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2020年4月26日日曜日

コロナウィルスと今後の世界の景色

早かれ遅かれ、パンデミックは起こると予測をしていました。それはSARSやMARSだけでなく、鳥インフルの時に、富山化学の株を持っていて、大化けすると思っていたからです。その後、富士フィルムに買収されて、その時価総額の大きさから、大化けはないと信じ、売却をしてしまいましたが、世界規模のパンデミックは、きっかけさえあれば、これだけ航空網も発達し、ボーダレスエコノミーが進んだ現在ではあっという間と思っていました。

今回のコロナが、予想と違ったのはすぐに症状が現れずに、無症状の人がいたりすることで蔓延をしたことです。これは完全に予想外でした。おそらく、武漢のウィルス研究所で、人為的に作られたものだと思っています。

今回のコロナは、世の中の景色を大きく変える可能性があると思い、駄目な業種、駄目な企業、駄目な国を駆逐すると思っています。それに、医療というタブーすら、変えてしまう可能性があります。私は、ずっと人の尊厳、自然に逆らった生き方というのに反対をしており、無駄に人を延命することには反対していました。それが国家財政を蝕み、国家歳入に近いくらいの医療費に膨張してしまっています。それに将来を担う若い人たちの活力を削ぎ、活躍の場さえ奪っているのはどうなのかなと思っています。

科学の力や医療の力で、本来だったら亡くなる人が生かされている現実を見ると、なんだかなと思ってしまいます。その一方で世が世ならと思うこともあります。10年毎に起きる世界的な危機は、手ぐすね引いていた人にとっては良いチャンスでしょう。逆にそれに備えずに投機のような投資をしてきた人は、良い気味だと思っています。

役所仕事も無駄が本当に多いと思い、シンガポールの電子申請のシステムやブロックチェーンの仕組みを取り入れれば、役所の馬鹿な仕事はかなりなくなります。本当にいまは、リモートワークもそうですが、無駄なものが淘汰される良い機会ではないかと思っています。

奇しくも、金正恩も外から手をくださなくとも、メタボで死ぬと思っていましたが、これも時間の問題でしょう。ホント世の中変わったなと思います。  

2017年5月13日土曜日

日本郵政は民業圧迫の野村不動産を買収を即刻止めよ【本業以外に出資してアホか?】

オーストラリアのTOLLの投資の失敗で特別損失を4000億円も出しておいて、不動産の価格がピークの今、そして本業とは全く関係のない野村不動産に投資するのは止めろと言いたいです。もっと言ってしまうと、元々国有地の一等地に郵便局を持っていることだけでなく、私達の税金で運営をされていた郵便局が民間と競合関係になるのは絶対に許されないと思います。私は、正直言って、JRなどの元々の国有鉄道が、駅の商業施設の運営をするのはまだ解るものの、駅以外のところへ出資するのも民業圧迫だと思っており、JALやANAの航空事業以外への出資にも疑問を持っています。特にホテル運営には疑問を持っており、豊富な資金力を背景にした本業以外への投資は本当に止めてもらいたいと思っています。

このあたりは、元々が国有企業であったものや公共性が高いところは、正直、他の分野への出資を規制すべきだと思っています。規制緩和で過去にこのあたりが緩和されていたのか、それとも企業が経済成長の過程で大きくなり、成長が見込まれない中で、他の分野に出資を始めたのか、それとも本業との相乗効果を狙ってのものなのかわかりませんが、歯を食いしばって仕事をしている民間企業と同じ条件で戦える訳ありません。

今回のTOLLの失敗でも、誰も責任を取らず、お金をドブにすてることとなりましたが、野村不動産も同じことになるでしょう。これが民間企業、そして中小企業であれば、社長がクビを吊っているでしょう。大きい会社はそういうことがありませんから。

2017年1月19日木曜日

海外の買収案件は殆どの案件が失敗に終わっている【売り出されるのはゴミばかり】

まずはじめに、優良案件を簡単に売るわけ無いじゃんと思います。売りに出るのはゴミばかりですよ。東芝の巨額損失の事件を見ていて思うのは、本当に日本企業はババを上手く引かされているなと思います。この日本民族はM&Aとか金融で食っていく民族じゃないんですよ。それに契約なんかずぶの素人ですし、ベーカーアンドマッケンジーやホワイトハウスアンドケースのような巨大法律事務所なんかをアドバイザーでつけても、いいように利用されるだけ。

東芝は、ウェスチングハウスを買収したんですけど、実態はウェスチングハウスは経営難で分社化され、その原子炉部門が英国の会社に行き、手に負えないその会社を三菱重工と競り合って、当初の想定金額の3倍で買うという決断をしました。あの当時は、まだフクシマで事故が起こっておらず、原子力ルネサンスで二酸化炭素を出さない発電であるということで世界中で原発建設の流れになっていましたが、フクシマの事故で全てが狂ってしまいました。ただ言えることは、フクシマで全てが狂ってしまったとは言え、その前からゴミが売りに出されていた訳で、詐欺師のまんまと騙されて買ったというのが事実ではないでしょうか。東芝としては沸騰水型のBWRと世界の主流で、フランスのアレバや三菱重工が作っている加圧水型のPWRの両方ができるということで、とてつもなく大きなビジネスチャンスだったと目論んだのでしょうが、見事に乗せられました。この辺は、詐欺師が一本も二本も上手だったわけです。

フクシマの事故が無ければと言われていますが、フクシマの事故すら仕組まれたものとすら言われることもあり、ウェスチングハウスを高値で買ってくれた東芝には本当にアメリカは感謝しているでしょう。おまけに高く買ってくれただけでなくCB&Iが隠していた損失分のゴミ会社まで引き取らせてしまったのですから、本当に天才としか言いようがありません。本当に現在価値に直すと、負ののれん代を計上して、特別利益を計上してもいいぐらいの勢いです。まぁ、その後、減損で消えて無くなることにはなりますがね。

ドコモなんかは、今は全く取り上げる人すらいませんが。1兆5000億円をトブに捨てているんですよ。普通の会社だったら、大問題になるどころか、担当者の首だけでなく、社長の首が飛んでいます。もともと国営企業だったからということと、寡占企業であることから、のーのーとやれているだけです。4090億円を投資したオランダのKPNモバイル、1860億円を投資した英国のハチソン3G、01年に1兆2000億円を投資した米国のAT&Tワイヤレスの海外事業は見事に全て失敗と言うのは学習能力がないというか、本当にカモにされているとしか思えないです。高い通話料で、消費者からアコギな手法でお金を掠め取っているにも関わらず、こんな海外の投資で大失敗をするなんて痛すぎます。何度も同じミスをしてアホかと思いますもん。

何度も繰り返しになりますが、今後の日本企業の海外でのM&A案件の殆ども失敗に終わるでしょう。最近、巨額の海外での買収案件が報道されていますが、数年後には損失を計上して撤退となる案件がほとんどだと思います。社員や社内のクソみたいな文書には細かくとも、外人との契約には本当素人同然ですから、赤子の手を捻るような感じで簡単に騙されています。

くどいですが、売りに出る案件は「ゴミ」と決めつけて間違いありません。永守重信氏のように、待って待って待ちまくって買うということが出来なければ、イニシャルコストを考えて、収益に貢献しないんですよね。私のような素人でも、ゴミを買わされているとわかるぐらいですから、実績を残して、社内の競争で生き残ってきた役員さんの目はホント、節穴なんですかね。エアアジアなんかその意味では、9・11の世界航空不況のなかで航空機を底値で手に入れられることが出来たこともあって、その後の躍進に繋がりました。初期投資がいかに早く回収できるかというのがポイントで、金利負担や回収が遅くなれば当然、潰れるリスクは大きくなるわけです。

電通過労死問題は徹底追求されるのにコンビニオーナー過労死・自殺は全く追求されない

なんだか電通問題は収束するどころか、徹底的に目の敵にされていますね。これは、電通が巨大企業だから潰れないという大前提があるから行われているのだと思いますが、国策でやっているとは言え、特定の企業が狙い撃ちにされており、違和感を感じますね。三菱電機や関西電力なんかも同様の事例で取り上げられていますが、電通に比べれば甘いなと思いますもん。

ホントに日本の馬鹿みたいな残業をする文化を本当に駆逐したかったら、著名な大企業を叩くことも大切ですが、ピラミッドの頂点に位置する企業を叩くのではなく、ピラミッドの底辺部分をどうにかすることを考えないといけないと思います。多くの業界で業法と言われる業界独自の法律があって、事前に書面で契約をすることが求められていたり、あとは優越的な地位を利用して相手に無理難題をふっかけたりすることをしないように定めていることが多いのですが、守られていないのが現実です。

それよりもなんでこんな電通が目の敵にされているんでしょうかね?業界二位の博報堂だって似たようなもんでしょうし、自殺者も当然のことながらいると思いますが、まったく報道されません。また、三菱商事、三井物産、住友商事のような財閥商社も鬼のように残業をしていて、間違いなく自殺者が出ているにも関わらず、このようなところは全く出てきません。私の仲の良い、超優秀な友人が、ある外資で働いていて、うつ病になったのですが、働き方を聞いたら常軌を逸した働き方でしたもん。

