2012年2月29日水曜日

情報格差とコンピュータリテラシー


2ちゃんねるのひろゆき氏が過去に情報の洪水の中で、生きていくために「嘘は嘘であると見抜ける人で無いと掲示板の利用は難しい」と言ったことを思い出しましたが、的確に判断できる知識と論理力がないと、いくら腐るほど情報が入手できても、分析も予想もなにもできないと思うんですよね。

いくら鮮度の高い情報であっても、それをうまく料理できなければ、価値がないどころか、人によっては有害な情報にすらなってしまいます。

私も、過去は、「限定」と言う言葉や「最終」と言う言葉に釣られて買ってしまうことが多かったですし、テレビなどの仕掛け人が作ったブームに乗せられてしまうことが多かったのも事実です。車も、昔は大好きだったんですが、今は、乗れてある程度の安全性が確保できればいいかなーと。

1990年代前後のいわゆるバブルと言われる時代は、ソアラやシルビア、プレリュードが女子大生ホイホイと言われた位で、先輩も、シルビアはナンパ受けが良かったと言っていました。もう、今はそんな時代じゃないですからね。あの頃のトレンディドラマとかもホント懐かしいなと。今じゃ、とても流行らんだろうと。あの頃は、マスコミが一方的に流す情報や勝手に作ったブームでも他に選択肢がないですし、テレビの流すものが正しいと思っているひとがあまりにも多かったですし、私もその一人でした。

大学に入ってからですかね、バイトはしていたんですが、暇をあまりにも持て余し、別冊宝島とか、本を読むことに目覚めてしまったのは。あとは、やはりインターネットとの出会いが大きかったですよ。当時はまだ、2ちゃんねるはなかったんですが、2ちゃんねるがあったら、どっぷり浸かっていたことでしょう。

社会人になっても、ホント、ネットと言うのはホントあまりにも情報収集の手段としても大きく、これを使いこなせるひとと使いこなせない人の差は、歴然としたものになるだろうなーと思っていました。特に、検索エンジンをうまく使えるか使えないか。特にキーワードの選定と言うセンスが結構モノをいいますからね。

恐るべきグーグルは、色々改良して、「・・・・ではありませんか?」とミスタイプも予測するようになったり、関連のキーワードも一緒にだすようになり、昔から考えると、ホント、むちゃくちゃ進歩したなーと。あとは、データベースのボリュームも昔の10倍や100倍どころじゃないくらい膨大な量ですからね。

ただ、一番のポイントは、冒頭でも述べましたが、質の高い情報があっても、それを使いこなせなかったら、無いも同然。ひろゆき氏の発言のように、嘘を嘘と見抜けるだけの知識と洞察力、論理力がないといけないという、大元の問題になっちゃうんですよね。何気にOA化やコンピュータの活用が、基礎学力が高くないとできないと言うことも、最近感じます。そうは言っても、これは、学歴じゃなくて「地頭の良さ」ですよ。

高専とか、ホント要領いいなと思うことかなりありますもん。下手な院卒なんか全くかなわないくらいでしたもん。私の周りで、大阪大学の大学院出た人間が仕事でサンドバック状態にされているのを見て改めてそう思いました。ですので、私も常日頃から、文章を書かないともともとアホなのがもっともっとアホになると思って、この場を利用して書いています。それにしても、自分の文章ってホントゴミみたいな文章だなと思います。教養のなさ、ボキャの少なさを改めて実感しますわ。


●情報格差
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%A0%BC%E5%B7%AE


情報格差(じょうほうかくさ)とは、対象間における放送通信情報量に差があること。また、情報技術 (IT) を使いこなせる者と使いこなせない者の間に格差が生じていることを指す。特に情報技術を使えていない、あるいは取り入れられる情報量が少ない人々の事を情報弱者とも呼ばれる。
本記事では、情報格差及びデジタル・ディバイドDigital Divide)について述べるものとする。尚、辞書や文献などにより定義に若干の差異があるが[1]、実際の用例ではデジタル・ディバイドと同義で使われる場合や、企業と消費者の情報量の差(情報の非対称性)として使われたりする。したがって、特に断り書きがない限りは両者を峻別せずに記載するものとする。

目次

  [非表示

概要 [編集]

1997年から2007年までのインターネット普及率。数値は100名中の普及数
青 ):先進国
赤 ):発展途上国
緑 ):世界全体の平均普及率
(※:国際電気通信連合による報告)

インターネットにおける情報格差 [編集]

「ディジタル・ディバイド」という言葉が公式に初めて使用されたのは1996年にテネシー州ノックスビルで行われた演説で当時のアメリカ合衆国副大統領であるアル・ゴアが発言したものであるといわれている[2]。この演説では以前よりゴアが強く提唱していた「情報スーパーハイウェイ構想」を2000年までにアメリカ全土の都市部から郊外・農村部に至るまで隅々に網羅させることを約束し、将来の子孫達にが「ディジタル・ディバイド」によって区切られる事がない世界を作りたいと演説の中に織り込んだ。これに続く形で当時の大統領であるビル・クリントンがゴアの発言で使用された「ディジタル・ディバイド」という言葉を引用し、人々は技術を開発し知識を共有しない事は不平等や摩擦、不安を生む切っ掛けとなるため、それらの課題に一丸となって取り組まなければならないと語っている[2]
この発言が切っ掛けとなりディジタル・ディバイドが日本国内においても「情報格差」などと呼ばれるようになった。一般的な情報格差が世界的な議題となったのは、2000年前後からであり[3]。2000年では世界総人口の7%がインターネットが普及している人口であるが、アメリカ合衆国カナダだけで、世界のインターネット人口の49.4%を占める状況となっていた[3]先進国におけるインターネット普及率は2003年から2004年に飛躍的に上昇しており、2007年までに62%の普及が見られる。これは先進国におけるブロードバンド通信基盤が整備され始めて足並みがそろい始めた時期とも重なる。これら先進国での通信技術の向上はインターネット普及に大きく貢献したと言える。
しかし反面、発展途上国においては先進国と比較して経済力、通信技術共に不利であることは否めない。2000年度では先進国で31%の普及をみせていたインターネット普及率も発展途上国では僅か2%の普及にとどまり、2007年までに17%にインターネット普及率が上昇したものの、これらの普及の多くは発展途上国の都市中心部や富裕層にのみ普及しているといわれ、先進国と比較して一般的な普及としているとは言えない状況である。マサチューセッツ工科大学のプロジェクトチームが推進しているThe Children's Machineは、このような情報格差の解消を目的としている。
情報格差が経済的格差を拡大する要因とならぬよう、各国政府は対策に追われている。アメリカでは、白人と黒人の情報格差の広がりが問題になっていたが、例えば電話がそうであるように、ある程度以上普及すれば格差が減少していくという事を根拠に政府がインフラ整備と情報技術の普及に予算をつぎ込んだ。

日本におけるインターネットの情報格差 [編集]

日本政府のインターネット普及への取り組み
  • 学校教育における情報教育カリキュラムの充実
  • 学校への情報機器の整備
  • 講習会の受講料金の補助
  • インフラ整備について
  • 自治体と共同で全県的なブロードバンド通信基盤の整備
  • 通信事業者への補助
—–上記の計画はe-Japan戦略による[4]
日本においては、1990年代中期以降にインターネットなどのコンピュータネットワーク情報技術)が普及を見せてきた[5]。日本におけるインターネットの普及は特に2000年より基本戦略として取り入れられ[6]、続いて2001年に後述するe-Japan戦略[4]など日本国内でさらなる情報技術の普及を掲げた計画を政府主導のもとに行われ整備されていったが、普及と同時に企業や事業所内のOA化が進み、その為にパソコンなどの情報機器の操作に習熟していないことや、情報機器そのものを持っていないことは、社会的に大きな不利として働くようになった。
また、内閣府の調査では単身世帯・家族同居を含み2007年の調査で78%の普及率が見られるが[5]総務省の統計によるとパソコンの所有率は30代をピークに40代、50代の社会人世代は業務でも使用する為にインターネットを使えるようになっているが、60代以上となるシニア世代から極端に普及率が低下しているのが見受けられる。また、30代と比較して20代のパソコン普及率が低いのも現状であり、これらの若年層がパソコンやインターネットの操作に習熟していない者が多い事も指摘されている[7][8]。若年層がパソコンを扱えない理由として挙げられるのが携帯電話の普及であり、携帯電話でインターネットなど一部パソコンの機能をそのまま有ししている為、パソコンを持つ必要性が欠いたためとも言われる。また、さらに近年におけるスマートフォンの普及もパソコンよりも操作性が容易ながらパソコンに近い能力を持つ端末である為、インターネットの使用率では十分な浸透をみせるもののパソコンなど一定の習熟度が必要な端末を扱えない若年層が増えつつあることが問題となっている。これらを「親指族」「携帯族」などど揶揄される。
逆に情報格差の男女比については緩和されつつある。パソコンや携帯電話を含め情報通信端末の使用は男性が圧倒的に多かったが、近年ではあまり差異が見られなくなってきている。この他に地域による情報格差も問題となっており、都心部と比較して村落など地方における情報格差も指摘されている。また、これら情報通信端末の中でもパソコンを使えていない人やインターネットの使用頻度の問題で情報収集能力が低い人の事を「情報弱者」から略して「情弱」と呼ばれる傾向になり、一種のスラングとして扱われている。
この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています
1997年から2007年までの携帯電話普及率。数値は100名中の普及数
青 ):先進国
赤 ):発展途上国
緑 ):世界全体の平均普及率
(※:国際電気通信連合による報告)

携帯電話における情報格差 [編集]

携帯電話の使用率も先進国と発展途上国とでは大きな開きがある[9]。携帯電話の登場は1980年代であるが日本を含めたアメリカやEU諸国など先進国では早期から携帯電話の普及が見られ、2000年には先進国に住む人の半数に携帯電話が普及している。その後も普及を続け2007年には先進国ではほぼ全員である97%に普及し、以後は増加はしているものの横這いに近い状態が続いている [10]。一方、発展途上国ではインターネットと同じく携帯電話もまだ普及していないのが現状があり、ここでも情報格差が発生している[11]。但し、インターネットと比較すると操作が容易であることと、新興国や発展途上国の貧困層を対象としたBOPビジネスの商材の中に携帯電話も含まれており、この結果BOPビジネスのターゲットとなっている地区での携帯電話の加入数が爆発的に増加しており、まだまだ先進国との差はあるものの携帯電話における情報格差は徐々に埋まりつつある[12][13]
なお、携帯電話普及の課程には国によって差異がある。現在、人口比で最も多く携帯電話が普及している国はルクセンブルクで、これにイタリア香港と続く。1990年代前半から2000年代前半までは特にフィンランドノルウェースウェーデンなどの北欧諸国が台頭し、日本も1990年代中期から高い普及率を見せている国の一つとなった。しかし、2000年代中期より新興国の台頭や新しいビジネスモデルの提案からさらなる普及がみられ、以前の普及率とは様相が変わり始めている。特に2000年中期以降に目覚ましい普及を見せているのがロシアである[11]。 インターネットと比較しても携帯電話のほうが普及に勢いがあるのが明白であり、2007年度で11億台の携帯電話が生産されている。これは、2007年に生産されたパソコン(2億8千万台)の約4倍となる。世界の携帯電話加入数は32億8500万であり、これは世界の人口の約半数が携帯電話を所持しているという計算になる。このままの推移では、試算上で2010年には地球上の人口の約70%の人が携帯電話を所持するという計算になり、近い将来には携帯電話における情報格差はなくなる目途が立ちつつある[14]

日本における携帯電話の情報格差 [編集]

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

情報資源について [編集]

デジタル・ディバイドに関連して、通信ネットワーク等情報通信資源を情報資源と述べることがある[15]。ただし、日本学術会議基盤情報通信研究連絡委員会報告書『情報資源・マルチメディア社会の将来に向けて』では、「情報の中で、利用者やシステムが利用時に価値を認めた情報」と定義していたりと、必ずしも一意ではない。

情報格差の各側面 [編集]

日本における通信格差 [編集]

