2012年4月28日土曜日

田んぼが油田になり、日本が産油国へ【藻という代替エネルギーの可能性】




ある意味で福島の原発事故は、エネルギー革命の転換点になるかもしれません。費用対効果でみると、原発のコストそして、原油のコストは人類が今まで経験したことのない領域に突入しています。WTIなんかも100ドルをコンスタントに超えてきているぐらいですから、そりゃ今までコストが高すぎたものも、採算に乗るわけです。

藻が燃料になるっていうのは筑波大学の渡辺信教授が沖縄で見つけたオーランチキトリウムやIHIがベンチャーを作った榎本藻が有名ですが、本当に貧農が一気に石油王になるかもしれません。そうなると、田舎の土地を買って買って買いまくれ!!!となるかもしれません。本当に時代が変わったなーと最近思います。藻だったり、水なんかがエネルギーになる時代が来たのですから、そりゃすごいことです。

「商品の時代」「農業の時代」がきたなーとジムロジャース氏が言っていますが、いろんな意味で農業はキーポイントです。石油依存にしてきたシステム、そして市況品がことごとく米ドル決済だったように、本当にアメリカの作ったシステムはすぎいなーと思っています。といってもロンドンのインタバンクレートのLIBORがあって、なんでNIBORがないんだろーと疑問に思います。東京のインターバンクレートのTIBORがあるぐらいですから・・・・・。

世界金融市場の三極(ロンドン、ニューヨーク、東京)のひとつ、ロンドンは、保険やバルチックの指数、そして非鉄金属などでいまだに力を持っていますが、本当に、あれもシステム的にすごいわな。そういうわけで、全力で「貧農から油田王」に投資してみますか?

あと、デンソーが力を入れているオーランチキトリウムや榎本藻のほかに、アメリカでのサファイアエナジーというところも気になっています。「日光+二酸化炭素+サファイアの技術(藻)=再生可能ガソリン(Sunlight+CO2+Sapphire=Renewable Gasoline」のってことで、この技術のたらしたインパクトは非常に大きいと思います。温暖化ガスと言われる、二酸化炭素が太陽光とサファイアエナジーの技術により、原油に極めて近い性状を持つ油へ生まれ変わると言う技術が実用化され、採算ベースに乗れば、非常に大きな効用を世界中にもたらすと思っています。

なぜなら二酸化炭素の削減とエネルギー源の供給と言う一石二鳥のことが行われるからです。もともと化石燃料は、太古の微生物の死骸が化学変化したものと言われていますが、それが気の遠くなるような時間をかけずしてできるというのは、極めて人類にとって有用な発見だと思います。さて、今後、どうなるか注目したいと思います。

また、これとは別に、林冠という極めて微妙なバランスの上になりたっている熱帯雨林の生態系が再現できたり、サボテンのように砂漠地帯でも育つ植物が短期に生産可能であれば、砂漠の緑化を実現することも可能だと思っています。イノベーションに期待したいです。

本当にいまから、農地に投資をして、田んぼの油田王になろうかな?と目論んでいます。ちなみに、私がある日突然、「殿」という名前になっていたら、そういうことだと思ってください。


●サファイアエナジーHP
http://www.sapphireenergy.com/

●田んぼで石油をつくろう
http://d.hatena.ne.jp/nyankosensee/20101210/1291989597

現在1ヘクタールの米農家は5tを収穫し100万円の収入・・・食っていけない(T^T)
ところが同じ田んぼで石油藻を栽培すると10000tで6億円の収入ってことだよねえ
リッター100円の車用ガソリンが50円で製造できるなら利益率50%。
するとこの農家は3億円の収入に???
話10分の1としても現状と比較してすごすぎる!!!





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