前にブログで書きましたが、運輸業界、建設業界、飲食業界、IT業界を本当にどうにかしないといけないと思います。特に、大きな会社ではなく、その下請けに甘んじている中小企業や零細企業ですね。こういところでは、本当に大変な働き方をされている人も多いですから。あとは、酒屋や小売店からコンビニに業態を変えたところなんかは、オーナーがヒーヒー言っていて、自殺をしている人も多いです。今は人手不足で、あとはセブンイレブンなんかはドミナント戦略と言って、同じエリアに更に出店をするので、既存の店舗の売上が落ちてしまうところが出てきて、オーナーがサービス残業をしているところが本当に多いんですよ。当初は、800万円の年俸を保証していたものが、フタを開けたら300万円以下だったという事例も珍しく無いみたいで、本部の圧倒的な交渉力の前には、オーナーはひれ伏すしか無いみたいです。

運輸業界もネット通販のお陰で、佐川急便なんかは、身代わり出頭の問題などで叩かれていますが、あれは同情しますよ。だって、駐車場に止められないし、それに止めたとしても時間のロスがスゴイです。ヤマト運輸も似たようなもんでしょう。警察もお目こぼしをすべきですよ。ベンツとかレクサスの高級車に歩行困難者のプレートが掲げられており、全く体に問題が無いにも関わらず、公道を駐車場のように使っている人間を先に取り締まるべきでしょうに。なんだか、警察も現状がわかっていないですし、取りやすいところから取ろうというのがミエミエです。

あとは、セブンイレブンやファミリーマート、ローソンのような大手のコンビニの本部にも政府は指導をすべきじゃないかなと思います。ホント、電通の自殺された社員の方は、月間200時間以上は残業していたと思いますよ。私の周りも、そして私も月間200時間を余裕で超える残業をしていましたけど、睡眠時間が3時間とか言うレベルは、月間残業が200時間を超えますからね。総労働時間で言えば400時間ぐらいでしょうか。こういう働き方をしていると、頭がぼーっとしてきます。週の真ん中ぐらいが本当につらいですからね。ただ、サラリーマンなので、お金のことはそれほど気にしなくて良いのですが、コンビニのオーナーは常に収支のことが頭にあるでしょうし、借金がある人は首を括ったりする人も結構多いと思います。商工ローン問題のときも政府の対応が遅すぎましたけど、コンビニのオーナーとか、弱い立場の人たちをもっと救わなきゃいけないんじゃないかな。

電通みたいな巨大企業は、業績が悪くなっても、簡単には潰れません。中小企業は簡単に潰れます。東芝なんかも経営ミスがあっても、デカすぎて、延命策がバンバン出てきて延命させるぐらいですから。

東芝の損失は7千億円位と言っていますが、すぐ一兆円を超えるでしょう

今朝には東芝の損失が最大で5000億と言っていましたが、それがすぐに夕方には7000億円になる可能性があるという報道に変わっていました。なんだかんだ言って、隠しているものがとてつもなく大きいし、デューデリジャンスをきちんとやったら一兆円を超えると思いますよ。

製造設備なんかも使っていなかったら、価値がどんどん無くなるわけですし、原発関係でかなりの会社を買収してしまったもの、そして当初描いていたプロジェクトが見事に凍結してしまったもの、きちんと精査したら、一昨年の時点でこんなものわかったものですが、債務超過になってしまって、会社が潰れてしまうと困るので小出しにしてきた訳です。中小企業は簡単に見捨てるくせに、こういう大企業には優しいなと思います。

なんだか方や電通が狙い撃ちされて、コテンパンにされているのに、東芝はもっと叩かれてもいいものを。

私だったら、原発は持っていても、損失を生むだけ。だから、ウェスチングハウスを完全に切り離しますね。チャプターイレブンとか適用したほうがいいと思いますよ。いま手持ち工事なんかも、レインバースじゃなくてランプサムでやっているのであれば、そこのところも公開して、前金でもらうかランプサムにしないと工事をしないとかね。まぁ、東芝が仕切っているんだから、アメリカの会社相手にそんな交渉なんかできやしないけど。

アメリカは、本当に怖い国ですから、途中で工事を止めても、スゴイ賠償額を請求されるでしょうから、今は7000億の損失と言っても、すぐに一兆円になって、場合によっては、数兆円に膨れる可能性も十分にアリ。

東芝の損失は5千億以上になる見込なのに平均年収は八百万以上【再編は不可避、日本企業の巨額買収は見事に失敗続き】

日経が東芝の損失は最大で5000億円になると報道していますが、実際は一兆円ぐらいあるでしょう。のれん代の償却以上に隠れていた損失が極めて大きかったわけで、これは意図的に隠していたと思われても仕方ないと思います。何度も繰り返しますが、ウェスチングハウスの買収は完全に失敗だったわけで、原子力ルネサンスは、3・11のフクシマで完全に終わりを告げました。収束をしていないにも関わらず、原発が売れるわけ無いです。

こうなるとあとはどうやって救済するか、解体するかという話になると思います。虎の子の東芝メディカルシステムズをキャノンに売っぱらって、なんとか時間稼ぎができたのですが、いよいよ時間稼ぎができなくなりましたね。何度もくどいですが、3・11の時点で、原発事業は終わっていたのです。特に東芝は、半導体と原子力に賭けており、半導体は好調なものの、原子力はリスクの塊であり、それがコントロールできていなかったと。CB&Iなんかも上手く売り抜けたなと思いますが、ここは東芝の契約担当者が甘かったのだと思います。白人は本当にこういうところが天才的に上手いですから。

今まで何度も紹介していますが、日本電産の永守重信氏が手がけた買収以外、日本企業の巨額買収はことごとく失敗しています。ドコモなんかは、生み出すキャッシュフローが余りにも大きいため、国内だけでは使いみちがなく、海外での買収にその資金を注ぎ込んでいるわけですが、見事に全部失敗しています。4090億円を投資したオランダのKPNモバイル、1860億円を投資した英国のハチソン3G、01年に1兆2000億円を投資した米国のAT&Tワイヤレスの海外事業は見事に全て失敗。合計で約1兆5000億円の損失を計上しています。本来なら株主代表訴訟を起こされてもおかしくないレベルです。これが普通の会社であれば、完全に潰れていますが、ドコモは寡占市場で更に、他社と談合とも言える料金体系を維持しているため、極めて高収益で、鼻くそをほじっていても、寝ていてもお金が入ってきます。こういう企業であれば、話は別ですが、東芝はこういう虎の子が殆どなく、あったのは医療事業と半導体事業です。他は、さっぱりで損失の穴埋めは出来ないというわけです。

キリンや三菱地所なんかも過去に巨額損失を海外の買収で出していますが、日本企業で買収に成功したまともな事例は、永守重信氏以外記憶にありません。正直、日本企業には買収しても、相手をコントロールできないんだなと思います。その意味で、イギリスやフランス、オランダなんかは、数百年にも及ぶ植民地経営のノウハウがあります。白人はそういう意味では、本当にしたたかで、えげつないですよ。日本人がそんなえげつないことができるかって言ったら、韓国の事例を見てみても分かる通り、感謝されるどころか、逆に攻撃される有様です。これって、やっぱり日本人がお人好しなんだと思いますよ。ですから、海外に下手に投資をせずに国内で仕事をしていればいいのに・・・・。

基本的に買収に出るような案件ってゴミなんですよ。だって、普通に考えたらそうじゃないですか。周易を上げている事業を売りたいと思いますか?売りたいときって、今後が落ち目になるのが目に見えているときとか、事業を切り離したいときじゃないですか。欧米人はこういうところが上手くて、なんだかんだ理由をつけて、最高値で売り抜けようとします。日本人は額面通りに受け止めて、最高値で買ってしまうとう、ババ抜きをやってしまうんです。こればかりは、日本人の気質なので、10年や20年で変えることは出来ないでしょう。やはりそういうことに目ざとい欧米人じゃないと無理です。

先程、日本電産の永守重信氏以外、買収が成功した事例をしらないと言いましたが、国内ではソフトバンクの孫正義の買収事案では、ボーダフォンの事を思い出しました。当時は散々叩かれました。ただIphoneがあったからこそ持ち直した訳で、それがなければ難しかったでしょう。それよりも超高値づかみをしたアームがどうなるのか、これを見たいですね。

2017年1月17日火曜日

アパホテルの南京大虐殺否定本対応を賞賛すべきでしょ【尖閣の漁船衝突事件の自衛官も表彰する英雄的存在】

今は、インバウンドで外国人がたくさん使っているので、多少は影響は出るでしょうが、今は完全に売り手市場で、数年前までとてもリーズナブルだったAPAホテルの値付けはもはやボッタクリ値段になっており、ルートインや東横インなどの良心的な価格を見てしまうと、昔のようにアパホテルに泊まろうとする気は失せます。

ただ、今回、南京虐殺否定を曲げないところは、筋が通っているなと思いました。尖閣諸島の漁船衝突動画をYOUTUBEにアップした自衛官を表彰したりするなど、本当に国賊に支配し、売国をする人たちが多いなか、本当にこのような態度にはほっとするところです。APAホテル、クソな拡散に負けずに頑張れと言いたいです。アパホテルは、本当に強運で姉歯の耐震偽装のときも被害者でしたが、不幸中の幸いというか、怪我の功名というか、結果的に良い時期に不動産を売却でき、その後、底値で不動産を買うことができたきっかけにもなった事件であり、この元谷夫婦に神風が吹くことでしょう。

それよりも南京大虐殺は、データがコロコロ変わっており、実際のデータが示せない単なる「プロパガンダ」に過ぎません。日本を貶めるための印象操作でしかありません。これは、韓国の朝日新聞がでっち上げた従軍慰安婦問題と問題は全く同じです。