日本国内で、東京都23区)・大阪市名古屋市などの大都市を除いた市・町・村および離島別におけるブロードバンド利用可否の格差。日本では2000年頃から、地方へブロードバンドが普及するにつれ、「ブロードバンドを利用できる地区」と、「(ADSLすら)利用できない地区」との情報アクセスへの格差が生じるようになっている。最近では、FTTHや無線系サービス(WiMAX等)より、高速なブロードバンドサービスが提供されるようになったが、サービスが「利用できる地区」と「利用できない地区」との情報アクセスへの格差はさらに拡大している。
2009年末現在では、ほとんどの市・町でADSLが提供されるよう拡大されつつあるが、村や離島(特に沖縄県)ではいまだに提供されていない場合が多く、またあまねく全ての市・町・村への提供が義務づけられていないため、完全に提供できていない(64kbps以下の低速・定額制のインターネット接続サービスに関しては、ほとんどの村に普及しているが、それでも100%には達成できていない)。
このことは、一部の電子掲示板などのコミュニティでしばしば取り上げられるようになった。「スラッシュドット」では、「ブロードバンド難民」と呼ばれた。これには二つの意味があり、情報格差(通信格差)として問題になるのは主に後者である。
  1. ADSLなどの加入・解約手続きを行ったにもかかわらず、それに関する手続きや作業を長期間履行されず放置されている者。さらに長期間待たされた上に断られたり、特に解約時においては「回線握り」と呼ばれ、ADSL業者を変更する際に問題とされる。Yahoo! BBにおいて開業当初に問題とされたが、現在では改善されている[要出典]
  2. 住んでいる所で、ブロードバンドあるいは定額制インターネット接続サービスを全く受けられない状態。
これらの問題を解決すべく、総務省などが中心となり、「ブロードバンド・ゼロ地域 脱出政策」の戦略案を纏めている。しかし、平成22年末において、未だに2割近くがナローバンド回線を使っているという調査結果がある[17]

分類 [編集]

過疎型
人口が少ないことで、都市部と同額の料金では採算が合わないという口実があるため、国内全ての市町村にブロードバンドへサービスを提供する事業者は存在しない。法的にもインターネット接続サービスは日本全国への提供が義務づけられていないため、サービスを受けられない(ユニバーサルサービスの対象には、ブロードバンドの提供は含まれていない)。近年のアクセスポイントのワンナンバー化により、頼みの綱である準定額サービス・テレホーダイが利用できないプロバイダが増えつつあることが懸念されている。
都市型
既に地域としては進出済みであるが、後述する事情によりサービスを受けられないケース。大都市周辺の郊外の住宅地に多いが、定額制のナローバンドによる常時接続(フレッツ・ISDN)だけなら使用できるケースも多い。

原因 [編集]

最大の原因は「過疎型(=採算が取れないという口実)」にあるが、他にも以下のような複数の原因が存在することもある。
過疎
人口が極端に少なく、民間ベースでは採算が合わないためサービスが提供されない。これらの地域では自治体主導でCATVなどの整備を進めているところが多々あるが、山間部など新規配線コストが高額になる様な所では整備困難な場所が多い。
利用者の人口密度
人口密度的には問題がない場合でも、競合する業者が複数あり自社の利用者の密度が低い場合、同一地区内である程度の数がそろわないと、サービス対象地区内でも、採算が取れないためサービスが提供されない。最悪の場合、競合する業者が複数あっても、それらすべてから「利用者の密度が低い」(絶対数が少ない)ことを理由にサービスの提供を拒否される場合がある。
光収容
ADSL特有の問題。RT(Remote Terminal:銅線と光ファイバーの変換装置)などにより、経路途中まで光ファイバー化されていたり、最近のマンションなどの集合住宅において、電話回線が集合装置まで光ファイバーで引き込まれているため、ADSLのように、電話局から末端の加入者宅まで一貫してメタル線を必要とするインフラを利用できない(直収電話なども同様)。これは、当初NTT東西FTTH整備までISDNを使う予定で投資を推し進めた名残である。
回線品質
ADSL特有の問題。人口密度の低さなどで、電話局からの線路長が長すぎる、紙絶縁など品質の低いケーブルや手抜き工事、電話線のスタブ線、幹線道路や鉄道などから発生するノイズ、海岸沿いに於ける塩害などによるケーブル及び器具の腐食などによる回線品質の悪化など、信号の減衰やノイズが多すぎてADSLを正常に利用できないケース。
電話設備の問題
会社や学校などの独身寮を中心とした集合住宅においては、電話回線自体がレンタル回線であったり、工場や学校の敷地内にある場合には、PBXなど独自の交換設備を介している場合があり、この場合はADSLなどのブロードバンドサービスはもちろん、フレッツISDNを含むISDN回線、テレホーダイなどの割引サービスなど、一般的な音声通話以外のサービスを一切受けられない。
集合住宅問題
集合住宅で、FTTHやCATVなど、配線方法によっては、壁に回線の穴を開けるなど大がかりな壁面工事が必要なインフラは、賃貸住宅であれば大家、分譲マンションであれば管理組合の許可を得る必要があるが、インターネットに対して関心が低いなど何らかの理由により敬遠するような大家、管理組合や住人が居る場合には、しばしば許可が得られないケースがある。
一例ではあるが、神奈川県営住宅では、2003年までインターネット回線に関する一切の工事を許可していなかった。理由として、神奈川県住宅営繕事務所は「同住宅は低所得者向けであるから、生活に最低限必要な物以外の“贅沢品”の使用は認められない」[18]とするものだった。翌2004年からは「模様替え(増築)」なる名目で許可はされたものの、「建物本体に一切の改造を加えず、現在使用している電話管路などをそのまま利用する」[18]など、他にも厳しい制約を設け、居住者のインターネット使用を制限しようとしている。また、手続きにも時間を要し、早くても申請から1か月超、場合によっては数か月もの時間を要するなど、不誠実な役所仕事に終始している。
その一方で、VDSLを利用する形となるが、既に全棟でFTTHを利用可能な県営住宅も存在する。
また、住宅の戸数が少ないために事業者の営業上の理由で不可な場合や、電柱より高い部屋には光ファイバーを直接引き込めないなど施工方法上の理由で不可な場合などもある。ただしエアコン設置時に壁に配管用の穴を開けている場合、ADSLでタイプ2と呼ばれるADSL専用回線をその穴の隙間を使って回線を引き込むことが出来る。
ブロードバンドが一般化する前の建築物においては、光ファイバーなど新しいインフラに対する配慮が行われていないことが多く、配線や配管のスペースに余裕がなかったり、特に急カーブさせることが難しい光ファイバーを通すことは困難である。
CATV対応マンションであっても、配線されている同軸ケーブルに関して、流合雑音の問題や、あるいは有線放送などを重畳などしているため、CATVのインターネットサービス(CATVのデジタル放送サービスも含む)を利用できないことがある。
共同アンテナ問題
過疎地に於いて共聴組合にて管理しているTVアンテナの中には、CATVに複数の組合員が移行した場合、TVアンテナの保守管理がコスト高になり運営が不可能となる。その為区域全体でCATVの導入に消極的になり、併せてインターネットの整備が遅れる結果を招いている。
電線類地中化問題
電線類地中化で道路に電柱が無くなると、地下管路を経由して、ケーブルを建物に引き込むことになるが、その割高な工事費や、通信会社道路管理者に支払う必要がある管路使用料がネックとなり、光ファイバー同軸ケーブルなどの敷設を拒む通信会社(ケーブルテレビ局)が存在している[19][20]

放送・通信の格差により生じる問題点 [編集]

  • 通信(回線の速度)と放送の格差は情報収集などの能力の差に繋がる。近年では行政機関のオンラインシステム、学校教育就職活動情報系を中心とした各種産業においてブロードバンドへの依存度が高くなっており、町・村や離島の役場におけるオンラインシステムや学校カリキュラム遂行に支障が出たり、就業機会に影響があるなど、デジタルデバイドの一形態ともいえる問題がある。
    これにより、地上デジタルテレビ放送(地デジ)・ブロードバンドの提供されない地域(特に村・離島)および地上波民放で受信可能なチャンネル数が少ない地域(特に3局以下)から若年層が離れる人口流出なども発生し、過疎化の促進による悪循環を促している(総務省主導の「次世代ブロードバンド戦略2010」は、直接的な過疎対策として盛り込まれたわけではない)。
  • 地デジやADSLFTTHのCMでは「全ての市・町・村に提供されていない」ことや、「地デジやブロードバンドを利用できない地域がある」点についてはほとんど言及しておらず、画面の隅に小さく表示される程度でしかない。それらのCMも全域で放送されるため、あたかも「全域で利用できる」かのように誤解される可能性もある(回線の絶対数や契約者の世帯数が多いことを強調する宣伝も多々見られるが、回線数・契約世帯数の多さが、提供エリアの充実を示すものではないことに留意するべきである)。
  • 動画や音楽の配信サービスは、1Mbps以上の速度を有する回線で提供されることを前提にし、1Mbps未満の低速なADSLやナローバンドでの利用を想定していないものが多いことからサービスに支障が出ており、事実上有料サービスすら受けることが困難な状態となっている。
  • ADSLやFTTH、CATVといったブロードバンド回線の利用を前提としているIP電話が利用できない。
  • ワームコンピュータウイルスの蔓延に伴うOSなどのセキュリティパッチアンチウイルスソフトウェアパターンファイル入手、あるいは各種ソフトウェアのバグフィックスの修正ファイルの入手がWindowsを中心としてブロードバンド回線によるダウンロード依存型になっている。「ブロードバンド難民」のユーザにとっては、それらへの対策も困難になっている(ナローバンドの常時接続でも全くダウンロードできないわけではないが、数MBのファイルをダウンロードするにも数分~数十分を要するうえ、長時間の接続で回線が不安定な状態になるため、切断されてしまうことも多々ある。もしダウンロード中に切断された場合、続きから再開できず初めからやり直しになるケースもあり、この場合ダウンロードは事実上不可能である)。
  • ウェブページの閲覧、ファイル転送メールの送受信に関して、当初よりブロードバンド回線による大容量の通信を想定している場合には、結果としてナローバンドユーザのサービス利用を疎外してしまう面もある(ナローバンドユーザへの配慮ができていない)。
  • 個人情報保護法の施行や学校関係者の不祥事を口実にした振り込め詐欺の被害が急増しているため学級やPTAの緊急連絡網をインターネットによる直接連絡(公式サイトのトップページにおける「緊急情報があるので確認」するよう促す表示やメーリングリスト)に切り替える動きがあるが、その際に情報格差(通信格差)の発生している家庭への対応が問題となっている。

解決策 [編集]

技術的解決策 [編集]

技術の進歩・低価格化により、数年前までは不可能だったブロードバンドの導入も可能・容易になっている。
  • プラスチック製光ファイバーの導入・普及
    • グラスファイバー製よりも曲げに強く、屋内配線として、通常の配管にも導入しやすくなった。
  • ラスト10メートルの進歩・普及 (FTTB/FTTCなど)
    • 集合住宅でのLAN配線導入の増加、VDSLMDFから各戸に既存電話配線により高速信号を通す《10~100Mbps》)やFWA(集合住宅近傍の電柱に無線の基地局を設置し、個宅のベランダにアンテナを設置する)などを利用するFTTB/FTTCなどが普及した。
  • 既存インフラの活用
  • 改良型ADSL
    • 独自技術によって、メタル線のまま長距離対応を実現したReach DSLや、途中経路まで光ファイバを使用でき、韓国で導入されたHFA (Hybrid Fiber ADSL) などがある。
  • 無線によるラストワンマイル整備

ナローバンド定額制や、無線系アクセスによる代替 [編集]

それでもなお、諸事情のためにブロードバンド回線が利用できない場合では、ISDNベースのフレッツ・ISDNや、本来モバイル向け無線アクセスであるPHSのAIR-EDGEの定額制接続や、@FreeDなどの定額制ナローバンド接続をメイン回線として使用し、電話代を定額で固定させるだけで解決を図るケースもある。
第三世代携帯電話においては384kbpsや、2Mbps以上の通信スループットを謳うサービスもあるが、日本国内ではほぼ全ての料金プランで、携帯端末単独での使用とPCなどに接続して使用する場合で課金制度が異なるため、数万円~数百万円単位の高額な課金を請求される恐れがある。パケ死の項目も参照。 
PHSのAIR-EDGEにおいては最高408kbpsを謳うW-OAM通信がサービス開始されたが、第三世代携帯電話のMbpsクラスの高速サービスと同様に、東京・大阪などの都市部を優先してサービス展開がされるため、地方では常に後手々々で高速無線アクセスの提供を全く行わないのが現状である。そのため、FTTHが提供されないため、高速な無線系サービスを利用しようとしても、そもそもFTTHが提供されないような地域には高速な無線系サービスが提供されていないので利用できない。
2007年3月31日より、第三世代携帯電話では初となる携帯端末だけでなくPCを介した最大3,6Mbpsデータ通信も完全定額5980円で利用できるイー・モバイルが新規参入をしたが、やはりサービス開始当初は東京・大阪・名古屋・京都市内といった人口の多い都市部のみの提供にしか留まらず、これも情報格差の一旦といえる。
また、通信パケット量が多くまたは通信時間が長くなるほど、課金が上昇する従量制(準定額制を含む)であったり、PHSの定額制・準定額制においても、高速な通信になるほどまたは通信時間が長くなるほど、基本料金が高額であったりと、固定通信系ブロードバンド回線に比較してスループット対コストのパフォーマンスが低い問題もある。また一部の利用者による帯域の占有が問題になっており、事業者が帯域制限を実施していることがパフォーマンスの低下に拍車をかけている。ただ、移動体通信事業には巨額の費用が必要であること、また有限資源である無線帯域を共用して伝送路として利用する以上、現状避けがたい問題ではある。
フレッツ・ISDNやダイヤルアップのISDNも、国内の全域で提供されているように思われがちだが、フレッツ・ISDNについては一部の地方で未提供の局がまだ残っており、完全な全域での提供に達していない。
また収容局から加入者宅までの線路長が8~10kmを超えるような遠距離の場合、ISDNのサービス自体がほぼ不可能である。(PHSやダイヤルアップ接続などでの定額制接続手段がない限りにおいては)いずれの常時定額接続手段も存在しない地域が一部の町・村・離島に残っているのも現状である。

