2012年7月29日日曜日

鬱病と戦う友人と現代社会の問題

私の学生時代の友人が鬱病に罹患し、数年間無職で居ることを知り、とても驚いたと同時にショックを受けました。ホント、自分のことのように、辛かった、悲しかった。人の何倍も勉強をし、人の何倍も働いてきた友人だったからです。とても性格も良く、友人を助けてくれるような人だったので、人事とは思えず、うつむく彼を見て、辛くて辛くて私が泣きたい気持ちになりました。

他にも鬱病になったり、自殺をした人がわたりの周りには何人も居ます。事故で亡くなった人もいます。その数は、同年代の他の人に比べると少なくはないでしょう。本当に世が世なら、こんなことにはならなかったと思っています。今、日本は、鉄道で人身事故が毎日のように起き、電車が遅延していると聞きます。その数は、交通事故で命を亡くす人よりも多いと聞きます。いつからこんな世の中になってしまったんでしょうか。


やはり、社会のシステムが変わりすぎ、私たち人間に非人間的な行為を押し付けているというのは、時代が便利になっても、人間までは便利にならなかったということの皮肉でもあります。

2012年7月28日土曜日

グループウェアの今後とロータスノーツ、サイボウズ、Google Appsの三つ巴の比較【将来的にグーグルが寡占するのか?】

個人的には、ロータスノーツの使用歴が一番長いんですけど、いま、日本じゃサイボウズのガルーン・サイボウズオフィスが一番多いみたいですね。ちょっと前までは、大企業じゃ殆どがロータスノーツでした。ウィキペディアのデータによると都市銀行などは100%と言うことですし、官公庁でも、多く使われているということですしね。ただ、Googleの検索機能の素晴らしさを知ってしまうと、他がどうしても駄目に見えてしまうんですよね。瞬時にしかも膨大なデータのなかから検索をしてくれるものって他にないですから。その意味では、社内文書の検索にグーグル先生が使えるGoogle applianceなんかはGoogle appsと統合されて、グループウェアとして提供されたら本当に脅威だなと思います。だって、PDFも勝手にOCRをかけてくれるのか、検索対象になりますからね。おそらく、他のファイル形式に至っても、同じような感じだと思います。この辺の技術は、他の会社が束になっても敵いません。

しかし、新卒で入った会社でロータスノーツを使ったときは衝撃的だったな。勤怠申請や会議室の予約、慶弔やイベントなどの電子掲示板、給与振込のための銀行口座の変更、電子旅費清算、後は会社の技術のデータベースとかいろんなものが一つになっていて、驚いたな。まぁ、社内のデータベースであるドキュメントの管理面では、使い勝手は、今となってはクソみたいなものですけど、当時はかなり驚きました。まぁ、ドキュメントの管理は、共有サーバーを使っているところが8割以上の会社になると思うんですけど、勝手に消しちゃったりとか、版が上手く管理できないとか、そういった課題も結構あると思うんですよね。どこも抱えている問題は同じだと思いますよ。ただIT革命以降、ITが解決したものってとてつもなく大きいと思うんですよ。しかし、便利になった反面、効率化が進み、省力化で人が必要なくなったという負の側面もありますがね。パソコンがなく、メールも無く、携帯電話の無い時代は、どうやって仕事をやっていたんだと思いますもんw

サイボウズも使ったことがあるんですが、デザインがしょぼいんですね。使い勝手はそれほど悪くは無いですけど、なんだかフォントやデザインなどが洗練されていない気がします。あと一番の問題は、ASPの一番のボトルネックかもしれませんが、アクセスが増大すると、繋がらないことですね。これは、出社直後とかに見られます。そこんところの分散処理をどうするかってことがクリアできたらシェアは大きいので、そこそこいけるんじゃなかろうかと。その点、これから期待できるのはグーグルAppsですね。個人的には、グーグルの検索機能は一番ですし、Gmailで蓄積した使い勝手や便利さが、グループウェアにも反映できると思うんですよ。クラウドがどんどん広がっている中、社内での管理コストの高さを嫌気して、シフトが進むんじゃなかろうかと。企業でも結構なところがGoogle apps 若しくはGmailを利用していますが、大学でもGmailの利用率が高いのは驚きました。まぁ、就職活動にはスケジュール管理が必須だし、メール検索も超楽だし、あとは今はスマホを持っている学生がデフォでしょうから、パソコンとスマホが連携できるGmailは当然と言えば当然ですがね。プライベートでGmailを使っている人も相当数に上るので、プライベートで使っているメーラーと同じっていうのも評価が高いです。