正直、日本を貶めるために、韓国や中国はプロパガンダを流しており、そのソースはないことが殆どですし、盛りに盛っています。まぁ、中国なんかは棚上げオリンピックがあったら、間違いなく世界トップでしょう。本当に私が許せなかったのは、民主党政権ですね。尖閣諸島の漁船衝突事件の時に「コツンと当たった程度」などと平気で売国発言をし、国民にその情報の開示を拒んだことです。本当にこれには頭にきましたからね。

電通過労死問題よりもっと根が深いブラック業界や中小企業【大企業は祭りになるが零細は放置プレー】

電通は東大卒の女性社員が過労で自殺したこともあり、本当に問題が大きくなり、社長の首がすげ替えられましたが、厚生大臣が「社長の辞任で済むと思うなよ」との発言をしており、これが日本の労働環境を大きく変えるきっかけになりそうです。天下の電通がここまでなるとは誰が予想したでしょうか?それにインターネット広告の不適切業務問題など、誰かが仕組んで問題を大きくしているように思えて仕方ありません。この手のものは、誰かが仕組んでいることが多いですからね。

それにしても、今まで過労で鬱になり自殺した人は、何十万人もいるでしょう。年間でも、数百人ではきかないと思いますよ。特にブラック業界と言われる飲食関係、運輸関係、建設関係、IT関係では、揉み消されているものがとてつもなく多いと思っています。特に中小企業が問題で、セクハラやパワハラが当たり前のように行われており、正直、内部通報社制度も全く機能しておらず、利用したところで結局は報復人事にあうというのが関の山です。特にオーナー企業なんかに自浄作用なんかあるわけ無いですからw

仮に裁判をしたとしても、裁判所は労働者の味方をすることなど殆どなく、よほど明確な証拠がない限りは、黙殺されることが殆どでしょう。裁判官は思った以上にクソです。マスコミも大企業がスポンサーだったり、自分たちに都合の悪いようなことが多いので、よほどのことがない限り黙殺ですからね。今回の電通事件も、電通という大企業じゃなかったら、ここまで話が大きくならなかったでしょうし、社員がFランクラスの普通の大学であれば問題にすらされなかったでしょう。

一部のホワイト企業では、社内で啓蒙が進んでいることから、不適切なハラスメントは少ないのですが、酷いところは掃いて捨てるほどありますよ。暴言を吐くなんて日常茶飯事で、口を開けば、ひどい言葉が出ているのが当たり前という人もたくさんいますし、実際目の当たりにしています。録音しておけば絶対に問題になるような人もゴロゴロいますからw 後は労働時間に関しても、会社の電気がついているのを見れば大体わかりますが、丸の内や大手町の銀行や商社なんか、ずっと電気がついているところもありますからね。もっと言ってしまうと、霞が関なんかもずっと電気がついているところもあって、こっちをどうにかしなきゃという話も聞きます。

トラックの運転手なんかの勤務体系なんかも本当に過酷で、ジャストインタイムなんてシステムが浸透してしまったものだから、早く着いてもいけない、遅くついてもいけない、時間ピッタリの到着が求められるもんだから、運転手の負担は半端ないと思います。それに、運転中の緊張と言ったら半端ないものがあるでしょう。事故ったら、仕事がなくなりますし、場合によっては損害賠償がとんでもないことになりますからね。求人なんかを見てみると年間休日が60日とか言う会社も平気でありますし、ホント、こういう企業を先に変えなきゃいけないんじゃないかな??と政府の対応について思うことがままあります。

たまたま電通がマスコミで取り上げられたから人気取りの為にというスタンスがミエミエなんですよね。日本企業の99%中小企業ですが、日本人の大企業の就業率は90%位でしょうから、残りの9割をなんとかしないといけないわけです。三菱電機も電通と同じと取り上げられていましたが、目立つ大企業ばかりを遡上に挙げないで中小企業にも目を向けようよと思います。

本当に業界によっては完全真っ黒の悲惨なところも数多くありますからね。今はスマホにGPSが搭載されているわけですから、誰かがアプリを使っても良いわけですし、労働基準監督署がドコモなどと組んで、何かあった時に位置情報を提供することができるなどのことをやってもいいもんですけどね。

繰り返しますが、大企業は恵まれているところが多く、激務を耐えればその後は高収入や地位などを得ることができます。しかし、底辺を支えてる企業は、大企業には逆らうことができず、要求をそのまま受け入れているところも多く、法律違反が当たり前のように行われていても、力関係からそれを指摘することもできません。本当に力のない中小企業や零細企業をどうにかすることにもっと力を入れるべきじゃないでしょうかね。今は見せしめ的に大企業にターゲットを絞っていて、関西電力なんかも社長が労働基準監督署から呼び出されて指導票を切られたと言いますけど、中小の労働環境が変わるなんて全く話がでてこないですから。

日本の底辺を本当の意味で支えている、黒子役の中小企業、ここをもっと直視すべきじゃないでしょうかね。関西電力なんかは典型的なホワイト企業で、30代で辞めても退職金がウン千万円とか言うレベルとか聞きましたからね。たまたま原発事故の影響で、日本全国の原発が止まり、再稼働の為に特定の人に負荷がかかったことから問題が起こった訳で、本当に救済されなきゃいけない人たちが無視されている現状のほうが問題だと思いますよ。

あとは、不法就労の外国人問題や単純労働への外国人の問題。過労死とは別の問題ですが、こっちも早く解決しようよと思います。コンビニや飲食店で外国人が多く働いているのは、日本人が働きたがらないからということが一番大きいと思いますし、給与が安く抑えられるからという面もあると思います。しかし、働くことができるのに昼間からパチンコにいそしんでいる生活保護受給者なんかはどうなんでしょうかね?そういう不良外国人を働かせることができたら、生活保護費を支給せずに、働くことだけが目的で日本に来ている不法就労の外国人も減らせると重いんですけどね。

誤解を招くので言っておきますが、母子家庭や障害のある方、家庭の事情などで働くことができない人に対しての生活保護は全く問題ありませんが、生活保護費目当てで入国してくる外国人や働くことができるのに受給している人は、ホント懲役ぐらいにしても構わないと思うんですよ。なんだか、税金が高くてホントアホくさいと最近思ってますから。その税金が、そんなクソなことに使われていると思うと、ムカついて仕方ないですからね。あとは、仕事しない公務員もクビに簡単にできるようにしてほしい。


2017年1月16日月曜日

東芝を解体して日立製作所と三菱重工と一緒にした方がいいでしょ【原子力の粉飾は実際、桁が違う】

本当に国が主導で、東芝を解体したほうがいいと思います。世界を見渡しても、日本くらいの経済規模で、あんなにたくさん電機メーカーがある国はありません。それに東芝が無くなったところで、困る人は当の社員しか居ないわけで、ルネサスとかジャパンディスプレイのように、大手電機から不良資産を外して寄せ集めたと揶揄される会社のようなことはできるはずです。寄らば大樹の陰と思って、巨大企業に入ったはいいですけど、不採算事業、そして社内調整ばかりをしていた事務屋とかは、大変だと思いますが、特殊な技術を持っている人は引く手あまただと思います。

正直、自動車メーカーにしても、銀行にしても、証券会社、電機メーカー等、全ての業界で会社が多かったわけです。そこで過当競争があったから品質が上がったと言われていますが。今の経済が成熟しているなかでは、そんなにたくさんあっても生き残って行くことができません。

一言で言えば、5400億円のウェスチングハウスの買収が大失敗だったってことですね。結局原因は、東電が解体されているのと同じ、「フクシマ」なんですけど、そういうこともリスクとして頭にいれておかなきゃです。まぁ、フクシマの事故の時、東芝なんかは、311の直後に、誰もが原発事業は駄目だと言っていたわけですし、ウェスチングハウスの問題がでかすぎたんですよね。CB&Iからゴミを買わされたこともそれに追い打ちをかけましあた。本当に証券業界を中心に、誰もが言ってはいけない。見ても気づかないふりをしなければならないという雰囲気がありましたね。本気で処理をしたら、簡単に債務超過になりますよ。取引先とか日本経済への影響力がでかすぎるとか、日本を代表する大企業だからという理由でお目こぼしをされていますが、皆んな優しいからということと、巨大企業だから敵に回したくないとか、裏工作があったとかいろんな理由で、皆んなが目をつむっていただけです。中小企業で、歯を食いしばって頑張っている人たち、また非正規雇用で爪の先に火を灯している人たちに比べたら、大企業ってだけでむちゃくちゃ優遇されていたわけですからね。役員は本当にA級戦犯で、その報酬に見合った賠償をすべきでしょう。山一證券の泣きじゃくった社長じゃないですけど、従業員が悪いわけじゃなくて、舵取りをしている経営陣が悪いわけですからね。会社の金で飲み食いして、ゴルフして、その立場によって得られる利益でやりたい放題のことをやってきたわけですから。

そろそろ、真剣に国主導で業界の再編を真剣にしないといけないと思います。三菱なんかも造船やMRJ等の航空関係で問題をたくさん抱えていますからね。IHIや日立造船なんかで進んだ造船の再編が、電機の再編へ繋がるのも遠くないと思いますよ。電機は聖域と思われていますが、日本の優秀な電気製品の需要は今ではそこまで大きくないんです。

シャープやサンヨーが消えてなくなったのがわからないのでしょうか。

天才経営者の日本電産の永守重信氏のような人が社内にいればよいのでしょうが、基本的にはサラリーマンしかいませんからね。くどいようですが、永守氏は、自分のお金を突っ込んで、筆頭株主になる。本当に見習ってもらいたいですよ。オーナーとサラリーマンの違いは本当にこういうところにあると思います。