自治体などの取り組み、今後の技術展開など [編集]

自治体やNPOの関心が高い地域では、さまざまな地域独自の試みが行われている。
多摩ニュータウン八王子市柚木地区のNPOである「FUSION長池」や八丈島の「八丈島にブロードバンドを推進する会」などによる署名活動やブロードバンド事業者や行政に対する陳情活動が行われたり、北海道 渡島支庁 山越郡 八雲町の八雲PC同好会のように署名や陳情だけではなく、独自に専用線を確保して、無線LANで分配することで定額接続を実現といったケースがある。特に八雲町のケースは、北海道新聞で報道され、これをきっかけにブロードバンド事業者が八雲町への進出を決めるなどの反響があった。
また、島根県秋田県岡山県では、ADSLを中心に進出したブロードバンド事業者に経済的援助を与えたり、地方自治体が整備したインフラを民間にも開放するなどの整備促進策を取ったり、三重県岐阜県などでは、CATVを主として県がブロードバンド整備を行っている。この為、三重県に於いては、県道や国道から余程離れた一戸建て以外では、殆ど全県でCATVによるブロードバンドが利用できるまで整備されている。
総務省でも、この問題を解決するために、地方自治体が初めから民間への開放を目的としてインフラ整備を行うことの是非が論じられたり、5GHz帯を無線によるインフラ構築用に開放する動きがあるが、現在の行政側の対策は、過疎型対策がメインである。
また、技術的には、研究開発段階ではあるが、人工衛星による超高速インターネット衛星「WINDS」などが計画されており、全国同じ条件でサービスを受けられることが特徴となっている。「成層圏プラットフォーム」(成層圏滞空飛行船)もこれに近い形態といえる[21]
横浜市NPO(設立認証申請中)である「インフォメーションギャップバスター」による情報弱者情報リテラシーを身につけることで情報格差を解消することを試みる動きもある。[22]
しかし肝心の“インターネット端末普及”は、パソコン教室に通って使い方に習熟しなければ困難である。パーソナルコンピュータ若しくは携帯電話は、普及したとはいえ、まだ家電製品並みの使い易さになっているわけではない。

総務省によるu-Japan政策 [編集]

これらに対し、総務省もただ手をこまねいていたわけではなく、先述の過疎型による町・村・離島への問題対策として、同省を主導としたu-Japan政策において「次世代ブロードバンド戦略2010」を発表し、
  • 2008年度までに「ブロードバンド・ゼロ市町村」(全域においてADSLFTTH・CATVいずれのブロードバンド回線も利用できない市町村)を解消すること
  • 2010年度までに「ブロードバンド・ゼロ地域」(いずれの種類のブロードバンド回線も利用できない地域)を解消し、
  • 超高速ブロードバンド(FTTHなど)の世帯単位でのカバー率を90%以上とすること
を目標として掲げた。

放送格差(日本) [編集]

放送の中でも、特に都道府県および市・町・村単位で見た地上波民放におけるチャンネル数の格差のことを指す。
自社制作番組が基幹局では多いもののローカル局では少ないことや、一都道府県あたりの地上波民放数の格差について、テレビの放送対象地域でみた場合
しかない。
ただし、放送対象地域内でも中継局が整備されていない場合もあり、必ずしも全ての市・町・村(特に山間部)および離島で民放の局が受信できるとは限らない。ケーブルテレビ[24]デジタル放送の分野においても、同様の地域格差があり、極めて重大な放送格差である。また、新規テレビ局の開局は2011年の地上デジタル放送への完全移行まで行われない。
全国をあまねく網羅する衛星放送・衛星デジタル放送により、放送に関する格差はある一定のレベルについては解消されつつあるが、地上波しか視聴できない家庭が半数を占めているうえ、地上波が主である以上現在地上波とは番組編成が異なる衛星放送[25]では単にチャンネルが増えるだけであり、視聴できない全国放送の番組の殆どが現状ではなくなる訳ではなく、また集合住宅問題として何らかの理由により衛星アンテナが設置できない問題や、住宅形態を問わず衛星のある方角に障害物があるため受信できない問題は、都市部も含めて残っている。そのため、いまだに情報格差是正には至っていない。
ケーブルテレビは地方部の多くの自治体により、地上デジタルテレビ放送は国により強力に推進されているため、都市部でなくとも地域格差の解消は進むとは考えられるが、それでも国内全ての市・町・村および離島が網羅されないこと、デジタル化を期に民放連ならびローカル局などによる区域外再送信の原則禁止や同意拒否などの放送利権の行使で、今まで視聴できていた他県の放送局が今後見られなくなる恐れがあるなど、特にケーブルテレビについては、今後ますます地域格差が広まることが懸念される。ただ、地上デジタル放送は2010年12月時点で中継局などを設置せずにケーブルテレビなどで受信する地域などを除いて既存地域の中継局整備がほぼ完了した。また、ケーブルテレビの区域外再送信の禁止についても、実際は各放送局の権限に任せられているため、上記のような事例もあるものの、一部では各放送局の同意や大臣認定などで問題が解決されつつあるところもある(特に民放が3局以下の地域で多い)。
また、デジタル化ケーブルテレビや、光CATV(放送系光ファイバー、光放送)などのために必要な光ファイバー基盤(FTTH/FTTx)にしても前述の推進はあるとはいえ、離島や過疎地での提供が忌避され、都市部に優先される傾向があるため、サービス展開上でも地域格差が生じている。
日本では番組制作会社の力が弱く、番組の著作権を放送局が所有することが多いため、娯楽番組など嗜好性の高い番組がCSなどの専門局へ(外国のようには)移行せず、在京キー局中心の番組供給体制であることが格差につながっている。

2012年2月28日火曜日

闇金は30万ベイシスポイントの暴利 【雪ダルマ式に膨れ上がる複利の魔力】


「10日で一割で貸しまっせ」の闇金融の金利を計算してみると、単利で36000ベイシス、複利で30万ベイシスの凄い金利で、チト驚きました。

潰れそうな会社のCDSが2600ベイシスとか言っていますが、遥かにそれを超えますね。中央銀行の公定歩合なんかこれに比べるとかわいいもんですね。

あと、複利で計算すると、雪ダルマ式に金額がふくれあがっていきますね。インドネシアは銀行金利が10年位前は30%とかあったそうです。計算すると、凄いんですよね。5年経たずに倍ですから。


私もミナミの帝王、ナニワ金融道・銭道、闇金ウシジマくんの世界、はじめよーかな。10日で2割、10日で3割の世界ですからw マイナスの金利なーんてあるっていいますが、プラスの金利で、どんどんお金が増えていくってすごいですなー。金主とか、相当儲かるんだろうなw

2012年2月27日月曜日

貧富の格差

少し前まで、日本というのは良くできた共産主義みたいなところでしたが、完全に今は資本主義になってしまいましたね。そして、あまりにも目先の利益にとらわれすぎてしまったため、中長期での成長を描けなくなってしまいました。財務リストラに代表される目先のリストラ、バランスシートの縮小など、ホント小手先のリストラテクニックで、短期の利益の改善はできても、それが中長期に繋がりません。

基礎研究というのは、馬鹿みたいに時間がかかって、10年、20年と言うのはザラですし、そして結果がでないことが殆どです。こういうところを果たして切り捨てていいものかと。そして、最先端の技術とは、底辺の素材の基礎技術に始まり、色んな技術の応用の組み合わせですので、アホな程手間がかかります。車なんかは、本当にそうですが、ガラス、ゴム、鉄、電子、コンピュータなど、色んなものの寄せ集めです。特に今の車は電子制御ですから、プログラムも数百万ステップに及ぶといいます。

欧米の悪いとこ取りしたような日本企業ですが、そのせいでジニ係数も今は本当に大きくなってしまって、それに気付いてしまったいまは、企業もそして富裕層も海外に逃げ出していると。栄華を極めた瞬間没落が始まるとはいいますが、まさにそうですね。過去の文明を見ても、見事に没落しています。一方、目を海外に向けると、欧米は需要を先食いし、新興国も身分の身丈を越えた成長をしちゃった以上、世界経済はそのツケの清算をし続けないといけないと。日本もひどいですけど、海外も場合によってはもっともっと酷いなと。幸い、平均年齢の若い国はまだ救いようがありますが、そうじゃない国は悲惨だなと。

15年前に読んだ、レスター・C・サローの「資本主義の未来」は、今読んでも色褪せないなと。東京電力の元社長でもあり、経団連の平岩外四も日経の正月版の特別号で薦めていましたがホント面白かったなと。犬の尻尾が犬を振り回していると言うデリバティブの比喩表現が、まさにそのままだなと。

さてさて、前にも書いた華僑の格言ですが、「水は高いところから低いところへ流れるが、金は低いところから高いところへ流れる」と言うことが、今はもっともっと極端になっていると思います。上位5%(定義は色々変わりますが)までが勝ち組と言われたりしますが、今後その格差はもっともっと開くだろうなと。世界的にも上位1%どころか、0.01%に富が集約されるんじゃなかろうかと思うことが結構あります。そこまで言って、あまりにも搾取がひどくなれば、ジハードなんて、そこらじゅうで起こって、欧米の企業どころか、日系や中国系の企業もホント徹底的に攻撃されるんじゃなかろうかと危惧しています。

http://www.amazon.co.jp/%E8%B3%87%E6%9C%AC%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5-%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBC-%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%BC/dp/4484961121

2012年2月26日日曜日

円安に伴う価格上昇と原発停止による調達コスト増【ダブルパンチ】


関西電力なんか原発の比率が約半分で、四国電力と北海道電力なんかも、意外と高いなと。意外と東電は低いと思いましたけど、福島第一(6基)、福島第二(4基)、柏崎・刈羽(7基)をあわせると17基で、関西電力の11基よりも多いんですよね。相対的には低いものの、絶対値かなり大きく、燃料の調達コスト増は馬鹿でかいだろーなと。前に、貿易収支の赤字の統計が発表された時に内訳について調べたんですが、輸入のなかのほぼ半分に近いくらいの20兆円を燃料の支払いに充てており、現状の為替で計算すると、仮に1バレルが20ドルだったとしたら4兆円で済んじゃうんですよね。と言うことは、貿易収支も赤字にはならなくて済むって訳で。いかに、一次産品のなかでも原油とか天然ガスの支払いがでかいかわかりますよね。ホント、アホくせーなと。中東は、ホントにウハウハだろーなと。いきなり、カタールがロシアのガスプロムのように、値段を2倍、3倍とかで通告してきたら怖いなと。

【各電力会社の原発比率】
北海道電力: 約40 %]
東北電力: 約16 %
東京電力: 約23 %
中部電力: 約15 %
北陸電力: 約33 %
関西電力: 約48 %
中国電力: 約8 %
四国電力: 約38 %
九州電力: 約41 %
沖縄電力: 0 %
※Wikipediaより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB


それよりも思うのは、燃料価格上昇が今はすごくて、原油焚きはそれこそ、悲惨な状況かと。あとは、10年とか20年の契約が一般的なLNGもスポットだと、ムチャクチャ値段が高いだろーと。ホント、それを考えるとウランと言うのは原油と違って、思いっきり価格上昇がしないだけに、エネルギーの安定調達にとって都合は良かったんですけど、関係ない原発まで停止となると、ホント想定外と言わざるを得ないですよね。中国電力なんかは、島根原発の3号機、それから山口の上関原発の建設を始めちゃったわけですが、これは、ベストミックスの考え方の下で、比較的低い原発の比率を上げていき、エネルギーのバランスを取っていきましょうということだったんですけど、皮肉にも今回は、石炭火力が多かったことで助かっちゃったんですよね。

