2012年9月24日月曜日

PDFとOCR【読み取り精度も上がったな】

いやいや仕事でアドビのSTANDARD Xを使って驚いたんですが、OCRの機能が付いているんですね。ですので、ワードやエクセルからPDFを作ったものじゃなくとも、スキャンしたデータとかなどから、文字を拾うことができるんですね。

それにしても、最新のものの認識制度は驚きましたよ。おそらく98%くらいはあるんじゃないでしょうか。十分使用に耐えうるものです。ホント、この分野って進歩が凄まじいな。10年前のOCRとか使い物にならないものが多かったですもん。


●ADOBE Standard X
http://www.adobe.com/jp/products/acrobatstandard/features.html

2012年9月9日日曜日

巨大化する法律事務所・弁護士事務所【日本と海外】

最近、法律事務所の巨大化が凄いですな。会計の世界では、ビッグ4と言うことで、アーンストアンドアンドヤング、PWC、KPMG、デロイトの四陣営になっているわけですが、法律事務所の巨大化も凄まじいですわ。ちょっと前まで、弁護士の在籍数が100人を超えていれば巨大と思っていたのに、今は、500人を越えるところもあるそうな。西村あさひ法律事務所を筆頭に、長島・大野・常松法律事務所、森・濱田松本法律事務所、アンダーソン・毛利・友常法律事務所、TMI総合法律事務所が五大法律事務所と言われますが、ちょっと前までは、森綜合法律事務所がトップで、後は渉外と言えば、アンダーソン毛利でしたね。最近は、企業法務だけでなく、M&A、デューディリジェンスを中心とした金融法務関係、それから知的財産権、倒産、事業再生など、今は本当にかなり多くのことを手がけており、海外が絡むことが多いので、一気に巨大化が進んだということです。ちょっと前の、証券化・流動化ブームで、REITを中心とした特需は終わりましたが、それ以外でも最近はM&Aが水面下でむちゃくちゃ忙しいようですね。

弁護士事務所の巨大化もですが、最近は、司法書士と行政書士にある程度の訴訟代理権が与えられて、費用が弁護士事務所よりも安いことがあり、サラ金の過払い特需があったように、忙しいところは、結構忙しいらしいですね。世界の法律のメジャープレーヤーは、ベーカーアンドマッケンジーやモリソンフォースター、リンクレーターズって有名なんですが、そういうところって、何千人も弁護士を抱えているんですよね。すげぇ。

こういう大手は、儲からない小額案件は扱わず、いわゆる企業法務という部分に力を注いでいます。そのなかでもM&A(買収合併)の分野は、扱う金額がべらぼうに大きく、日本では、ソフトバンクのヴォーダフォンの買収が記憶に新しいところでしょうか。また、医薬分野でも生き残りをかけるだけでなく、技術を持った研究開発型の企業を買ったりしたりもしています。特に、企業の買収の場合は、デューディリジェンスの割合が極めて大きく、資産査定に手間がかかるだけでなく、短い時間で結果をださないといけません。そのためには、様々な分野の専門家を抱える必要があり、これだけ肥大化してしまったということです。

様々な分野で巨人が現れ、中小では太刀打ちすることができなくなりましたね。インターネットという個人が世界へ情報を発信できるツールができたとは言え、交渉力では格差がありすぎます。頭脳集団が巨大化するのは世界的な潮流ですが、まさに都市銀行がメガバンクに集約されたような状況を彷彿とさせますね。


【日本の4大法律事務所】

西村あさひ法律事務所  (474名)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E6%9D%91%E3%81%82%E3%81%95%E3%81%B2%E6%B3%95%E5%BE%8B%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80
http://www.jurists.co.jp/ja/


【イギリスのBIG4】
アレン・アンド・オーヴェリー(5000人: Allen & Overy  )
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC
http://www.allenovery.com/
●フレッシュフィールズ・ブルックハウス・デリンガー (5000人:Freshfields Bruckhaus Deringer
http://en.wikipedia.org/wiki/Freshfields_Bruckhaus_Deringer
http://www.freshfields.com/en/global/

【アメリカの法律事務所】
●ベーカーアンドマッケンジー(10000人:Baker & McKenzie )
●ホワイトアンドケース


【世界のトップ100の法律事務所】
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_100_largest_law_firms_globally
http://www.ilrg.com/nlj250

●外資系法律事務所
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E8%B3%87%E7%B3%BB%E6%B3%95%E5%BE%8B%E4%BA%8B%E5%8B%99%E6%89%80

