2012年4月10日火曜日

士農工商・エタ・ヒニン・プレス・ダイキャスト・ゴム・プラスチック

ホント、自動車関係だけでなく、他の下請けも大変だなーと。プレスやダイキャスト、ゴム、プラスチックは、それにしても、この言葉が表すように、ホント下請けで、買い叩かれて悲惨ですけど、日本のモノづくりを支えているのはこの業界ですからね。自分達の技術の高さを自虐的に言ってたと思っていたんですが、これは、現実だったんですね。

それにしても、工作精度とかべらぼうに高くて、素材も耐久性があり、劣化しないと言うのは「Made in Japan」が世界中で信頼される証ですが、ホント、大企業も自分達の内部で調達しているのはせいぜい3割くらいじゃないでしょうか。ピラミッドの底辺が分厚くなっており、それらの協力会社なしには成り立たないわけであり、これらの層の厚さをないがしろにすると、5年後、10年後、とんでもないことになると思っています。技術とは、ノウハウが継承されているものですからね。

いろんな業界で思うんですけど、完全な重層構造のところって多いんですよね。よく言われるのが、建設業と自動車産業。建設業は、ゼネコンを頂点に一次下請け、二次下請けとどんどん裾野が広がっていくわけですが、実際の関与を金額ベースで見ると、10%もいかないところが殆どなんです。いわゆる施工管理なので、現場監督なんですよね。

自動車産業は、トヨタや日産、ホンダなど完成車メーカーがやっていることっていうのは、設計やあとは、フレームの製作だったり、組み付け作業、塗装なんかだと思います。割合的には30%くらいで、あと7割は、下請けの作業となります。これは、ガラスであったり、シートなどの部品などが該当します。

これらを考えると、その最底辺にあるのがプレス、大キャスト、ゴム、プラスチックと言われる訳です。自虐的に言っているところもあると思いますが、末端なので、叩かれまくり、待遇が悪いと言うわけです。

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