今後、円安基調であり、原発がずっと停止したままだとホント恐ろしいくらい調達コストが上がるなーと。そしたら、貿易収支の赤字は定着しちゃったようなもんですね。

金融緩和で、株が上昇しているのを喜んでいる方が多いですけど、これが未来永劫続く訳はなく、落差が大きいほど売り方が儲かるのも忘れてはいけません。

ホント、日本は終わっているという意見を色んなところで聞きますが、いいところを見つけるのがホント難しいですよね、残念ですけど。

2012年2月25日土曜日

サザエボンとサザエさん症候群


サザエボンを知ったのは、実は横浜に住んでいたときでした。山下公園にあった引込み線の高架下にその落書きはあり、衝撃を受けた記憶があります。

その後、サザエボンはブレークしキーホルダーなどが商品化されました。

全然違うことですが、 サザエさんシンドロームと言う言葉を久々に職場で聞きました。 これは日曜日のサザエさんの始まる時間帯くらいになると 次の日の学校や仕事が気になって憂鬱になってしまうというものです。 久々に思い出したので備忘録的に書いてみました。

●サザエさん症候群解説
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4
 ※Wikipediaより




2012年2月24日金曜日

iphoneやPC、TVでヒトはアホになるのか? 【国民馬鹿化計画】


最近、つくづく思うことがあります。「アホになったな~」と。私のイギリス人の元上司だった人間にもよく言われたんですが、PCやTVが人間をアホにしたと。ちなみに元上司の娘は、携帯を5台もなくしたり、買い物に自分の車で行って、タクシーで帰ってきたそうです。

考える力とは本を読んだりすることでつくものだと思っていますが、受身でテレビを見ていたりすると、その力がどんどん無くなって行き、発信者の意図をそのまま受け止めてしまうようになります。

私の世代は、車を所有することがステータスであり、女性と遊ぶ時も車があると言えば、ウケがいいものでした。実際、私も20代の頃はソアラ(2500ツインターボと4000のV8)なんかに乗っていたりもしました。今思うと、これもトヨタを初めとする、自動車メーカーの策略だったのかなと・・・・。自動車産業は、鉄、ガラス、ゴム、半導体、電子などに関係する極めて裾野の広い業界であり、今回の景気対策でも電気自動車や環境対策車に補助金を出していることからもわかるように、乗数効果・波及効果の極めて大きい業界でもあります。ただ、金持ち企業に補助金を出すより、私なんかに景気対策としてお金を渡した方がよっぽど効果的だったと思うんですが・・・・・。

話がそれましたが、自動車業界は極めて、日本では影響力を持っているために、広告からマスコミも支配し、また、自分のところの社員が議員になったりしたりして、道路の整備をしたりしています。道路は、建設関係の利権もあるので、なんとも言えませんが、自動車業界にとっては、プラスになっても、決してマイナスにはなりませんからね。

そんなこんなで、自動車の事を朝から晩まで頭の中に叩き込まれたり、先輩の話や雑誌でドライブ特集が組まれたら、ついつい欲しくなってしまいます。そんなこんなで、我々はマスコミなどの発信者の思う壺になってしまっているのではないかなと最近は考えています。

中国の天安門事件だけでなく、カンボジアの知識層の虐殺の歴史をみてもわかるように、インテリ層、知識層は、考える力があるので、情報の発信者にとっては、不都合なんですね。額面どおり受け止めてくれればいいものを、疑問を持ってしまう。「こりゃイカンですわ」という話になりますね。

10年、20年計画で、日本は国民馬鹿化計画が着々と進んでいると思います。私は、ゆとり世代にはかかっていませんが、多少は影響を受けています。色々みてみると、やっぱり馬鹿になってきたなー最近つくづく感じます。

で、結論ですが、誰が一番得をするかと言うとやっぱり「金持ち」かな~と思います。ゆとり教育は、公立学校などで教えるところが少なくなった分、金のあるひとは、塾などにお金をかけて勉強させて、格差をひらかせるという戦略だと思っています。

田舎なんかは、土建屋が議員をやっているように、世界でも受益者が政治家だったりすることが殆どであり、自分に都合のいいようにルールを変えてるんですね。ごもっともだと思います。私も、競争が有利なように、自分勝手にルールを変えたら便利だな~と思うことがたくさんありますもん。オリンピックのルール変更なんかもそーですよね。

2012年2月23日木曜日

HSBCも必死だな 【香港上海銀行】

以前、イギリスの本店(クソ古いロンドンのシティではなく、新金融街のカナリーワーフのシティバンクやバークレイの隣)、ニューヨークのビルを売却したと聞いて驚きましたけど、最近は、ロシアで保険事業を売却したり、ついには、モラルハザードのような従業員にボーナスを払うために、株式を発行したり、いわゆる末期症状がでてきています。従業員の一割である3万人をリストラすると半年位前に報道していましたし・・・・・。まぁ、新興国では増やして純減は、いってこいで、最終的には3000人になるということですが・・・。「資産逃避と海外移住」の項目でも述べたんですけど、資産フライト、水面下では着々と進んでいそうですね。

聞いた話ですけど、日本でのプレミアム事業を撤退と言うことですしね。以前は、丸の内、銀座、赤坂とか広尾にバンバン新規でだしていたんですけどねぇ。この際、HSBCオフショアとかも考えたほうがいいかもですね。

●以前のオフショアが、新しくExpatと名前がかわったみたいですね

http://www.offshore.hsbc.com

※リダイレクトでExpatへとびます

ホンシャンと言えば、金利は低いけど(リスクプレミアムが低い)、安心な銀行だったんですけどね・・・・・。心配になってきましたよ。結構、ファンドとかでBRICs(ブラジル、ロシア、インド、チャイナ)とVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)のファンドとか出していて、新興国に力を入れていたんですけど、資源国とかもチトまずい雰囲気になってきましたからね。ブラジル、ロシア、チャイナ、インド、考えてみると全部ヤバイなとw 一時期、シティバンクが没落したときに、世界一位の銀行になりましたが、BBCとかは「World second largest bank」なーんて、結構言っているんですよね。ホント「World Local Bank」をキャッチフレーズにして、新興国が伸びているときはホントいいですけど、逆回転するとすさまじいなと。

クレディスイスに資産が2億以上の富裕層部門を売却したみたいですけど、1000万から2億まではゴミで、2億から10億までがかなりいいお客で、10億以上は、実はあまり美味しくないと過去に聞いているだけに、一番美味しいところをなぜ他の銀行に売ったのか、疑問なんですよね。

ただ、HSBCの得意とする為替の元締め的役割があるので、日本からの完全撤退はなさそうですね。何せ、両替したお金はHSBCに集まり、世界の中央銀行とか、発券元に還流しているそうですから。香港は、HSBCがお札を刷っていて驚きマたシからね。自前の内部取引で完結できちゃうということですね。聞くところによると、横浜正金銀行(東京銀行の前身であり、今の三菱東京UFJ銀行)よりも前に、日本にあった、最古の銀行とも言ってもよく、日本に銀行のノウハウを教えたのもHSBCということですからね。すごい銀行ですわ。もともと、植民地経営というか、アヘンの売買で儲けたお金を本国に送金する銀行だったと言うことにも驚きましたしね。ロスチャイルド、ベアリング、サッスーン、ジャーディン・マセソンが設立のメンバーってすごいな。悪人ばかりジャン。


●英HSBC、賞与支払いのため株式発行へ=関係筋
 http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK810033120...

[ロンドン 21日 ロイター] 英HSBCホールディングス(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は、英国の銀行部門のスタッフに支払う現金賞与をまかなうため、株式発行を通じて数千万ポンドを調達する可能性がある。関係筋が21日明らかにした。

 同筋によると、HSBCは規制当局から資本を維持するよう求められており、英国のスタッフに5万ポンドを超える現金賞与を支払うため資本政策を変更する。株式を発行すれば資本の流出は食い止められるが、株主価値は希薄化されることになる。

 英金融サービス機構(FSA)は銀行に対し、資本を維持するため従業員に対する支払いを圧縮するよう指示。英保険協会(ABI)も銀行に対し、従業員よりも投資家への支払いを増やすべきだと指摘していた。

 HSBCが発行を予定している株式数は明らかになっていない。同社のディレクターや幹部は昨年、賞与の約20%を前払いの現金で受け取った。



2012年2月22日水曜日

生ハムの原木 【豚の足一本分】


ワインも好きなんですけど、生ハムが超好きなんですよね。でも、イタリアやスペインのくっさい生ハムって、結構高いので、躊躇しちゃうんですよね。でも、あの臭さがやめられないんです。

ホント、店とかでたまに見る豚の足丸ごとの生ハム、スゴイ買いたい衝動に駆られています。ネットで検索すると、私のような人がいるようで、買った足を会社まで持って行ってランチをしているような人も・・・・・。読者の中で生ハム好きがいましたら、生ハム友の会でも結成しますか!?リザーブ友の会のように。

●豚の足一本分を買ってしまった人のブログ
http://portal.nifty.com/2011/04/20/c/

2012年2月21日火曜日

滑走路探検隊【飛行機マニアに贈る】


米子鬼太郎空港って見て、もうね、アホかと馬鹿かと思いました。平成の大合併で、南セントレア市とか、南アルプス市だとか、歴史とか日本の文化を無視したような、名前が出てホント、氏んで欲しいと思ったんですが、この米子鬼太郎空港も同じく、名付けの親は、末代までの恥だろうと。以前、あのあたりは1年半ほど住んだことがあるんですけど、境港とか、海の幸が多くて、たまに万景峰号が入港したかまではしりませんでしたが、いい港だなーと思っていたんですよね。それが、水木しげるの出身っていうだけで、米子鬼太郎空港って、その発想が安直過ぎて、ムカつきました。

最近、子供にDQNな名前を付ける親が結構多いですけど、それと似たような感じですな。あとネーミングライツもいい加減止めてもらいたいと。自治体などにカネが入るのはわかるんですが、そうコロコロ名前が変わっても困りますし、拍子抜けするようなヘボい名前も結構多いんですよね。

ところで、この前、ジョン・トラボルタのフェイス/オフを久々に見たんですが、彼が飛行機マニアで自宅に空港を持っているなんて知りませんでした。

●滑走路探検隊
http://www.kassouro.com/

2012年2月20日月曜日

巨大災害の可能性と想定【もうすぐ、3・11から一周年】


煽るつもりは無いんですけど、最近の浜松の地震とか見てると、不安になりますよね。あとは、3・11からもうすぐで一年と言う節目と言うことも。

世界各国で火山が活発に動いており、東南海地震はかなりの確率で遠くない将来に起きるといわれています。太平洋ベルト、特に愛知や静岡の日本の大工業地帯が災害でやられたら、本当に大変なことになるだろうなと。それこそ、日本の製造業は、ただでさえ、東日本大地震というよりは、放射能の問題で大変なのに、太平洋ベルトの中部地区の日本の工場と言われる部分、さらに列島の大動脈がヤラれたら完全に商流も物流も麻痺するだろうなと。平和な時代がたまたま、私たちの世代では当たり前になっていますが、人類の歴史を考えると、混乱が続いた時期のほうが長かったので、最悪の事態を想定するということは、決して無駄ではないと思います。

東京は、商機能が中心で、特に金融関係がとてつもなく大きなダメージを受けますが、これらは、バックアップの拠点をつくれば、ある程度は対処できますからね。本当に最悪の事態を想定して、対応をしなきゃと思うことがたまにあります。

日経平均も9000円台を回復して暫くになりますが、売り豚の方が儲かり、落差が大きければ大きければ儲かるということも忘れてはいけません。杞憂に終わればいいのですが、直近の状況を見ていると自然災害、いつ起きても不思議はありません。東京市場がクラッシュしたこと、さらには、為替市場が崩壊した時のこと、国内で決済ができなくなった場合のヘッジなどの手段を考えておかなければならない人も、運用金額の大きい人には頭の痛い問題なのではないでしょうか。

備えあれば憂えなしという訳には行きませんが、想定してシュミレーションをしているのとしていないのでは、いざ問題が起きた時の行動にも影響します。また、自分が住んでいるエリアで、危険な箇所、更には避難場所も日頃から抑えておくことも必要かと思います。



●港湾、沿岸域における詳細な津波シミュレーション
 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAIYO/tsunami/index.html

●大阪の津波被害想定、最大6メートル
 http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/shinsai2011/tbs_newseye4769767.html

●東海3連動地震、名古屋中心部も浸水 名大准教授ら調査
 http://www.asahi.com/national/update/0615/NGY201106140029.html

2012年2月19日日曜日

衰退する日本【目をそらしたくなりますが、現実は厳しい】



資本主義の象徴でもある株式市場、ここのところスゴイ勢いで上昇していますが、ジャブジャブの金融緩和によるカネ余りによる一時的なものに過ぎず、落差が大きければ儲かるという投機筋の策略だと思っていますので、梯子を外される可能性が極めて大きいと思っています。注意深く様々な統計や個別の指標を見ていますが、個別の企業の状態や、マクロの状況を見ていると現時点では、もう悲観しかないなと。技術革新によるエネルギー革命が無ければ、相当厳しいと。

