日本が高温多湿なのはわかりますが、それにしても26年とは短すぎます。マンションにしても、一戸建てにしても、それほど長期間持たないような造りのものが多いように感じますが、リフォームで延命するより、建替えをしたほうが良いという考え方の人が多いのでしょう。ただ、住宅とは車のような高額な耐久消費財とくらべても一桁値段が違い、場合によってはもう一桁多くなります。
多くの人が2500万円から5000万円ぐらいのレンジの中でマンションや戸建てを買っているのだと思うのですが、正直、5000万円を超えると、よほどの高所得か、親などからの遺産相続や贈与などがなければ、一般家庭はやっていけません。
今、日本はマンションの建築ラッシュですが、空き家率が全国で3割などと言われているなかで、これが将来廃墟になるのは目に見えています。その点、欧米は既存の資産を活かしており、無駄なことはしていませんが、日本は、大量生産大量消費型の経済をそのまま行っており、素人目にみてももったいないなと思っています。
確かに普通の作りであれば、40年ぐらいすれば木造住宅はガタガタになります。あとマンションでも大規模修繕が二回ぐらいおこなわれているぐらいで、あと20年ぐらいは大丈夫でしょうが、50年を超えると設備など色々なところで不備が出てくると思います。この辺、メンテナンス性を考慮できた建物がつくれていたら、住宅に回せるお金を他に回すことができたのだなと思います。
とは言っても、この500兆という数字は、日本の医療費の膨張ぶりに比べると本当にすくないもので、医療費がこれぐらいであれば、15年ぐらいで使い切ってしまいます。やはり、医療費問題が一番の過大なんですよね。
ただ、住宅問題も欧米人に聞いてみたいと思うんですけど、この負担がなくなれば、他にその費用を回せることになるので、経済はガラッと変わると思うんですけどね。ただ、建設業界、不動産業界にとっては、マイナスなのは間違いないですけど。
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