2012年3月11日日曜日

3・11から一年【東日本大震災から早一年】

幸せな家庭も、そして何十年、場合によっては何百年かけて築き上げてきた生活が一瞬にして消え去ってしまう。もっと怖いなと思ったのが、その災害の映像が個人の携帯電話付きのカメラなどによって、即座にインターネット上などに掲載され、世界を駆けめるぐるという光景です。中には、災害を眼前で撮影していてなくなった方もいらっしゃるでしょう。それにしても、自分が住んでいた東北地方で、ちょくちょく足を運んでいた地域があのような形で被災をするというのは、全く信じられないことであり、今でも現実として受け入れられていないというのが本音です。

3・11というのは教科書には確実に載るような大事件ですし、また、福島第一原発の事故も何十年、何百年、何千年も風化することは無く、その影響を後世に残すことになると思います。半減期が何万年というくらいですから、私たちの想像を絶するものであることは、容易です。

日本人といえば、世界中で「Made in Japan」の工業製品の国として、尊敬される存在でしたが、これが5年後、10年後には一体どうなるのかと考えてしまうことがあります。既に、実体経済では、新興国の追い上げが凄まじく、分野によっては完全に凌駕されている分野もあります。

構造問題として、日本の人口ボーナスが1990年に終わったということもありますが、日本の組織が欧米の悪いとこ取りをしたというのが大きいのかもしれません。ですから、今の日本の大企業が軒並み、巨額の赤字を垂れ流していることは、ただ、時期が早まっただけで、将来起こることであったことだといえます。

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