2017年1月15日日曜日

本田宗一郎の伝説等、戦後は奇想天外な経営者がたくさんいました

本田宗一郎という本田技研の創業者は、戦後だからこそ生まれた名経営者であって、これが現代だったら難しかったでしょう。そもそも、今の時代は、製造業でこれだけの企業規模にするのはとても難しいし、既に寡占・独占の市場になっている産業においては、仮にできたとしても時間は3倍以上かかるでしょう。

それにしても、下記は本田宗一郎に関しての引用なんですけど、本当に伝説的な経営者だなと思いましたよ。彼が一番後悔しているのは、自分の名前を会社名にしてしまったことだと言われており、本当に伝説の男だなと思いました。

あとは、従業員一人ひとり握手をして回ったってスゴイなと思います。アメリカでは、トップがわざわざ現場に来て握手をしてくれたことから労働争議も起きなかったといいますしね。まぁ、今のホンダにはそんなスピリッツは全く残っていませんが・・・・。
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・CVCCエンジンの開発に成功した時に「車が売れる」と宗一郎は喜んだが、CVCCの開発に携わった者達から「排ガスによる公害を減らすためにCVCCを開発したのであり、売上げのために作ったのではない」と叩かれさめざめ反省。

・ある日、宗一郎が工場を巡回していると、若い工員から「おいっおっさん!なにズボンのポケットに手突っ込んで歩いてんだ!転んだらどーすんだ!」と注意された。その後「正装のズボン」からポケットが全て取り外された。現在もズボンのポケットは無い。

・「ほんとは、現職にいる時、うちの社員と名のつく人に全部あって握手してやりたかった。

社長を辞めて、やっとその念願を果たすことができた。日本国内で700ヶ所、回るのに1年半かかったよ。

それから海外の駐在員のところを飛行機で回った。それも半年かかったもんだ。うちの社員でありながら、オレの顔を見たことがないのが大勢いるんだ。ことに地方の出張所や、SFというサービス機関の社員とかね。

一人ひとり手を握ったんだ。オレは涙が出た。むこうの若い連中も泣いたよ。けど、オレは士気を鼓舞するなんて気じゃない。自分が嬉しいからやるんだ。オレは社長を辞めて、やっと人間らしいものにいきあったよ。」

・「社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない」

・米国に初めて工場を建設した際、「正装」のツナギ姿で現れ、現地工員ひとりひとりと握手して激励した。工員たちは、伝説的存在であるミスター・ホンダが自分たちと同じ格好で親しく接してくれたことに感動し、米国に進出した日本企業を必ずと言ってよいほど悩ませていた労働争議が、ホンダに限っては一度も起きなかったという。
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良く松下幸之助が生きていたら、パナソニックでリストラをしなかったという人が居ますが、それは高度経済成長期の踊り場であり、市場が伸びていたから、数年頑張れば耐えきれたことであり、今の大手電機が壊滅状況になっている状況を見ると、流石に松下幸之助が生きていたとしても無理だったと思います。

東芝なんかは、本当に原子力事業の処理を適正にしたら、会社なんか跡形もなくなくなってしまうぐらいのインパクトがあるんですよ。



2016年12月11日日曜日

永守重信詣と九頭竜大社詣【買収王のNIDECタワーと双璧】

京都の比叡山の麓、そして大原三千院の近くと言ったら良いのでしょうか、信者相談役代表でもある日本電産の永守重信氏が躍進のきっかけとなるIBMからのハードディスクの受注を予言した九頭竜大社へ行ってきました。同名で、箱根に九頭龍神社、そして福井県の大野の近くにも九頭龍神社がありますが、ここはその2つに比べると歴史は浅いようですが、永守重信氏の著書にも何度か名前が出てきていたところなので、気になってはいました。今回は、当然のごとく、NIDECタワーにも参拝をしてきました。新幹線のすぐ横なのでとても目立ちますし、何か永守重信氏のスピリッツが伝わってくる場所です。

九頭竜大社、鳥居もそうですが、献灯台も永守氏が寄進をしたようで、その名前が光っていました。毎月、1日と15日は永守氏が参拝をしているようで、その時を狙ってご本人にお会い出来たらと思っています。本当にこの人は、今まで何度も記事に書いていますが、選球眼が凄まじく鋭く、一度も買収に失敗したことがないのです。それに、どんなに時間がかかっても待ちます。高値づかみはしないんですよね。有価証券報告書に書かれていますが、永守重信氏がいなくなることが日本電産にとってのリスクのようです。そりゃ当然ですよ。こんな天才経営者は、100年に一度ぐらいのもんですから。

日本企業はことごとく、買収で失敗をしており、海外では特にカモられています。それだけに、日本電産の永守重信氏の判断は、光りますね。今回は、京都旅行で、縁切りで有名な祇園の安井金比羅宮にも行ったんですけど、メインはNIDECタワーと九頭竜大社だったんですよw

永守重信氏、一緒にご飯を食べながら、膝を交えながら話したいな。

余談ですが、このや八瀬の人たちは、天皇陛下が亡くなったときに棺を担ぐ仕事を代々になってきたそうです。

 



2016年10月29日土曜日

住友銀行秘史 國重 惇史著 【住友銀行とは一体何であったのか?関西の経済界の雄であり、汚れ役を一手に引き受けた】

ベストセラーになっていますが、なって当然の内容かと思います。個人的には、住友銀行は、日本の三大財閥である三菱、三菱、住友の中でも最も古く、歴史があります。正直、三菱は100年ちょっとの歴史しか無く、政治力でのし上がったところがありますが、住友は京都の銅吹所や四国の別紙銅山等に源流があり、400年以上の歴史があります。関西系の方が、いまだに東京を格下に見るというのは、京都や大阪の上片の歴史がひとつにあると思います。

住友銀行の事は、過去にも何度も書いていますが、アメリカの投資銀行のゴールドマンサックスにも投資をしていました。そして、住友銀行秘史のなかでも大きく取り上げられているイトマン(伊藤萬株式会社)事件が最も大きかったのではないでしょうか。フィクサーとして名前がよく出る許永中は、裁判を傍聴したことがありますが、傍聴席との間が防弾ガラスで仕切られており、また金属探知機や荷物検査などが行われるほどのものだったので、影響力は相当大きかったのだと思います。

住友銀行は、その戦闘能力は半端なく、収益力では都市銀行のなかではダントツだったと記憶しています。一人あたりの利益額では、当然、ダントツです。だって、窓口の女性の事務処理能力も半端なく早かったですもん。農林中金なんかは、二人がかりで30倍ぐらい時間がかかっていて、逆に驚きましたけどね。機関投資家として農協を通して農家のお金を運用する「ザ・ノウチュウ」なんかもあまりにもクソ過ぎて・・・・。まだ、内容については見ていませんが、天皇堀田、磯田、このあたりの功績を見てみたいですね。

バブル後の不良債権の処理、そして闇が深すぎる平和相互銀行、後は、日本興業銀行がころっと騙されてしまった尾上縫などいろいろありましたが、経済史を振り返るには丁度良いのではと思いましたよ。



2011年6月10日 ... 料亭の女将が銀行からのべの借り入れで約2兆8千億円、そして運用額では数千億円も 運用していたと言いますから、 .... 関西界の経済界を仕切っていたとも言える住友銀行 は、名古屋支店長が射殺されたり、東京本部前でバキュームカーが ...
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2012年3月8日 ... フォーブスのフォーチュンの企業ランキングのトップテンに都銀・長期信用銀行が確か、 日系だけで5行も入ってたと記憶していますが、今はすべての名前が消滅しています。 時代を感じるなーと。あの頃は、住友銀行、三和銀行、第一勧業銀行、 ...
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2016年9月26日 ... 住友銀行もそうですね。汚れ役となって、色々な闇の世界の汚いことを一手に引き受け てきた。今回の豊洲の問題も東京地検特捜部が動いているという話もありますが、ココ 最近、大きな特捜部絡みの事件がでていなかったので、出るでしょうね ...
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2016年9月1日 ... あと、個人的には、同じようなことをやっていた岡山県の林原、林原健氏と林原靖氏が本 を出版していますが、住友信託銀行に潰されたと書いていますね。事業再生型のADRを やろうとしてダメで会社更生法を申請させられたと言ったほうが良い ...
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2011年12月1日 ... 住友商事の非鉄金属部長であった浜中泰男氏は、世界の銅市場の5%を動かす男 として有名でした。 ... 当時は、大和銀行(現在のりそな銀行)が米国債の不正取引で 米国から追放された大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件があったり、 ...
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2016年10月14日金曜日

ショーボンド建設とは一体何なのか?【1414: 補修・補強のトップ会社で利益率高し、トンネル・橋で強い】

笹子トンネルの天井板が落下したのは記憶に新しいところですが、昨日は、東京電力の新座の変電所で火災があり、都心部でかなりの世帯や会社が停電になったそうですね。正直、インフラは劣化しており、高度経済成長期から半世紀経っており、今後色々なところでガタがでてくるのは間違いないです。

今は、オリンピックの特需で新設の建物や道路などがバンバン作られていますが、正直、これもオリンピックまで。そして、その後2020年はもともと、日経コンストラクションやケンプラッツなどで10年以上も前から言われていたように、補修工事が新設工事を追い抜きます。コンクリート構造物は概ね40年ぐらいが設計寿命と言われており、相当数の構造物が一気に寿命を迎えます。それがあと5年以内に来るので、安全率などいろいろ考えても、設計外の過負荷がかかっているところには破断や剥落などがでて、構造物が壊れてしまうということが結構出てくると思います。

