2014年5月24日土曜日

DNA鑑定や監視カメラなどのメリットとデメリットを踏まえた今後の社会の変遷 【ASKAの薬物使用に思う】

チャゲアスことCHAGE and ASKAのASKAさんが、覚醒剤を隠し持っていたとして逮捕された事件で、ここ最近はマスコミでいろいろ報道をされていますが、週刊誌などでも、大手人材派遣会社の政官財のVIPを接待するための迎賓館のことや接待役を担っていた女性のことが書かれていますが、生々しかったのは、精液の付いたティッシュが家宅捜索で見つかり、この女性とASKAさんが体の関係を持っていたことが書かれていたことです。警察の情報なんでしょうが、こういうことまで容赦なく暴露しますからね。

さてさて、DNA鑑定が証拠として世の中の大前提を大きく崩し始めたのは、光GENJIの大沢樹生氏の奥さんであった喜多嶋舞との間での法律上の長男が実は違っていたこと、更には賛育会病院の新生児取り違え事件でもそうですが、おかしいと思ってDNA鑑定をしたらやっぱり身内ではなかったと言う事件が最近立て続けに発覚しているように、静岡の袴田事件でも何十年前の事件ですがDNA関係で実は、違ってました・・・・と言うことがわかっただけに、本当に画期的な証拠手段だなと思っています。まぁ、これは警察や検事が自白を強要していることがいろんな事件で明らかになっているように、でっちあげがその背景にあるのがそもそもの原因なんですがね。刑事訴訟法などで色々規定されていることが実際は行われておらず、自らの実績を上げるために冤罪を作っていると言うのは由々しきことですが、これが現実なんです。

今後、この流れは大きく変わってくるでしょうね。あとは、冤罪とは逆に片山祐輔氏の事件ではスマホからDNAが見つかりPC遠隔操作ウィルス事件で、自作自演がバレてしまったことがありますね。あと、監視カメラが江ノ島で彼を捉えていたことから、遠隔操作の事件は急展開をすることになりましたが、DNA鑑定と監視カメラが今後の世の中を大きく変えることになると考えています。但し、DNA鑑定も万能ではありません、試料の採取と保存過程での人為的なミス若しくは、意図的な過失があれば、冤罪を生んでしまうことにもなります。

ここ最近は、パトカーに録画装置が付いているものを結構見ます。あとは、取調べでも可視化ということで、その過程が見られるようになっているとのことです。おそらく、記憶媒体や録画装置が安くなっていることからこれらは、標準化される流れにあるんじゃなかろうかと思っています。一方で、ドライブレコーダーや取締時に被疑者が録画するケースもあり、Youtubeなどで違法な取締がアップロードされたりしているのを見るとこれらが抑止効果になっているんじゃないかと思っています。


■捜査手法を変えるだけでなく、個人行動や企業活動をも変えてしまう手段
 1)DNA鑑定
 2)監視カメラ、Nシステム(自動車ナンバー自動読取装置
 3)GPS(Global Positioning System, GPS, 全地球測位網)
 4)携帯やメールなどの履歴情報
 5)SUICAなどの情報

作家ジョージ・オーウェルの「1984年」は、監視社会の到来を予言していますが、まさにそれが現実のものになったといえると思います。街中には無数にある監視カメラによって、そして電車や車での移動もリアルタイムに監視カメラやNシステムによって記録されており、その点と点が線に結び付けられるのもそれほど難しいことではないと思っています。特に監視カメラは、顔認証システムが導入されるとしたら、ものすごい勢いで、紐付けのシステムに繋がると考えています。

あとは、SUICAの履歴販売が少し前に話題になりましたが、あれって最近話題のビックデータ、そしてデータマイニングからわかるように、とっても有用なデータなんですよね。性別や居住地などの属性から買い物の嗜好、さらには良く使う交通手段まで把握できてしまうということは、解析すれば、何が一番効果的かがわかると。これって、グーグルのGmailなんかやGoogle adsenceなどがそれをもっとも利用しているものだと思うんですけど、データを解析して、利用者が欲しいものをピンポイントで提示すると言うとっても効果の高い手法な訳です。

あとは、ドコモもSuicaと同様のことをやっていると知り驚きました。匿名でのデータ提供と言うことでしたが、位置情報と属性情報を提供するサービスがあるとのことでした。さらに言えば、ドコモはスマホなどのトラフィックも把握しているでしょうし、やろうと思えば、各通話内容・通信内容からどんなことをしているのかも把握できてしまうでしょうから、個人の行動が丸裸にされてしまうわけです。

犯罪捜査の仕方も当然、大きく変わってくるでしょうね。ある地域の怪しい通話をピックアップできるようになれば、検挙率も驚くほどあがるでしょうし、GPSなどや位置情報などを正確に把握することができれば、クレジットカードの与信管理ではありませんが、過去の怪しいデータの蓄積などからの類推で怪しい人をピックアップできるでしょうし。

農業革命、産業革命に続く、第三の波としての情報革命は、今までにないスピードと概念で世の中を変えていますが、今まで平和であった家庭をも簡単に壊してしまうでしょうし、これが極めて大きな犯罪抑止力にもなりえます。今後、いろんなビジネスが出てくるでしょうし、あとは国民総背番号制や場合によってはDNAの登録なども議論としてでてくるでしょうから、技術革新と世の中がどう動くか気になるところですね。



●大沢樹生が喜多嶋舞との長男と思っていたところ、父子確率0%【DNA鑑定が及ぼす影響】
http://www.akudaikan.com/2013/12/dna.html

●賛育会病院の新生児取り違え事件【権利の上に眠る者は保護に値せずと言われるのは・・・・】
http://www.akudaikan.com/2013/12/blog-post.html

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