世界的には、日本が世界に先駆けて、人口ボーナスを使い果たしてしまい、人口オーナスの時代に突入し、少子高齢化がすごいスピードで進み、今までの貯金をあっという間に使い果たし、国力がバンバン落ちていますが、2015年くらいからは、中国や韓国なども人口オーナスの時代に入り、日本と同じような課題に直面する筈ですが、日本に比べてそれらの国は、あまりにも基礎が脆弱すぎるため、日本に比べてあまりにも簡単に崩壊することが予想されます。

1.今後予想されること
 1)少子高齢化の進行による歳入減と支出増
 2)税収減による財政破綻と売上減少によるダウンサイジングと経営破綻
 3)急激な消費市場の縮小
 4)インフラの崩壊

2.期待されるイノベーション等
 1)エネルギー革命
 2)第二の農業革命

医療技術の革新と栄養状態の改善によって、人生五十年の時代から人生八十年の時代が到来したわけですが、1.5倍も寿命が延びているにも関わらず、社会基盤がそれに対応できていないと。人口とは、国力の指標としても極めて大きなものであり、いくら国土が広くとも、ある程度の人口がなければ、経済活動も行えず、更には国力の裏づけとなる技術力や軍事力なども維持できないと考えています。

また、今後期待できるイノベーションとして、エネルギー革命と第二の農業革命が唯一とってもいいほどの、人類の生存のための革新ですが、世界70億が、すべてアメリカのような暮らしができるかといえば、それも地球の資源を考えると難しいかと思っています。大型地震の頻発や異常気象など、眼前にも地球規模の環境の変化が起こっており、今まで、人間が支配できてきたと思っていた地球が反乱を起こしているとすら言えます。ホント、現状分析をして、将来を考えると怖いなと。

---------------------------------------------------------------------
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31783 
年金はゼロ 医療費は全額自己負担 税収半減、学校・警察・病院・消防署は空っぽ 
電気・ガス・ 水道・下水はメンテナンス不能不動産は暴落 新幹線はたまにしか走らない 消費税は40%

2010年の国勢調査で、日本の人口は1億2806万人であることが明らかになった。 ところが、これから人口は急速に減少しはじめ、2040年代には毎年100万人以上のペースで人口が減少。

50年後の2060年には、約4000万人も減って8674万人になってしまうという(厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所)。 これを、「他人事」のように思う読者も、一部にはいるかもしれない。だが、2060年とは、いま10歳の子供が58歳。 3歳の孫であれば51歳。現在40歳という人の中にも、まだ生きている人もいるであろう〝近未来のニッポン〟の話だ。

あなた自身やその家族が、これから人口激減社会という、人類史上でも例を見ない想像を絶する世界で生きていくことになる。 「人口が3分の2になるということは、単純に見てもあらゆる消費市場が3分の2になるということですが、実際には、もっと市場規模は小さくなります。
これから劇的に増えていく高齢者世帯は、現役の若い世代の3分の2くらいしか消費活動をしない。
消費活動は急速に縮小していきます」(人口問題に詳しい静岡大学名誉教授の土居英二氏・統計学)

人口が激減していく中で、日本社会には壮大な〝パラダイム・シフト〟、つまり常識の転換が起きる。 次ページの表を参照していただきたい。1970年に14歳以下の若年層は人口の24%を占めていたが、 現在はこれが13・1%にまで低下。20年~30年後にはそれが加速し、2060年になると、9・1%にまで低下する。 人口減少と同時に、超高齢化社会が進行していくのだ。 すべてが縮んでいく世界。日本の未来には何が待っているのか。


真っ先に想定されるのが、年金などの社会保障費の大幅カット、医療費などの自己負担分の増大、 そして、破綻する社会を無理矢理に支えるための重税である。 「2060年には高齢者の比率が約4割になると言います。こうなると、現在でも年金制度は 2・8人の現役世代が1人のお年寄りを支えていて苦しいのに、1・3人で1人を支えなくてはならなくなる。

どう考えても、無理です。足りない分は消費税などで補うことになりますが、もはや『世代間の支えあい』自体が無理なのです。 極論すれば、これまで国民が支払ってきた年金を一旦すべて返却し、制度を作りなおすなどの 〝ガラガラポン〟が必要になるかもしれません」(第一生命経済研究所・永濱利廣主席エコノミスト)

日本の年金制度や医療保険制度など、社会保障が崩壊することはない、というのが政府や一部の専門家の主張だが、 それは、「個人の給付を減らし、負担を増大させていく」ことが前提だ。その結果、どんなことが起きるか。

個人が、一生のうちに政府に支払う総額と、反対に政府から受け取る総額(年金や医療など社会保障給付、補助金など)を比較したデータがある。 すると、2008年の段階で60歳以上だった人は3962万円の受給超過になるのに対し、20歳以下の世代は8309万円の負担超過になるという。
つまり、現在の祖父母と孫の世代では、およそ1億2000万円も、〝生涯収入〟に差が出るということだ。 若い世代からしたら、「やってられない」というのが、偽らざるホンネだろう。

その上、若い世代そのものが加速度的に人口減少していくのだから、現行の年金・医療、社会保障制度が存続できるわけがない。 「年金ゼロ」「医療費全額負担」という〝極論〟も、このままだと決して絵空事とは言い切れないのだ。 「子供を産むことができる女性の数自体が激減してしまう以上、もはやこの人口減少の流れを止めることは不可能に近い。 そういう社会で、人口増加を前提にした年金などというシステムは、もはや過去の遺物、成り立つわけがないのです。

高齢者の生活を若い世代の負担で支えようとすれば、際限なく負担が増大して暴動が起きかねません。 逆に、給付額をカットすれば『こんなもので生活ができるか』と、やはり不満が噴出する。
これでは、制度の存続は難しい」(政策研究大学院大学名誉教授・松谷明彦氏)


人口激減社会はこの国の根幹そのものを揺るがしていく。歴史人口学者の鬼頭宏・上智大学経済学部教授はこう語る。 「人口減少で大きな問題になるのは、地域人口がスカスカになることです。
そうなると、インフラのメンテナンスや供給をどうするかが問題になってきます。

水道・電気・ガス・鉄道など、すべてのインフラがガタガタになってきて、 暮らしが成り立たなくなってくる。そして、無人地帯がますます増えていく・・・」

前出・土居氏も、国勢調査などのデータをもとに2000年と2050年の各都道府県の人口を推計・比較したところ、驚くべき結果になったという。 たとえば、秋田、和歌山、青森の3県については、それぞれ人口が'00年比42・7%、47%、49・3%と、半分以下になる。 その他、岩手、山口、長崎、島根、山形、高知、新潟、愛媛、奈良、徳島、福島、宮崎、鹿児島までが、'00年比で50%台に低下。
都市部でも、大阪府は約880万人が約600万人へと減り、現在の愛知県より少なくなる。人口が増える可能性があるのは、東京、沖縄など一部だ。 「こうなると、〝都道府県〟はもはや維持できなくなります。秋田県は約120万人が50万人になってしまい、 県というより、一つの市レベルの大きさになるのですから。

しかも、その少ない人口は、仕事を求めてますます都市部に集中する。40万~50万人の県は、県庁所在地にだけ人がいて、
あとは無人地帯が広がるという惨状を呈するでしょう。シャッター街どころではありません。県単位で、いわゆる〝限界集落〟のような状況に陥るのです」(土居氏)

2012年2月18日土曜日

資産逃避と海外移住【資産防衛と富裕層のキャピタルフライト】

コピペですが、ホントシンガポールと言う選択は今はよくとも、首根っこを完全に他の国に抑えられており、天然資源が全くと言っていいほどない現状を考えると、中長期では難しいですな。永住権だけでも取っておくのは税金の面ではいいですけどね。相続税も住民税もないですし。あとは、空港も近所にあり、マレーシアとは橋やコーズウェイで繋がっているのですぐに逃げ出せますし。

シンガポールがお勧めというのは、やっぱり、華僑の貯金箱というところがもっとも大きいと思うんですよ。何といっても、周りは政情が安定していない国が多く、タイなんかもクーデターに近いことが何度も起こっていますからね。それを考えると安全なところにお金を残しておきたいんですよ。インドネシアなんか、アジア危機の際にとんでもない経験をしているので、華僑は普段は、搾取モードでしょうが、いつでも逃げられる準備はしてます。この辺は、プライベートバンキングなどの富裕層向けのサービスでしっかりと提供はされていると思いますし、金持ち仲間同士で情報交換はしっかりとできていると思います。

まぁ、金持ちのことですから、マレーシアやオーストラリア、ニュージーランド、カナダなどにも逃避行ができるように、不動産などは、同時に確保しているでしょうが・・・・・。特に、隣国のマレーシアとは陸続きであり、MM2hなーんてプランもあり、長期滞在ビザも簡単に取得できますからね。シンガポールも永住権とかわりと簡単に取れるんですけど、金を積まないといけなかったりとか、貧乏人には条件が厳しいんですよね・・・。

以前、知り合った東京の地主のとっつあんの話なんですが、いきなり、今こんな本を読んでいるんですと山田順著の資産フライト「増税日本」から脱出する方法 (文春新書)という本を見せられ、帯に「セレブもOLも高齢者も、せっせと預金を海外口座に移しているその驚くべき方法とは?」と言うことが書いてあったんですが、私はホンシャンことHSBC(香港上海銀行)に既に7年前から口座を持っていますし、タックスヘイブンのような租税回避のことも表面的な知識は持っているので、格段驚くことも無かったんですが、最近、キャピタルフライトといか、資産逃避というのか、本当に海外で口座を開くことがブームなようですね。個人的には、シティバンクとHSBCは本当に使い勝手が良いと思っています。なにせ、店舗数も多いですし、口座のタイプによっては、マルチカレンシー(多通貨)対応をしています。

これから日本の増税は緒につくでしょう。そりゃ、国家が維持できない訳ですし、ツケを先の延ばしにしてきたわけですからそれを清算しなければなりませんからね。消費税も20%にしないと駄目だとか、あとは、財産税とかいろいろ政府は考えているようです。


●マレーシア・マイ・セカンド・ホーム
 http://mm2h.gov.my/japanese/

--------------------------------------------------------------------------------

1 :影の大門軍団φ ★:2012/02/17(金) 10:17:20.69 ID:???0

【話題】 海外移住加速・・・経営者や富裕層が次々と日本を飛び出し始めている!

<HOYAトップがシンガポールへ>

  円高、燃料高、電気料金高のトリプルパンチで「産業空洞化」が深刻視される中、大企業経営者や富裕層が次々と日本を飛び出し始めている。先月には、光学レンズ大手HOYAの鈴木洋CEO(53)が、シンガポールに仕事の拠点を移したと報じられた。今後、取締役会がある場合だけ日本に帰国するという。すでにベネッセホールディングスの福武総一郎会長(66)がニュージーランドに移住しているほか、サンスターの金田博夫会長(76)はスイスに移り、現地法人の代表に就任している。大企業トップでなくても、金持ちの間では資産の海外移転が大ブーム。「資産フライト」と呼ばれ、セミナーや講演には受講者が殺到し、みんな、海を渡る準備をしているのだ。海外移住を検討中という50代のIT企業経営者はこう言う。

 「私が考えているのは、シンガポールへの移住です。何といっても最大のメリットは税制度です。日本では個人の所得税は最大40%も取られますが、シンガポールは最高税率20%、住民税はありません。また、日本では最高50%も持っていかれる相続税や贈与税もゼロです。ちなみに、ニュージーランドも所得税が最高33%、スイスは25%とシンガポールほどではないが安く、やはり相続税はありません。日本には地震や原発のリスクもあるし、政治がどうしようもないから、いつ国が沈まないとも限らない。円高の今のうちに、海外に飛び出そうと考えている人は大勢いますよ」

 永田町のテイタラクを見ていると、日本を見捨てたくなる気持ちは分かるが、富裕層や経営者はともかく、サラリーマンに国外脱出なんて不可能。結局、税収減のツケを回されるのは日本の国民だし、野田が強弁する消費増税は、貧乏人ほど負担が増す「逆進性」の増税だ。いつの時代も、とことん泣きを見るのは庶民なのである。

http://news.infoseek.co.jp/article/17gendainet000164336

【国際】「日本は移民を受け入れぬ決断し、経済低迷。わが国はそんな余裕はない」…シンガポール、少子化対処で移民受け入れ継続 2012/02/09

 シンガポールのリー・クアンユー元首相は最近、日本を“反面教師”に、少子化に対処するため、移民を受け入れ続ける必要があるとの考えを明らかにした。シンガポール紙ストレーツ・タイムズなどによると、同氏は今月初め、小学校で開かれた夕食会の席上、少子化に対処し人口の増加を図ることが「最大の課題だ」と強調。出生率は低下傾向にあり「移民に頼らざるを得ない」と語った。そして、日本を引き合いに出し「日本は移民を望んでおらず、日本人が集まる均質社会だ」と指摘。このため「日本は人口減少の代償を払っており、若年人口の減少で、自動車やコンピューターなどの商品の売り上げが落ち込んでいる」と述べた。そのうえで、移民を受け入れないことによる日本の人口減少と経済の低迷は「日本が選択した結果であり、同じ決断をする余裕はシンガポールにはない」と断言した。少子化の問題をめぐっては、同氏の長男のリー・シェンロン首相も「辰年の今年に、多くの子供が生まれるよう望んでいる」と、国民に“産めよ、増やせよ”と呼びかけている。シンガポールの出生率は1990年が1・83だったのに対し、昨年は1・20と低下の一途をたどっている。出生数も90年は約5万1千人だったのが、昨年は約3万9千人に落ち込んでいる。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120209/asi12020908460001-n1.htm