英国系
ハーバートスミス外国法事務弁護士事務所
クリフォードチャンス法律事務所
フレッシュフィールズブルックハウスデリンガー法律事務所
外国法共同事業法律事務所リンクレーターズ)
アレン・アンド・オーヴェリー外国法共同事業法律事務所
ポールヘイスティングス法律事務所
レイサム アンド ワトキンス外国法共同事業法律事務所
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
ホワイト&ケース法律事務所
外国法共同事業 ジョーンズ・デイ法律事務所
モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所 伊藤 見富法律事務所
スキャデン・アープス外国法事務弁護士事務所
ビンガム・マカッチェン・ムラセ外国法事務弁護士事務所 坂井・三村・相澤法律事務所



【世界4大会計事務所:ビッグ4】
●KPMG
  あらた監査法人と提携
  http://www.pwc.com/jp/ja/assurance/index.jhtml


●【四大厨は】外資系法律事務所専用スレ5【お断り】

2012年9月8日土曜日

冷凍技術と物流革命とセントラルキッチン【食糧革命:マグロ漁船、加ト吉にみる冷凍革命と金太郎飴方式】

国会で道路族が非難されることが多く、更にはストロー現象として地方が疲弊することが槍玉に挙げられるわけですが、高速道路や高速鉄道(新幹線)の普及により、日帰り圏が増え、出張が短期間になると同時に、都市圏が拡大しました。これは、私たちの日常のメリットを挙げた訳ですが、もっとメリットが大きいのが物流でしょう。物流はロジスティクスとも言われ、日本名は兵站です。要するに戦争用語で、後方支援とか補給とかを表す言葉です。ビジネスでも戦争用語が当たり前のように使われていますが、ビジネスって戦争なんですよね。保存食や冷凍食品も戦争からの派生だと思っていますし、食料配送もそのノウハウだと思っています。特に現代社会は、列島の大動脈とも形容されるように高速道路が寸断されたら、物流が寸断され、私たちの便利な日常生活が成り立たなくなってしまうんです。それを理解しないで、高速道路を一律、反対するのはどうなのかな?とも思っています。確かに、地方の利用率が低いところを建設するのはいかがなものかと思いますが、少なくとも首都圏においてはそれはないはずですので、ミッシングリンクと言われて機能が果たせていない環状線として、外環や圏央道、中央環状線はとっととつくって繋げてもらいたいもんです。糞詰まりになっていたところが改善するだけで、劇的な変化が見られたのは中央環状線の環七エリアが開通したことで実感された方も多いと思います。イオンやジャスコのようなGSMと呼ばれる大規模小売店やCVS(コンビニ)も、コールドチェーンと高速道路によって成り立っているところが大きいと思うんですよ。実際に、地震や台風、大雨なんかで高速道路網が寸断されたら、JIT(ジャストインタイム)のサプライチェーンが簡単に寸断されてしまいましたからね。今後、環状道路ができれば、大規模な物流センターがその周辺にできて、ビジネスをまた変えていくと思います。タイトルの「冷凍技術と物流革命とセントラルキッチン」がセットになって、私たちの生活を大きく変えたなと最近は本当に実感しています。この成功モデルは、海外でもコピーできますが、インフラが整っていないと無理ですからね。たくさん食糧が生産できても、劣悪なインフラのためその廃棄率が半分に及ぶと言われているインドなんかでは、高速道路網とコールドチェーンがきちんと導入されたら、劇的に経済は変わるでしょうが、現状では無理でしょう。仮にできたとしても30年くらいはかかるんじゃないでしょうか。

メリットとは、いわばデメリットとオフセットの関係にあり、便利になった反面、時間差などはあっても必ずデメリットが発生します。物流革命によって、それまで域内で完結していた生産活動等が、高速道路などの整備によって域外と短時間で結び付けられたことによって経済圏が拡大する反面、雇用が失われたりしている事実があるのも無視できない事実です。便利になる代償と言うのは極めて大きいんだなと思います。目先はメリットだなと思っても、中長期ではデメリットになることの代表例では、医療技術がありますが、最終的には地獄の沙汰も金次第と言うことになるのでしょうか。本当に、ここ最近思うのは、学問の功績というのは極めて大きいなと。先人が築き上げて土台があるからこそ、その先のステップに短時間で進むことができますからね。体系的に法則を示すだけでなくそれを多くの人が理解可能な形まで咀嚼して文章にするというのは、グーテンベルグの活版印刷の登場以降に加速度的に広がったものと思っていますが、やはり、直近のそれを加速度的に普及させた功績といえばインターネットと廉価なPCの登場と言っても過言ではないでしょうし、誰も異論は無いでしょう。何といっても、POS(Point Of Sales)販売時点管理システムなどにより、売れ筋商品、死に筋が瞬時に把握できるだけでなく、物流システムなどにより在庫状況も逐次把握できますからね。特にインターネットが学問や産業の発展に貢献した功績は極めて大きいです。