首都高もメンテナンス計画を立てていますが、あれだけの距離があるわけですから当然、追いつくわけもなく、ある日突然、崩落ということが結構出てくると思います。道路だけでなく、地下鉄、鉄道なども当然、色々なところでガタがでているものが耐えきれなくなり突然・・・・・というのが今後は珍しく無くなります。

アメリカなんかは、その意味では日本よりもっと先を行っていると思います。そして、更新費がかけられないところは、放棄みたいなところも実際にあります。日本も、費用対効果を考えて今後、大動脈や需要の高いところは重点的に直し、それ以外は放棄するということを余儀なくされる可能性が大デス。私はコンパクトシティ論の推進者ですが、スプロール化した都市と言うのは既に維持できないところがたくさん出てきており、都心部でも空き家が目立つエリアがでてきたということは、問題はとても深刻なところです。

話はそれましたが、ショーボンド建設とは、補修工学という主に、コンクリート構造物の補修と補強に力を入れている会社です。この分野ではトップの会社であり、利益率は、スーパーゼネコンを凌ぐレベルであり、現金の塊のような会社です。なぜ、この会社が注目かというと、やはり、補修というのは単価が高くとも、新設で構造物を新しく作るよりも遥かに安くできるからです。期間も当然短くなり、経済合理性が極めて高いのです。そういう意味で、この会社は今後も極めて高い伸びが期待でき、ゼネコンがオリンピックの反動で縮小を余儀なくされる中で爆進することが明白な会社です。

ちなみに、下記は落橋防止チェーンで、地震の際に橋が落ちるのを防止するものです。こんなものでも、全国で仕事ができれば、むちゃくちゃ儲かります。


2016年9月24日土曜日

楽天を完全に駆逐し独走・独占体制に入るアマゾンの強さ【ヤマト運輸の車を見るとアマゾンが半分以上のことも】

過去に何度もアマゾンのことは取り上げていますが、私はアップルを超える企業だと思っています。何と言っても、小売網で知名度だけでなく、利便性も確保してしまったんですから、既存の店舗が生鮮食料品や実際のディスプレイ商品を見るということ以外で勝てる訳ないんですよね。正直、楽天は2000年代前半までは優位性があって、アマゾンの話をすると「はぁ、アマゾン?」という感じでしたが、今は「はぁ、楽天?」って感じですよね。

最近ヤマト運輸の配達の車の中をみると、アマゾンのロゴが書かれた箱が半分以上のこともザラなんですよ。それに10代の若い人も、60歳以上の年配の方も、今は普通のインフラと同じようにアマゾンを使っている。これって、外資がここまでシェアを伸ばしたケースって、パソコンのOSのマイクロソフトウィンドウズやビジネスソフトのワードぐらいかなって思うんですよ。正直、日本市場って、日本の会社が圧倒的に強くて、関税などの障壁や非関税障壁(日本語などの言葉の問題や慣習)などがあって、なかなか市場で認知されシェアを拡大することはできなかったのですが、マイクロソフトはそれに成功しましたよね。IT界では、そのようなものが多くて、グーグルなんかも同じように捉えて良いかと思います。

小売では、ウォルマートやカルフールが日本に上陸しましたが、全く日本の小売に歯が立たず、撤退をしていますよね。そんなこともあり、日本市場では、アマゾンが優位になるのは、難しいと言う意見が多かったんですよね。でも、今は、アマゾンの一人勝ちです。楽天は、正直周りで使っている人も殆ど聞かず、聞いたとしても「DMがクソ」とか「HPを見ているとイラつく」という話ばかりなんですよ。この辺の話は、ネットにいくらでも転がっているので、それをフィードバックして、改善をすればアマゾンに比肩する存在になったんでしょうが、今はアマゾンに完敗です。3C(Company, Competitor, Customer) や4P(Product, Price, Place, Promotion)というマーケティングの基本があるんですけど、正直、三木谷さんはハーバードのMBAを持っていて、優秀な部下を抱えているわけですから、このへんはわかっていたと思うんですけどね。なぜ、変えられなかったのかなと思うことがあります。

過去に何度も言っていますが、アマゾンは本が発祥の会社で、金太郎飴方式で他の分野に拡大していきました。そして物販だけでなく、サービス関係にも踏み出していきました。これは、骨格となるECの土台に汎用性があったからです。正直、もっともっと伸びるでしょうね。それにアマゾンは飽くなき、サービスの拡大に投資を積極的にしており、楽天がこれに追いつくことは200%ないでしょう。

アマゾンは、物流倉庫をいたるところに作って、自分のリスクで商売をやっています。一方楽天はどうでしょうか?基本は、ショバ代ビジネスです。ブローカレッジを取るビジネスというのは確かにリスクは少ないですけど、物流って、オセロゲームのようなところがあって、規模の利益がないとダメダメなんですよね。


2012年12月16日 ... Eブック市場でも台頭するアマゾン、そのスケールメリットを生かして、しかもテールの 法則を生かすだけでなく、本で培ったノウハウを他の分野でも遺憾なく発揮しています。 聞くところによると、アマゾンは仕入れ価格を下回る価格で販売すること ...
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2015年5月28日 ... ネットがもたらす流通業の大量閉店時代【アマゾンの躍進は続き、店舗型はどんどん 潰れる】. ヤマダ電機の大量閉店やマクドナルドのリストラは、人口減社会がすさまじい 勢いで到来することを象徴しています。ロードサイドに量販店ができたの ...
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2014年6月13日 ... あとはネットショッピングでも、アマゾンが圧倒的に強く、今後、この流れって言うのは 加速して行き、今まで本や家電で蓄積したノウハウを元に他の分野に打って出ると思い ますよ。なんと言っても「この本を買っている人は、このような本も買っ ...
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2016年9月1日木曜日

大韓航空の兄弟会社、韓進海運が逝くか?

今は、荷動きが減って、それに連動して運賃が下がって、この問題が起こっているわけですから、需給調整で問題ないってことだと思います。それに海運業界は、金融業界と同じで再編がずっと行われてきた業界で、デンマークのマースクとアメリカのシーランドがくっついたりしていますし、シンガポールのNOLもあっさりと買収されました。

ハンジンは、台湾のヤンミンや日本のK-LINE、そしてエバーグリーンなどとアライアンスを組んでいるので、そっちの意味でもある程度の船腹の融通はきくと思うんですよね。ただ、ハンジンは、現代商船と並んでデカイ韓国の船会社であるだけに、韓国勢の中だけでみると難しいとは思いますね。韓国は外需依存がむちゃくくちゃでかいですし。

日本の海運大手三社は、元が財閥系であることもあり三菱系の日本郵船、三井系の商船三井、そして川崎財閥系の川崎汽船は、財務が盤石なこともあり、ちょっとやそっとのことではびくともしませんね。確かに儲かっている時にしっかりと貯金をしてますから。

大塚国際美術館は全部ニセモノでも超オススメ【満足度日本ナンバーワンでリピーター多し、必ず行くべし】

オロナイン軟膏、ポカリスエットやボンカレーゴールドで有名な徳島発祥の超優良企業の大塚製薬グループが運営する大塚国際美術館へ行ったのですが、腰を抜かしましたよ。スクロヴェーニ礼拝堂やシスティーナ礼拝堂の実物展示だけでなく、修復前と修復後の「最後の晩餐」、そしてモネの「大睡蓮」など、私は芸術には全く興味が無いのですが、このコンセプトをつくった大塚正士氏と芸術を後世に残すための理念、そして大塚正士氏が生まれ、育ててくれた徳島への恩返し的な思いから作った大塚国際美術館というのがすげーなと思います。あとは、大塚国際美術館の真ん前に鎮座する「大塚潮騒荘」は、会社の接待施設としての迎賓館かと思ったら、これはグループの従業員の福利厚生施設である迎賓館???ということで二度驚きました。鳴門市は大塚市に変えてもいいぐらい、大塚製薬の貢献が大きいです。

大塚正士氏が「なにしろ、この絵は陶器ですから全然変化しません。本物の絵は次第に変化しますから、実物の色と、陶板名画の色とでは今から50年、100年経っていきますと、色や姿がおのずと違ってくると思います。しかし、どうしても真実の姿を永遠に伝えたい、後世への遺産として保存していきたい、ということで陶板名画美術館設立に至ったわけでございます。今回皆様にご覧いただき、間違ったところがありましたらご指摘いただいて訂正していき、とにかく1,000年、2,000年貢献していきたい、また徳島県のためにも美術館を通して貢献したいと思っております。」と実際に言っており。【この「」内の文章は大塚国際美術館HPより引用】

さらには吉野川の砂をタイル作りへ使えば、ビジネスチャンスに繋がるということで、大塚正士氏の弟の正富氏が直訴して作った大塚オーミ陶業なんかもその発想だけでなく、それが100年も1000年も変化しない陶板技術に繋がり、それを応用して美術館を作ったという発想には度肝を抜かれます。大阪のなんばのなんばウォークにあるシカゴギャラリーなんかは、おそらくこの大塚国際美術館の影響を受けて、間違いなく大塚オーミ陶業の技術を使って作っていると思います。本当に、この大塚製薬という会社、そして大塚グループって社会貢献面を考えるとすげーなと思いますよ。ちなみに、下記が大塚オーミ陶業のできる経緯の引用です。