シンガポールとは(アンサイクロより)

東南アジアの島にある流刑島である。イギリス出身であるシンガーのポール氏によって開設されたために、このような名前となった。リー団長率いるPAP団による管理が行き届いており、違反になること(下記)をしなければ快適な受刑生活が約束される。島内はディズニーランド並みにゴミひとつなく、流刑地と言うより公園のような美しさである。北朝鮮も良い方向に進めばシンガポールのようになれるであろう。元は中国出身者(華僑)を収容するマレーシアの刑務所であったが、リー団長が手下のPAP団を引き連れて刑務所を脱出しマレーシア中で大暴れしたため、現在ではマレーシアから厳重に隔離されている。不要な人間を受刑者として送り込みたい中華民国(中国国民党)か中華ソビエト共和国(中国共産党)の陰謀でもあろう。チャウ・シンチーがアッポー作戦を企てていることも隠し切れない。この島には中国のほか、世界各地から受刑者が送り込まれているが、常夏の島での受刑生活があまりにも快適なので、刑を終えた後も帰りたくないと主張する受刑者が現れるほどである(実際には獄中結婚でもしない限り自国に容赦なく送り返される)。水道水はマレーシアから供給されているが足りないため下水を飲み水に再利用している。 吉田松陰がこの地を恋しがっていたことは、「松陰シンガポール恋しがる」(しょういんしんがポールこいしがる)という故事で有名である。


違反になること

マナー法で禁止されていること(罰金刑)は以下の通り。

路上にゴミを捨てる

路上に唾を吐く

路上に嘔吐する

路上に動物の糞を置く

トイレ以外のところで排泄する(立小便も)

列車の中で煙草を吸う

水たまりを作って蚊を発生させる

列車の中で飲食する

列車の中にドリアンを持ち込む

列車の中で性交する

ホテルで剃った毛をそのままにする

室内での花火

シンガポール内でオーストリアを一度でも肯定する

動物に規定外の餌を与える

外出の際にAKB48の衣装を着る




また、以下の行為をすると刑罰房に収容される。

麻薬の持ち込み(死刑になることもある)

ガムの持ち込み・製造販売

PAP団による自治に反対する






2012年2月16日木曜日

じょんいるの生誕70周年【光明星節】

今日は、きた、北の元将軍様の生誕70周年記念です。ぇっ?北ってどこかって?私の日記を今まで読んできた人なら、私のただならぬ、じょんいるへの思い入れはわかると思います。そう、じょんいるの、のーすこりあですよ。話題の渦中の。

映画オタクのじょんいるも普段の不摂生がたたって逝った訳で「映画2012」を自分で実行できませんでしたね。それにしても正恩も、顔つき、あごの肉のつき方からして、おそらく、循環器系がしっかりとやられており、おそらく糖尿病を既に患っているかと思われます。暗殺説が先週は流れておりましたが、クーデターが起こる可能性も十分ありますからね。

2012年2月15日水曜日

宗教と刷り込み効果

宗教って公共の場や会社では完全、タブーで私も一切、口にしませんが、本当に宗教って、いろんなことを隠れ蓑にできる存在で、あと、その内容を見てみると、驚くほど考えられていて、人間の本能や仕組みを恐ろしいほど理解してるなと。まぁ、政治にもこれは言えるんですけど。それを考えると、私も教祖になりたくなってきましたよ。

1)お経、賛美歌などの繰り返しの刷り込み効果
2)定期的な礼拝等の行事の強要による記憶の定着
3)救世主的な教義による社会的弱者の取り込み
4)効果的な布教、集金システム

ホント、マーケティングに通ずるところがあるなーと。ある有名な京都の会社ですけど、まさに社歌を歌わせたりして、刷り込んでいたんだろうなと。以前、その会社のOBが上司だったんですが、働き方がおかしかったですからね。朝、8時には余裕で出勤して、夜10時頃まで平気で働くくせに、夜中の2時とかにメールしてもすぐに返事がくると・・・・・。私は、周りからハードワークだと言われたことが何回かありますが、私の働き方なんかウンコと言えるぐらいのおかしい働き方でしたから。

また、お客さんと飲みに行っても、交際費で会社に請求せず、平気で5万円ぐらいの自腹を切っちゃいますし・・・・。私は、そこまで社蓄になれませんでしたよ。

宗教って、悠久の歴史の中で、矛盾をなくし、人に気付かれなくて効果的に刷り込むシステムが多くは内在されているんですけど、キリスト教にしても2000年もやっていたら、そりゃシステム的にはほぼ完成の域に達し、矛盾はないだろうと。それに、疑問を持つ人間の方が「お前、おかしくね?」って言われるくらいですからね。全く批判する気はありませんが、2000年で、20億人の信者。実に3人に一人はキリスト教徒という世界でもっとも布教に成功した宗教ですからね。

まぁ、遠くない将来に、今流行のイスラム教が追い抜くとは思いますが・・・・。なにせ、イスラム教は、多産を尊びますからね。グローバリゼーションが進む中で、貧富の差が拡大し、その中で、比較的貧しい人の支持を受けているイスラム教がこれから増えることはあっても、減ることはないんじゃなかろうかと。

2012年2月14日火曜日

ジャンクフード等にみる商業主義と画一化

バレンタインですけど、これもお菓子協会かなんかの陰謀でできた訳ですし、節分に食べる恵方巻きはたぶん、コンビニなどの大手小売の陰謀ですよね。クリスマスも何で、仏教徒が殆どの日本で、本来は家族と過ごすことが多い日であり、本来のキリスト教が多い国の人たちの間では、日本の盆や正月に相当する日みたいなもんですからね。それが、なぜか恋人達の日になってしまった・・・・・。ホント、仕掛け人はどんな奴なのか見てみたいですよ。ホント、じわじわと浸透するようなうまいマーケティングで、洗脳されているのに気付かない人が殆どですからねw

あと、ファッションとかもそうなんですけど、私はジーパンをかれこれ、13年くらい履いてないんですよね。高校の頃とかはリーバイスのジーパンを履くことが6割くらいの男だったんですが・・・・。

ファッションも、多国籍企業の思惑が見え隠れしているような気がします。アメリカ様は、演出がうまい映画で世界を洗脳してきたと思うんですけど、ホント、ファッション雑誌とかテレビであーも、バンバン模範的だといわれるものを流されたら、それが標準化してしまうんだろうなと思うことが結構あります。「刷り込み効果」とでも言うんでしょうか、繰り返し繰り返し、念仏でも唱えること、スポーツでも勉強でもそうですが、繰り返し繰り返し、書いて、唱えることで記憶って定着すると思いますし、過去の情報を書き換えちゃうことも可能だと思っています。

それを考えると、宗教もすげーなと。賛美歌なんかも、なんだかんだ歌って言いながらも、念仏みたいなもんで、お経をオシャレにしたようなもんですからねw キリスト教ってある意味で、教会は要塞みたいなところも多いですけど、よくもまぁ、巧みに民間の人の心を掴んだよなと。まぁ、現代ではイスラムがそれに取って代わった訳ですが・・・・。

まぁ、私も形式的に仏教徒と言いますが、ホント、死んでから半世紀も前の会った事もない奴のために、自分の時間を割いて寺に行くのが嫌で嫌で仕方なくて、遊ぶチャンスを逃してしまったので、お経を聞くとむかついて仕方ないんですよねw まぁ、自分の存在があるのもご先祖さまのおかげなので、その先祖の供養と言うことでは必要ですが、ホント、あからさまに金儲けのような気がしてなりません。金閣寺を燃やした人の気持ちが良くわかります。まぁ、あれは動機が違いますが・・・・・。ホント、お経を唱えたら、どんどんお金が入ってくるとかいう美味しい経験があれば、今は間違いなく、熱心な仏教徒で、出家もしていてもおかしくはないと思っています。

話が思いっきりそれましたが、何でも一気に変えるとバレてしまうので、徐々に変える。これがポイントで、「カッコいいこと」、あとは、「皆がやっている」と言うのがポイントじゃなかろうかと。学生の頃なんか、マックなんか皆が行きますからね。そこで、「俺だけモス」なーんて、いえる雰囲気は無いですし・・・。セールスのテクニックでも「○○社が導入していますから」とか、テレビのCMをバンバン流して知名度を上げれば、落ちる人は多いと言いますからね。

ホント、巧妙に習慣化させて、知らないうちに既成事実化して、画一化をさせてしまう。本当にすげーなと。徐々に気付かないうちに変えていくというテクニック、学びたいですよ。マーケティングは学問として勉強したことは無いんですが、そんなことばっかやってんのかなと。

2012年2月13日月曜日

グローバリゼーションと言う裁定取引

貿易って、世界レベルの時間軸がちょこっと遅い裁定取引ってことは、以前書いたんですけど、物品や役務の取引で、その地域で足りないものを補完しあうようなものだったらいいんですけど、雇用を奪い、文化を奪ってしまうと言うグローバルゼーションは、チトいきすぎだと思っています。

まぁ、資本主義とは、利益追求のために暴走をしてしまう性質を孕んでいるので、それはある程度避けられないものなんですが、ある程度歯止めをきかさないと、その後の反動がむちゃくちゃ大きいですからね。

あるブログからの一部抜粋ですが
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51515223.html
-------------------------------------------
グローバリゼーションの本質は先進国の人件費(Short)と途上国の人件費(Long)の裁定取引のようなものです。
グローバリゼーションが進めば進ほど、途上国の労働者は得をして、先進国の労働者の賃金は下がり続けて一致するところまで行くはずです。得するのはサービスを安く購入できる消費者、途上国の労働者、資本家で、損するのは先進国の労働者です。
国家間の障壁が無くなって資本、ロジスティクス、情報の流動性が極端に上がった現在では、この流れが一時的に停滞することはあっても、大局的には戻しようがありません。
終身雇用制度はもはや幻想で、これからの日本社会はリスクとリターンに満ちあふれた社会になるでしょ???。
--------------------------------------------

まぁ、この一文は、私の考えていることに極めて近いもので、ちょっと前に盛んに議論をされていたTPPの本質ですよね。

一番怖いのは、日本人の価値の低下です。まぁ、世界的には同一労働、同一賃金で、年功序列や勤続年数など関係ないって国が多いんですけど、年功序列にもいいところがあって、会社に帰属意識を持てることと、序列がしっかりしていて軍隊みたいに統制が取れやすいということがあると思うんですよ。

ただし、そのメリットも少なくなってきたかなと。ある特定の分野の特別なものについてはいいのかもしれませんが、汎用品については、過剰品質ではなく、価格が安く、設計年数さえ持てばよいと言う考え方が主流になっています。

日本人は生真面目で、技能も高いけど、能力が日本人の6割くらいのインドネシア人に置き換えたら給与が20分の1になると言ったら、多くの企業は切り替えますよね?品質管理のポイントとなるところさえ注意すれば、凡そ求められたものが達成できてしまうわけですから、TPPによって国境が意味を成さなくなり、廉価な労働力が日本に大挙して流れ込んできたらいったいどうなるんでしょう。

建設業、製造業、サービス業の多くは壊滅じゃなかろうかと。たしかに、エンジニアとか設計などのコアな部分、管理者などは、なかなか代替が難しいですけど、単純労働者や熟練労働じゃない部分は、本当に置き換えようと思えば、簡単に置き換え可能ですからね。今でも、コンビニとか外食は多くの外国人留学生や研修生を使っていますが、ちょくちょく問題を起こすものの、コストを考えたら、やっぱり使ってしまうという気持ちが良くわかります。

アメリカ様は、日本語が非関税障壁とか右ハンドルダメとか、混合診療の解禁、国民皆保険制度の廃止とかいいがかりをつけてきそうですからね。フィリピンの事例をみてみると、結構国民はまじめに働くんですよね。人間性もそう悪くない。で、なぜ、発展途上国化というとアメリカ様による、文化の収奪が結構大きいんじゃないかと思うことが結構あるんですよ。何度も私が言っている、「愚民政策と貧民政策」をしているからに他ならないとおもうんですよね。

まぁ、日本人は優秀だから、戦争に負けても使い道があるってことで、豚は太らせてから食べるということで、最高値で映画会社やロックフェラーセンターなどを買わせて、最安値で売らせると・・・・・。