規格大量生産のお陰で、IT関係の機器は恐ろしく廉価になり、本当に、多くの人が簡単に手に入れられるほど値段は劇的に下がり、10年ちょっと前まではパソコンと言えば20万以上という価格も平気でしたものが、今はたったの数万円で手に入ります。携帯電話のスマートフォンもその範疇に入れると、5万円以内で世界にリアルタイムに繋がり、その一方で自分から世界に情報を発信もできるのです。特に携帯電話の世界的な爆発的な普及の後押しもあり、ネット人口は劇的に増えました。あとは、スマートフォンの登場やPDA、タブレットの登場が大きいでしょう。これが、バーコードなどを読み取る端末としても使われ、検品などにも流用できるわけですからね。専用機を買わずに済みますし、汎用性が極めて高まりますから。このように、ITがIT革命と呼ばれるように、様々な革命を起こしましたが、物流革命も極めて貢献度が高いと思っています。見える化って言葉が流行っていますが、数値化して多くのものが容易に管理できるようになった訳です。これは、IT機器が劇的に値下がりして、利用しやすくなったことがその背景にあると思います。

前置きが長くなりましたが、ネットの革命と同じように、物流革命や冷凍技術、保存技術の発展に伴って、街の風景も一変しましたね。良い面では、便利になったと。悪い面では、どこに行っても同じ風景になったと。ホント、前にも話したことがあるのですが、大手の東京資本の会社が金太郎飴方式でチェーン店を全国に拡大したんですよね。これは、MNC(多国籍企業)の展開パターンと全く同じです。ビジネスモデルを作り、スケールメリットで拡大をすることなんですよね。特に、保存技術や物流革命が小売や企業戦略に貢献したその貢献度は極めて大きいと思っています。なにせ、冷凍することによって、保存が利き、目の前で作らなくてもすむようになりましたからね。知ったかぶりをする人が「こりゃ冷凍だから」とかグルメぶっていますけど、そういう人でも恩恵をむちゃくちゃ受けているのは明白ですからね。冷凍技術がなかったら、廉価にあれだけバラエティに富んだメニューは提供できませんから。あとは、家庭での料理の負担もメチャクチャ冷凍食品のお陰で減りました。それにメリットは長期で保存できることですからね。お米なんかの穀物も長期の保存に適していますが、生鮮食料品なんかは、一週間以上保存するのには適していないものが結構多いですから、冷凍技術のお陰で、外食が変わった以上に、家庭の料理環境も変わったと言えるでしょう。冷凍という技術が一般的になる前は、捨てるという選択肢しかなかった訳ですが、冷凍し保存することによって、収穫期を気にすることなく、そして原料だけでなく、加工品をも保存できることができるようになったことによって、家庭の生活スタイルも大きく変わったと思います。買い物に費やす時間と調理に費やす時間が冷凍食品によって劇的に減った家庭もあるかと思います。主食って、保存のしやすさから穀物が主役となっている訳ですが、これが変わる可能性も十分にあるのかなと思うことがあります。何といっても、農耕の概念って、定住をするようになってから、いわゆる農業革命の根本を成すものだと思っているんですよね。それよりも、狩猟中心の定住をせずに、色々なところを転々としていた時代って言うのが私の立場からすると想像できないんですよね。まぁ、人口が急激に増えたのは、農耕技術の進歩や保存技術を確立したっていうのもありますが、それにしても人類は短期間にえらい勢いで増えたもんです。

