that attract them here include the quality education that their children enjoy, safety, and the steady appreciation of both the Singdollar and real estate.

Property experts do not think that removing the FIS will hit prices. Mr Ku Swee Yong, chief executive of International Property Advisor, said: 'Some foreigners already perceived Singapore as a safe haven to park their wealth and have bought homes here even before they were considering PR status.'

●世界中の金融機関の辞任情報をまとめているAmerican Kabuki  世界中の金融機関の大物辞任劇
http://americankabuki.blogspot.com/p/131-resignations-from-world-banks.html


●マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(Malaysia My Second Home)
http://www.mm2h.gov.my/japanese/ 
1) 50歳未満の申請者は500,000リンギ以上の流動資産及び一月10,000リンギ以上の国外での収入があることを証明する財務的証拠を示すことが必要です。

2) 50歳以上の申請者は350,000リンギ以上の流動資産及び一月10,000リンギ以上の国外での収入があることを証明する財務的証拠を示すことが必要です。引退された方は政府の承認のある年金基金より一月10,000リンギ以上の年金収入があることを証明する財務的証拠を示すことが必要です。(*註1)

[財務的証拠とは現金、預金、債券、有価証券、不動産又はその他の資産の形態であるこ
とが認められます。]

3) (マレーシアで)1,000,000リンギ以上の不動産を購入した新規申請者は、承認により低い金額の定期預金を積むことを許されます。
(*註1)<訳者註>年金が10,000リンギ未満の年金者でも流動資産350,000リンギを満足すれば申請は受理されます。年金10,000リンギ以上の場合は承認時の定期預金RM150,000を免除されます。

2012年4月7日土曜日

マレーシアのジョホールへの不動産投資と高速の開通

マレーシアの首都のKL(クアラルンプール)やペナンへの不動産投資も盛んですが、シンガポールのお隣のJB(ジョホールバル)もシンガポールがあまりにも高すぎ、将来的に高速鉄道でシンガポールやKLなどと繋がる計画だけでなく、地下鉄もできる計画があるため、香港と中国のシンセンの関係をそのまま当てはめて、結構投資をしている人がおおいそうな。

MM2H(マイマレーシアセカンドホームプラン)なども10年間の長期滞在ビザがもらえたりするので、永住権とまでは行かなくともかなり敷居が低いのも事実です。で、昨日、はじめて、4月1日に開通したシンガポールのウッドランドからジョホールバルのイミグレを抜けて、すぐの高速を走ったんですが、今は無料でムチャクチャ快適でした。マレーシアの南北線の高速にそのまま直結しているだけでなく、JBの中心部にも簡単にアクセスできるんです。まぁ、セカンドリンクの方がもっともっと快適ですが・・・・。


●イスカンダルウオーターフロント
http://www.iskandarwaterfront.com/projects/projects_costal_highway.html


●No toll for Eastern Dispersal Link for now
http://motoring.asiaone.com/Motoring/News/Story/A1Story20120401-336950.html

JOHOR BARU - The controversial Eastern Dispersal Link (EDL) is finally open to users starting today and motorists will not have to pay toll as yet.

Malaysian Highway Authority director-general Datuk Ismail Md Salleh said no toll would be charged for now as the Government was still finalising the details.

"The toll, however, will be put in place once the mode of payment is finalised," he said in a statement.

He said the EDL would significantly cut travelling time by more than half an hour for motorists heading to the city centre.

It was previously reported that the 8.1km link built by Malaysian Resources Corp Bhd would force motorists travelling to Singapore via the Johor Causeway to pay about five times more than the present rate of RM2.90 (S$1.18)

2012年4月3日火曜日

華僑の貯金箱であるシンガポールの将来・未来【周辺国は敢えて開発を避け、優位性を作っているのか?】

狭い国土に寿司詰め状態で、人的資源を活用したビジネスしか生き残っていく道がないのに、本当に良くやってるなと思います。三本柱の「金融、物流、観光」そして、最近は、コンベンションやカジノなども加わって、お金だけを落としてくれるようなビジネスをバンバンやっているんですけど、やっぱり限界は見えてきたなと思います。やはり、国土の狭さと経費(家賃や人件費)がべらぼうに高くなってきたことが直近の問題であり、コストが高止まりすれば、製造業の世界で証明されているように、競合がどんどん現れます。

まぁ、シンガポールは、華僑の貯金箱な訳で、以前のクラ運河の項目でも書いたんですけど、インドネシア、マレーシア、タイの華僑がシンガポールを貯金箱として使うと思うんですけど、40年以上もカジノを禁止してきましたが、打出の小槌のように、バンバンお金がでることがマカオの事例でわかってしまった以上、禁止していたものを一気に解禁に舵を切ります罠。