私も、アメリカ様の多国籍企業のマクドナルドやIBM、マイクロソフト、インテルの製品を買ったり食べたりするんですけど、ホントまんまと彼らの画一化政策にはまったると思うんですよね。工業製品は仕方ないにしろ、食べ物まで彼たちの戦略にのってしまう私も、たまに思うところはあるんですが、食べちゃうんですよね。

まぁ、私はバーガーキング派なので、マックは殆ど行きませんが、25歳以下の今まで会った会社の後輩などは、ほぼ例外なくマックでした。社員食堂でタダに近いくらいの値段で食べることができても、それより高いマックなどのジャンクフードを敢えて選択してたんですよね。ホント、こわいなと

2012年2月12日日曜日

自家用A380の内装【空飛ぶ宮殿】


下品な内装を予想していたんですが、中身は意外とシックな感じで驚きましたよ。ホント飛ぶ宮殿というくらいで、アラブ(サウジアラビア)の大金持ちな訳ですから、もっと金ピカのケバケバしいものを期待してたいたんですが・・・・。

あと、ドーデもいいことなんですけど、「アルカリ性」の「アル」と「アルゴリズム」のある、そして「アルワリード」のあるが同じだって知ってました?アルはアラビア語の定冠詞なんですけど、出席順番になると、みんな一番になりますね。青木君や、相沢君のよーな・・・・・。冗談抜きで、アルカリとアルゴリズムはアラブ生まれの言葉なんですよね。右から左へ書く、アラビア語は、勉強しましたが、さすがに私には無理でした・・・・。

ちなみに、アルコールが禁制のアラブ圏、語源はやっぱりこっちだろうか?と考えましたけど、眠たくて調べきらなかったですw

それから、ドーデもいい事で、もうひとつ。バイセクシャルのバイと、自転車のバイセクル、バイリンガルの「バイ」も同じですけど、こっちは英語です。みなさんの脳に無駄なシワを増やしてしまってすんまそ。


話がそれましたが、自家用A380 についての詳細は、英語のサイトなんですけど、気になる方はご覧ください。


http://www.ih.k12.oh.us/msbellb/arab%20article%20-%20half_a_billion_dollar_flying.htm
http://www.bornrich.com/airbus-a380.html




2012年2月11日土曜日

チャイナプラスワンとアザーザンチャイナの考察


仮説として「パックス・アメリカーナ」と「パックス・チャイナ」なーんて、いろんなシュミレーションをするんですけど、分析の要素として「人口、経済力、軍事力、エネルギー」の四つがやっぱり、要素として大きいなと思うんですけど、やっぱり、個人的には三人集まれば文殊の知恵というくらいですから、人口の要素は、一番初めに分析しなきゃいかんだろうということでざっと見てみると。

で、総人口をみてみると、世界人口が60億人を超えたのは1999年です。12年で10億人増えてます。国別では、中国が14億人(在外華人、華僑を含まず)、インド12億人、もともとインドであるパキスタンやバングラデシュなどのインド圏の人口は16億人、大雑把にカウントすると中国とインド圏で30億人なんですよね。

あと、ちょっと乱暴ですけど世界中で凄い勢いで増殖していて、セルフ・ジハードの自爆行為で恐れられている世界のイスラム教徒は16億人、内訳はインドネシアの2億、パキスタンの1億5千万人、インドの1億5千万人、バングラデシの1億5千万人あとは、中東とか北アフリカとか、EUとかもあるんですけど、何だかんだ言って、中国圏、インド圏、イスラム圏がそっくり無くなれば、ざっくりと40億人は人口が減るんですよね。と言うことは、先日70億人を超えた訳ですから、単純に引くと30億人。

ココまで来ると、一気に世界は平和になりそうですね。テロの問題や資源の問題、過剰債務の問題も一気に解決しそうで。

話がそれましたが、チャナプラスワンとか4年前に流行りましたけど、需給ギャップをみると、製造業はチャイナオンリーワンですからね。日本では、たった一億3千万の国で、構造不況の業種として、造船、鉄鋼、工作機械、海運、商社が1990年代に苦しんできたわけですが、商社は業態を、口銭中心の貿易の仲介から投資銀行のような業態に変え、財閥系は資源の利権で食っているようなところが多く、フジフィルム型の業態転換と言ってもいいかと思います。

商社は業態転換が進んで、物流も商流も、ピラミッドの最上流のアップストリームから、コンビにのような末端の小売までしっかりと抑えてしまう形態になってしまったため、当面は安泰でしょうが、他の構造不況の業種は、たまたま新興国が調子がよかったことで、利益を享受できたんですけど、需給ギャップが供給過剰で「債務、設備、雇用」の過剰は、日本の比じゃないくらい、過剰すぎますからね。ホント、これをみると厳しいなと。日本が失われた10年、そして失われた20年で苦しんだ訳ですが、需給は外的要因で解決されただけで、ドメスティックではそんな解決はされてないんですよね。たまたま新興国というカミカゼが吹いただけで。

あとは、アザーザンチャイナの大本命のインドを見ると、ここもコストが高すぎ、さらには、内訳を見ると結構チャイナワーカーが入っているんですよね。「インド人もびっくりのチャイナプライス」と言う話を結構当時も聞きました。ホント、これからの5年、10年、20年をシュミレーションしなきゃと思っていますけど、問題が多すぎて難しいですわ。少なくともインドは、人口面では、中国を凌駕することはあっても、世界の工場にはなれないと思います。内需狙いでいかないと難しいですけど、これと言った資源がなく、中国のようにあこぎな資源外交をしていないので、それが心配です。

それと、検討の価値があるかなと迷うところではあるんですが、ちょっと乱暴に、アフリカ大陸連合として、人口をみると約10億人で、人口の増加率などを考えると、ダークホース的な存在になるのかなと。当然、気候が急に変わったり、アフリカが急にやる気を出して、連合国家を作ったり、一気に目覚める可能性も全く無いわけじゃないですからね。奴隷として、搾取の対象としてずっとこき使われて来た訳ですが、運動能力を考えると彼たちは凄いわけで、銃火器が場合によっては全く製造できなくなってしまったり、近代文明が、コンピューターが使えなくなって崩壊してしまったら、一気に優位性が出てきて、力技にもっていくなんてシナリオもほんの少しですが、考えちゃいました。

2012年2月10日金曜日

歴史は繰り返す【History repeats itself】


良く聞かれる言葉ですが、ホント歴史は繰り返されるなと。扱うものや表面的に違うように見えても、本質は同じだなと。いろんなところで、既視感って感じますからね。ただ、今の時代は、昔に比べて、スピードが本当に驚くほど早くなって、ロイター通信の鳩使いオジサン(Paul Jurius Reuter)みたいに、ワーテルローの戦い(英語読みは、皮肉にもユーロスターの以前の終着駅だったウォータールーでした)などで、結果を早く知りボロ儲けをしたと言うことは、今の時代、もう無理ですからね。

インターネット全盛の時代で、瞬時に情報が世界を駆け巡るわけですから、価格差があれば裁定取引なんかで、あっという間に、価格が調整されると。ただ、逆に言えば、ネットワークで障害があったときにそのリスクがむちゃくちゃでかいなと。凄い、ボジションを抱えていて、それを解消しようとした時に、解消ができなかったら、すごいことになるだろうなと。後は、取引所がやられたり、巨大金融機関がパンクしたら、システミッククライシスもすごいことになるだろうなと。

過去を遡ると、定期的にドミノ(ヘルシュタットリスク)というかシステミッククライシスが起きていて、特に最近はその間隔が短くなっているんですよね。市場に常に不完全なものでミスを犯しますし、人間の判断もミスだらけですから、将来的に確実に起こるのは間違いないと思いますけど、それが明日なのか、それとも3年後なのか、10年後なのか、私には全くわかりません。気象の変動なども、地球の歴史である分母が億の単位ですが、分子である人類の歴史は、ホント類人猿とか考えてもせいぜい万年単位ですからね。そうなると、ホント、今我々が生きている10年、20年なんて、誤差みたいなもんで、鼻クソ以下なんですよね。私のチン子もちっちゃなもんですけど、人間の存在って自然からしたら、ホントゴミみたいなもんだなと。私が、マン子に腰を振っているのも、そう考えると、かわいいもんだとw

人間も、30年以上やっていると、一通り経験しちゃいますけど、今の現役世代のバリバリ働いている世代は、戦後の悲惨な状況を知りませんからね。私も当然、知りませんから団塊の世代より上に比べると、色んな面で勝てないなと思いますけど、私達の世代が得意とするコンピューターも、ネットワークが麻痺したり、磁気嵐、太陽活動の影響等で、パソコンなどのコンピュータが麻痺したら、どうなるんでしょうか?そしたら、一気にコンピュータが使える人の優位性がなくなっちゃいますよね。

決済ができないことで、通常の物品の企業間取引もそうですが、やはり、金融がとんでもないことになるだろうなと。みずほ銀行や過去だとUFJが振り込みのトラブルで麻痺したように、あれだけでも、デカイ影響がありますからね。それが世界規模で起きたら、ホント怖いな。まぁ、場合によっては、チンパンジーがリセットボタンを押してくれるようで、振り出しにもどって、いちからスターとってことでいいかなって思うこともありますな。

2012年2月9日木曜日

アルワリード王子【投資家、世界4位の富豪】


アラブのウォーレンバフェットの異名を持つ、アルワリード王子。良く、勘違いしている人がいるんですが、彼は油で儲けている訳ではなく、株で儲けているんですよね。アブダビ投資庁と同じように原資は、油かもしれませんが、基本的には銀行借入で事業を開始し、その先見性でのし上がったわけですし、王子といっても、日本で言う宮家の中でも序列から言うと300番とかぐらいという話ですから、むちゃくちゃ育ちが良くて、べらぼうに金をもっていたという訳でもないんですよね。

良く、シティバンクを救ったとか言われていますけど、いきなりパナソニックとかソニーの大株主になって、日本の電機メーカーの再編を進めたら面白いですよねw 中国に乗っ取られるぐらいだったら、中東にスポンサーになってもらった方が一億倍マシですからねw

彼は、ボーイング747をプライベートジェットとして使い、今はおそらく、エアバスの総二階建てのA380の引渡しもおそらく終わって、プライベートジェットとして使っていると思うんですけど、ボーイング747でフランスとかイギリスに買い物に行っちゃうというのがすごいですな。

私は見たことが無いんですけど、ドバイに駐機しているのを取引先の人がみたことあると言ってたんですけど、兎に角すさまじかったと。WTIが100ドルを常に超えるようになって、また、中東の金持ちの人たちはさらに潤ってるんじゃないでしょうか。

ホント、下品なお金の使い方、好きなんですよね。高級住宅地である椰子の木を模したザ・パームもそうですし、世界地図を模したワールドもあの下品さがたまらなく好きでした。

●アルワリード王子
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E7%8E%8B%E5%AD%90

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88%E2%80%9C%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%AC%AC5%E4%BD%8D%E3%81%AE%E5%AF%8C%E8%B1%AA%E2%80%9D%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E7%8E%8B%E5%AD%90%E3%81%AE%E6%8A%95%E8%B3%87%E6%89%8B%E6%B3%95-DVD%E4%BB%98-%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA125-%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/4775970925

2012年2月8日水曜日

冬将軍


ナポレオン率いるフランスすら勝つことが出来なかった冬将軍、私も豪雪地帯に転勤で住んだことがありますが、地吹雪(視界がほぼゼロ)とか、凍てつくような氷点下の寒さ、とてもじゃないですけど、勝てませんわ。二重窓でも、部屋のなかでは寒くて寝られないことがありましたからね。

北極海の海氷が解けて、比重の軽い淡水が増えて気流に影響を与えているといいますが、気象はスーパーコンピューターでも計算できないくらい複雑な要素がいくつも絡み合ってバタフライ現象とか風が吹けば桶屋が儲かる式のこともかなりあるため、なんとも言えないです。

ただ、言えることは、地球とは見事となバランスの上に成り立っているものであり、そのバランスが崩れればあっという間に、片方に偏ってしまうことがありうるということです。

水というのは、極めて比熱の高い物質(逆に空気は比熱が低く、二重窓やセーター、ウィンドブレーカーはこの原理です)で、しかも固体にもなり、液体にもなって、さらには気体にもなるものです。そして、我々の体の8割以上が水で占められているというように、水とは生命の維持にも不可欠であり、更には地球という星が存続するためにも必要不可欠のものでもあります。ホント、熱移動のシステムってすげーなと。それに、見事なバランスだなと。いくつもの偶然が重なって、今の環境ができていると。

一般的には、太陽による熱吸収がもっとも大きいといわれる、低緯度で海水による熱の保存が行われ、海流や気流によって高緯度に運ばれるということが研究で言われていますが、仮に地軸がずれたり、また、地震や人為的な破壊や造作行為によって海峡がせき止められたりしたら、すごいことになるんじゃんと思うことが時々あります。