グーグルが本気をだしたら怖いなと。おそらく、この分野にもすぐさま出てくるでしょうし、既存のノーツやサイボウズのマーケットをすぐに奪うでしょう。だって、Gmailは多くの人が使っていて、使い方も分かっていて、むちゃくちゃ便利ですからね。hotmailなんか比べ物にならないぐらいユーザー数も多いですし、使い勝手もいい、そして容量もアホみたいに大きいですし。まぁ、時間の問題でサイボウズも食われるでしょう。次は、冒頭でも言った、Google エンタープライズというかグーグルアプライアンスですね。これは、グーグルのインターネットの検索機能をそのまま社内に持ち込めるものなんです。社内にサーバーを置くことで、文書の検索ができるものなんですけど、こういうところからグーグルが囲い込みを進めるんじゃなかろうかと思っています。それにしても、マイクロソフトもすごいなと以前は思っていましたが、グーグルの方がもっともっとすごいです。マイクロソフトは、斜陽になりましたからw

ノーツって確かに便利ですけど、どうしても構築に費用がかかってしまうため、社内に専任の技術者を置かないといけないんですよね。あとはバージョンアップの問題など、いろいろあります。正直、10年前は良かったのでしょうが、Saas型と言ったら良いんでしょうか、ASP型みたいな形で、クライアントに依存しないようなものがいいんじゃなかろうかと思っています。この辺は、将来的にバックアップも兼ねて、社内でミラーリングをしながらサーバーにアクセスをするとか言う処理の仕方もでてくると思います。もともとインターネットってそういう概念ですから。ノーツはノーツ自体、そこそこ使えるんですけど、何がクソかというと、検索が一番クソです。情報の山に埋もれてしまうんですよね。今の時代、情報をいかに有用に使いこなせるかというのは、検索というのが一番のキーポイントになると思います。データベースって何が大切かというと、使い古された言葉なんですけど、使いこなせるかってことなんですよね。なんでもそうですけど、「使いこなせる」って大事だと思います。

それらを考えると、グーグルってこれから牙をむいてきそうな気がするんですよね。いままで、私は、グーグルのことやアマゾンのことを頻繁に書いてきましたが、グーグルの脅威とアマゾンの脅威は、まだまだ世の中を変え続けると思います。なんなら、サイボウズを買収しても良いんじゃないかなって思いますよ。つーか、グーグルが本気出したら、サイボウズなんか簡単に乗っ取れるでしょうしね。Google Appsも結構使う企業が増えてきましたが、データベース機能や掲示板機能が標準でないってことで足りないところもありますが、なんと言ってもメール機能がGmailと同じものが使えるって言うのが一番大きいですよ。正直、Gmailを使うと他のメールソフトは使えないですから。検索は圧倒的というぐらいの早さですし、使い勝手も相当考えられている。ノーツやマイクロソフトのEXCHANGEのOutlookの会議召集機能とか、他社のグループウェアの良いところをおそらく徹底的に分析して、バージョンアップでこの分野で存在感を示してくると思います。多くの企業がそれぞれの考え方や資本系列で選ぶことも多いのでしょうが、最終的には使い勝手でグーグルが将来的に市場を寡占すると私は考えています。理由は二つあって、Gメールやスケジュール、検索分野で培った知識が即反映できること、そして資本力が半端ないことです。あとは、スマホとの親和性も極めて高いのもポイントだと思います。この点は、無料の個人向けのサービスの提供と検索データ収集・分析から属性とニーズが得られたものってとてつもなく大きいと思います。

