2011年11月15日火曜日

油断 【堺屋太一氏の近未来小説】

原油が無くなったらということをオイルショックの直前に小説にしていたということですから、その類まれなる才能と将来の予測能力は、さすがに経済産業省で統計などの分析などをされていただけあると思います。

先日、文庫本で並んでいた油断、前にも読んだ事があったのですが、値段の安さ故についつい買ってしまいました。そうは言っても紀伊国屋でかったので、日本で買うものの倍ぐらいしますけど・・・・・。

昔に比べて、原油への依存度はパーセンテージ的には減ったものの、原子力の将来性、そして自然エネルギーの実用性、そして化石燃料のアホみたいな値上がり、新興国のエネルギー需要の拡大を見ていると原油がいつ途切れてもおかしくありません。

私たちの生活は、原油によって支えられており原油なしの生活は現時点では成り立ちません。油断でシミュレーションされていたように、原油が無くなってから多くの方が亡くなられるというシミュレーションも、どれだけ波及効果が大きいかということを実感させてくれます。

バルチックの指数などやWTIの原油を見ているとたちまちは大丈夫でしょうが、WTIが200ドルをつけることも近い将来あるんじゃないでしょうか。


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