冷凍技術といえば、マグロ漁船がその走りだと思いますが、やっぱり身近なところでは、加藤吉次郎氏の加ト吉(テーブルマーク)でしょう。讃岐うどんを冷凍技術をもとに全国に広めた功績は極めて大きいと思います。加藤氏は、会社が大きくなっても自ら駐車場で交通整理をしていたという話を聞いたことがあります。小さいころに苦労して、そして会社を大きくしただけに、循環取引などの不祥事があったり、JTに公開買い付けをされたりなど、私が想像していた加ト吉の将来像とは違ったものになってしまったのは残念でしたが・・・・。最近では、ABI 株式会社(アビー)が生み出したセルアライブシステム冷凍(CAS冷凍、CAS凍結、細胞蘇生システム)、リキッドフリーザ、トンネルフリーザなども徐々に浸透しているようで、今まで冷凍に適さなかったものまでも冷凍することが可能になって、驚きました。今後も冷凍技術は進歩し、冷凍庫の問題さえ解決できれば、食糧問題は、かなり解決できるんじゃないかと思いました。ちなみに、これらの技術は、再生医療にも用いられていると聞き、二度驚きました。まだ、発展の余地のある冷凍技術ですが、CAS技術以外にも、ある物質を微量混ぜると氷点下でも凍らないものもあるとのことで、今後も技術革新は進みそうです。ひょっとすると腐ると言う概念、常温保存という概念から、微生物を活動させない又は成長を促進させない技術が出てくるかもしれません。

さて、冷凍技術の他は、HACAPのような食品の管理手法が体系的になったおかげで、食中毒がどのレベルで起きるのかとか、どうやったら菌を殺すことができるかというのが学問的に究明されて、体系化することができましたから、そのようなメリットも極めて大きいと思っています。このような単体でみるとそれほどインパクトはなくても、それを組み合わせて使うことができれば、いろんな商機が生まれます。商売に目ざとい人は、このようなところに嗅覚をつかって、ビジネスチャンスを生み出しているのでしょう。街道沿いに全国で同じような風景になってしまって、服や外食、スーパーまで同じような光景になりましたが、これも冷凍技術、物流革命、セントラルキッチンのお陰だと思っています。特に、外食はこの三つが絡んでいるだけに、完全に金太郎飴式のビジネスモデルだと思っています。ガスとやバーミヤンなどを展開するスカイラーク、そしてイタリアンを見事にファミレスにしたサイゼリア、ジョナサン、デニーズ、ロイヤルホストなどは冷凍技術とセントラルキッチンの恩恵を受けて、ここまで遍く普及したと考えています。まぁ、ロードサイドが全国どこでも同じような景色になってしまったという弊害もありますが・・・・。製造業においては、製造工程のノウハウ、特に素材系は、熱処理などや低温脆性、水素脆性、応力破壊など、気の遠くなるようなノウハウの蓄積が必要ですが、サービス業はそのような極めて時間がかかるような制約が少ないため、戦略がしっかりして、顕在的・潜在的需要の分析ができれば、短期間でのし上がることも可能です。食料品関係は、保存技術と冷凍技術はまだまだ未知の技術が山ほどありますが、概ね主要な骨格は確立された言えるので、あとは生産のところでしょうか。植物工場とかもできてきていますし、バイオ関係の今後の技術革新が楽しみですね。

日本は、世界各国に先駆け、少子高齢化が進み、成熟社会から衰退社会に突入します。便利になったインフラ、そして運営などのソフトウェアも世界一と言っても過言ではないほどの充実度ですが、衰退の時代、どうなるんでしょうね。国がこういうところに、補助を出したり、あとは税制面でメリットを与えたりして援護射撃をすれば、将来的に国益に繋がると思うんですけどね。

日本での成功モデルを、雁行型(キャッチアップ型)の経済発展をした東南アジアなど、日本の成功モデルをほぼそのまま当てはめていますが、どうなるんでしょうかね。知恵と言うのは、出すのはタダです。いくら考えても出費はありませんし、お金はかかりません。おそらく、人類の英知でなにか画期的なものが見つかるでしょう。


●セントラルキッチン
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3

●冷凍食品
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%B7%E5%87%8D%E9%A3%9F%E5%93%81

●コールドチェーン
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3

●サプライチェーン
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

●ロジスティクス(兵站)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B9

●食品も細胞を組成させる「魔法」を作りたい
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001201
 ABI 株式会社(アビー)の技術です(セルアライブシステム冷凍)
  CAS冷凍、CAS凍結、細胞蘇生システム

2012年9月6日木曜日

即死寸前のシャープ【根抵当権が付き、ホンハイも傍観する】

前からシャープのことは何度も書いていますが、いよいよ終わったなと。本当に20年前に日本の電機業界が栄華を極めたことが信じられないです。しかし、歴史は繰り返すのです。四大文明も衰退し、かつてのフランスやスペイン、ポルトガル、イギリスの威光は今はありません。日本も同じで、「いつか来た道」なのだと思います。本当に既視感があります。