IBMは、Thinkpdのレノボへの売却からも分かるように基本的にハードウェアからソフトウェアに路線を移し、メインフレームからの脱却も進めましたね。ロータスの買収は、どれくらい寄与したんですかね。あとは、2000年のドットコムバブルの時のオラクルの勢いですけど、いまはなりを潜めていますね。データベースといえばオラクルっていう時代もありましたが・・・・・・。あとは、ERPの台頭ですかね。これもある意味、データベースと言っても良いんですけど、SAPも大企業を中心に導入されているわけですが、企業の方向性が気になるところではあります。

個人的にはグーグルアプライアンスって使ったことがないんですが、グーグルの検索機能のイントラネット版のような感じらしいです。これがあれば、社内で数割の人が削減されるくらいインパクトがあると思うんですよ、きちんと使いこなせれば。なぜかって言うと、多くの人はだいたい同じところで躓いていることが多く、更には同じような文書が同時並行で他の人に書かれていることも多いですし、組織が大きくなればなるほど、無駄があるんですよ。あとは、自分の作った文書ですら上手く探しきれないくせに、他の人の作った文書が探せるわけないと。グーグルの検索のアルゴリズムは、完璧とは言えないものの、日々改良を重ねて、あいまい検索などで、かなりの精度で欲しい情報を手に入れることができます。世の中にはHPやブログで全世界に情報を公開していても、検索に反映されず、データベースにすらキャッシュとして反映されていないものもあると思いますし、あとは検索のアルゴリズムが適切ではなく、本来上位に表示されるものが下位に表示されてしまっているケースもあると思いますが、現在のスコアリングのシステムで凡そ、8割以上のニーズを満たせていると思うので、グーグルは極めて優秀だと思います。これから、どうやってビジネスを変えていくのか、楽しみなところがありますね。おそらく、SNSのような機能も組み込んだ形でグーグルが満を持して市場に登場し、シェアをかっさらっていくような気がします。

入れる文字が間違っていても、あいまい検索の機能とか、普通にグーグル先生に聞いていて、自分が入れようとしていたものが予測検索ででてきますからね。あとは、検索するキーワードの高さもグーグル先生は知っていて、それを提案してくれます。これって、グーグル先生が、私たちのGmailやスケジュール、それから検索したときのデータ、Google analyticsなどで蓄積したデータを分析したものなんですよ。いわゆるビックデータって奴ですね。無償で私たちが提供を受けているものって、実は宝の山で、個人情報の宝庫であるのはいうまでも無く、どんな属性の人がどんなものが欲しいかって言うのがわかるんですよね。これって大きいなと思いますよ。ですから、ピンポイントの攻撃ができますし、グーグル先生って、私たちが何が欲しいのかとか、どんな傾向があるのかってのも、わかっているんですよw POS(Point Of Sales:販売時点管理システム)がコンビニなんかで導入されていますけど、あれも天気や属性、場所、天気、温度、地域性などのデータが本部で分析されて、僅か50平米程度の平均面積の店舗で売れ筋商品を提供する訳なんですけど、それのWEB版だと思っていただければ解りやすいと思います。でも、もっと緻密なのは、コンビニとかみたいに、売る側が提案してきたものを私たちが買うというビジネスモデルではなく、グーグルは、私たちがどんなものがメールや検索データからわかっており、それをピンポイントで提供できることなんです。通常のニーズだけでなく、ロングテールの法則のニーズも取り込むので取りこぼしがないんですよ。それぐらいグーグルってすごい情報分析力を持っているんです。おそらく、社内の文書管理システムやグループウェアなんかでもグーグルがいままでのノウハウをつかって、素晴らしいサービスを提供すると思います。Google appsのような企業向けのサービスが他のサービスでも本格化するのは目に見えていて、どれだけ成熟化させて市場に投入するかですよね。グーグル帝国はあまりにも巨大化しすぎて、もはや立ち向かうことができない巨人です。Sierなんかも、そのうちシステムなんかでグーグルが競争相手になることがでてくるんじゃないかと思っています。だって、データベースなんて応用が殆どですし、昔のメインフレームの時代のシステムって思想も古すぎますけど、今のWEBベースのシステムなんかは、汎用性が極めて高いものが多いですからね。知れば知るほど、グーグルの脅威を感じます。この辺りは、私が金太郎飴方式で様々な分野に触手を伸ばしているアマゾンの脅威と同じぐらい怖いです。企業のIT担当は、大塚商会のようなところから色々提案を受けていると同時に、ネットで検討をしていると思いますが、結論は私と同じだと思いますよ。よほど、業者から賄賂を貰っていたり、システムを継続していく上で問題が多くない限り、メリットがないですから。今の状況ではグーグルの一人勝ちだと思います。これは、20世紀最後の王者であったマイクロソフトでさえ屈服させてしまうほどのものを持っていますし、日本のSierなんかの変わりになる可能性が十分ありますからね。今まで暴利をとっていた日本のSIerに変わって、グーグルが新参者としてリーズナブルな価格で勝負をかけてきたら、一瞬で負けそうですね。日本って街中で良くみかけられると思いますが、交通量調査とかで交通需要を調べ、将来の交通予測をすることなど以外にも、分析能力が優れているというイメージがあるんですが、やっぱりIT、インターネットの生みの親であるアメリカは、その分野での経験が半端ないですな。