【我々が今回のような美術陶板の開発に着手したのは、今から27年前のこと、私が大塚グループ各社の社長をしておりました時に、グループ会社の一つの、大塚化学の技術部長であった私の末弟・大塚正富(現アース製薬株式会社社長)と、技術課長の板垣浩正(現大塚オーミ陶業株式会社取締役)の2名が私のところにやって来て、一握りの砂を机の上に盛り上げたことからはじまります。 「社長、実はお願いがあるのです。」 「その砂はどうしたのだ?」と尋ねますと、「これは鳴門海峡の砂です。」と言います。

うちの工場は紀伊水道に面していて白砂海岸がずっと海峡まで続いており、その白砂です。
「実はこの砂でこれからタイルを作ろうと思っております。この砂はコンクリートの原料として採取し、機帆船で大阪や神戸へ陸揚げして、建築用としてトン幾らで販売しているのです。しかし、これをタイルにして1枚幾らで販売すると非常に価値のある商品になり、徳島県のためにも、また大塚のためにもなりますので、是非とも県知事に話してこの白砂を採取し、タイルを作る許可を貰ってほしいのです。」とのことでした。

直ちに当時の知事、武市恭信氏に話をして許可を得たのですが、彼ら2人は大塚が着手しないのなら会社を辞めるとまでの大変な意気込みでして、私も感心したのです。】

●大塚国際美術館HP下記より一部引用
http://www.o-museum.or.jp/publics/index/47/

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真珠の耳飾りの少女やムンクの叫び、レオナルド・ダ・ビンチのモナリザ、ゴッホのひまわりなど、教科書で見たことがある絵をたくさん見ましたけど、あんなに間近で、しかもさわれるって感動ですよ。大英博物館でも確かロゼッタストーンとか無造作に置かれていて、触って居たのを目にした時には衝撃を受けましたが、ルーブル美術館なんかは警備が厳重で有名な絵なんかは柵があって、近づけず、近づいたとしても人が凄すぎて楽しめないって問題がありましたけど、ここは世界の著名美術館のように混んでないし、しかも間近で見れて触れて、おまけに写真まで撮れるってすげーなと思いましたよ。基本、美術品関係はフラッシュなどで痛むことなどを考慮して、写真がダメなことがほとんどですからね。

The Otsuka Museum of Art20s3203-B-T.jpg  画像検索結果

明石海峡大橋を渡って、淡路島を通り、四国に入った瞬間に左手に見えるパルテノン神殿のような建物が大塚国際美術館です。国立公園か、国定公園かしりませんが、景観の規制の厳しいところで、高いビルが建てられないので、山をくり抜いて作った美術館のため、1階が、地下4階とか、訳のわからない設定になっています。これは、行政側と相談して、裏ワザでこうしたんだろうなw 税金をたくさん収めて、地元の雇用をおもいっきり確保してくれている大塚グループなんだから・・・・

ポカリスエットやOS1のことを飲み物だからということで水商売と揶揄する人も居ますが、特にOS1は、熱中症になりかけ、脱水症状の時は無茶苦茶効きますからね。あれは、すげーなと思いますよ。

あと、個人的には、同じようなことをやっていた岡山県の林原、林原健氏と林原靖氏が本を出版していますが、住友信託銀行に潰されたと書いていますね。事業再生型のADRをやろうとしてダメで会社更生法を申請させられたと言ったほうが良いかもしれませんが、弁済率は驚異の90%以上です。ありえんだろうとw 早期に不動産を売却して、株式を上場していたら、ちょこまか誤魔化さなくとも済んだのに・・・。でも一時期、含み益が一兆円を超えたと言われており、往時を思い出すとなかなか売れないという気持ちもわからなくはないですけどね。方向性とやり方が違っていたら、林原も大塚製薬のようになっていたと思います。とにかく、利益の源泉がメセナ事業や芸術、文化には必要なんですよ。トレハロースやインターフェロンぐらいじゃ、それが捻出できなかった。でも、ポカリスエットやオロナイン軟膏、そしてボンカレーはそれが捻出できたってことですよw



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それよりも、私の心に残って、この言葉が頭からずっと離れず、”この場所を訪れた時に動けなくなってしまったのですが、右の各位は「大塚国際美術館」の建設工事に当たり長期にわたって「工事責任者として」無事故無災害の記録を樹立し、私の提言する「建築こそ最高の芸術なり」を身を以て実証されました。その功績を永遠に記録してこの碑を後世に残します。”という一文の「その功績を永遠に記録してこの碑を後世に残します」という言葉のなかの「永遠に記録」という言葉がずっと頭にこだましていたぐらいです。ホントに立派な男だなと思いました。





●大塚オーミ陶業

●大塚国際美術館
http://o-museum.or.jp/


●君は「行ってよかった美術館ランキング」1位の大塚国際美術館を知っているか。
http://ima.goo.ne.jp/column/article/3418.html
●驚愕と茫然の大塚国際美術館
 http://zaikabou.hatenablog.com/entry/20150823/1441408626

●入館料は日本一高いし展示品は全部偽物だけど大人気!大塚国際美術館の魅力とは?
 http://matome.naver.jp/odai/2139062383721162101


2016年8月29日月曜日

葉っぱや石コロがお金に変わる【年収1000万超えのおばあちゃんがゴロゴロいる山奥の町の事例】

徳島県の山のなかに典型的な田舎の限界集落に近いところがあるんですが、上勝町は、横石知二氏の料亭でお客さんが、ツマを持ち帰っているのをみて、このビジネスを思いついたそうな。この記事は5年ぐらい前に見たことがあるんですが、再度ネットでみて気になって備忘録でブログに書きました。それにしても、普通であれば年金で暮らして、趣味に近い畑をやってそれでおしまいというところに、新たな市場を作ってしまうところがすげーなと思ったのと同時に、身近なところに商売のネタはいくらでも転がっているということを教えてくれた事例ですね。

あと、石ころを男性のマーケットから女性のマーケットにしたという点では、ストーンマーケットの中村泰二郎氏の功績は大きいと思います。ダイヤモンドなどの限られた宝飾品からその辺の石ころをパワーストーンとしてビジネスにしてしまったのはスゴイです。だって、言い方は悪いんですけど、下のような男性誌(エロ本やジャンプやマガジンなどの漫画)に何十年も前から掲載されていて、ホーケイ関係の広告と並び怪しさ満点のパワーストーンの広告は、胡散臭さでは、周りの人も頷くほどでしたが、ずっと広告が出ているということは一定のニーズがあるからなんでしょうね。あんな石ころ、女性が興味をもつとは思いませんでしたもん。それに市民権を与え、今では皆が当たり前のように身につけるようにまでしてしまったのはスゴイです。

そのへんに転がっているような石ころに数万円の値段が付き、億万長者を生み出してしまう。やっぱり、目の付け所とマーケティングの才能だなと思いましたよ。確かに、石ころで、何かが変わるかもしれませんが、それはプラシーボ効果だと私は思っています。自由が丘の愛光堂のブレスでお金持ちになった人は隠しているかもしれませんが、少なくとも私の周りでは、金持ちになったとか、大成功したとかは居ませんからね。

それにしても、身の回りのもので腐るほどあって、価値の低いものを、価値のあるモノにする錬金術、気になります。その意味では、都市鉱山という言葉があるように、携帯電話やパソコンなどのゴミの山が宝の山に化けることですよね。だって、たくさん金が使われているんですもん。それを回収して、精錬すれば、金鉱山よりも割がいいとw

さぁて、何か良いビジネスが転がってないか、知恵をだそう。




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年収500万超 おばあちゃん達の出番がある町 1枚のもみじから高齢化問題を解決
 http://j-net21.smrj.go.jp/watch/ippomae/entry/20090928.html


●年収1000万円を稼ぐおばあちゃんも!注目の葉っぱビジネス
http://matome.naver.jp/odai/2135366704788370101


http://takaguchidesign.com/wp/seikou1

2016年8月16日火曜日

亀山敬司直轄(略して亀チョク)とは一体何なのか?【DMM.com エロ企業からIT企業、そしてVCへの脱皮】

亀チョクとはエロビデオを売っていた北都という会社が前身で今は、DMM.COM という街中やコンビニ等で凄く広告をよく見る会社の会長の亀山敬司氏が5年ほど前からやっている直轄プロジェクトのことです。艦これとかDMM英会話、VR(バーチャルリアリティ)映画館が亀チョクから生まれたプロジェクトで最近では水族館、ドローンのレンタル事業とかチケットの転売ビジネスなんかが亀チョクだって聞いています。昔は結構こじんまりしていて、六本木の行きつけのバーで待ち伏せして、直接亀チョクのプレゼンをしたり、恵比寿にあるDMMの本社へ行って、交渉する者もいたらしいということですが、最近は応募する人が多すぎて、下記のDMMのリクルートのページから企画書や履歴書、そして職務経歴書を送って、書類選考をしてもらえないと会ってもらえないようなんですよ。書類選考の通過率が10人に一人ですから10%、そんで面接の通過率がさらに書類選考の中からえらばれたうちの一人というんで、通過率は1%で、100人に一人という狭き門になりました。