冬将軍には、石油や天然ガス、石炭などの熱源がないと生きていけないと思っており、私が寒冷地に住んでいたときに、オイルヒーターでは、全く役に立たなかった経験から、やっぱり、石油焚じゃないと厳しいなと実感した経験に基づいております。

間違いなく、構造的に寒冷地の仕様になっていない、東南アジアなどでは、仮に冬将軍が気象変動で来たとしたら、とんでもないことになるんじゃないかなと思っています。また、中国のように、あれだけ広い面積をもってしても、石油はガンガン輸入しているくらいですから、エネルギーが絶たれたら、ホント大変なことになるだろうなと。

以前、CNNを良く見ていたんですけど、中国の首脳連中が、アフリカをバンバン訪問しているのが、良く放送されていたんですよね。要は、紐付きの、資源外交です。

ホント、効率などを無視して、経済の発展最優先でやってきた中国、「油断!」が起こったら、日本以上に大変じゃないんでしょうか。まぁ、韓国も構造的に似ていて、こっちのほうがもっともっと脆弱なので、有事の際には楽しみですが、日本が巻き添えをくらうのだけは、勘弁してもらいたいですね。私の大嫌いな冬将軍、暦の上での春は来たといっても、油断したらいかんですね。



●地球の成り立ちと気候変動
 http://tenbou.nies.go.jp/learning/note/theme1_3.html

2012年2月7日火曜日

シンガポールラーメンバブル崩壊序章


ラーメン屋バブル・日本食バブルのシンガポールなんですけど、特に二郎を売りにした店が何軒もできて、ホントこりゃおかしいですわと思っていた矢先に、シンガポールでの二郎の老舗の「麺屋しんちゃん」が潰れたと聞いて驚きました。まぁ、交通の便や味のこともあって、最近は「バリ男」しか行っていないので、多くの人も同じじゃなかろうかと。

ラーメン博物館のようなところが、シンガポールの中心部にあるんですが、これが出来た時に、ホント、今がピークだなと思いましたよ。

不動産も、印紙税とか上がるみたいですし、色んな指数を見ていると、ちょっと前がいろんな意味でピークだったのかなと。セントーサ島の外国人が購入できる土地なんか25ミリオンとか馬鹿な値段が付いていましたからね。それに、ランボルギーニやフェラーリで通勤する輩も結構見ましたし。

特に、同僚が不動産を「買え買え」「エージェントが身内に居るから紹介する」と言ってきた時は、まずいなこれはと思いましたよ。ホント、いろんな意味でピークだな。

http://www.ramenchampion.com.sg/


●麺屋しんちゃんMen-ya Shinchan
http://www.asiax.biz/gourmet/6732-0114/
家賃の滞納で差し押さえされたようです。



2012年2月6日月曜日

設計思想と適者生存【多様性を考える】

20世紀の後半から、21世紀にかけて、いろんな意味で多様性が失われているなーと感じることが結構あります。多様性とは、気の遠くなるような歴史の中で、それぞれの環境に適合できるように、色んな遺伝子が交配を続けて来たものが、適者生存と言うことで残ってきたものだと思ってるんですよね。

それが、今は、少数民族は消えて無くなりかけていて、逆に、中国人、インド人、後は宗教というカテゴリーで言うとイスラム教がすごい勢いで増殖しているんですよね。こんなに短期間に、このようなものすごい勢いで増殖をしてきた時代って、過去遡ってもないんですよね。せいぜい、微生物の世界とか、小動物、昆虫の世界くらいじゃないでしょうか。ホント、ある日突然、中国人やインド人、韓国人だけ死ぬウィルスが広まったらどうでしょうか?あと、私の鼻くそがAIDSの特効薬だったらどうでしょうか?いろんなことを考えちゃうことが結構あります。

ホント思うのは、人間って、言葉もそうですけど、その環境に合わせて、思想だとか性格が形成されるところが大きいと思うんですよね。暖かいところに住んでいる人たちは、バナナを食べて、飢餓を回避することができるので、アホだとか、寒冷地に住んでいる人たちは、知恵を振り絞って、暖をとらなければなりませんし、定住を維持するために、みんなと協力して共同体を維持しなければなりません。

アメ車って、アホみたいにまっすぐな道で、平らなところがずっと続いているようなところに適している訳で、日本のようなところに合うわけありません。日本は明確な四季があり、地形も急峻なところが多く、湿気も多く、渋滞も相当発生するような過酷な条件です。ホント、自動車産業が発達したのもわかるなーと。ホント、設計思想が全く違うわけですから、同じ土俵で戦えるわけがないと。

言語にしても、英語って、SVで、主語の後にすぐ動詞が来て、どんどん修飾していき、表現もストレートなので、わかりやすい反面、きつい表現になりがちです。しかし、日本語は、動詞が最後にきて、婉曲な表現を好むので、空気や行間を読まないといけません。ホント、背景を考えると、狩猟民族と農耕民族の違いだよなーと思うことが結構あります。

いままで、きちんと棲み分けができてきたものを、グローバルな価値観で統一しようとしていますが、ホント、無理だろうと。そりゃ、ドメインのルールとか、コンテナの規格とか、金融のルールとかある程度、規格が統一されていないと、国際取引に支障を来たすので、それは、受け入れないと仕方ないですけど、地域や人種などの実情を踏まえないで、単一の基準を押し付けることはホント難しいだろうと最近、思うことが結構あります。

スーパーにしても、外食にしても、いろんなものが大資本にとって代わり、地方にいってもどこもおんなじ風景で、全く風情がありません。ホントクソだなと。多様性を無視したことをやったら、何かあったら、運命共同体で一緒に消えてなくなりますよと思っちゃいます。

資本主義は、常に行き過ぎるという弊害がありますが、今の資本主義の暴走はホント、コンピュータの普及、ネットや携帯電話の登場という情報革命があってから、本当にすごい勢いで進んでいますが、やりすぎの反動はそりゃすごいものがくるだろうと。

2012年2月5日日曜日

途上国で鉄道が普及しないのは自動車会社の陰謀か?


タイのバンコクとか、インドネシアのジャカルタとか、インドのデリーとかムンバイなどの大都市で思うんですけど、ホント、街の規模に比して、鉄道が貧弱だなと。あれぐらいの規模の都市で、後発の都市であれば、東京やNY、ロンドン、香港、シンガポールなどの先行している都市を見本にして、それを取り入れてもよかろうものを、なぜそれができないのか、色々考えるところがあったんですが、結論は最終的に3つになりました。1つめは、自動車会社の陰謀と現地の販売会社は、有力者であるため、車を買うように仕向けていると言う説、二つ目は役人がアホであるということ、3つ目は、無計画に都市を作ってしまったのでいまさら計画すらできないし、そんなお金はないということでしょうか。

ホント、東京なんかは、網の目のように地下鉄が走っていて、山手線の中であれば、車を使うより、電車を使ったほうが遥かに便利で、早いですからね。バンコクなんかもBTSやメトロができて、むちゃくちゃ便利になったんですけど、チャイナタウンやカオサン、ワットポーあたりへ行くのがホント不便なんですよね。


あとは、中央と地方を結ぶ路線ですよね。タイもマレーシアもホント貧弱で困るんです。インドも、総延長じゃかなりのキロ数ですけど、ホント、屋根の上にのったり、ドアが無くて人がバンバン落下したり、ありゃ乗り物では、無いですよ。

インドネシアは、東南アジアで一番デカイ都市にも関わらず、地下鉄が無いですからね。今は、高架の鉄道を作っていますが、いつ出来ることやら・・・・。

2012年2月4日土曜日

シンガポールのオートバックス

シンガポールに出来たとは聞いていたんですけど、知らぬうちに3軒もできていて驚きました。それよりも、カー用品店がこの国は少なすぎです。ホント、日本なんか、パイパス沿いに腐るほど出来ていて、過当競争ですが、シンガポールとか、タイ、インドネシアって、車のマーケットがデカイに関わらず、こういう店が極端に少ないんですよね。

他の商売でも思うんですけど、日本のパクリである程度、現地の味付けにして展開すれば、色んな商売で成功すると思うんですよね。まぁ、実際に日本飯やユニクロなんかは、馬鹿流行ってますけど。日本市場が人口減でさらに、多くの人が貧乏になってジリ貧ですから、伸びている市場に経営資源を投入するのは正解かと。

今日は、風呂の中でしたような「屁のようなクラクション」を変えにオートバックスに行ってきました。開店と同時に行ったんですけど、45分待ち。アホかと馬鹿かと。つーか、平日にも関わらず、結構店頭には人がいるし。つーか、私こそ、何やってんだ?って話ですけどね。色々悩んだ挙句、ボッシュのカタツムリ型のホーンにしましたよ。欲しいのはみーんな売り切れで、消去法で買わざるを得なかったんですが、満足度は60点です。

早速、高速でウィンカー出さずに車線変更する車に鳴らしたんですが、車の挙動を見ていると「ドキ、ぉっ、ゴメン」って感じで、一瞬びくついて、ごめんなさいって運転手が思っているのが伝わってくるんですよね。前のホーンですと「すかしっ屁をしようとして、音がでた」と言うようなホーンの音ですと、鳴らすのが逆効果で、完全に舐められて、「ヘボい音だすなら、お前が退けよ」と、逆切れのような状態でしたからw

山道も走って、サルが飛び出してきたんですが、サルにも効果があって驚きました。ホント、変えてよかったなと。ホント、次は、六連のゴッドファーザーのメロディフォンを装着すれば、大統領だろうが、首相だろうが、警察だろうが、誰でも道をゆずってくれるんじゃなかろうかとふと思いました。

それよりも、マレーシアのKLのお隣のクランのオートバックス、ここは、かなり良かったです。何よりも価格がシンガポールに比較してクソみたいに安いと。それに、今は日本人が4人居て、教育をしていることもあり、日本人クオリティのサービスでしたから。


●オートバックス・シンガポール
http://www.autobacs.com.sg/

2012年2月3日金曜日

継続疑義の注記 【ゴーイングコンサーン】

最新の四季報を昨日買ったんですが、本当に継続疑義がついている企業が本当に多いんですね。去年だったら、東京電力に継続疑義がつくことなんかありえなかったでしょうに。

アイフルや明治機械、小糸工業、池上通信機なんて企業も入っています。一昔前だったら考えられないですね。そのなかで、日本風力開発が入っていたのも驚きました。やっぱり、風力発電は駄目なんだと・・・・・。社長さんは、脱サラして風力発電に命をかけているような人でしたけど、確か内部で不正取引があったような記憶がありました。それがなくとも風力発電は駄目かと強く感じましたよ。

ところで、ゴーイングコンサーンって10年位前からきくようになりましたが、企業って継続をすることが前提で考えられているってことなんですね。で、継続疑義と。

2012年2月2日木曜日

世界の携帯普及事情 【驚き、桃の木、アントニオ猪木】





これをみるとスゴイ変化が起こっているんだなと実感します。経済統計は、基準をいじったり標本をいじったりでいくらでも操作できますが、携帯の台数は契約を誤魔化していない限り、ほぼ実数だと思います。それにしても20世紀の後半には、まだ日本ですら持っていない人が結構いたのに、発展途上国での普及具合がすごいです。やはり、無線という事が大きいのでしょうし、技術革新によって端末や施設の値段がアホみたいに安くなった事が大きいんだと思います。


伸びしろの大きい、発展途上国だと意外とミャンマーなんかいいなと思いますね。ここで成功したら、それこそ鼻くそほじって暮らせるだけの果実をもぎ取れますが、政情が超不安定ですからね。


ホント、加速度がついたグローバル経済ってこんなもんですか。1980年代だったら、10年かかって起こっている変化が、二年ぐらいで起きていますからね。日本のアドバンテージも胡坐をかいていると、すぐに無くなってしまいそうな危機感すら感じます。


------------------
国名 2009年 上段は普及台数、
下段は対人工の普及率
------------------
日本
114,917,000
90.37
インド
525,089,984
43.83
インドネシア
159,247,632
69.25
オーストラリア
24,220,000
113.75
カンボジア
5,593,000
37.78
シンガポール
6,652,000
140.43
スリランカ
14,095,346
69.65
タイ
83,057,000
122.57
台湾
26,958,772
116.7
韓国
47,944,224
99.2
中国
747,000,000
55.51
ニュージーランド
4,700,000
110.16
ネパール
7,617,769
25.97
パプアニューギニア
900,000
13.37
パキスタン
102,980,000
56.96
バングラデシュ
50,400,000
31.07
フィリピン
74,489,000
80.98
香港
12,206,910
173.84
マレーシア
30,379,000
110.6
ミャンマー
448,000
0.9
モンゴル
2,249,023
84.2
ラオス
3,234,642
51.18