●Lotus Notes
   http://ja.wikipedia.org/wiki/Lotus_Notes
http://www-06.ibm.com/software/jp/lotus/



●サイボウズ
http://cybozu.co.jp/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%BA

●Google Apps
http://www.google.com/intl/ja/enterprise/apps/business/
http://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Apps

 グーグルアプライアンス
 http://www.google.co.jp/enterprise/search/gsa.html


Google Search Appliance

2012年7月16日月曜日

シャープの除湿機の威力 【プラズマクラスターはすげーなw】

先日、シャープのプラズマクラスター付きの除湿機を買ったんですが、こりゃすげーわ。まず、除湿機ってこんなにすげーもんなのかと思うぐらい、嘘みたいに水が大量にたまります。部屋のジメーッとした感じも一気になくなりますし、すげーわ、これ。部屋干ししても、あっという間に乾いちゃいますし、生乾きの臭いもしないと。

あとは、プラズマクラスターですね。これは、最近の車には、結構付いていますが、タバコの臭いとかが驚くほど消えるんですよ。仕組みを見てみると、たんぱく質の分子構造を壊して、臭いの原因となるものを無くすというんですね。部屋干ししても、臭くならないので、驚きましたよ。

赤道直下のシンガポールは、舐めているとあっという間にカビだらけになります。靴やベルト、かばんなどの革製品は、あっという間です。驚くほど水がたまります。騙されたと思って、買ってみるのはいかがでしょうか?ちなみに、価格は600ドルくらいします。

前は、パナソニックのナノイー付のものを使っていたんですが、やっぱりデシカント方式の方が圧倒的に静かです。シャープは、基本的にはコンプレッサー方式なので騒音がかなり大きく振動も激しいです。


●家電製品ミニレビュー
シャープ「プラズマクラスターイオン発生機 車載タイプ IG-BC15」
~独自の実験でその性能を徹底チェック!
 http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/kdnreview/20100514_366448.html

●SHARPのプラズマクラスター
 http://www.sharp.co.jp/pcig/

●洗濯物の生乾きのにおいのもとは??
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312914588

●室内干しした洗濯物の「生乾きのイヤなニオイ」の原因と予防策が解明される
http://gigazine.net/news/20080911_kao/

●洗濯したはずの服やタオルがすぐに雑巾臭くなる原因が明らかに
 http://gigazine.net/news/20110527_washing_clothes/