亀山敬司会長のネット上のコメントを見ると150人ぐらいに会って、亀チョクで採用したのは50人ぐらい、そして残っているのは20人ぐらいかなということだったんで、昔は無茶苦茶通過率が高かったらしいんですけど、今は本当にかなり厳選しているので、よほどのものじゃなきゃ無理無理って状態なんですよ。今だったら艦これは生まれなかっただろうし、DMM英会話も生まれなかったなーと思いますもん。だって、昔のスカイプをやっている人なんかは「SKYPE ME」の機能をよく知っていて、外人と話す機会なんかいくらでもあったんですよ。ほっといてもフィリピン人やアメリカ人からスカイプが来て、話したいっていう状態が、ほんのちょっと前まであったんですよね。だって、私だって、このアイディア持ってましたもん。今でも、通訳とか他に派生できることが簡単に頭に浮かぶぐらいで、実際にそういうのをドコモみたいな通信キャリアとかやっている訳。そして、市役所とか救急隊を抱えている消防署とかに売り込んでいるわけ。いくらでもアイディアは広がるし、一回ベースをつくっちゃえば、IT関係って収穫逓増だから、周辺分野には容易に出られちゃうわけだからね。DMM英会話の上澤さん(当初は海外への寿司職人養成学校の寿司アカデミーのようなものを考えていたみたいです)なんかのコメントを見ると亀チョクの当初の六ヶ月は猶予期間でその間に企画をプレゼンできれば良いって書いてあったので、ここ1年ぐらいで大きく変わったんでしょうね、社内は。



それにしても、やってることはまさにベンチャーキャピタル。日本アジア投資やジャフコみたいな感じでしょうか。インハウスローヤー(社内弁護士)も抱えて、コンサル出身の人なんかもいるようでM&Aなんかのデューデリジェンスなんかも全部身内でできちゃう訳。上場してないですけど、日本最大のユニコーン企業と言われ、1000億ぐらいの価値がある会社で毎年100億以上のキャッシュフローを生み出しているんだったら、買収や新規ビジネスの種まきをして、将来の収益につなげますわね。

アマゾンのビジネスモデル見ていると末恐ろしいっていうか、恐怖感すら感じるのよ。だって、金太郎飴方式で、本を手始めに、今はほぼなんでも扱っちゃって、お坊さんすら扱っちゃっているってw 規模の利益だから、でかくなればなるほど効率化しちゃって、POSのデータも集めまくりなんで、スケールメリットの塊なんだなと思います。おまけにAWSって、レンタルサーバー事業にも手を出して、それが収益に意外と貢献してるって。前にも書いたんですけど、AppleとAmazonを選ぶとしたら、私はアマゾンを選びますね。だって、実際の商流が手に取るようにわかって、物流を抑えちゃってるんだから強いですよ。ウォルマートみたいなもんですかね、あとはちょっと前にやりたい放題やっていた資源大手(ヴァーレやBHPビリトン、リオ・ティント)ですかね。ヴァーレなんか、自分で船持って、ヴァーレマックスという超巨大船を作ってそれで運航をはじめちゃったと。船会社って交渉力は結構強いんですけど、それをもってかれちゃたと。日本の総合商社なんかも上流から下流まで抑えて、利益率は低いけど、巨大な経済圏をつくっちゃってますよね。それよりもすごいことをアマゾンはやってるんですよ。楽天が白旗上げるのもわかりますわ。だって、私は楽天使わないですもん。周りもそう。若い子もオッサンもアマゾン一択。これって非常にわかりやすい。ネットの世界は二番手以下がウンコの扱いになることが多い「勝者総取り」ビジネスなので、シェア確保で突っ走ってライバルを駆逐して、一気に値上げをするというソフトバンク商法は納得ですよ。だって、ネット業界の過去みたらすぐわかるじゃん。検索のエキサイトやライコスなんか完全に忘れ去られて、SNSで一世を風靡したMIXIなんかもあっという間に風前の灯火になった事例があるんだしね。勢いに乗れば、お金がお金を生んでどんどん加速度的に大きくなりますが、ちょっとでもトレンドが変わるとすぐに会社が傾いちゃうのがIT関係には多いですからね。

それよりもアマゾンに媚を売らなかったDMMもすげーなと思いますし、亀山敬司会長の戦略性と戦術っていうのもすげーなと思いましたよ。この辺は、直接膝を交えて話を聞きたいですもん。過去にお会いしたことはあるんですが、雰囲気は、シャープを買収した鴻海の(郭台銘)テリーゴーにそっくりでした。ニコニコしていても、眼光は鋭く、ピンクオーシャンで生き残ったのは流石と言わざるを得ません。おそらく、DMMの法務や広報なんかは、アクセス解析だけじゃなく、間違いなくブログを巡回してココなんかもチェックしている筈なので、亀山会長の目にも止まるんでしょうが、「見てたら、メールしてね!!」そして、ティタンジャーとかブーブクリコをゴチしてくださいっ!!

DMMなんですけど、エロを扱っている倫理的な問題から200%上場はできませんし、それに伴って表向きの取引先も限定的なものになるでしょう。財閥系とかお硬い会社は社内規定で、エロを取引先にしちゃダメだっていうところが未だに多いと思いますからね。でも、未だに利益の源泉であるエロ事業は中核事業ですし、同業他社がDMMを超えられないのも事実です。あとはDMM FXなんかも為替取引でナンバーワンだっていうし、なんだかんだでシェアをとっちゃって知名度は無茶苦茶大きいのである意味ブランドですわな。大手が手を出せないピンクオーシャン理論、ギャクと絡めて出してくるところ、流石なだなと思います。あとは、私自身も1999年かな、セブンイレブンがIT関係として株価が爆上げしてたITバブルの時があったんですが、光ファイバーの最後のワンマイル問題と同じように、Eコマースの最後のところのユーザーとの結節点という意味で、コンビニが注目されていたんです。いま、アマゾンがコンビニで宅配の取り置きサービスとかやってますが、発想としてはその時にあったんですよね、エスクローサービスとかも既に構想はその頃にあったと。あとは、Jストリームのような動画配信企業ですかね。

私もインターネット網が完全にインフラとして整備されたら、ビデオレンタル屋はなくなると確信していましたから。その頃はネットの普及率がまだ10%前後で、ドコモのIモードとか含めるともうちょい高くなりましたが、ネット回線を常時接続で引いているところ自体が少なかったですから。私もISDNのテレホーダイでやってたぐらいですからw その後にソフトバンクの孫さんがADSLで殴りこみをかけ、一気に勝負に出たわけですよ。ビデオデッキや携帯電話の普及の頃の爆発的なブームを私は目の前で見ていたので、今回もITバブルが沈静化して、普及率が20%を超えると、すごい勢いで増えて、既存のインフラは駆逐されるだろうなと思ってました。まだレンタル屋さんは残っていますが、駆逐されるのは近いと思いますよ。だって、光ファイバーももうかなり普及して、ブロードバンドの環境が整っちゃったわけですから。その意味では、亀山敬司会長は完全に世の中の動きを先読みして、IT企業へと変貌したわけです。露天商としてスタートを切ったわけですから、その嗅覚は政界の風見鶏と言われる小池百合子並と言っても良いと思います。

技術革新ってデジタル化が進んで、フィルム屋と写真屋を駆逐してイーストマン・コダック社が潰れたように、既存の産業を簡単に無くしてしまうんですよ、それも短期間に。その意味では、富士フィルムの転身の仕方もスゴかったな。基本、デジタル化が今後も進んでAIが出てくれば、根本的な面から劇的な起きますよ、私達が予想していたよりも凄まじく早くね。ロイター通信が消えてなくなったことは、多くの人が2000年前後に予想していました。理由はオールドエコノミーって、レガシーな遺産を腐るほど持っているんです。特に通信インフラを持っている会社は設備負担が凄まじかったり、技術革新で全く意味が無くなってしまうこともIT革命で日常茶飯事のように見ることができるようになりました。陳腐化が激しいので納得ですが、コンテンツに絞った同業のブルームバーグが躍進したのはホント、栄枯盛衰を表しています。ですので、「ビデオ屋が無くなるのがわかっていたのでコンテンツ屋に徹した」というのはホント企業分析をするとスゴイ英断だったわけですし、先見の明だったわけですよ。

さて、話が思いっきりそれましたが、DMMも会社がでかくなってきて、大企業病がそろそろ出てくるんじゃないかなって思っています。昔のソニーやホンダが良かったって、よく言う人いますよね。ホンダの創業者なんかは、中卒であそこまでのし上がって、伝説を作った。アメリカなんかに工場を作っても本田宗一郎がツナギの作業服で全従業員に握手をするもんだから、暴動やストライキとは無縁だったと伝説を何度も聞きました。しかし、宗一郎亡き後、中国の工場では、日常茶飯事のように暴動が起こっていたと聞くと、カリスマの威光は無くなったなと思いますもん。ソニーも、聞くと上は東大ばっかだと言いますし、後ろ向きのことばっかやってますもんね。PDAのザウルスを作っていたシャープも、そしてソニーなんかもIphoneのコンセプトは20年以上も前に持っていて、形にしていたんですけどね、それが生かせなかったって、やっぱりな・・・・・って思いますもん。テレビ局も世に言う一流大学ばっかになってつまんなくなったと言いますしね。だって、最近のネット系の人は高学歴が多いですけど、日本経済新聞とかで出てくる創業者系の方って、そこまで高学歴じゃない人が結構多いですからね。創業する人の中には、普通の会社に就職できない人が少なからずいるわけだし、人に使われるのが嫌で起業する人もいる。だからそこは考えなきゃねと思います。