ホント、カネカネカネの拝金主義が根本にある中国人の原動力すごいなと。逆に言うと、中国人は、金という原動力があるので、それのためならば、簡単に政策を変えると。香港も拝金主義の権化ですが、シンガポールは場合によってはそれ以上かもですからね。

私が今考えているシナリオとしては、マレーシアに場合によっては、身売りする可能性も十分あるのかなと思っています。冒頭に述べた「国土と物価の高さ」に理由はあり、もともとマレーシアの一部だったものが、分離独立しちゃいましたが、また、元の鞘にもどる可能性も十分にありますからね。

つーか、糞詰まりですから、遠くない将来にやりかねないだろうと。もう、実際に、糞詰まり状態に今は、なりかけていますからね。

あと、もう一つ重要なポイントは、シンガポールの立場がとても微妙なバランスの上で成り立っていると言うことです。交通の要衝と言うのは、空路、海路でその優位性があるのは、シンガポールのコンテナの取扱量やチャンギ空港を見れば一目瞭然です。あとは、金融やビジネスの基盤ができているということもあるのですが、一方周辺国はどうでしょうか?周辺国といえば、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムなどでしょうが、人によっては、インドやバングラデシュ、パキスタンまで含める人もいます。これらの国って政情が不安定な国であったり、インフラが整っていないところが多いんですが、それって意図的?って思うことがあります。要は、愚民政策、3S政策の項目で過去に書いたことがあるんですが、国土の均衡ある発展をされては困る人が多いんですよね。搾取する側の人なんかそうでしょう。中央と地方は格差がずっとあり続けてもらいたいと。そうすれば、賃金は低いままで済みますからね。

タイの運河計画と地政学・政治【クラ海峡】

2012年3月30日金曜日

シンガポールに続いてバンコクでも「ラーメン戦争」勃発か


ホント、日本の地方の郊外の町並みみたい東南アジアもなるんじゃないかという危惧すらあります。まぁ、東南アジアは、華僑が実体経済を牛耳っていて、どの国に行っても、結構同じチェーン店があり、いろんなSPCみたいなダミー企業をかましていても、根をたどっていくと同じところに辿りつくというのも結構ある話です。

それよりも、先日バンコクへ行った時もそうだったんですが、アホみたいに日本飯屋が増えたなと。まぁ、バンコクはもともと日本人人口が多いところなので、わかるんですが、それでも最近の増加率は異常だなと。まぁ、日本がジリ貧なので仕方ないんですけどね。

バンコクも、そろそろ日本飯でも、クソなところは淘汰される時代に入ると思います。いままでは、日本飯というだけで、崇拝の対象になっていた酷いところもありますから。

あと、シンガポールは潰れるラーメン屋も出始めたと言うのに、明治屋で、遅れてきた少年みたいな感じで、ラーメンフェアをやっています。個人的には、既にラーメンバブルの頂点は過ぎて、今は下落している最中だと思っていますが・・・・。ホント、空売りしたいですよ。


●【波のまにまに6】シンガポールに続いてバンコクでも「ラーメン戦争」勃発か ラーメン横丁登場、滑り出しは好調
http://www.nangoku.com.my/20110123-1506/

●明治屋スーパーマーケットで「らーめんフェア」-日本全国55種を販売
http://singapore.keizai.biz/headline/5252/
シンガポール明治屋スーパーマーケット(177 River Valley Road)で3月3日、日本全国の家庭用ラーメン55種類を集めた「らーめんフェア」が始まった。

同フェアで取り扱うラーメンは一風堂の「赤丸」(12.5シンガポールドル)・「白丸」(12ドル)、クラタ食品の「福山冷めん」や「尾道らーめん」(8.8ドル)など広島がテーマのラーメン8種、全国のラーメン店の味を家庭用に箱詰めするアイランド食品のラーメン45種。「ホープ軒本店」(東京)、「名店大黒」(熊本)、「桑名」(札幌)、「青葉」(旭川)、「ぜんや」(埼玉)のラーメンが人気だという。「青葉」は2009年からシンガポールで実店舗を運営している。いずれも1箱22.5ドル。

フェア開催は5回目。毎年シンガポールへ進出しているラーメン店の協力を得てチャーシュー、煮卵、ギョーザなどのサイドディッシュも販売。これまでの協力店は「美春」「山頭火」「一番亭」の3店。今回初めて出店する「一風堂」は業務用に現地製造してきたチャーシューを初めて家庭用に販売開始。100グラムあたり4ドルで、最大500グラムのものまでそろえている。ファクトリーマネジャーの山内敦史さんは「今回の販売が好評ならば店頭でも販売していきたい」と話す。一風堂は現在シンガポール国内に2店舗を展開している。