2012年7月15日日曜日

10年後も絶対に生き残っている会社

ネットの登場が世の中の変化のスピードを極めて早くしたことは、誰も異論は無いと思います。そして、国境が極めて低くなり、「ヒト、モノ、カネ」と「情報」が瞬時に国境を越え、世界が大競争時代に突入しました。

ベルリンの壁が崩壊し、共産圏が資本主義世界に入ってきたのも、情報によるものでしょう。それにしても、ゴーイングコンサーンが前提だった企業ですが、生き残れる企業がどうなのか、気になるところですね。


●10年後も絶対に生き残っている会社
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31484

2012年7月6日金曜日

日本国の貸借対照表【国家のバランスシート】

兆円単位の貸借対照表って迫力あるな。EDINETなどでみる民間企業の貸借対照表は、せいぜい百万単位ですが、桁がいくつ違うんだ!!って思いますからね。トヨタ自動車やキャノン、新日鉄、NTTやKDDIなどの巨大企業でも百万単位だって言うのに、兆円単位ですからね。まぁ、韓国のような大企業が寡占するような国では、国家のバランスシートとサムスンのバランスシートは、規模的には似たようになるのかもしれませんが、おそらく、韓国の国家と企業の貸借対照表は、正反対のものになるんじゃないかとw

それにしても、日本の貸借対照表もすごいですけど、損益計算書を作ったらどうなるんですかねw おそらく、支払利息が壮絶に大きくて、受け取り利息はすずめの涙のような状態でしょうw



【2009年6月末日(速報値) 日本国家のバランスシート 単位:兆円】
資産負債
 政府の資産474.9 政府の負債979.0
 金融機関の資産2,727.5 金融機関の負債2,738.2
 非金融法人企業の資産796.1 非金融法人企業の負債1,135.7
 家計の資産1,441.3 家計の負債374.6
 民間非営利団体の資産53.5 民間非営利団体の負債18.3
負債合計5,245.8
純資産
 政府の純資産-504.1
 金融機関の純資産-10.7
 非金融法人企業の純資産-339.6
 家計の純資産1,066.7
 民間非営利団体の純資産35.2
純資産合計247.5
資産合計5,493.3負債・純資産合計5493.3
対外債権556.9
対外債務312.4
対外純資産244.5


【2009年3月末日(確定値) 日本国家のバランスシート 単位:兆円】
資産負債
 政府の資産469.5 政府の負債958.6
 金融機関の資産2,696.3 金融機関の負債2,723.9
 非金融法人企業の資産778.5 非金融法人企業の負債1,076.0
 家計の資産1,409.3 家計の負債379.5
 民間非営利団体の資産53.2 民間非営利団体の負債17.3
負債合計5,155.3
純資産
 政府の純資産-489.1
 金融機関の純資産-27.6
 非金融法人企業の純資産-297.5
 家計の純資産1,029.8
 民間非営利団体の純資産35.9
純資産合計251.5
資産合計5,406.8負債・純資産合計5406.8
対外債権544.2
対外債務295.5
対外純資産248.7

2012年6月21日木曜日

鶯谷という山手線の駅

昔、出会ったことのある女性に、山手線の鶯谷の存在意義について語られ、この駅はラブホテルのためにあるといわれたことがあります。実際に2割ぐらいはそうかもしれませんw

個人的には、山手線快速って作ってもらいたいんですよね。池袋や新宿、渋谷、品川、東京、上野にしかとまらないという。正直、他の駅も意味はあるんですけど、快速を作ったら、むちゃくちゃ利便性は上がるだろうなとw

ふと思い出したことがあるんですが、昔、取引先でウグイス色や玉虫色のスーツを着てくる、素人とは思えない人がいました。ホント、この人は、プロじゃなかろうかと。おまけに、靴下は白という・・・・。