正直ね、思うんですよ。DMMって顧客が「飲む・打つ・買う」三拍子揃った人が多いわけじゃないですか。一番消費性向の高い人達ですよw 実際にそれを相手にしたビジネスをたくさんやっているわけですし。確かにビッグデータとか、データマイニングとかみたいなもんで、最適化とかはできると思うんですけど、新しい市場ってやっぱりアホをやってきた人が作れることが多いと思うんですよね。ですから、下手に会社の規模がでかくなって官僚的になって貰いたくないっていうのが本音です。でも、官僚化・大企業病ははびこっていくんだろうな。

それよりも亀山敬司会長の判断基準の8割ぐらいを持っていると言われる役員、そしてブレインの人たちが今後、大化けする可能性のある人達を見出して、育てていけるか、それが問題ですね。おそらく、大化けする芽を摘んじゃう方が多いと思います。基本、DMMは亀山帝国であって、他の代替は利かないって思ってますもん。日本電産の買収王永守重信氏を見ればよく分かるでしょ?彼って、一度もM&Aの失敗がないんですよ。しかも為替が円高に振れた瞬間に何年も待っていた買収を成功させるってね。本当に天才ですよ。驚いたのは有価証券報告書に「永守氏がいなくなることがリスク」と書かれているぐらいカリスマ経営者ですからw 役所に出す書類にそんなことを書くんですよ!!ただ、有報をみると規模の小さな会社やカリスマがいる会社は、同じようなことが書かれていて笑いましたw ですから直感の鋭さを持っており、お金の臭いを嗅ぎ分けることができるDMMも亀山会長が居なくなったら大変なことになるでしょう。ただ、本人は会社にはあまり執着がないみたいですけどw

ところで、ふと思い出したんですが、元ウクライナの美人首相のティモシェンコは、あの美貌に関わらず、エロビデオ販売でのし上がったんです。亀山会長がのし上がったのもエロビデオなので、なにか似たようなところがあるなと思いました。やっぱり、ギリギリ系のモノ、飲む・打つ・買う系のものって利益率高いのね。今まで表に出ることがほとんどなかったので、亀山敬司とは何者?一体何なの?亀チョクとは何?という人が多かったと思いますが、最近は顔出しせずに色々ネットなどに出ているので、知名度も高くなってきたと思っています。今までは、松栄立也氏が広告塔、看板役になってきましたが、亀山会長が最近、直接メディアで色々語っていることを見ると何か魂胆があるんでしょう。以前は、完全に黒子のように表に出てこず、松栄立也社長がスポークスマンというか、広告塔として出ており、存在すら隠していたような感じでしたからね。ここ最近のツイッターとかメデイアでの露出ぶりは何かあるとしか思えないんですよ。


●亀チョクの体験記



●亀チョク募集のページ 亀チョク募集ページ - DMM RECRUIT 2017

DMMの松栄立也とは一体何者なのか?【亀山敬司帝国の立役者】




ちなみにWikipediaがこっち

亀山敬司

かめやま けいし
亀山 敬司
生誕1961年3月
日本の旗 日本石川県加賀市
出身校石川県立大聖寺高等学校[1]
職業実業家
著名な実績DMM.comの創業
肩書きDMM.com会長
亀山 敬司(かめやま けいし、1961年3月[2] - )は、日本実業家。株式会社DMM.com創業者、同社会長。

来歴[編集]

石川県加賀市出身[1]。実家は海の家飲食店などを営む商家。1979年に石川県立大聖寺高等学校を卒業。高校では登山部や柔道部などに参加し、授業中は寝ていることが多かったという。高校卒業後、東京都大原簿記専門学校に入学して税理士を目指したが興味がなくなり、日商簿記検定1級に合格後中途退学した。
19歳のとき東京都六本木の外国人露天商に師事し、以後六本木原宿など都内のほか青森ねぶた祭など様々な場所でアクセサリーの販売を手掛けた[1]
1983年、妊娠した姉から、姉の経営する飲食店を手伝って欲しいと請われ、24歳で帰郷。雀荘バーなどの経営を経て1980年代後半にレンタルビデオ店を開業したところ成功し、周辺のレンタルビデオ店を吸収して5店舗ほど運営をするなど業容を拡大させた。やがて、空手家浜井識安が経営し北陸地方のレンタルビデオ業界で圧倒的なシェアを誇っていた株式会社ビデオシティ(のちにゲオ吸収合併)が加賀に進出することとなり、敗勢だった亀山は浜井に直接「フランチャイズになりますから、加賀に来ないでください。」と交渉し独立性を保ったままビデオシティの傘下となる[2]
将来レンタルビデオ業がなくなる時代が来ることを予感して制作プロダクションの立ち上げを考えたが当時は年間8000万円程度の利益しかなかったため、制作費の安いアダルトコンテンツに目を付け制作依頼して版権を取得。1990年にアダルトコンテンツの版権ビジネスを行うために地元加賀市で北都を創業した。委託販売形式による卸売業を通さない販売ルートの確保や販売時点情報管理 (POS) の開発・無料配布によるいち早い導入などで事業を拡大した[1]
インターネット黎明期であった1998年、松栄立也(のちにDMM.com社長)をITの責任者として採用し他社に先駆けてネット配信事業を開始した。1999年11月には、加賀市に株式会社デジタルメディアマートを設立(現:DMM.com[3][4]。現在は同社の会長を務めている。 2009年にサービスを開始したFX事業を皮切りにオンラインゲーム事業、英会話事業、3Dプリント事業(現:.make事業)、モバイル事業、ロボット事業など様々な分野の事業を手掛けている。
有名タレントを起用したCM戦略により事業に成長させた。その後展開した太陽光発電事業では参入企業が続々撤退する中、法人向けサービス・メガソーラーに特化することで、設置実績を伸ばしている。 近年、成長著しいオンラインゲーム市場で「艦隊これくしょん -艦これ-」に続き「刀剣乱舞-ONLINE-」をヒットさせ、DMM.comの会員登録者数を2000万人に迫る勢いで成長させている。 各事業でのグローバル展開も視野に入れており、2015年にはDMM.Africa[5]を立ち上げアフリカでの新事業もスタートさせた。
あまり目立ちたくないとの考えから長年マスコミを含む社外との交流を絶ってきたが、2010年代から会社の信用などのため取材などに応じる方針をとっている。ただし、顔の公開は行っていない。

    2016年8月11日木曜日

    太陽電池は300%失敗し、主力には絶対になれない【太陽光発電の倒産ラッシュ】

    太陽光発電、早くもブーム去り倒産ラッシュ瀕死状態で「不況業種」入りの兆候と言われていますが、それは、当初からわかっていたことで、補助金なしにはあり得ないビジネスだったんですよね。だって、過去に私が書いた記事を見てもわかりますが、コストが10倍違うんです。風力発電は倍ぐらいなので、頑張ればというところがありますが、太陽光発電は全く太刀打ちできないと。

    イニシャルコストが高く、太陽が出ていないと発電できないとなると意味が無いんですよね。さ~これから、倒産ラッシュが本格化してきます。



    太陽光発電の失敗は初めからわかっていた【蓄電できなければ、不安定な発電は意味をなさない】

    http://www.akudaikan.com/2014/10/blog-post.html


     1)コストが既存電源と比較するとペイしない
     2)火力発電・原子力発電と比肩するベース電源には成りえない(日射の問題で夜発電できない等)
     3)太陽電池は、二次電池などの蓄電技術とセットとなるものであり、現状の蓄電技術では無理である

     一般的な発電コストは下記が目安になります。 原子力発電は、下記数値が引用されていますが、最終処分や事故は起こらないことが 前提であり、実際のコストはこれを大きく上回ります。

      太陽光49円/kWh
      バイオマス12-41円/kWh
      小水力10-36円/kW
      地熱 11-27円/kWh
      風力10-14円/kWh
      水力8-13円/kWh
      石油火力14-17円/kWh
      LNG火力 6-7円/kWh
      石炭火力5.7円/kWh
      原子力5-6円/kWh


    2016年8月3日水曜日

    買収王永守重信の大型買収【一度の失敗もないM&Aの神様のエマソンの買収】

    天才経営者の永守氏、本当に円高に振れたその瞬間に買収とは本当に凄いなと思いますよ。米国エマソンエレクトリックのモーター・ドライブと発電機事業を12億ドル(約1228億円)で買収することを決めましたが、ソフトバンクの孫正義とは違い、危なっけも全く無く今回も間違いなく成功するでしょう。

    ARMの買収の時の発言で、永守会長が「社外取締役を務めているので、私もARM買収の議論の場にいた。孫さん(孫正義ソフトバンク社長)は30年~50年先を見て、3兆3000億円も出してARMを買収した。ただ、技術革新のスピードは速いので、私にそんな勇気はない。私なら3300億円でも買わないでしょうね」と答えたようですが、この言葉がそれを如実に表しています。また、「われわれは50社近く買収してきて1社も失敗していない。」と述べていますが、永守氏は、高値づかみだけは絶対にしません。本当に徳川家康のようなどれだけでも待つという経営者なのだなと思いましたよ。

    あと、ちょっと気になったのが出光と昭和シェルの合併、創業家が怒って、昭和シェルの株を40万株買って、合併を阻止しようとしているようですが、創業家の気持ちはよくわかります。だって、自分たちが作ってきた会社ですからね。それを外資とくっついて、その良き文化が無くなってしまうというのは耐え切れんでしょう。岡山の林原ではないですけど、は「会社を潰すなら自分の手で」というのも良くわかります。

    やっぱり、民族系の石油会社としてずっとやってきて、「海賊と呼ばれた男」がその原点としてあり、日章丸事件などがあるので、やっぱり外資とくっつくのは許せんのでしょう。ここは、本当に見ものだと思います。