確かに経営者の責任も大きいのでしょうが、余りにも時代の変化が早すぎました。そして、中進国と発展途上国の追い上げが余りにも早すぎました。

それにしても、連結で4万人を超える従業員を抱える会社が大阪市阿倍野区の本社ビルや事業所のほぼ全てに根抵当権を設定されるって尋常ではない事態です。それは、抵当権ではなく、根抵当権ですからもっと深刻です。

台湾の鴻海(ほんはい)精密もホントやり手だなと。おそらく、徹底的に買い叩くでしょう。本当に百戦錬磨の郭台銘会長に勝てるはずないですし、完全に足元を見られていますからね。

 シャープは、3千億超円のコマーシャルペーパー(CP)の償還期限が9月末に迫っているだけでなく、他にも借金が山のようにあり、本当に経営者や従業員は眠れない日々をすごしていると思います。また、取引先も数千社にもおよび、シャープの取引割合が5割を越している会社もかなりあると思います。本当に、従業員や取引先の方の心境はお察ししますが、本当に世界は新たなパラダイムに入ったのだなと思いました。


●シャープ勤務30代「一生安泰といわれたのに人生設計狂った」
http://www.news-postseven.com/archives/20120903_140813.html

●「もう何も期待できない…受注ゼロに」 取引企業、シャープ失速に悲鳴 (1/2ページ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120827/bsb1208271616001-n1.htm

●困窮シャープを揺さぶる“ワンマン救世主” ドタキャン理由にあぜん (1/4ページ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120908/bsb1209080710003-n1.htm

●シャープ、なぜここまで崩れ落ちたのか 栄華極めた液晶の限界(1/3ページ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120902/bsc1209022118004-n1.htm

2012年8月26日日曜日

声紋認証 【コールセンターでも導入済:開けゴマと将来はなるのか?】

以前、洒落で買ったことがあるんですが、イスラエルのトラスター。これって、あまり使えなかったんですが、嘘発見器とか声紋認証とか使えるんじゃないかなーと思っていました。先日、クレジットカードの再発行で、コールセンターへ電話をしたんですが、こういうときに認証する技術って、結構約に立つんじゃないかなーって思いましたからね。

あと、個人的には声紋認証って、指紋や網膜認証とかと違って、結構気楽でいいと思うんですよ。声を録音されて、それを再現されたら・・・・っていう問題や風邪を引いて声がでないときはどうすんの?っていう突っ込みもありそうですが、認証技術の一つとしては面白いと思います。


●声紋認証 簡単で速く、信頼性の高い生体認証、特別な認証デバイスは不要 http://www.nuance-jp.com/application/Voice.html

●イスラエルの嘘発見器のトラスター(Truster)
 http://park3.wakwak.com/~million/hits/truster.htm
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC

2012年8月12日日曜日

生乾きの臭いの原因と洗濯機の掃除【細菌が原因だった】

梅雨の時に、洗濯物であるシャツの生乾きの臭いが気になったので、その時から、シャープのプラズマクラスター機能付きの除湿機を使い、さらにPANASONICのナノイーを使い、更には念を入れて洗濯機を洗濯機クリーナーで塩素系と酵素系、酸素系とそれぞれ使って掃除をして、わかめみたいなカビの付着をとったら、すっかり臭いがなくなりました。あとは、良く聞くのは、お湯につけて、モラクセラ菌を死滅させるのがいいって言う話ですね。ライオンの部屋干しトップを使っても、完全にはなくならなかったので、色々模索しておりました。場合によっては、服とかを煮沸するといいらしいですね。靴なんかも。ただ、変色等には気をつけてください。

それにしても、プラズマクラスターやナノイーの効果って凄いですわ。調べてみると、菌の構造を壊して、死滅させるそうな。胞子も壊してしまうそうな。なんか、目に見えみえないレベルのバクテリアの話だと分かりませんが、我々の身の回りでの細菌の働きって驚くべきもので、馬鹿にしちゃいかんですわ。

ビールやパン、納豆やヨーグルト、キムチなどもみんな細菌の働きですし、あとはペニシリンや抗生物質なんかもそうです。それにしても、こんなことで、臭いが消えるとは、驚きでしたわ。