帝都高速度交通営団、いわゆる営団地下鉄ですね。いまは、メトロというオサレな名前に変わってしまいましたが、ここの制服がウグイス色だったんですw ですので、その人は、営団地下鉄の職員に間違えられたことが何度もあるということですw それにしても、どこで買ってきたんだろう。

2012年6月14日木曜日

「一物一価の原則」とスケールメリット 【国境が事実上無くなり、世界が競争相手に】

輸送手段の発達とインターネット等の普及による情報網の発展によって、世界は狭くなり、国境は限りなく低くなりました。今までは情報の非対称性のもとに一つのものにいくつも値段がついていて、同じ商品でも地域が異なると全然値段が違うと言う事がありました。これをぶっ壊したのがインターネットの功績であり、楽天やアマゾンなどの仮想店舗の台頭である事は言うまでもありません。

私は、以前、日本でもむっちゃ僻地に住んでいたことがあり、本を買いに行くのに、片道一時間近くをかけて買いにいくこともありました。最寄のコンビニも車で20分ぐらいかかるようなところで、本当に便利な日本にあって、かなり不便なところにいました。そんなところにいても、アマゾンで、クリックして本を買ったら、場合によっては、次の日に届くという芸当ができたので、本当に驚きました。はじめは、ガソリン代や街まで出る時間のコストを考えたら「嘘だろう?」と言う感覚すら持ちましたが、これがいろんな分野で一気に広まったものですから、既存の小売はたまったものではありません。おまけに、大店法の改正によってイオンやイトーヨーカ堂のような大規模小売店が馬鹿みたいにできて、駅前の商店街は一気に潰れ、シャッター街になってしまいました。薄利多売のビジネスモデルって言うのは、外食のチェーン店や衣料品のユニクロ、しまむら、そしてジーンズメイトのようなところでもおこり、パチンコ屋でも、マルハンのような250店舗を超えるようなチェーンを持つようなところが出てきており、スーパーでも1兆円企業が珍しくなくなり、パチンコでもマルハンやダイナムのように大台を超える企業もでてきました。

「金太郎飴型のビジネスモデル」であるチェーン店は、デニーズやガストにたまっていたこともある人間として、私の学生時代だけでなく、社会人時代の貴重な思い出を作ってくれた場所でもありますが、今の時代は、さすがに行きすぎだろ?とすら思っています。気付いたら、どこの地方へ行っても同じ景色で、東京に本社のある資本が同じような店を出しています。薄利多売型のこれらのチェーン店が、日本の雇用を大きく破壊したのと同時に、少数の大金持ちを生み出したことの片棒を担いでいるのは間違いありません。

一方で、日本と言うミクロの面からではなく、マクロの面で見てみると、同じような変化が世界でも進んでおり、冒頭で述べた輸送手段やインターネットの普及によって世界中に情報を発信でき、商品も発送できるようになったことから「世界中が顧客になった」と言えます。しかし、これは「世界中が競争相手になった」とも言い換える事が出来、自分がインターネットを駆使して、世界に情報を発信できるから、ラッキーと思っている反面、より競争相手が出てきて、スケールメリットを駆使されたら、ひとたまりもありません。それは、ネットの世界が、基本は、検索エンジンで「Yahoo」と「Google」以外、殆ど誰も使っていないように、ナンバーワンとツーまでしか生き残れないような世界になってしまったからです。いわゆる「Winner takes all」「The first eat slow」の世界です。

世界と言う面で見るとまだまだ不均衡がたくさんありますが、リカードの言う「比較優位説」によって、賃金の格差は少なくなり、貿易と為替によって、いわゆる裁定取引が働き購買力平価は均衡されていくと思っています。これは、国の関税や政治の体制によっても、それぞれプレミアが上乗せされますが、基本的には、昨日の日記でも書いたように「水は高きより低きに流れ」る流れは基本的に変わりないと思います。そうなると、闇市のような特殊な形態を除き、一物一価が割合とはやい段階で完璧とは言わないまでも、それに近い状態になるんじゃないかと思っています。