2012年4月26日木曜日

新日鉄の技術が韓国のポスコに流出


東芝のDRAMの技術が韓国のサムスンにわたり、東芝の競合として、あっという間に大きくなり、今や多くの分野で世界一になってしまったサムスンが良い例ですが、技術の開発って馬鹿みたいに時間がかかっても、今の時代、ノウハウだとかリバースエンジニアリングですぐにキャッチアップできるものが多いんですよね。しかし、素材なんかは、ほんとうに10年、20年の時間がR&Dにかかっているもので、単純なようでいて、実はそうでないものも結構多いんですよ。ですから、特に「鉄は国家なり」というぐらいの産業の基盤となる製鉄産業がこのザマじゃ・・・・・と思いました。

まぁ、この概略は、新日鉄を退職した社員を介して、ポスコに技術が流出した例なんですけど、秘密保持の契約だとかの違反、不正競争防止法(営業秘密の不正取得行為)で徹底的にやってもらいたいですね。ホント、政府が音頭をとって、こういうことをできない環境を作らなきゃホント、日本のような資源のない国は、何も取り柄がないですからね。経済産業省は、本当に優秀な官僚が多いわけですから、売国をするような輩は、徹底的に成敗するぐらいのことはやってもらいたいもんです。

まぁ、韓国は、基礎研究に金をかけず、ぱくってキャッチアップすると明言している位ですから、技術者のヘッドハンティングは、当たり前ですよね。週末に韓国に出かける金帰月来エンジニアと言う言葉があるらしいんですが、やっぱり、「会社に対して忠誠心がなくなっていることが根底にある」と書かれていたように、自分を犠牲にしても会社を守るという人がいなくなってきたような気がします。昔は、会社とは一蓮托生の関係でしたが、今は、ドライですからね。日本の強さって、終身雇用にあったわけで、それは、忠誠心の裏返しですからね。



●新日鉄、韓国ポスコに1000億円損賠訴訟 技術流出深刻、防止策見えず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120426-00000008-fsi-bus_all




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