匂いの原因となる菌が発生する条件と言うのは、下記があり、ひとつでも欠けると菌は増えないそうです。高温多湿となる梅雨や夏の時期は本当に、菌が増える要素がたくさんありますので、どれかひとつでもなくすようにすれば、生乾きは激減するようです。あとは、ワキガでしょうか。あれも、下記の三つがそろうと発生して、なんとも言えぬ匂いがでてくるとのことです。

1)温度
2)湿度
3)菌

梅雨の時期は外で干すのは大変でしょうから、部屋干が中心になると思います。ただ、部屋干ですとどうしても生乾きになってしまうのも事実ですので、除湿機を使うのが良いのかなと思っています。除湿機の効果って驚くほど高くて、6畳程度の部屋で、仕事中に除湿機をかけておくと2リットルくらいの水が取れます。梅雨の時期はカビ臭かったのが一気になくなり、さらにはフローリングの床も今まではなんだか反っていたのが、直ったような気さえします。エアコンでのドライですが、効果ははっきり言って薄く、除湿機専用機に勝るものはありません。私がカビや湿気からバイバイできたのは、除湿機があったからと言っても過言ではありません。

冗談抜きで、部屋での快適度が変わりますよ。ネットでの除湿機の感想のブログって少ないんですが、探せばその効果を垣間見ることはできるのかなーと思っています。それにしても、私たちの身の回りにいる菌がいろいろ悪さをしているのを知り驚きました。

靴なんかも結構臭くなることが多く、生乾きになることが多いですが、これも熱湯で消毒をしたり、あとは私なんかは、重曹をスプレイしています。これが意外にも結構効くんですよ。驚きました。


●洗濯後に発生する衣類の悪臭の原因菌を解明 発表資料: 2011年05月26日
  http://www.kao.com/jp/corp_news/2011/20110526_001.html

 http://www.youtube.com/watch?v=OTDzPdn0OZc&feature=player_embedded

●モラクセラ菌
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%A9

●SHARPのプラズマクラスター・プラズマクラスター除湿機

●パナソニックのナノイー・除湿機

2012年7月29日日曜日

産業別の市場規模と就業人口

これみると、すげーな自動車業界。まだ、就業人口は調べてませんが、あとで調べヨット






主な産業 平成21年度

アニメ   2500億円
人材派遣  9939億円
ゲーム  3兆0898億円
アパレル 4兆1004億円
IT    4兆7863億円
運送   6兆1516億円
コンビニ 6兆5063億円
鉄鋼   13兆4168億円
鉄道   13兆4229億円
建設   15兆0862億円
食品   16兆8216億円
スーパー 18兆8390億円
石油   20兆6647億円
銀行   20兆6790億円
パチンコ 21兆0650億円
外食産業 32兆3542億円
自動車  43兆9814億円


●公営ギャンブル
JRA    2兆4275億円
宝くじ   1兆0419億円
競艇     9257億円
競輪     7913億円
地方競馬   3757億円
オートレース 1049億円



●総務省の
日本の産業別実質国内生産額(市場規模)の推移
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h18/data/html/i4300000.html
●統計庁


ちなみに、会社別の売り上げは




順位 企業名 コード 業種 市場名 売上高
1 トヨタ自動車 7203 輸送用機器 東証1部 18.5兆円
2 日本電信電話 9432 情報・通信業 東証1部 10.5兆円
3 日立製作所 6501 電気機器 東証1部 9.6兆円
4 JXホールディングス 5020 石油・石炭製品 東証1部 9.6兆円
5 日産自動車 7201 輸送用機器 東証1部 8.7兆円
6 本田技研工業 7267 輸送用機器 東証1部 7.9兆円
7 パナソニック 6752 電気機器 東証1部 7.8兆円
8 ソニー 6758 電気機器 東証1部 6.4兆円
9 日本たばこ産業 2914 食品業 東証1部 6.1兆円
10 東芝 6502 電気機器 東証1部 6.1兆円
11 豊田通商 8015 卸売業 東証1部 5.7兆円
12 三菱商事 8058 卸売業 東証1部 5.5兆円
13 東京電力 9501 電気・ガス業 東証1部 5.3兆円
14 三井物産 8031 卸売業 東証1部 5.2兆円
15 セブン&アイ・ホールディングス 3382 小売業 東証1部 4.7兆円
16 イオン 8267 小売業 東証1部 4.6兆円
17 第一生命保険 8750 保険業 東証1部 4.5兆円
18 三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 銀行業 東証1部 4.5兆円
19 富士通 6702 電気機器 東証1部 4.5兆円
20 丸紅 8002 卸売業 東証1部 4.3兆円