2015年7月9日木曜日

東芝の粉飾決算事件は、日立との再編に繋がるか?【業界再編と生き残り】

東芝は、当時からやばいのはわかっていたことでしょう。ですから粉飾をして延命をしてきたのだと思います。リーマンショック前後にいろいろ買収をして、無謀な投資をしてきたことが全て裏目にでていることですし。特にウエスチングハウスの買収は、一兆円、二兆円単位の受注が年間で見込まれていただけに、フクシマの原発事故の影響はむちゃくちゃ大きいと思っています。フクシマの影響で真面目に減損の処理をしたら、簡単に債務超過になることは、多くの人が指摘していることなので、騙し騙しというところだと思います。傍目に見ても、原子力事業がダメだっていうのは3・11以後、明らかですからね。延命して徐々に処理をするということでしょう。あとは、NANDのメモリですかね。思いっきり市況に振り回されて大変だと思います。

日本は、人口が2011年で減少に転じて、国内市場は急速に縮小します。ですから、日立が東芝を飲み込んでしまうのもあり得なくはない話だと思います。三菱重工との合併でも良いかもしれませんが、個人的には、日立と東芝がくっついたほうが相乗効果は高いと思っています。

丁度良い時期に、中国の信用不安が出て、おそらくマーケットはクラッシュすると思います。そうすると影響は色々なところに間違いなくでますので、東芝は瀕死になり、どこかとくっつく可能性が濃厚でしょう。単独で生き残るには苦しいですから。

これは、歴代の経営者の責任問題に発展するのは当然ですし、その罪を償わないといけないと思います。財産を全部没収してもいいぐらいの勢いだと思いますよ。だって、確信犯なのですからね。経営判断の誤りが、ここまで影響を大きくしたわけですから。結局は、どこかに救済してもらわないと生き残れないってことなんですよ。

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